Core i5-13400

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当記事では、Core i5-13400の性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しています。Intel第十三世代のCore i5シリーズの無印モデルが登場しました。同時にCore i5-13500も発売されていますが、国内ではこのCore i5-13400の方が一般的です。Core i5-12400の後継モデルでコストパフォーマンスに優れています。

今世代からCore i5シリーズの無印モデルでもハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて高いパフォーマンスを発揮します。6コア12スレッドから10コア16スレッドとなりました。Eコアが4コア追加されています。その代償として消費電力は高くなっています。

(+) 10コア16スレッドとスペックが高い
(+) コストパフォーマンスが高い
(+) 一部モデルは旧世代と同等の価格で購入可
(-) Golden Coveのリフレッシュモデル
(-) 用途によってはRyzen 5 7600に劣る
(-) 消費電力が高くなった

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Core i5-13400の基本スペック

世代第13世代
アーキテクチャRaptor Lake
コア/スレッド数10(6+4) / 16(12+4)
定格クロック(P)2.50 GHz
最大クロック(P)4.60 GHz
定格クロック(E)1.80 GHz
最大クロック(E)3.30 GHz
内蔵グラフィックスUHD Graphics 730
L2キャッシュ9.5MB
L3キャッシュ20MB
PBP65W
MTP154W
価格$221
発売日2023年01月04日

目次

Core i5-13400のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Core i5-13400はハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて高いパフォーマンスを発揮します。動画編集・動画投稿(エンコード)・RAW現像・マンガ制作・WEBデザイン・DTM・3D CAD・ビジネスなどの用途にも対応できます。動画編集や動画投稿などコア・スレッド数が多い方が有利な用途では選ぶ理由が生まれます。ゲームプレイやゲーム実況にも対応できます。特にゲームプレイでは従来モデルのCore i5-12400と同様に多くのゲーマーに選ばれるCPUになると思います。デュアル環境・動画視聴・デイトレ・Skypeなどの用途ではオーバースペックとなります。

Core i5-13400のスペック比較

Intel製CPUと比較

Core i5-13400Core i5-12400Core i5-12600K
コードネームRaptor LakeAlder LakeAlder Lake
プロセス10nm10nm10nm
トランジスタ数---
ダイサイズ257 mm²163 mm²215 mm²
トータルコア数10
610
トータルスレッド数161216
Pコア(スレッド)6(12)6(12)6(12)
Eコア(スレッド)4(4)-4(4)
定格クロック(P)2.5 GHz2.5 GHz3.7 GHz
最大クロック(P)4.6 GHz4.4 GHz4.9 GHz
定格クロック(E)1.8 GHz-2.8 GHz
最大クロック(E)3.3 GHz-3.6 GHz
オーバークロック××
L2キャッシュ9.5MB7.5MB9.5MB
L3キャッシュ20MB18MB20MB
メモリタイプDDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 730UHD Graphics 730UHD Graphics 770
PCI-ExpressGen 5Gen 5Gen 5
TDP65W65W125W
PPT154W117W150W
価格
(実売価格)
$221
(33,980円)
$211
(28,580円)
$318
(40,880円)
発売日2023年01月04日2022年01月04日2021年11月04日
Core i5-13400は、Raptor Lake世代のCPUとなっています。従来モデルのAlder Lake世代のCore i5-12400と同じ10nmプロセスを採用しています。ダイサイズは57%大きくなりました。これはL2キャッシュとEコアの余力分増えた分だけ大きくなっているということです。ただし、Core i5-13400の場合は直接影響を受けていません。トータルコア・スレッド数は6コア12スレッドから10コア16スレッドとなっています。Pコアは6コアで変わらず、Eコアが4コア追加されました。

Pコアについては最大クロックは5%高くなり4.6GHzです。定格クロックは2.5GHzと変わりありません。Eコアは定格クロックが1.8GHzで、最大クロックが3.3GHzとなっています。Pコアと比べるとクロック周波数が抑えられています。L2キャッシュは28%多く9.5MBです。L3キャッシュも11%増えて20MBとなります。

メモリタイプはDDR5-4800、DDR4-3200と共通です。CPU内蔵グラフィックスはUHD 730と表面上は変わりありませんが、グラフィック周波数が少しだけ高くなっています。もっとも性能差を体感できるわけではありません。PCI-ExpressはGen 5と共通です。Core i5-13400のTDPは65W、PPTは154WとCore i5-12400よりも32%増えています。価格は$10アップです。販売価格は5,500円ほどの差があります。

Core i5-13400のスペックだけを見るとAlder Lake世代のCore i5-12600Kに酷似していることがわかります。ダイサイズが大きいのはRaptor Lake世代の上位モデル用にL2キャッシュとEコア増量の余力を残しているためです。Pコア・Eコア共にクロック周波数が抑えられています。これはTDPが大きいCore i5-12600Kと比べるのはナンセンスですね。Core i5-12600Kはオーバークロックに対応しています。

L2キャッシュ容量は9.5MB、L3キャッシュ容量は20MBと共通です。メモリタイプも変わっていません。CPU内蔵グラフィックスはUHD Graphics 730へとダウングレードされています。PCI-ExpressはGen 5と共通です。TDPはCore i5-12600Kの方が92%高く125Wです。PPTはわずかにCore i5-13400の方が高いです。価格差は$97です。国内の販売価格では6,900円の差があります。

AMD製CPUと比較

Core i5-134005 7600
コードネームRaptor LakeZen 4
(Raphael)
トランジスタ数-65.7億
プロセス10nm5nm
ダイサイズ257 mm²71 mm²
I/Oプロセス-6nm
I/Oダイサイズ-122 mm²
トータルコア数10
6
トータルスレッド数1612
Pコア(スレッド)6(12)6
Eコア(スレッド)4(4)12
定格クロック(P)2.5 GHz3.8GHz
最大クロック(P)4.6 GHz5.1GHz
定格クロック(E)1.8 GHz-
最大クロック(E)3.3 GHz-
オーバークロック×
L2キャッシュ9.5MB6MB
L3キャッシュ20MB32MB
メモリタイプDDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-5200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 730Radeon Graphics
PCI-ExpressGen 5Gen 5
TDP65W65W
PPT154W88W
価格
(実売価格)
$221
(33,980円)
$229
(37,500円)
発売日2023年01月04日2023年01月14日
AMDのRyzen 5 7600と比較していきます。Ryzen 5 7600は二つのダイを組み合わせたチップレットテクノロジーを採用しています。CPUコアダイは5nmプロセスを採用していてCore i5-13400の半分です。I/Oプロセスも6nmと微細化されています。ダイサイズは25%程度Ryzen 5 7600の方が小さく二つのダイをあわせても193m㎡となります。

Ryzen 5 7600のトータルコア・スレッドは6コア12スレッドです。コア・スレッドはCore i5-13400の方が多いですね。Pコアの定格クロックはRyzen 5 7600の方が52%高く、最大クロックもRyzen 5 7600の方が11%高いです。Ryzen 5 7600はプロセスが微細化されていることもあってクロック周波数が高くなっています。Ryzen 5 7600はオーバークロックに対応しているのも強みです。

L2キャッシュはCore i5-13400の方が59%多く9.5MBですが、L3キャッシュはRyzen 5 7600の方が60%多く32MBとなります。メモリタイプはCore i5-13400がDDR5-4800、DDR4-3200に対して、Ryzen 5 7600はDDR5-5200のみとなっています。コスト面を考えるとDDR4をサポートしているのは強みです。Ryzen 7000シリーズからはCPU内蔵グラフィックスが標準搭載です。APUと比べると性能は劣りますが、ビジネス用途ではなんの問題もありません。

PCI-ExpressはGen 5です。TDPは65Wと共通ですが、Ryzen 5 7600はPPTが88WとCore i5-13400よりも42%も抑えられています。価格差は$8で定価ではRyzen 5 7600の方が高いです。実売価格もRyzen 5 7600の方が10%程度高くなっています。

Core i5-13400ってどんなCPUなの?

10コア16スレッドと高いスペックを持つCPU

Core i5-13400は、10コア16スレッドとスペックの高いCPUです。Intel第十三世代では初めてCore i5シリーズの下位モデルでもハイブリッドコアアーキテクチャを採用しています。6つのPコアと4つのEコアを組み合わせたモデルです。従来モデルのCore i5-12400が6コア12スレッドだったのでコアが66%アップ、スレッド数も33%アップとなります。マルチコア性能は大きく引き上げられています。

競合モデルのRyzen 5 7600が6コア12スレッドを維持していてスペック的にはCore i5-13400に優位性があります。ただし、Zen 4アーキテクチャを採用しているRyzen 5 7600はシングルスレッド性能が高く用途によってはRyzen 5 7600に劣ってしまいます。Core i5-13400はCPUコア自体がRaptor Coveではなく旧世代のGolden Coveのリフレッシュモデルということもあってパフォーマンス面では見劣りしてしまう部分もあります。当然上位モデルとの差別化の意味もありますので、仕方がないところですね。

消費電力が高くなった

Core i5-13400は、旧世代のCore i5-12400よりも消費電力が最大32%高くなっています。省電力性の高いEコアとは言ってもハイブリッドコアアーキテクチャを採用してコアを増やしたのだから当然消費電力は高くなります。当該CPUはプロセス・CPUコア自体も基本的には旧世代の流用です。もっとも動画編集・画像編集・ゲームプレイなどの用途において、旧世代のCore i5-12400と同等の電源ユニットでも問題ありません。

グラフィックボード非搭載のビジネスモデルなら400W BRONZEでも十分です。このクラスのモデルが消費電力が少し上がったぐらいでは多くの方にとってはデメリットに感じることはないのではないかと思います。競合モデルのRyzen 5 7600は5nmプロセスを採用するなどアーキテクチャが進化していて省電力性が高いです。Core i5-13400は省電力・性能と総合的に見てもRyzen 5 7600に対して完勝というわけにはいきませんね。

コストパフォーマンスの高いモデル

Core i5-13400は、コストパフォーマンスの高いCPUの一つです。単体価格は33,980円とリーズナブルです。CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i5-13400Fなら29,870円で購入できます。現在旧世代のCore i5-12400が28,580円(Core i5-12400Fは25,480円)で販売されていますので、+4,300円~5,400円ということになります。競合のRyzen 5 7600が37,500円なのでお得ですね。

Ryzen 5 7600と比べてプラットフォームコストが安いのも魅力です。メモリはDDR4-3200をサポートしていて、かつ旧世代のマザーボードのチップセットにも対応しています。例えば、DDR4-3200 16GB・チップセットH610ならそれぞれ5,000円・10,000円でトータル15,000円で抑えられています。

一方で、Ryzen 5 7600ならDDR5-4800が8,000円で、B650が25,000円でトータル費用が33,000円です。本体価格を考慮するとCore i5-13400の方が21,520円も安くシステムを構築できます。もちろんそれは搭載BTOパソコンの価格にも反映されていますね。Core i5-13400搭載モデルの方が安く購入できます。

Core i5-13400のベンチマーク

現在データを収集中です。

Core i5-13400搭載のおすすめBTOパソコン

STYLE-S06M-134-UHS(パソコン工房)

STYLE-S046-P64-UHS-U価格:96,800円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:UHD Graphics 730
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:480GB
HDD:非搭載

公式
パソコン工房のスリムタワーケースです。ビジネスモデルとして高い人気を持っています。メモリDDR4-3200 8GB、SSD 480GBという構成です。やや構成は控え目です。電源ユニットは400W BRONZEを採用しています。ブラウジング・画像編集・動画編集・WEBデザインなど軽めの作業を考えている方向けです。余裕があればメモリを16GBにアップグレードすると良いと思います。

Magnate IM 第13世代Core/16GBメモリ搭載モデル(ドスパラ)

magnatemh価格:102,980円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:UHD Graphics 730
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載

公式詳細
サードウェーブ(ドスパラ)の販売するビジネスPCです。現在旧世代のMagnate IM 16GBメモリ搭載がランキングNo.1となっていますが、時間が経過すればこのMagnate IM 第13世代Coreが一位になるのではないかと思います。15,000円とやや価格差が大きいためここからもう少し価格が下がって欲しいところですね。メモリ16GB、SSD 500GBと構成なども変更なしです。

GALLERIA RM5C-R36T 第13世代Core搭載(ドスパラ)

GALLERIA RM5C-R36T価格:174,980円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 3060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載

公式
Core i5-13400F×RTX 3060 Ti搭載のゲーミングPCです。ガレリアシリーズの場合Intel第十二世代のCore i5-12400搭載モデルとの価格差が5,000円と小さくCore i5-13400F搭載モデルのコスパが高いです。10コア16スレッドとマルチスレッド性能が高くゲームプレイ+αでも考えられます。+5,000円なら割安感がありますね。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も抜群です。電源ユニットは650W BRONZEを採用しています。

G-Master Velox II Intel Edition(サイコム)

G-Master Velox Intel Edition価格:189,750円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB Gen4 NVMe
HDD:非搭載

公式
サイコムが販売する初心者向けのカスタムモデルです。Core i5-13400F×RTX 3060が初期構成となっています。基本的にはこれをベースにあなた好みに仕上げていくことになります。PCケースには「Fractal Design Pop Silent White TG Clear Tint」を採用しています。サイドクリアガラスパネル採用でデザイン性が高いです。フロントUSB Type-C端子付きで使い勝手が良いです。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Core i5-13400の性能スペック&搭載BTOパソコン紹介について紹介しました。Intel第十三世代のCore i5シリーズは廉価モデルでもハイパースレッディングに対応となりました。6コア12スレッドから10コア16スレッドと大幅にスペックが引き上げられています。Pコアは6コア12スレッドと変わらず、4つのEコアが追加されています。マルチスレッド性能の向上に期待できます。

性能的には競合モデルのRyzen 5 7600の方が上回ることもあります。Zen 4アーキテクチャはかなり優秀です。Ryzen 5 7600よりもコストパフォーマンスに優れています。メモリやマザーボードに掛かるコストが全然違います。搭載BTOパソコンも続々と登場しています。一部のモデルではCore i5-12400搭載モデルと変わらない価格設定となっています。当然価格が変わらないのであれば性能が高い分だけお得です。

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