当記事では、RAW現像(写真編集)やレタッチにおすすめのBTOパソコンを紹介しています。カメラが好きな方にとってパソコンは切っても切れない関係だと思います。写真を編集しない方でもたくさんの写真を保存できるパソコンは大切です。
Adobe LightroomやPhotoshopの利用を想定して記事を書いています。これらのソフトウェアではグラフィックボード自体は必須ではありませんが、GPUアクセラレーション機能を活用すれば写真編集の高速化が期待できます。CPU性能自体は妥協しない方が良いでしょう。

2008年にミラーレスカメラが登場してすでにミラーレスカメラが確かな地位を確立していると言えます。その影響もあってカメラや写真編集がより身近になりました。また、スマートフォンのカメラ性能も上がり気軽に写真を撮れるようになりました。写真のクオリティを高めるためにも編集作業は非常に重要です。快適な編集作業をするにはそれなりのスペックが求められます。
将来性を重視して選べば廃れることなく長く利用できます。性能不足で満足の行くRAW現像ができないという事態は避けるべきです。ただ、レンズやカメラ自体にできるだけお金を掛けたいと思うのが普通だと思います。性能と価格のバランスを考えて検討しましょう。
RAW現像向けモデルの目安
価格帯 | 99,980円~229,900円 |
負荷 | ★★★☆☆ そこそこ |
CPU | Core i5-12400 Ryzen 5 5500以上 |
GPU | RTX 3050以上 非搭載でもOK |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 HDD 1TB以上 |
目次
RAW現像(写真編集)・レタッチにおすすめのパソコン七選
Lightning AH5(ドスパラ)
価格:84,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
Monarch GE(ドスパラ)
価格:117,980円(税込)
CPU:Core i7-12700
GPU:UHDグラフィックス770 (CPU内蔵)
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
raytrek MX(ドスパラ)
価格:157,980円(税込)
CPU:Core i7-12700
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
CPUには最新のCore i7-12700、メモリ16GBが搭載されていて万全だと言えます。比較的負荷の高いファイルの扱いも行いやすいです。SSD容量も500GBと余裕があります。迷ったらこのパソコンを選んでおけば間違いありません。
SENSE-M0P5-R56X-NCX(パソコン工房)
価格:177,800円(税込)
CPU:Core i5-12400
GPU:NVIDIA T1000 8GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
CPUもCore i5-12400が搭載されていて不足なしです。6コア12スレッドとマルチスレッド性能が高くRAW現像に最適です。メモリも余裕の16GB搭載です。カスタマイズの候補としてはストレージでしょう。たくさんの動画や画像ファイルを取り扱うならもう少し多くても良いと思います。
mouse K5-MGZN(マウスコンピューター)
価格:109,800円(税込)
CPU:Core i7-10750H
GPU:GeForce MX350
メモリ:DDR4-2666 8GB
SSD:256GB NVMe対応
HDD:非搭載
Inspiron 16 2-in-1 【即納】プラチナ(Dell)
価格:
237,500円(税込) 163,800円(税込)
CPU:Core i7-1260P
GPU:Iris Xe Graphics
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
DAIV 5N(マウスコンピューター)
価格:269,800円(税込)
CPU:Core i7-12700H
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 32GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
RAW現像に必要なスペック&パーツ
パーツ | 要求スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5-11400/ Ryzen 5 3600以上 |
グラフィックボード | GTX 1650 or GTX 1050 Ti以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 240GB HDD 1TB以上 |
CPU
RAW現像においてパソコンのCPU性能は非常に重要な意味を持ちます。カタログ読み込みやピクセル等倍表示時間の短縮のために、6コア以上のCPUが望ましいです。Core i5-12400/Core i5-11400やRyzen 5 3600などが該当します。単コアの動作クロック重視で選ぶと良いでしょう。場合によってはCore i7よりもCore i5シリーズの倍率ロックフリーモデルの方が早くなることがあります。最低でもCore i5-11400以上を選択しておけば間違いないです。
グラフィックボード
一般的な使用ではグラフィックボードはそれほど優先度が高いパーツではありません。予算を掛けられるという方だけ検討すると良いと思います。グラフィックボードが絶対に必要だと解説しているメディアもありますが、それは必ずしも真実ではなく、使うソフトによってはほとんど影響を受けません。
グラフィックボード搭載のメリットがあるのは、Lightroom・Adobe Premiere・After Effectsなどのソフトウェアです。これらのソフトウェアではGPUの性能を生かすことができる仕組みになっていますので快適度は増します。積極的にグラフィックボードの導入を検討しましょう。
また、10bit入力対応のディスプレイを使用している方であれば10bit出力に対応しているNVIDIA製のQuadro搭載モデル(NVIDIA Tシリーズ/RTX Aシリーズ)を検討しても良いと思います。よりプロフェッショナルに対応したいと考えている方におすすめです。最近のモデルではGeForceでも10bit出力に対応しています。
メモリ
意外とメモリの容量は大切です。最低でも8GB、できれば16GB以上を選択しておきましょう。メモリの役割として写真などあらゆるデータを一時的に保存しておいたり、ソフトウェアの処理速度を上げたりというものがあります。補正ブラシやHDRなどの作業を行うとメモリが不足しがちです。メモリに余裕があるとあらゆる作業のスピードが格段に上がります。HDDに頼ってしまうとどうしても遅くなってしまいます。
ストレージ
ストレージは非常に重要な要素です。カタログファイルやプレビュー用データ管理のためにSSDを搭載することを推奨します。HDDに比べて高速な読み込み・書き込みができますので、効率的に作業を行えるメリットがあります。SSDの中でも高性能なM.2 SSDを搭載するとより快適になります。
データ保存用には安価でデータ容量の多いHDDを活用して、二つのストレージを使い分けると良いと思います。レンズなどにお金を掛けたいからパソコンへの出費はできるだけ抑えたいという方はHDDだけでも良いです。
RAW現像ソフトウェアの必要要件
画像引用元:https://www.adobe.com/
CPU | グラフィックボード | メモリ | 必要ストレージ | |
---|---|---|---|---|
Lightroom | 64ビット対応 プロセッサー | 2GB 以上の VRAM | 8GB以上 | 2GB以上 |
Photoshop | 64ビット対応 プロセッサー | 2GB 以上の VRAM | 8GB以上 | 4GB以上 |
RAW現像におすすめのモニター
今数年前のモニターを利用しているという方やノートパソコンを利用しているという方は液晶モニターの購入を検討しても良いと思います。より鮮明な写真を映し出すことができます。
ASUS 23インチモニターVZ239HR
DellディスプレイモニターS2721QS
BenQディスプレイモニターEW3270U
当記事のまとめ

当ページでは、RAW現像を行うのにおすすめのBTOパソコンやPCパーツの選び方について紹介しました。高解像度の画像を処理するにはそれなりのスペックが必要となります。特にCPUは重要となりますので、できればi5以上のモデルを選択しましょう。メモリも8GB、予算に余裕があれば16GBにカスタマイズが理想です。また、SSDを搭載しておけばデータの取り出しがスピーディーになります。
おすすめは、ドスパラの「raytrek MX」です。クリエイター向けのraytrekは多くのファンがいます。構成が充実しているのが魅力です。15万円以上出せるのであればパソコン工房のクリエイター向けブランドSENSEの「SENSE-M0P5-R56X-NCX」が良いでしょう。GPUにはNVIDIA T1000を搭載し複雑な加工も快適になります。中上級者向けだと言えます。ノートパソコンで作業をおこないたいというのであればマウスコンピューターの「DAIV 5N」がおすすめです。RAW現像向けのモデルとなっています。CPU性能が高くノートパソコンでも十分作業を行えます。
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