ROG Zephyrus G14 GA401IV

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当記事では、Ryzen 9 4900Hの性能スペックについて紹介しています。第3世代Ryzenシリーズのフラグシップモデルです。8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高く幅広い用途で活用できるCPUとなっています。現時点ではRyzen 9 4900H搭載ノートはなく省電力モデルであるRyzen 9 4900HS搭載モデルが主流です。

モバイル向けCPUでは長らくIntel製CPUが王者として君臨していました。ここに来てついにAMDが本気を出してきたと言えます。第2世代のZen +アーキテクチャでは太刀打ちできなかった状況で、新しいZen 2アーキテクチャを採用し名誉挽回です。一方で、価格が高くなるというデメリットもあります。強みと弱みを詳しく見ていきましょう。

Ryzen 9 4900Hの基本スペック

世代第3世代
開発コードRenoir(Zen 2)
コア/スレッド数8 / 16
クロック周波数3.30 GHz
ブーストクロック4.40 GHz
内蔵グラフィックスAMD Radeon Graphics
TDP45W
発売日2020年06月01日
搭載モデル182,455円~

Ryzen 9 4900Hのおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
ノート向けモデルと見ると最高峰のCPUです。全ての項目で「☆」にならないのはデスクトップ向けのCPUと比べるとパフォーマンスが落ちるためです。デスクトップ環境と同じものを求めてはいけません。それでも動画編集・RAW現像・ゲームプレイと負荷の高い用途でも対応することができます。

デュアル環境構築・マンガ制作・デイトレ・WEBデザイン・ビジネスでは余裕があります。かなりの対応力の高さであることがわかるでしょう。動画編集など負荷の高い作業を行わないのであればオーバースペックになると思います。その場合、Ryzen 7 4800Hに落とすのも一つの方法です。

Ryzen 9 4900Hのスペック比較

AMD製CPUと比較

 Ryzen 9 4900HRyzen 9 4900HSRyzen 7 4800H
コードネームZen 2Zen 2Zen 2
プロセス7nm7nm7nm
コア/スレッド8/168/168/16
ベースクロック3.3GHz3.0GHz2.9GHz
ターボクロック4.4GHz4.3GHz4.2GHz
L3キャッシュ8MB8MB8MB
メモリDDR4-3200MHzDDR4-3200MHzDDR4-3200MHz
CPU内蔵グラフィックスRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon Graphics
グラフィックコア887
グラフィック周波数1750MHz1750MHz1600MHz
TDP45W35W45W
搭載モデル価格182,455円~182,455円~117,091円~
発売日Q2 2020Q2 2020Q2 2020
Ryzen 9 4900Hと下位モデルであるRyzen 7 4800Hと比較していきます。どちらもZen 2アーキテクチャを採用しています。プロセスは7nmです。コア/スレッドも8コア16スレッドと共通しています。ノート向けモデルとして考えるとトップのスペックとなっています。Ryzen 9 4900Hは、Ryzen 7 4800Hと比べてベースクロックが14%高く・ターボクロックは5%高いです。差別化を図るなら最適ですね。

CPU内蔵グラフィックスも強化されています。グラフィックコアが8コアでグラフィック周波数が1750MHzと高いです。消費電力は同じ45Wです。搭載価格についてはかなりの差があることがわかります。Ryzen 7 4800H搭載モデルなら税抜11万円台から購入することができます。なお、Ryzen 9 4900Hの搭載モデルは販売されていないので、Ryzen 9 4900HS搭載モデルの価格を転用しています。注意点としては、フラグシップモデルであるRyzen 9 4900HSでは高性能なグラフィックボードと合わせることが多く価格は上がる傾向にあります。

省電力モデルのRyzen 9 4900HSと比べていきましょう。一番のポイントは消費電力が45W→35Wへと引き下げられている点にあります。より高品質なウェハー(CPUの元になるもの)が使われています。ベースクロックは10%低く、ターボクロックは2%低いです。Ryzen 9 4900Hと比べるとパフォーマンス的には劣りますが、省電力性が高いというメリットがあります。各BTOメーカーでも扱いやすさがありますね。

Intel製CPUと比較

 Ryzen 9 4900HCore i9-10980HKCore i7-10875H
コードネームZen 2Comet LakeComet Lake
プロセス7nm14nm14nm
コア/スレッド8/168/168/16
ベースクロック3.3GHz2.4GHz2.3GHz
ターボクロック4.4GHz5.3GHz5.1GHz
L3キャッシュ8MB16MB16MB
メモリDDR4-3200MHzDDR4-2933MHzDDR4-2933MHz
CPU内蔵グラフィックスRadeon GraphicsIntel UHD GraphicsIntel UHD Graphics
TDP45W45W45W
価格-$583$450
搭載モデル182,455円~286,181円~179,800円~
発売日Q2 2020Q2 2020Q2 2020
競合であるIntel製CPUと比較していきます。価格的な競合はCore i7-10875Hです。Core i7-10875Hは、Comet Lake世代のCPUとなっています。Intelは今でもプロセスは14nmです。AMDの7nmプロセスと比べると遅れを取っています。プロセスは縮小化されている方が省電力性・パワー効率などの面で有利です。

Core i7-10875Hも8コア16スレッドのCPUです。ベースクロックが2.3GHzとRyzen 9 4900Hの3.3GHzと比べるとかなり抑えられています。一方で、ターボクロックは5.1GHzと16%も高いです。少し前まではデスクトップ向けCPUでも5.0GHzの壁がありましたが、今ではノート向けCPUでも達成できています。これがゲームプレイにおいてどのぐらい影響を与えるのか気になるところです。

L3キャッシュはCore i7-10875Hが16MBとAMDの倍の容量があります。メモリ規格はDDR4-2933MHzで、AMDのDDR4-3200MHzよりも規格的に下です。CPU内蔵グラフィックスについてはRyzen 9 4900Hの方が処理性能が高いです。消費電力はどちらも45Wとなっています。Core i7-10875Hの価格は$450です。AMDでは公開されていませんが、ほぼ同等だと考えて良いでしょう。搭載モデルはどちらもRTX 2060を搭載しているので販売価格に大きな差はないように思います。

Crore i9-10980HKはあまり一般的なCPUではありません。スペックはターボクロックが5.3GHzとデスクトップ向けCPUでも霞んでしまうほどです。パフォーマンスが高すぎて扱いきれないというのが本音です。また、価格もかなり高いです。参考として記載している税抜28万円というモデルはRTX 2070 SUPERを搭載したゲーミングノートPCです。CPUの発熱量を抑えるために本体にもコストが掛かり価格が跳ね上がります。もちろん高性能なグラフィックボードを搭載していることも要因です。

Ryzen 9 4900HってどんなCPUなの?

第3世代ノート向けRyzenシリーズのフラグシップモデル

Ryzen 9 4900Hは、ノート向けのCPUとして最高峰のモデルと言っても過言ではありません。8コア16スレッドとスペックが高いだけではなく、Zen 2アーキテクチャを採用したことで前世代から大幅に性能が向上しました。Intel Core iシリーズと比べても高い性能を持っています。ゲームプレイ・動画編集・RAW現像・WEBデザインなどこういった作業をノートパソコンで行いたいと考えている方に最適です。

ただし、いいことばかりではありません。問題はクロック周波数が高すぎる(性能が高い)が故に発生してしまう熱です。この熱をうまくコントロールできないとパフォーマンスの低下に繋がってしまいます。高品質な冷却システムを採用したり、エアフローを構築したりとなるとどうしても本体が大きくなってしまいます。ゲーミングノートPCの強みを打ち消してしまうリスクがあるのです。

CPU内蔵グラフィックスの性能もそこそこ高い

Ryzen 9 4900は、Ryzen 7 4800Hと比べてCPU内蔵グラフィックスも強化されています。Ryzen 9 4900Hではグラフィックコアが7コア→8コア、グラフィック周波数が1600MHz→1750MHzとスペックアップが施されています。10%程度性能が高いです。

もちろん、外付けのグラフィックボードと比べると当然見劣りしますし、Ryzen 7 4800H搭載のCPU内蔵グラフィックスとの差を体感することは難しいと思います。簡単な3Dグラフィックス処理なら対応できる程度です。サクサクゲームができたり、3D CADができたりということはありませんので注意してください。

国内ではRyzen 9 4900HS搭載ノートが主流

Ryzen 9 4900Hは非常に性能の高いCPUですが、残念ながら国内では搭載モデルは販売されていません。海外でのみ入手することができます。国内では省電力モデルであるRyzen 9 4900HS搭載モデルのみASUSから販売されています。価格は税抜18万円前後とゲーミングノートの相場からするとやや高めです。ちなみに海外で販売されているRyzen 9 4900H搭載モデルもASUSから販売されています。

AMDによると、このHSシリーズはただ効率の良いCPUというわけではないということです。メーカーがこのCPUを採用したいと思ったらメーカーはAMDとデザインやシステムの検証を密に進めていく必要があります。独自の判断で進められないということです。

さらに、システム上高品質なパーツが採用されることになります。例えば、省電力性の高いディスプレイ・高性能なメモリ・SSDなどを選択することになります。もし、ノート向けRyzenでHSシリーズを搭載したゲーミングノートPCを選択するならそれはAMDが現時点で提供できる最高峰のモデルであることを意味します。

Ryzen 9 4900H(S)のベンチマーク

国内においてRyzen 9 4900H搭載モデルが販売されておらずデータ取得が困難なので、ベンチマークのデータはRyzen 9 4900HSがメインとなっています。Cinebench R20については、他社サイトを参考にして一覧表をまとめました。その他のベンチマークは全てRyzen 9 4900HSの数値です。

Cinebench R20

cpuryzen94900hcinebenchr20

CPUにレンダリングをさせてパフォーマンスをスコア化できるベンチマークソフトです。CPU性能を測る指標としてよく使用されます。このCinebench R20によると、Ryzen 9 4900Hはかなり高い性能を持っていることがわかります。Ryzen 7 4800Hと比べてマルチコア性能が3%高く、シングルコア性能でも4%高いです。

一方で、省電力モデルのRyzen 9 4900HSになるとややパフォーマンスが低下します。マルチコア性能では4%低く、Ryzen 7 4800Hを下回ります。Ryzen 9 4900HとCore i7-10875Hを比べるとマルチコア性能で22%の差があります。AMD製CPUの強さが現れています。シングルコア性能についてはわずかにCore i7-10875Hが高いです。

データ参照元:AMD Ryzen 9 4900H – Benchmark and Specs(cpu monkey)

エンコード(Handbrake)

dougahensyuuryzen94900hs-handbrake

動画のエンコードに掛かる時間を計測しています。数値が少ないほど高性能ということになります。Ryzen 9 4900HSは、Ryzen 7 4800Hに匹敵する速度となっています。これは消費電力を抑えている分パフォーマンスが発揮できないときがあるということの現れかもしれません。今後もいくつかのデータを計測していくことが大切だと思います。Core i7-10875Hと比べて20%パフォーマンスが高いです。Core i7-10750Hと比べると30%も差が開いています。エンコードではRyzenの圧勝ですね。

7-Zip

zipryzen74800h-zip

Zipファイルの圧縮及び解凍に掛かる速度を計測しています。圧縮においてはRyzen 9 4900HSがトップとなりました。Ryzen 7 4800Hよりも2%-3%速いです。Core i7-10875Hと比べると圧縮では34%速いですが、解凍では10%劣ります。総合性能ならRyzen 9 4900HSの方が好ましいと言えるでしょう。

PCMARK

pcmark10ryzen74800h-pcmark

PCMARKでもRyzen 9 4900HSがトップに躍り出ました。Core i7-10875Hよりも4%-10%スコアが高いです。様々なアプリケーションの使用を想定されているのであればRyzen 9 4900HSは魅力的なCPUになり得ると思います。Ryzen 7 4800Hとの差は4%-8%です。やはり省電力モデルとは言ってもワンランク高いパフォーマンスを獲得できます。用途によってはRyzen 7 4800Hの方がスコアが伸びるのですが、全体で見れば間違いなくRyzen 9 4900HSの方が上です。

Photoshop

ryzen94900hs-photoshop

Photoshopでのパフォーマンスについて計測しています。Intel Core i7-10875Hがトップになりました。Ryzen 9 4900HSとの差は10%です。これだけ差があると45WモデルのRyzen 9 4900Hでも厳しい戦いになるでしょう。Photoshopのようなクロック周波数が影響を与える用途ではIntel製CPUが有利です。Ryzen 7 4800Hとの差は2%です。

Ryzen 9 4900H(S)搭載のおすすめBTOノートパソコン

ROG Zephyrus G14 GA401IU(ASUS)

ROG Zephyrus G14 GA401IU価格:182,455円
液晶:14.0インチ 120Hz
重量:約1.65kg
駆動時間:約9.4時間
CPU:Ryzen 9 4900HS
GPU:GeForce GTX 1660 Ti MAX-Q
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載



GTX 1660 Ti MAX-Q×Ryzen 9 4900HS搭載のゲーミングノートPCです。2020年9月時点ではドスパラでのみ購入することができます。ミドルクラスのモデルでFULL HD環境でのゲームプレイに適しています。120Hz対応モニターも活かしやすいですね。メモリ容量16GB、SSD 512GBと構成も充実していてクリエイターの方にもおすすめです。メモリ容量が大きいのでPhotoshopや動画編集など幅広い用途に対応できます。

ROG Zephyrus G14 GA401IV(ASUS)

ROG Zephyrus G14 GA401IV価格:199,818円 181,636円
液晶:14.0インチ 120Hz
重量:約1.65kg
駆動時間:約9.4時間
CPU:Ryzen 9 4900HS
GPU:GeForce RTX 2060 MAX-Q
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載



上記で紹介した「ROG Zephyrus G14 GA401IU」のグラフィックボードをRTX 2060 MAX-Qに換装したゲーミングノートです。120Hz対応モニターの性能を100%引き出したいならRTX 2060 MAX-Qの方が好ましいでしょう。セール期間中であればGTX 1660 Ti MAX-Qと同等の価格で購入することができます。

ROG Zephyrus G14 GA401IV(ASUS)

ROG Zephyrus G14 GA401IV価格:195,273円
液晶:14.0インチ 120Hz
重量:約1.65kg
駆動時間:約9.4時間
CPU:Ryzen 9 4900HS
GPU:GeForce RTX 2060 MAX-Q
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe
HDD:非搭載



基本的には上記で紹介した「ROG Zephyrus G14 GA401IV」と同じモデルです。異なるのはストレージ容量のみとなっています。SSD容量が512GB→1TBと倍増となり余裕があります。ストレージの分だけ価格は上がっています。たくさんのゲームを保存したいと考えている方やクリエイターの方でたくさんのファイルを保存したいと考えている方は必見です。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Ryzen 9 4900Hの性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。モバイル向け第3世代Ryzenシリーズのフラグシップモデルです。8コア16スレッドとコア数も多くそれでいてクロック周波数もかなり高められています。ゲームプレイ・動画編集・RAW現像・WEBデザインなど負荷の掛かる作業にも余裕を持って対応することができます。CPU内蔵グラフィックスもそこそこ性能が高く一般的な3Dグラフィックス処理なら対応可能です。

2020年9月の時点ではRyzen 9 4900H搭載モデルは販売されておらず省電力モデルであるRyzen 9 4900HS搭載モデルのみとなっています。ASUSからのみ販売中です。Ryzen 7 4800H搭載モデルに比べると数は少ないです。GTX 1660 Ti MAX-Q搭載の「ROG Zephyrus G14 GA401IU」あるいはRTX 2060 MAX-Q搭載の「ROG Zephyrus G14 GA401IV」・「ROG Zephyrus G14 GA401IV」が選択肢になります。今後ラインナップが増えてくると面白くなりますね。

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