画像引用元:https://www.geforce.com/
当記事では、GeForce MX150の性能スペックを紹介しています。GeForce MX150は、ノート向けのロークラスグラフィックボードです。Maxwell世代におけるGeForce 930MX/GeForce 940MXの後継モデルという位置付けです。簡単な3Dグラフィックス処理を行うWEBデザインなどにおすすめです。
Pascal世代のGTX 10シリーズは、モバイル向けのグラフィックボードにおいて革新的な進化を見せています。そのことから同じPascal世代であるGeForce MX150に興味を持っている方も多いでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。次世代モデルはGeForce MX250です。GeForce MX150と同じPascal世代のグラフィックボードでリフレッシュモデルだと言えます。さらにグラフィックス処理性能は向上しています。
目次
GeForce MX150のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◎ | × | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
ゲームに関してはライトユーザーを対象としているもののそれほどおすすめできるわけではありません。FULL HD環境でのゲームプレイは厳しいです。本当にたまに負荷の軽いタイトルをするぐらいではあれば対応できる程度です。同様にゲーム実況や3D CADなどへの適正は低いです。
MX150の性能スペック紹介
MX150 | GTX 1050 | 940MX | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Pacal | Pacal | Maxwell |
GPU | GP108 | GP107 | GM107 |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 28 nm |
トランジスタ数 | 18.0億 | 33.0億 | 18.7億 |
ダイサイズ | 74 mm² | 132 mm² | 148 mm² |
CUDAコア | 384基 | 640基 | 384基 |
ベースクロック | 1468MHz | 1354MHz | 1122MHz |
ブーストクロック | 1532MHz | 1493MHz | 1242MHz |
GPUメモリ | 2GB GDDR5 | 2GB GDDR5 | 2GB GDDR5 |
メモリバス | 64 bit | 128 bit | 64 bit |
バンド幅 | 48.06 GB/s | 112.1 GB/s | 40.10 GB/s |
TDP | 25W | 75W | 23W |
価格 | - | $109 | - |
発売日 | 2017/05/17 | 2016/10/25 | 2016/06/28 |
CUDAコアについてはどちらも384基です。ベースクロックはGeForce 940MXよりも31%高く、ブーストクロックは23%高いです。GPUメモリはGDDR5 2GBとなっています。メモリバスは64 bitです。バンド幅はGeForce 940MXよりも20%広い48.06 GB/sです。消費電力は2Wアップの25Wとなっています。大幅にスペックアップが行われていますね。
上位モデルであるGeForce GTX 1050と比較していきます。まずGPUがGP107とより高性能なものになっています。トランジスタ数はGeForce MX150よりも83%多い33.0億です。ダイサイズは一回りお大きく132m㎡となっています。GeForce 940MXに近いですね。
CUDAコアは640基となっています。ベースクロックはGeForce MX150よりも6%低く、ブーストクロックは3%低いです。GPUメモリ容量は2GBとなっています。メモリバスは倍の128 bitです。バンド幅は13%広い112.1 GB/sとなっています。TDPは75Wと3倍です。価格は$109となっています。
GeForce MX150ってどんなグラフィックボード?
GeForce 940MX/930MXの後継モデル
RAW現像・軽いゲームプレイ(CSO、LoL、World of Tanks etc.)を想定しています。公式では動画編集についても謳っていますが、どちらかというとCPU性能が重要になりますので、搭載されるCPU次第というのが正しいと思います。将来性を考えるとやはりGeForce GTX 1050を選択する方が満足度が高いと考えます。デスクトップ向けのロークラスグラフィックボードである「GeForce GT 1030」と同じ立場にいます。選択する場合は慎重に行いましょう。
CPU性能を重視してノートパソコンを探すとなぜかこのGeForce MX150を搭載していることが多いです。マウスコンピューターのm-Book K690SN-M2S5が代表的です。このモデルはGeForce MX350を搭載して今でも販売されています。
GT 1030のモバイル向けグラフィックボード
Pascal世代になってデスクトップ向けもノート向けも形式上同じものを採用しています。その証拠にこれまでモバイル向けグラフィックボードには末尾に「MあるいはMX」が付されていました。例えば、GeForce 930MXやGeForce 940MXと言った具合ですね。これまでは性能差が大きかったのですが、GTX 10シリーズでは大きさや多少の癖はあるものの性能的に同じだと考えて良いでしょう。
趣味で写真や動画の編集をしている方向け
スマホやタブレットの普及でより気軽に動画や写真を扱う時代なので魅力的ですね。Photoshopやライトルームなどの一般的なGPUアクセラレーション対応アプリケーションにおける編集、リマスタリング、レンダリングなどを想定しています。ただし、上位モデルと比べて性能は控えめなので、あくまでも趣味レベルでの作業向けだと考えましょう。
GeForce MX150搭載のおすすめBTOパソコン
当時販売されていたモデルを紹介しています。現在は購入することができません。m-Book K690SN-M2S5は今でも続く人気のモデルとなっています。
m-Book K690SN-M2S5(マウスコンピューター)
価格:109,800円
CPU:Core i7-8750H
GPU:GeForce MX150
メモリ:8GB
SSD:512GB
HDD:非搭載
m-Book N500SD-M2SH2(マウスコンピューター)
価格:119,800円
CPU:Core i7-8550U
GPU:GeForce MX150
メモリ:8GB
SSD:256GB
HDD:1TB
当記事のまとめ
当記事では、GeForce MX150の性能スペックについて紹介しました。GeForce MX150は、モバイル向けのロークラスグラフィックボードで気軽にRAW現像や動画編集をしたい方にぴったりです。ゲーム用途としては心もとないので推奨しません。
搭載モデルは非常に限定的です。性能と価格的に上位のGeForce GTX 1050搭載モデルと差がでにくいためです。ただ、最高峰のCPUであるi7-8750H搭載モデルに限定するとGeForce MX150が選択肢に入ります。ラインナップ的にCPU内蔵グラフィックスを搭載していないからです。これはハイエンドのCPUを必要とする方は同時にグラフィックボード性能も求めることが多いからでしょう。
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