画像引用元:https://www.geforce.com/
当記事では、「GeForce MX250の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。GeForce MX150の後継モデルです。性能的にはそれほど伸びているわけではないのですでにGeFoce MX150を使用されている方が買い換える必要はありません。
決して性能の高いグラフィックボードではありませんが、オンボードGPUでは物足りないという方にとっては魅力的な選択肢となります。ラインナップ的にもGTX 1050とオンボードGPUの間を埋めている存在と言えます。デスクトップ向けのGeForce GT 1030に近い存在です。後継モデルは「GeForce MX350」です。アーキテクチャはGeForce MX250と同じPascalです。GPUがGTX 1050と同等のものになりパフォーマンスアップが見込めます。
目次
GeForce MX250のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
☆ | ☆ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◎ | × | ◯ | ◯ | ☆ | × | ◯ |
GeForce MX250の性能スペック紹介
MX250 | MX150 | GTX 1050 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Pascal | Pascal | Pascal |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
GPU | GP108 | GP108 | GP107 |
トランジスタ数 | 18億 | 18億 | 33億 |
ダイサイズ | 74 mm² | 74 mm² | 132 mm² |
CUDAコア | 384基 | 384基 | 640基 |
ベースクロック | 1518MHz | 1468MHz | 1354MHz |
ブーストクロック | 1582MHz | 1532MHz | 1493MHz |
メモリ規格 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
メモリ容量 | 2GB | 2GB | 2GB |
メモリ速度 | 1502 MHz | 1502 MHz | 1752 MHz |
メモリバス | 64 bit | 64 bit | 128 bit |
バンド幅 | 48.06 GB/s | 48.06 GB/s | 112.1 GB/s |
消費電力 | 25W | 25W | 75W |
発売日 | 2019年2月21日 | 2017年5月17日 | 2016年10月25日 |
上位モデルであるGTX 1050になるとGPUがGP107になります。一回り大きくトランジスタ数は38%多く、ダイサイズも80%大きいです。CUDAコアも67%も増えて640基です。ベースクロックはGeForce MX250の方が12%高く、ブーストクロックが6%高いです。メモリ規格及び容量は共通ですが、メモリ速度が16%速いです。
メモリバスは倍増の128bitで、バンド幅は2倍以上の112.1GB/sです。スペックが高くなった分消費電力は大きくなり3倍の75Wとなります。GeForce MX250とGeForce GTX 1050では大きさがあることを理解しておきましょう。
GeForce MX250ってどんなグラフィックボード?
ノート向けエントリークラスのグラフィックボード
GeForce MX250は、ノート向けのエントリークラスのグラフィックボードです。2019年2月21日に発売されました。性能的にはオンボードGPUとGTX 1050のちょうど中間に位置します。うまくモデルの間を埋めていると言えます。このクラスの性能が必要かどうかは別の話です。
ただし、考え方によってはやや中途半端になってしまうかもしれません。それは価格差が上位モデルと比べて大きくないこと搭載されたモデルが少ないことから選びにくいモデルになっています。それでも性能面を理解しておけば十分選択肢に入るグラフィックボードです。
簡単な3Dアプリケーションを快適に使える
GeForce MX250は、Intel内蔵のGPUのパフォーマンスを向上させることを目的としています。軽いゲーム(2DタイトルやHD×低設定 etc.)をプレイしたい方や、動画・画像編集、その他GPU依存度の高いソフトウェア使用などのクリエイター向けのグラフィックボードだと言えます。
GTX 1050よりも安価で購入しやすいのは嬉しいですね。搭載されたBTOノートパソコンはそれほど多くありませんが、随時GeForce MX150から切り替わっていくでしょう。ただし、性能に期待しすぎるのは好ましくありません。それならGeForce GT X1050以上を選択する方が良いでしょう。
GeForce MX250搭載のおすすめBTOパソコン
New Inspiron 13 7000 プレミアム(MX250搭載)(Dell)
価格:119,980円
CPU:Core i5-10210U
GPU:GeForce MX250
メモリ:DDR4 8GB
SSD:256GB NVMe対応
HDD:非搭載
GALLERIA GWL250YF(ドスパラ)
価格:109,980円
CPU:Core i5-8265U
GPU:GeForce MX250
メモリ:DDR4 8GB
SSD:256GB NVMe対応
HDD:非搭載
ThinkPad T490:プレミアム WQHD搭載(Lenovo)
価格:178,860円(税込)
CPU:Core i7-10510U
GPU:GeForce MX250
メモリ:DDR4 8GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
当記事のまとめ
GeForce MX250の性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。GeForce MX150の後継モデルとなっています。当該モデルは、グラフィックボード全体で見ると知名度が高いわけではありません。それでも、オンボードGPUとエントリークラスのGTX 1050との間を埋めるという意味で重要な位置付けです。意外と需要のあるモデルだと言えます。オンボードGPUでは物足りないという方は要チェックです。例えば、ライトゲーマーや3Dアプリケーションを使いたいという方向けだと言えます。
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