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管理人管理人

当記事では、CPU開発&販売においてライバル関係にあるIntelとAMDの歴史的背景について解説しています。また、IntelとAMDのどっちが良いのかも様々な観点から考察していきます。BTOパソコンの購入だけではなく自作においても悩みのタネになるのではないかと思います。

IntelとAMDがどのような企業なのかを知りたいという方やIntelのCore iシリーズにしようかAMDのRyzenシリーズにしようかと悩んでいる方を対象にしたコンテンツです。いずれも勢いのある企業だと言えます。ぜひ参考にしてくださいね。

IntelとAMDの特徴を比較する

まずは簡単にIntel製CPU及びAMD製CPUの特徴を見ていきましょう。大まかな特徴を見ておけばより詳細を見ていく際にもスーッと頭に入っていくのではないかと思います。

Intelはオールラウンド

Intel製CPUは、良くも悪くもオールラウンドに対応できるのが特徴のモデルです。アプリケーションにおいても、ゲームにおいてもIntelを基準に開発されていることが多く最適化されています。その中でもゲーム適性はAMD製モデルを大きく上回ります。

スペック通りのパフォーマンスを発揮しやすいと言えます。どのような用途においてもベストあるいはベストに近い性能を発揮します。あまり慣れていない方、特に初心者の方であればIntel製のCPUを購入しておけば間違いありません。

プロセスを見るとAMD製CPUに遅れを取っています。長らく14nmプロセスを継続していてAMD製CPUの7nmプロセスに比べてパワー効率・省電力性という点で見劣ります。Intel第十一世代CPUは消費電力が高く悩ましいところです。

AMDはマルチスレッド性能が高い

AMD製CPUはマルチスレッド性能が高いという特徴があります。Ryzen 9 5900Xは$549で12コア24スレッドとなっています。さらに上位のRyzen 9 5950Xになると$799で16コア32スレッドとスペックが高いです。マルチスレッド性能が高いということはどういうことかというと、動画編集やRAW現像などマルチコアを生かせる場面に強いということです。

一方、第十一世代のIntel Core i9-11900Kは$539で8コア16スレッドに留まります。第十世代では10コア20スレッドですが、スペックダウンとなっています。CPuコアが改良されているため性能自体はCore i9-10900Kよりも高いです。Ryzen 9 5900Xよりも33%ダウンとなります。そう考えるとマルチスレッド性能を求めている方にとっては非常に魅力的な選択肢になります。

IntelとAMDの戦いはおよそ50年続いている

IntelとAMDはお互い数十年存在している企業でずっとライバル関係にあります。Intelがわずかに早く創業となっています。ロバート・ノイス氏とゴードン・ムーア氏が1968年にIntelを設立しました。Intelが「C8080A」を開発したのは1974年になってからです。これがx86の基礎となり、およそ30年間このプロセッサーがデスクトップパソコンの土台となっています。

x86ブランドをPentiumとしてリネームすると一般消費者にも普及して、市場の支配を手に入れることができました。何年もの間、Intelは長寿命とコンピューティング性能を重視しています。このおかげでIntelは高い競争力を持ち続けているのです。

Intelから遅れること1年、AMDは1969年に創設されジェリー・サンダースが初代CEOとなりました。AMDはカリフォルニア州サニーベールに本社を置きました。組織としてAMDとIntelとの間にいくつかの違いをはっきりさせておきましょう。一つに、AMDはIntelに比べて非常に小さな会社でした。二つ目に、AMDはチップを自社開発せず製造をアウトソースしていました。その間、IntelはUSA・アイルランド・イスラエル・中国など世界中に製造工場を持っていました。

長らくAMDは強大な力を持つIntelに太刀打ちできませんでした。Xbox Oneやプレイステーションで使用されていたカスタムされた8コアAMD Jaguarプロセッサーのおかげで一時的に20%を超えるシェアを持っていましたが、その後は15%程度に落ち込んでいました。2006年AMDがGPUマニュファクチャーであるATIを買収してからライバル関係はより顕著になった経緯があります。

この買収によって、AMDはCPUと同じチップにGPUを搭載することができました。これ自体は何も新しい技術ではなくIntelは何年も前から行っていましが、AMDにとっては大きな一歩となったのです。今となってもAMDの方が勝っている部分も多くなっています。

過去には両者以外にもライバルはいた!

多くの方はIntelとAMDが主要なCPUベンダーだと考えているかもしれません。これはWindowsのコンピューターにおいては事実かもしれませんが、一般的に言うと間違いです。例えば、テキサス・インスツルメンツ、クアルコム、ARMホールディングス、ブロードコムなどは全てセントラルプロセッサーを製造しています。しかしながら、これらの企業は、一般消費者向け市場の他の部門に特化していてPCを避けています。

これらの企業は世界中のスマートフォンやタブレット向けのCPUを開発しています。アップルのiPhoneは、サムスン電子やTSMCによってデザインされたCPUを使用しているのが現状です。一方、IntelとAMDはパソコン及びゲーミングPC(グラフィックボード含む)などに焦点を当てています。

歴史的に見て、Intelのx86アーキテクチャと直接競う強力なライバルがいました。これらの会社は全てビジネスから倒産したかあるいはCPU市場からは撤退しています。サイリックスは、そのような会社の一つです。Intel 286と386をセットにしたいわゆるコプロセッサーのマーケティング企業として誕生。サイリックスは、その後1990年代初頭にIntelのCPUと競うために彼ら自身のチップセットをデザインし始めて、市場シェアは10%となったこともあります。

残念ながら、サイリックスはIntelやAMDによってどんどん追加される製品に対して遅れを取るようになり性能面で競うことができなくなりました。会社は1997年にナショナルセミコンダクターに売却されそれ以後x86チップを作ることもやめています。VIA Technologiesは、ナショナルセミコンダクターからサイリックスの知的財産の一部を買収してx86の市場に参入したものの足跡残すことはできませんでした。このように最終的に残ったのはIntelとAMDだけになったという歴史があります。

IntelとAMDの歴史を見る

 IntelAMD
2021年3月第十一世代(Rocket Lake)
2020年11月第四世代(Zen 3)
2020年5月第十世代(Comet Lake)
2019年7月第三世代(Zen 2)
2018年10月第九世代(Coffee Lake-S)
2018年04月第二世代(Zen +)
2017年11月第八世代(Coffee Lake-S)
2017年03月第一世代(Zen)
2017年01月第七世代(Kaby Lake)
2015年08月第六世代(Skylake)
2015年06月第五世代(Broadwell)
2014年05月第四世代(Haswell Refresh)
2013年06月第四世代(Haswell)
2012年04月第三世代(Ivy Bridge)
2011年10月AMD FX

2017年~

AMDは、2011年にAMD FXを販売してからしばらく空白期間があります。この間にもIntelはしっかりとCPUを販売していました。しかし、2017年3月Ryzenを発表すると注目を浴びます。8コア16スレッドという驚異的なスペックを持つCPUをIntelよりも圧倒的に安い価格で提供。第七世代Kaby Lakeでは4コア8スレッドでしたのでこのインパクトは大きかったですね。Ryzenの販売によってAMDシェアを大きく伸ばしました。マイニングブームもありIntelを焦らすことになります。Intelはクロック周波数を重視して、AMDはコア数及びスレッド数を重視するという図式になりました。

さすがにRyzenの勢いに驚いたIntelはその八ヶ月後に第八世代CPU Coffee Lake-Sをリリース。Core i7-8700Kは6コア12スレッドと50%コアを上げてきました。それでもAMDの方がスペック的には上回ります。ただ、クロック周波数が高いことやゲームやアプリなどとの相性が良いことからIntel製品が注目されます。AMDはベンチマークでは高い数値が出てもリアルの世界では思うようにスペックがでなかったのは最適化の問題があったのだと考えられます。

2018年~

2018年4月Ryzen第二世代が登場しました。第一世代に比べると大きなインパクトはありませんでした。それでもRyzen 7 2700Xは8コア16スレッドとIntelよりもマルチスレッド性能が高いです。さらに、クロック周波数を上げるなど性能の底上げがしっかりと行われていました。

その半年後ついにIntelも8コア8スレッドのCore i7-9700Kや8コア16スレッドのCore i9-9900Kをリリースしています。フラグシップモデルのCore i9-9900Kのみハイパースレッディング対応というのは厳しいですね。ただし、ゲーム適性はIntelの方が上回っています。

2019年~

2019年7月にRyzen第三世代が登場しています。Ryzen 9 3900X・Ryzen 7 3700X・Ryzen 5 3600と人気モデルが揃いました。第二世代に比べてIPCが改善してゲーム適性も向上しています。Ryzen 9シリーズではコア/スレッドが多くIntel製CPUに対して優位性を持っています。

その後Intel第十世代CPUが登場しました。14nmプロセスを継続しているため消費電力が高いというデメリットはありますが、ハイパースレッディングに対応したことでマルチスレッド性能は第三世代Ryzenに近付きました。この頃まではIntelも14nmプロセスでなんとか戦えていた状況だと言えます。

2020年~

2020年に第四世代Ryzenシリーズが発売開始となりました。Zen 3アーキテクチャを採用して飛躍的にパフォーマンスが向上しています。特にゲーム適正についてはIntel製CPUと比べても見劣りしない水準に達しています。価格が高くなってしまっているため価格的な優位性がなくなり、性能面での優位性を押し出しています。事実価格を引き上げていることからもコンセプトが変わったことがわかります。

2021年3月にIntel第十一世代CPUが登場しましたが、Ryzenシリーズと比べるとインパクトが小さいです。フラグシップモデルのCore i9シリーズがまさかのダウングレードで多くのユーザーを失望させてしまいました。第四世代Ryzenシリーズが出揃うとIntelの立場はより厳しくなるでしょう。

一番の勝者は一般消費者のあなたです!

IntelとAMDの戦いにおいて実は勝者はいずれの企業でもありません。最大の勝者は一般消費者である”あなた自身”です。なぜなら、IntelとAMDが競争することでより良いCPUを購入できるようになったからです。2021年時点だとAMDの方がやや優勢です。しかし、Intel及びAMDがこれほど安くかつ高性能なCPUを販売しているのは両方の企業が競争しているからだとも言えます。

例えば、2017年3月にAMDからRyzen第一世代が登場するまではクアッドコアが主流でこのままいくものだと考えられていました。しかし、Ryzen 7 2700Xが8コア16スレッドとIntel Core i7-7700Kの倍のコア/スレッドを持つCPUを安く販売しました。一般消費者は性能が高くそして価格の安いAMDの製品に飛びつきました。これがあったからIntelは第八世代及び第九世代へとつながったと考えるのが自然でしょう。

今後はIntelが10nmプロセスを採用してくることになるでしょう。そうなれば省電力性で有利になります。14nmプロセスでAMD製CPUと対等に戦えている現在の状況を見れば一気に抜き去るかもしれません。当然それに対してAMDも対抗してくるでしょう。ユーザーにとって未来は明るいです。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、IntelとAMDの歴史についてもまとめました。背景を知っておくのも両者を比較する上で興味深いものになると思います。今後も両社がどのような戦いを行うのかに注目しましょう。IntelとAMDのどっちが良いのかについても検証をしました。基本的にはIntel製のCPUを選択しておけば失敗はないというのが結論です。アプリやゲームもIntelに最適化されていることが多くスペック以上の性能が出ることがほとんどです。

一方、AMDは最適されていないことも多くスペック通りのパフォーマンスを発揮できないことがあります。ただ、そうは言っても価格が安くスペック自体は高いので動画編集などにおいては優位性があります。中級者以上の方でその良さがわかる方ならAMDを選択しても良いでしょう。

Ryzen搭載モデルについて興味のある方は「AMD Ryzen搭載のBTOパソコン&ノートパソコンを紹介【2021年】」を参考にしてくださいね。今人気のあるRyzen搭載モデルを紹介しています。

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