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当記事では、「GeForce GT1030の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。実にGT730 以来2世代ぶり(およそ3年ふり)の廉価グラフィックボードに新モデルが登場することになりました。もうこのクラスは、ライバルのRX550の独壇場かと思っていました。
エントリークラスのグラフィックボードであるGT1030を待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。買い替えや新しくパソコンを購入するに当たってこのグラフィックボードについて知りたいという方向けのコンテンツです。
GT1030の性能スペックまとめ
GT1030 | GT730 | GTX1050 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Pacal | Kepler | Pacal |
CUDAコア | 384基 | 384基 | 640基 |
ベースクロック | 1227MHz | 902MHz | 1354MHz |
ブーストクロック | 1468MHz | - | 1455MHz |
GPUメモリ | 2GB | 1GB | 2GB |
TDP | 30W | 23W | 75W |
単体価格 | 12,000円 | 7,500円 | 17,000円 |
搭載PC価格 | 66,980円~ | - | 75,000円~ |
まずは、前々世代であるGT730と比較していきましょう。CUDAコアに関しては同じですが、ベースクロック及びブーストクロックで圧倒していることがわかります。Pascal世代になったことで確かな性能向上が見られます。TDPについては、クロック数の向上やGPUメモリ数のアップによって30%アップしています。それでも30Wと省電力なのは魅力的ですね。買い替え対象としては、GTX650、GT730、GT740など旧世代のエントリークラスのグラフィックボードを使用していた方であれば性能の違いを体感することができます。
次に、上位モデルのGTX1050との違いを見ていきます。GTX1050はゲーミング用あるいはクリエイター向けのグラフィックボードだと考えて良いですね。一方、GT1030は4K解像度でのモニター使用や気軽にデュアルモニターにしたい方を対象としています。
それを踏まえてスペックを比較します。CUDAコアが50%アップとなっています。その上ベースクロックが10%程度高くなっていますので、性能の差は歴然です。ゲームを快適にプレイしたいというのであればGTX1050を選択するべきでしょう。ただし、GTX1050搭載モデルを選択すると電源ユニットに多少コストが掛かりますので、当然価格が上がります。
GT1030ってどんなグラフィックボード?
現行モデル(Pascal世代)で最も安く手に入るグラボ
消費電力も低いのでランニングコストも気にならないと思います。ただし、現在の価格だとGTX1050も視野に入るので単体での購入を考えている方は10,000円を切るまで待つというのも良いかもしれません。
気軽にマルチモニターにしたい方向け
GT1030には動画支援サポートと呼ばれる機能があります。これはGPUの補助でCPUの負荷を下げる機能のことで、例えばYoutubeでHDDや4K解像度の映像を観ながら、エクセルやPhotoshopなどで作業をしたりということもできます。
ゲームでも軽いタイトルなら対応できる!
しかし、ゲームプレイをメインに考えるのであればコスパの良いグラフィックボードだとは言えません。本当にたまにしかゲームをしないという方であれば問題ないですが、そうでないのであればGTX1050搭載モデルを検討すると良いですね。数千円あるいは1万円程度お金を掛けると段違いのパフォーマンスを発揮するパソコンが手に入ります。
GT1030搭載のおすすめBTOパソコン
Slim Magnate XC(ドスパラ)
価格:89,980円
CPU:Core i7-9700
GPU:GeForce GT 1030
メモリ:8GB
SSD:250GB
HDD:非搭載
AeroStream RM5A-C180/T(TSUKUMO)
価格:89,980円
CPU:Ryzen 7 2700
GPU:GeForce GT1030
メモリ:8GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
当記事のまとめ

当記事では、GT1030の性能スペック&搭載BTOパソコンを紹介しました。いかがでしたでしょうか。こんなことも知りたいなどご要望があればお気軽にご連絡いただければと思います。
GT1030は、ロープロファイル規格に準拠したグラフィックボードです。価格が安く買い替え対象としても人気があります。ただ、現在の価格ではGTX1050との差が小さく、少し中途半端に感じます。それでも、オンボードでは性能不足を感じたり、機能的に不満がある方で気軽にグラフィックボードを搭載したいという場合初めに選択肢に入るでしょう。
2世代前の同じクラスであるGT730と比べて大幅な性能アップとなっています。ライトなゲームであれば十分対応可能ですが、ゲーム用とではコスパは良くありません。GT1030が輝くのは、4K解像度などでの動画視聴、デュアルモニター実現などです。
BTOパソコンのラインナップは意外と豊富です。このモデルを探しているユーザーが多いということですね。ただし、2020年になってラインナップが減少傾向にあります。CPU依存度の高い作業(エンコードなど)も思う存分に行いたいという方にはドスパラの「Slim Magnate XC」がおすすめです。「AeroStream RM5A-C180/T」や「AeroStream RM5A-C180/T」が選択肢に入ります。6コアCPU搭載で確かな性能を体感できるでしょう。
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![]() Core i7-10700、Core i5-10210U等 | ![]() GTX 1650 Super, RTX 2070 Super等 |
1030にみんなどんな感想を持ったのだろうかと思い調べていたらこの記事を見つけました。
内容については動画支援等他では書いてない内容があったりで初めてグラフィックボードのついたPCを選ぶ人には良いのではないかと思いました。
微妙だなと感じた点はマルチモニターのとこで、DVD-IとありますがおそらくこれはDVI-Dの間違いだろうという点ですね。
また、おすすめBTOのとこでCPUがRYZENシリーズのPCを勧めていますがそのシリーズの末尾がG以外のものにはオンボードグラフィックの機能がないことも一応注釈でつけておいた方がいいのではないでしょうか?(そのまま使う分にはなんも問題は無いですが)
コメントありがとうございます。
貴重なご意見ありがとうございました。
該当の箇所について修正及び追記を行いました。
今後共どうぞよろしくお願い致します。