ryzen93900x画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/

管理人管理人

当記事では、「Ryzen 9 3900Xの性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。最新最高の性能を持つRyzen 9 3900Xの特徴やIntel製CPUとの比較を行います。前モデルのRyzen 7 2700Xと比べてどのぐらい成長して他モデルを圧倒するか、第3世代Ryzenシリーズ最高峰モデルに対する期待値はとても高いと思います。

Ryzen 9 3900Xのおすすめ用途

RAW現像動画編集デザインDTM CAD マンガ ゲーム 
dougahaisinwebdesigncadgamedeveloper
Ryzen 9 3900Xならどのような用途でも性能不足になることはありません。ただ、ゲームプレイに関して「◎」になっているのは、下位のRyzen 7 3700Xでも同等のパフォーマンスが発揮できるためコスパを考慮して一つ下げています。ゲームプレイで性能不足になるということではないので注意してくださいね。動画編集やRAW現像などマルチスレッド性能を活かせる用途はRyzen 9 3900Xの得意分野だと言えます。

Ryzen 9 3900Xの基本スペック

Ryzen 9 3900Xの性能とスペック比較

 9 3900X7 3700XRT 2920X
コードネーム第3世代第3世代第2世代
コア/スレッド12/248/1612/24
ベースクロック3.5GHz3.6GHz3.5GHz
ターボクロック4.7GHz4.4GHz4.3GHz
内蔵GPU非搭載非搭載非搭載
L3キャッシュ64MB32MB32MB
TDP105W65W180W
単体価格59,800円~39,800円~80,000円~
搭載PC価格169,980円~139,980円~199,980円~
前世代の「Ryzen Threadripper 2920X」と比べてRyzen 9 3900Xの性能面はまずまずの伸びです。どちらも12コア24スレッドとかなりのスペックを持っています。ターボクロックも10%アップとなっています。注目すべきは消費電力とL3キャッシュ、そして何より価格でしょう。省エネでも性能は上回り、値段も非常に安く選びやすくなっています。これだけでRyzen第3世代というのが分かりそうなものですね。総合性能ではこの3つのCPUの中でトップクラスであることは間違いありません。

しかし、用途別に見るとRyzen7 3700Xに劣る場面もあります。Ryzen 7 3700Xは、8コア16スレッドです。ベースクロックは0.1GHz高いもののターボクロックは0.3GHz抑えられています。負荷の低い場面ではRyzen 9 3900Xはそこまで数値が伸びません。力をセーブしてしまうのか、Ryzen7 3700Xの性能に対して95%ほどに抑えられてしまいます。一方で負荷が高い場面では105%以上の性能を発揮します。捉え方によってはRyzen7 3700Xが素晴らしい性能を誇っているように感じますね。

Ryzen7 3700Xが主流となりやすい性能で、多くのパソコンに搭載しているのを見かけるようになるかもしれません。少しでも高い性能を望んだり、用途的に活かしやすい場合はRyzen 9 3900Xが良いですね。単なる上位互換ではなくしっかりと棲み分けできた性能と言えるでしょう。

上位モデルとなるRyzen第3世代は下位モデルと違って前世代から目に見えた成長を遂げています。価格を抑えつつしっかり性能をアップさせているのは素晴らしいことです。ゲームにクリエイティブな用途にしっかり対応できる万能感が増しています。

内蔵GPUはありませんので、一部の用途を除いてグラフィックボードが必須となります。このくらいの性能のCPUを搭載しているモデルでは当然のようにグラフィックボードが搭載されていますから搭載モデルを購入する場合は問題ありませんが自作を行う際は注意が必要ですね。

Intel製CPUとの比較

 9 3900X7 3700Xi9-9900K
コードネームZen 2Zen 2Coffee Lake-R
コア/スレッド12/248/168/16
ベースクロック3.5GHz3.6GHz3.6GHz
ターボクロック4.7GHz4.4GHz5.0GHz
内蔵GPU非搭載非搭載非搭載
L3キャッシュ64MB32MB16MB
TDP105W65W95W
単体価格59,800円~39,800円~53,875円~
搭載PC価格169,980円~139,980円~118,980円~
各CPUについてジャンルごとに性能を見ていきます。

  • 総合性能ではRyzen 9 3900X、Ryzen 7 3700X、i9-9900K
  • 動画のエンコードでRyzen 9 3900X、i9-9900K、Ryzen 7 3700X
  • ゲームでは i9-9900K、Ryzen 9 3900X、Ryzen7 3700X

という順番となります。ゲームに限ってはRyzen 9 3900XとRyzen7 3700Xは同等レベルで大きな差はありません。コア数が増えてもそれをゲームプレイに活かせないということです。動画の編集などのクリエイティブな用途ではRyzen 9 3900Xが圧倒する性能です。ゲームではi9-9900Kが圧倒します。ゲームプレイでは8コアまでが限界でしょう。ゲーム側の最適化もありIntelが有利です。Ryzen7 3700Xはどちらでも2番手につける万能なCPUとして存在しています。

何をメインにするかで自分に合うCPUというのは変わってくるのではないでしょうか。コストパフォーマンスと万能なCPUとしてRyzen7 3700XはRyzen 9 3900XにとってもライバルになるCPUです。i9-9900Kはゲームに特化してはいますが、ゲームをするにはi9-9900Kじゃなければダメというわけではありません。

ただ、Ryzen第3世代は登場したばかりで搭載モデルの数も少なく、価格も高めです。内蔵GPUがあるおかげでi9-9900Kは搭載モデルの価格が控えめで数もそれなりにあります。仮にグラフィックボードを必要としない用途であれば、i9-9900KはRyzen 9 3900XではなくRyzen7 3700Xの競合製品となり、Ryzen 9 3900Xは更に上位のCPUと競わなくてはなりません。このため、Ryzen 9 3900Xはゲームやグラフィックボードを用いた用途を前提として選択したほうが良いでしょう。

Ryzen 9 3900XってどんなCPUなの?

スペック的には12コア24スレッドの最高峰CPU

Ryzen 9 3900Xの特徴はやはり12コア24スレッドというコアとスレッドの数が多いところですね。シングルコアの性能はintel第9世代のi5と同等レベルですが、フルに使えば敵はいないくらいの性能です。このi5レベルの場面と無敵の場面という極端な状況がRyzen 9 3900Xの得手不得手をハッキリさせているように感じます。

Ryzen7 3700Xより優れるCPUながら、価格もあってか万能感が少し薄れてしまいます。若干無理やり性能を引き出している傾向があるので、内部でボトルネックとなっている可能性もあります。また、当初公式発表されていたスコアよりも大きく落ちる現状も気になります。本命視されていたRyzen 9 3900XよりもRyzen7 3700Xのほうが目立ち、人気も高くなっています。intel製品との比較ではなくRyzen7 3700Xと比較されることがRyzen 9 3900Xにとっては非常に厳しいことです。

搭載モデルがもっと増えれば選択しやすくなるかもしれません。今はi9-9900K搭載モデルよりも非常に高価なモデルが多く、CPUの価格差がそのまま反映されにくい搭載モデルでは苦戦となるかもしれません。そして搭載モデルでも非常にコストパフォーマンスが良いRyzen7 3700Xが人気を高めています。Ryzen 9 3900Xは誰にでもおすすめできるわけではなく、クリエイティブな用途をメインとしているユーザー向けと言えます。

内蔵GPUが無いことで悪化するコストパフォーマンスは痛い

i9-9900Kよりも優れるCPUとして鳴り物入りで登場。全ての用途に対応できるパフォーマンスが魅力で、真のオールラウンダーとしての期待値は大きいものでした。しかし、内蔵GPUが無いことでグラフィックボードを追加しなければならず、性能の高いものが不必要であってもそれなりのグラフィックボードが搭載されたモデルのみになり、CPUとグラフィックボードがセットになることで価格が高くなります。

ゲーミングPCに限って言えばデメリットになりませんが、作業などで使用する場合は価格を抑えつつ性能が高いというコストパフォーマンスが活きてきません。それまではオールラウンドという持ち味が、オールラウンドで当たり前の価格となってしまいます。内蔵GPU搭載モデルが登場すればこの現状は大きく変わるでしょう。

Gen4に対応したことで高速SSDが使用できる

Ryzen第3世代の魅力は、読み込み速度5000MB/sという驚異的な速度を持つNVMe Gen4 SSDを使用することができることにもあるでしょう。従来のものと比べて倍の速度となりますので、様々な場面でその速度を体感することができるでしょう。一足先に次世代を体感できるのは大きな魅力ではないでしょうか。

ただ、このGen4対応NVMe SSDもまた登場したてで非常に高価ですので、その価格通りの性能を期待するのは難しいでしょう。Gen4対応はもう少し普及して価格が落ち着いてからが本番だと考えています。価格が落ち着き、広く認知された頃に買い換えずともそのまま使用できる。これこそが最大のメリットだと言えます。

ベンチマークでわかるRyzen 9 3900Xの性能!

Cinebench R20

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CinebenchではRyzen 9 3900Xが圧倒的に優れたスコアを叩き出しています。ある程度スペック通りのスコアが出るベンチマークです。ただし、実世界にそのまま反映されるわけではありませんので、あくまでも参考の数値として見てください。

動画エンコード

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動画のエンコードに掛かった時間を一覧でまとめました。数値が少ないほど高速=高性能ということになります。やはりマルチスレッド性能が高いRyzen 9 3900Xが有利な結果となっています。クリエイターの方には魅力的なCPUではないでしょうか。

Battlefield Ⅴ

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Core i7-9700Kよりも4%ほどスコアが低くなっています。ゲームプレイにおいてはIntelが優勢ですね。Ryzen 7 3700Xよりも10%近く高いフレームレートを出しています。Ryzen 7 2700Xと比較すると25%高くしっかりと性能が引き上げられていると言えます。

Farcry 5

farcry5farcry5-ryzen9

Ryzen 9 3900Xが苦戦中です。Ryzen 7 3700Xよりもわずかにフレームレートが劣る結果となりました。コアが増えてもなかなかゲームでは活かせないということが表れています。Intelシリーズが圧巻のパフォーマンスを発揮しています。いろいろなゲームをプレイするならこの点は考える必要がありそうです。

Ryzen 9 3900Xの消費電力&温度

消費電力

watt-ryzen9

Ryzen 9 3900Xの弱点の一つが消費電力の高さです。BTOパソコンや自作でパソコンを組み立てる方は電源ユニットをしっかり検討する必要があります。Core i9-9900Kと比較して20-40%程度消費電力が高くなっています。特にハイエンドのグラフィックボードを搭載する場合は確認しましょう。

温度

temp-ryzen9

かなり高い温度となってしまいます。ミニタワーよりも発熱に優れるミドルタワーやフルタワーがおすすめです。

Ryzen 9 3900X搭載のおすすめBTOパソコン

GALLERIA AXZ

galleriazv
価格:333,333円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:Gen4 NVMe SSD 1TB
HDD:2TB



Ryzen 9 3900Xを搭載したゲーミングPCです。CPU性能は非常に高く様々な用途で活用できます。グラフィックボードにはフラグシップモデルのRTX 2080 Tiを採用しています。4K解像度でのゲームプレイもお手の物です。Gen4 NVMe SSD 1TBを搭載していながらこの価格であれば十分選択の価値があります。大容量ストレージは扱いやすく、ゲームも作業もなんでもこなせるパソコンです。

SENSE-R0X5-R93X-QZA

sensepc
価格:199,980円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:Quadro P2000
メモリ:DDR4 16GB
SSD:480GB
HDD:2TB



Ryzen 9 3900XとQuadro P2000を搭載したデスクトップパソコンです。Quadro P2000を搭載してクリエイターの方向けのPCとなっています。3D CADで中規模なモデリングを行ったり、Photoshopなどでの3D処理を行ったりすることができます。メモリ16GB、SSD 480GB、HDD 2TBと構成も充実しています。

ZEFT R9D02

SR-ii9-8830HS3W10
価格:156,980円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4 8GB
SSD:480GB
HDD:非搭載



Ryzen 9 3900XとGTX1650を搭載したデスクトップパソコンです。内蔵GPUが非搭載ですのでGTX1650を搭載しています。これは内蔵GPU非搭載によるデメリットですが、ライトなゲームであればそこそこできます。ゲームを目的として選ぶと失敗するので、内蔵GPUよりも性能の高いグラフィックパフォーマンスを持っていると考えて使用すれば良いかと思います。これでも精一杯価格を抑えようとしています。ただ、ゲームへの適性はともかくそれ以外の作業には十分役目を果たすことができます。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事ではRyzen 9 3900Xの性能、搭載モデルを紹介しました。登場間もなく凄まじい人気でCPUも品薄状態が続いています。用途をよく理解すれば、これほど優れたCPUは存在しないほどです。

何でもできるCPUと言っても過言ではありません。細かく見れば得手不得手はありますが、大きな視点で見れば問題ともならないでしょう。Ryzen 9 3900Xはintel製CPUを脅かす存在として、強烈なインパクトを与えました。

双方が刺激を受け、より良い製品を誕生させるようになればユーザーにとって言うことなしです。これを受けてIntel側がどのような製品を世に送り出すのかが楽しみになりました。i9-9900Kとの性能差は良し悪しありますが、総合的に見れば上ですので安心して選べますね。

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当ページのベンチマーク計測のテスト環境

マザーボードASRock Z370
メモリ16GB DDR4-3200
SSDCrucial MX300 750 GB
電源ユニットSeasonic SS-860XP
冷却システムNoctua NH-U14S
ソフトウェアWindows 10 64-bit
参照サイト:AMD Ryzen 9 3900X Review (TECHPOWERUP)