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当記事では、「Ryzen 7 2700Xの性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。第二世代Ryzenの最上位モデルです。
8コア16スレッドの驚異的なスペックを持つこのモデルが気になっている方は多いと思います。ここではIntel Core i7-8700Kと比較しながらその性能について解説していきます。
(+) マルチスレッドで高いパフォーマンスを発揮
(+) AMD Prism RGBクーラーが標準搭載
(-) オーバークロックによる恩恵は小さい
Ryzen 7 2700Xの性能スペック
7 2700X | 7 2700 | 7 1700X | |
---|---|---|---|
世代 | 第二世代 | 第二世代 | 第一世代 |
コア/スレッド | 8/16 | 8/16 | 8/16 |
ベースクロック | 3.7Ghz | 3.2Ghz | 3.4Ghz |
ターボクロック | 4.3Ghz | 4.1Ghz | 3.8Ghz |
TDP | 105W | 95W | 95W |
価格 | $330 | $290 | $290 |
下位の7 2700はクロック数を落としたモデルとなっています。対抗はi7-8700です。ベースクロック12%、ブーストクロック4%ダウンとなっています。当然動画編集やRAW現像を快適に行いたいのであればRyzen 7 2700Xを選択するべきでしょう。
Intel Core i7-8700Kと比較
7 2700X | i7-8700K | |
---|---|---|
世代 | Zen+ | Coffee Lake |
コア/スレッド | 8/16 | 6/12 |
ベースクロック | 3.7Ghz | 3.7Ghz |
ターボクロック | 4.3Ghz | 4.7Ghz |
TDP | 105W | 95W |
価格 | $330 | $350 |
Ryzen 7 2700XのってどんなCPUなの?
AMDのフラグシップモデルCPU
Ryzen 7 2700Xは、AMD Ryzenのフラグシップモデルです。このモデルをずっと待っていたAMD派の方も多いでしょう。第一世代に比べてIPCが3%向上したのは大きいです。IPCとは、Instruction Per Cycleのことで単純に言うとパソコンの命令の効率のことです。命令におけるレイテンシの改善によって実現しました。また、プロセスが14nmから12nmへと小さくなり、トランジスタの性能が最大15%アップしています。
ライバルのi7-8700Kとは総合性能では劣るもののマルチスレッド性能が高く動画のエンコードなど得意分野がはっきりしています。総合性能で劣ってしまうのはゲーム用途では完全にi7が優勢だからです。これはゲーム運営側の最適化の問題もありますので、単純にRyzen 7の性能が劣るということではありません。ハイエンドモデルだけあり幅広い用途で活躍すること間違いなしのCPUです。
AMD Prism RGBクーラー標準搭載
Ryzen 7 2799Xには、標準でPrism RGBクーラーが搭載されています。わずか580gという軽さながら高い冷却性能でCPUの発熱を抑えます。LEDできれいなのも好印象です。クーラーを単体で購入すると4,000円程度の価値があるので、Intel製のCPUと比べてコスパが良いと言えます。
オーバークロックをしても性能はそれほど変わらない(中上級者向け)
AMDの第二世代CPUはオーバークロックに対応しています。実際オーバークロックをするとマルチコアでも4.2GHzに到達します。しかし、Ryzen+は元々優秀なBoost機能を持っているためクロック数を引き上げてくれるためそれほど恩恵を感じません。
つまり、オーバークロックをしなくても高い性能を維持することができるのです。玄人の方にとってはがっかりかもしれませんが、あまりパソコンに詳しくない方にとっては魅力的ですね。一方、Intel Core i7-8700Kはオーバークロックで5.0GHzに到達しますので、オーバークロックの相性は良いと言えます。
マザーボードの互換性がある(中上級者向け)
最後にマザーボードに簡単に触れておきます。今回のRyzen 7 2700Xは、マザーボードの新規格X470に対応しています。しかし、AM4ソケットを使用していますので、過去のCPUも使用可能です。反対にX370を使っていてもRyzen 7 2700Xを搭載することができます。CPUの交換時にはマザーボードの規格がハードルになるのでご完成があるのは嬉しいですね。
ベンチマークでわかるRyzen 7 2700Xの性能!
一般アプリケーションベンチマーク一覧
Cinebench R15
Handbrake
7-zip
PCゲームのベンチマーク一覧
PUBG
Assassin’s Creed Origins
GTA5
Ryzen 7 2700X搭載のおすすめBTOパソコン
Thunderstorm AXT(ドスパラ)
価格:159,980円
CPU:AMD Ryzen 7 2700X
GPU:GeForce GTX1660Ti
SSD:240GB
HDD:2TB
SR-ar7-7652G/S3/GK/W10(パソコンショップセブン)
価格:158,800円 139,800円
CPU:AMD Ryzen 7 2700X
GPU:GeForce RTX2060
SSD:240GB
HDD:1TB
SR-ar7-7630G/S3/GH/W10(パソコンショップセブン)
価格:129,800円 117,800円
CPU:AMD Ryzen 7 2700X
GPU:オンボード
SSD:240GB
HDD:非搭載
当記事のまとめ

当記事では、Ryzen 7 2700Xの性能スペック及びおすすめのBTOパソコンについて紹介しました。性能については一般的な用途ではi7-8700Kに匹敵する高い性能を持っています。動画のエンコードやRAW現像などCPU負荷の高い作業が得意です。一方、ゲーム目的だとどうしてもIntelが優勢となります。Ryzenの性能自体の問題というよりはゲーム側の最適化の程度によるものです。
パソコンショップセブンの「SR-ar7-7630G/S3/GH/W10」は、グラフィックボード非搭載の一台です。Ryzen 7 2700Xの高性能なCPU性能に魅力を感じる方向けです。マルチスレッド性能が高く動画編集やRAW現像などに対応することができます。
クリエイター向けで手頃なモデルを探しているのであればパソコンショップセブンの「SR-ar7-7652G/S3/GK/W10」がおすすめです。性能及び構成を考えるとコスパが高いです。ドスパラの「Thunderstorm AXT」もおすすめです。ダブルストレージでカスタマイズは不要です。
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CPU | グラフィックボード |
![]() Core i7-10700、Core i5-10210U等 | ![]() GTX 1650 Super, RTX 2070 Super等 |
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当ページのベンチマーク計測のテスト環境
CPU | Core i7-7700K |
マザーボード | ASUS Z270 |
メモリ | 16GB |
SSD | Patriot Ignite 960GB |
電源ユニット | Antec HCP-1200 1200W |
冷却システム | Cryorig R1 Universal 2x 140 mm fan |
ソフトウェア | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ | Acer CB240HYKbmjdpr 24インチ |