当記事では、サードウェーブが販売している「THIRDWAVE SA505i」のレビューをまとめています。2022年5月19日に新しく登場したばかりのビジネス向けノートパソコンです。15.6インチモニターを搭載していてポータブル性と実用性のバランスが取れています。
CPUにはミドルクラスのCore i5-1135G7を搭載していてあらゆる用途に対応できます。THIRDWAVE SA50xiシリーズの真ん中に位置するモデルとなっています。他のシリーズとの比較も行っていますのでぜひ参考にしてくださいね。登場時は102,980円という価格設定でしたが、12,000円安くなり90,980円で購入できます。一時はキャンペーン価格として69,980円で販売されていました。
(+) Tiger Lake世代のCore i5-1135G7を搭載している
(+) 登場時より12,000円安く購入できる
(+) こだわりのキーボード採用で使い勝手良好
(+) Thunderbolt 4×2つ搭載で実用性が高い
(-) キャンペーンが終了となった
(-) 構成がメモリ8GB、SSD 256GBと控えめ
目次
THIRDWAVE SA505iのスペック
メーカー | ドスパラ |
型番 | THIRDWAVE SA505i |
価格 | 90,980円(税込) |
モニター | 15.6インチ FHD |
ディスプレイ色域 | - |
重量 | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約12.0時間 |
CPU | Core i5-1135G7 |
グラフィックボード | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | LPDDR4x-3733 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
光学ドライブ | 非搭載 |
カードリーダー | ○ |
Wi-Fi 6 | ○ |
Thunderbolt 4 | ○ |
おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
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グラフィックスはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsです。メモリはLPDDR4x-3733 8GB、ストレージはSSD 256GBとなっています。光学ドライブは非搭載でオプションでも対応不可です。カードリーダーは標準搭載です。Wi-Fi 6やThunderbolt 4対応で最新モデルらしさがあります。おすすめ度は★七つです。キャンペーンが終了して評価ダウンです。それでも最新モデルと比べても見劣りしませんね。
THIRDWAVE SA505iのおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
◯ | ◎ | △ | △ | ◯ | ◯ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◯ | × | ◯ | ◯ | ☆ | × | ◯ |
当該モデルはメモリが8GBと少なく適性が高いわけではありません。Thunderbolt 4を搭載しているためデュアル環境の構築は容易です。作業効率アップに繋がりますね。グラフィックス処理性能はCPU内蔵モデルとしては高いものの外付けのグラフィックボードと比べると性能差は大きくゲームプレイや3D CADには不向きです。
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THIRDWAVE SA505iを選ぶ3つの理由
Intel第十一世代のCore i5-1135G7を搭載しているから
THIRDWAVE SA505iではCPUにIntel第十一世代のCore i5-1135G7を搭載したモデルです。4コア8スレッドと上位モデルであるCore i7-1165G7と同等のスペックを持っています。クロック周波数が引き下げられている分性能は若干劣ります。
Core i7-1165G7との性能差は6%程度でCore i5-1135G7はお得感がありますね。CPU性能だけを見れば動画編集やRAW現像にも対応できるポテンシャルを持っています。従来モデルのCore i5-10210Uよりも50%程度高いパフォーマンスを発揮します。14nmプロセスから10nmプロセスへと微細化されてよりパワー効率が向上しています。
CPU内蔵グラフィックスにはIntel Iris Xe Graphicsが搭載されています。GeForce MX330を上回る処理性能は圧巻です。WEBデザインなどでの簡単な3Dグラフィックスの処理であれば十分対応できます。Intel第十世代のIris Plusよりも30%以上もパフォーマンスが向上しています。フルスペックバージョンのIris Xe Graphicsを搭載したCore i7-1165G7と比べると5%程度の差がありますが、性能差を体感できるほどではありません。
こだわりのキーボード採用で使い勝手が良いから
ノートパソコンでネックとなりやすいのはキーボードです。スペースの問題でキーが小さくなったり、配列が変わってしまったりと仕方がない部分だと言えます。ところが、THIRDWAVE SA505iではその弱点を克服しています。具体的にはキーピッチを約19.6mmと広く取ってタイピングがしやすくなっています。男性の方でも窮屈さを感じづらいと思います。ストロークは1.2mmです。
また、配列も一般的なデスクトップ向けのキーボードと同等です。テンキーについてはかなり細くなっていますが、搭載されているだけでプラスになります。タッチパッドをテンキーとして使用できるのもポイントです。リフトアップヒンジデザイン採用でキーボードに傾斜が付く仕組みです。手首への負担軽減で長時間のPC作業もお手の物です。
Thunderbolt 4搭載で実用性が高いから
Thunderbolt 4端子を二つ搭載しているのも強みです。USB PD電源・Display Port 1.2対応で実用性が高いです。Power Deliveryを活用すれば大きなアダプターを持ち運ばなくても気軽に充電ができます。映像出力に対応しているのも嬉しいですね。HDMIと合わせてマルチモニター環境を簡単に構築できます。自宅やワークスペースなどで効率よく作業を行えます。
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THIRDWAVE SA505iの弱み
税込10万円オーバーとなっている
THIRDWAVE SA505iの税込102,980円という価格がもったいないように思います。下位モデルのCore i3-1115G4搭載のTHIRDWAVE SA503iでは10万円を切っているのですが、できればCore i5シリーズから10万円を切って欲しかったですね。会計上10万円未満のパソコンであれば消耗品となり、購入した年の経費として一括計上できます。これは個人事業主として中小企業としても重要なポイントとなります。
もっとも少額減価償却資産の特例を活用すれば30万円未満のパソコンを一括償却できますが…この特例が適用とならない方にとっては10万円を基準にパソコンを探すでしょう。THIRDWAVE SA505iはビジネスPCを謳っていますので、今後10万円を切るかどうかを注視します。
その後2022年9月になって33,000円の値引きが適用となり10万円を切るどころが、一気に7万円以下になりました。これだけ価格が下がれば言うことなしです。最近はノートパソコンの価格も上昇傾向にあり、希少性が高いです。2022年12月にはキャンペーンが終了して90,980円となりました。10万円を切っている点は評価できます。
構成がメモリ8GB、SSD 256GBとかなり控えめ
構成が最小限に抑えられているのはデメリットとなります。メモリ8GB、SSD 256GBとかなり控えめですね。Core i5-1135G7の性能を考えるとメモリ16GBが好ましいです。動画編集や画像編集などの作業をメインに考えている方は要注意です。パフォーマンスが低下してしまう可能性があります。
せめてカスタマイズでアップグレードできれば良かったのですが、このシリーズはメモリについては一切カスタマイズができなくなっています。ストレージはカスタマイズ可能ですが、コストを考えるとクラウドストレージや外部ストレージで対応した方が良いと思います。場合によっては上位モデルである「THIRDWAVE SA507i」の購入を検討しましょう。価格は高くなってしまいますが、メモリ・ストレージがそれぞれ倍増となります。
THIRDWAVE SA50xiシリーズを比較
ブランド | THIRDWAVE | THIRDWAVE | THIRDWAVE |
---|---|---|---|
製品名 | SA505i | SA507i | SA503i |
画像 | |||
価格 | 90,980円(税込) | 115,980円(税込) | 67,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ FHD | 15.6インチ FHD | 15.6インチ FHD |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 60Hz |
重量 | 約1.70kg | 約1.70kg | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約12.0時間 | 約12.0時間 | 約12.0時間 |
CPU | Core i5-1135G7 | Core i7-1165G7 | Core i3-1115G4 |
GPU | Iris Xe Graphics | Iris Xe Graphics | UHD Graphics |
メモリ | LPDDR4x-3733 8GB | LPDDR4x-3733 16GB | LPDDR4x-3733 8GB |
SSD | 256GB NVMe | 512GB NVMe | 256GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ | ○ |
Thunderbolt 4 | ○ | ○ | ○ |
カスタマイズ | できない | できない | できない |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | - | レビュー | レビュー |
上位モデルであるTHIRDWAVE SA507iになると価格差は+25,000円です。CPUが省電力モデルのフラグシップモデルであるCore i7-1165G7になります。さらに、メモリ・SSDがそれぞれ倍増です。構成の差も考えるとこの35,000円の価格差はやや割高だと言えます。メモリ16GBへのアップグレード相場が8,000円、SSD 512GBへのアップグレード相場が5,000円です。つまり、実質+12,000円でCore i7-1165G7を選択できるということです。価格を取るか性能・構成を取るかで決めてしまっても良いと思います。
ドスパラの同性能帯のモデルと比較
ブランド | THIRDWAVE | THIRDWAVE |
---|---|---|
製品名 | THIRDWAVE SA505i | THIRDWAVE DX-T5 |
画像 | ||
価格 | 90,980円(税込) | 102,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ FHD | 15.6インチ FHD |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
重量 | 約1.70kg | 約1.58kg |
バッテリー駆動時間 | 約12.0時間 | 約8.8時間 |
CPU | Core i5-1135G7 | Core i5-1135G7 |
GPU | Iris Xe Graphics | Iris Xe Graphics |
メモリ | LPDDR4x-3733 8GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 256GB NVMe | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ |
Thunderbolt 4 | ○ | × |
カスタマイズ | できない | できる |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | - | レビュー |
価格差を考えるとTHIRDWAVE DX-T5の方がコスパが高いですね。THIRDWAVE SA505iはメモリのカスタマイズができないため、大容量メモリが必要な方はTHIRDWAVE DX-T5が魅力的な選択肢となります。モニターは15.6インチで共通です。本体重量はTHIRDWAVE DX-T5の方が7%程度軽いです。バッテリー駆動時間はTHIRDWAVE SA505iの方が40%近く長く12.0時間となります。
THIRDWAVE SA505iでは機能を重視していてThunderbolt 4に対応しているのも魅力です。Power Delivery・モニター出力対応で実用性が高いです。THIRDWAVE DX-T5ではメモリ・SSD・HDDなどのカスタマイズができます。新しいものが好きで機能重視ならTHIRDWAVE SA505iがおすすめです。
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THIRDWAVE SA505iの口コミまとめ
THIRDWAVE SA505i 有線LAN端子ないのか・・・ USBLANアダプタつければまあってかんじか
— としこし | ToshikoP|道具㌠|飯山コシコシ (@ToshikoP) September 27, 2022
ドスパラ博多店より
現在販売中の15.6インチノートPC
【THIRDWAVE Sシリーズ】 がお求めやすくなりましたSA507i 税込 109,980円
SA505i 税込 69,980円SA507iは展示機もございますので、是非お試しください。 pic.twitter.com/DCocEKJMsA
— ドスパラ博多店 (@dospara_hakata) August 30, 2022
THIRDWAVE SA505iのケースレビュー
正面
シンプルなノートパソコンだと言えます。狭額縁デザインを採用していてモニターの視認性が高いです。WEBカメラ搭載でWEB会議にも最適です。使用しない場合はシャッターを閉じるてセキュリティを守ることもできます。
天板
天板もシンプルでロゴもありません。場所を選ばず気兼ねなく使用できると思います。本体が薄いこともわかりますね。
キーボード
キーボードは使い勝手が考えられたものになっています。キーピッチは19.6mmと余裕があります。手の大きな男性の方でも窮屈さを感じません。テンキーについては補足なっています。使いづらいと感じる方は代わりにタッチパッドをテンキーとして使用することもできます。電源ボタンは右上に配置されていて誤動作を防げます。
側面
リフトアップヒンジデザインを採用していてキーボードに角度がつく工夫が見られます。手首の負担を軽減できます。デザインよりも実用性を取っていると言えますね。
I/Oパネル
I/Oパネルは非常に充実しています。本体左側には、USB 3.2 Gen2 Type-A、Thunderbolt 4×2、HDMIが配置されています。Thunderbolt 4は、Power Delivery及びDisplay Port 1.2に対応しています。本体右側には指紋認証、microSDカードリーダー、USB 2.0 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-A、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されています。
当記事のまとめ
当記事では、サードウェーブが2022年5月にリリースしたTHIRDWAVE SA505iのレビューを行いました。最新モデルらしく非常に実用性の高いモデルに仕上がっています。キー配列及びキーピッチにこだわったキーボード、PD・モニター出力対応のThunderbolt 4搭載とユーザーが欲しいと思うものが揃っています。
CPUも高パフォーマンスなCore i5-1135G7を搭載しています。Core i7-1165G7と同等のスペックであらゆる用途に対応できます。69,980円で販売されていましたが、キャンペーンが終了して21,000円価格がアップとなっています。メモリやストレージなど構成面が控えめなのは気になるところです。ストレージについてはカスタマイズ可能です。
動画編集や画像編集をメインに考えているなら上位モデルである「THIRDWAVE SA507i」を検討すると良いと思います。CPUがCore i7-1165G7になり、メモリやストレージも倍増となります。負荷の掛かる作業への対応力が増します。
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