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当記事では、「Ryzen 5 3500の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。また高コスパというRyzenシリーズの強みが発揮されるCPUが登場しました。6コア6スレッドとRyzen 5 3600のSMTがないバージョンです。
実はこのCPUは、日本・中国・インドや他のアジアの国など選ばれた市場でのみ購入することができます。Ryzen 5 3600の2/3という価格も魅力的ですね。Intelの競合Core i5-9400と比較しながら性能について詳しく見ていきましょう。
Ryzen 5 3500のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
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デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
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Ryzen 5 3500のスペック比較
AMD製CPUと比較
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3600 | Ryzen 5 2600 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Zen 2 | Zen 2 | Zen + |
プロセス | 12nm | 12nm | 14nm |
コア/スレッド | 6/6 | 6/12 | 6/12 |
ベースクロック | 3.6GHz | 3.6GHz | 3.4GHz |
ターボクロック | 4.1GHz | 4.2GHz | 3.9GHz |
L3キャッシュ | 16MB | 32MB | 16MB |
TDP | 65W | 65W | 65W |
単体価格 | 16,000円 | 26,500円 | - |
搭載PC価格 | 69,980円~ | 82,800円円~ | - |
Ryzen 5 3600と比べるとコア数は同じでスレッド数が倍増となっています。これが一番の違いだと考えて良いですね。ベースクロック周波数は同じ、ターボクロック周波数は0.1GHzだけ上回っています。L3キャッシュについても32MBと余裕がありますね。価格を比べると10,000円も安く購入できるのでメリットが大きいですね。
Ryzen 5 2600と比べていきましょう。スペック的にはRyzen 5 2600の方が上回っていますが、アーキテクチャがZen +→Zen 2へと変わったことでパフォーマンスは向上しています。前世代の上位モデルを上回っているのはさすがですね。ベースクロック及びターボクロック共に5%以上高くなっているのも大きいです。
Intel製CPUと比較
Ryzen 5 3500 | i5-9400F | |
---|---|---|
コードネーム | Zen 2 | Coffee Lake-R |
プロセス | 12nm | 14nm |
コア/スレッド | 6/6 | 6/6 |
ベースクロック | 3.6GHz | 2.9GHz |
ターボクロック | 4.1GHz | 4.1GHz |
L3キャッシュ | 12MB | 9MB |
TDP | 65W | 65W |
単体価格 | 16,000円 | 17,700円 |
搭載PC価格 | 69,980円~ | 64,980円~ |
発売日 | 2020年02月22日 | 2019年02月01日 |
コア/スレッド数は同じです。ベースクロック周波数についてはRyzen 5 3500の方が25%ほど高いですが、ターボクロック周波数は同じ4.1GHzとなっています。一般的なアプリケーションではRyzen 5の方が優勢です。Core i5シリーズはゲームプレイにおいて優位性を持っています。
Ryzen 5 3500ってどんなCPUなの?
低価格帯のパソコン搭載に最適なモデル
Ryzen 5 3500は、$174と低価格なのが魅力です。Ryzen 5 3400Gに比べると価格は上がりますが、それ以上に性能が高くなるので使い勝手が良いと言えます。現行のCPU全体で見ると真ん中に位置しています。
Core i5-9400の真の競合が登場したことになります。これまでは価格的にも高いRyzen 5 3600しかありませんでした。予算を抑えたパソコン選びをしたいならぜひチェックしてくださいね。
ビジネスモデルで真価を発揮するCPU
当該CPUは、ビジネスモデルでの搭載が真骨頂でしょう。価格が安い割には性能が高いです。世代を重ねるごとに明らかに性能の底上げが行われています。かつてのハイクラスに匹敵する性能は魅力的ですね。
内蔵GPUが搭載されていないことからグラフィックボード搭載が一般的ですが、ゲームプレイとなるとCPU性能がボトルネックになりがちです。エクセル・ワード・アドビソフトなどのアプリケーションなら十分通用します。3Dグラフィックスを取り扱うアプリの使用において、グラフィックボードを搭載していることを活かせますね。
各BTOメーカーから続々と搭載モデルが登場している
Ryzen 5 3500が発売されてから各BTOメーカーから搭載モデルが登場しています。以前の主力だったRyzen 5 3600に切り替わる形になっています。なお、Ryzen 5 3500搭載モデルでもカスタマイズでRyzen 5 3600にアップグレードすることができます。
ユーザーからすると選択肢が増えたので大きなメリットとなります。それほど高い性能が必要でないなら価格の安いRyzen 5 3500を、ゲームプレイまで考えるならRyzen 5 3600を選択といった幅が出ます。
Ryzen 5 3500のベンチマーク
Cinebench R20
動画のエンコード
Shadow of the Tomb Raider
PUBG
Ryzen 5 3500搭載のおすすめBTOパソコン
Lightning AH5(ドスパラ)
価格:69,980円
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4 8GB
SSD:256GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:500W BRONZE
RT5A-C200/T(TSUKUMO)
価格:74,800円
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1050 Ti
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
電源:550W BRONZE
GAシリーズ基本モデル(FRONTIER)
価格:89,800円
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1660 Super
メモリ:DDR4 8GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:600W BRONZE
当記事のまとめ

当記事では、Ryzen 5 3500の性能スペック及び搭載モデルについて紹介しました。Ryzen 5 3500は、6コア6スレッドで高コスパが魅力のCPUです。Intel Core i5-9400の競合のモデルだと言えます。負荷の軽い作業なら動画編集やRAW現像にも対応することができます。クリエイターの方やビジネス用途での使用を想定している方におすすめです。
搭載モデルはどんどん増えてきています。これまでのRyzen 5 3600からRyzen 5 3500に切り替わっています。ユーザーからするとより選択肢が増えたことになります。ドスパラの「Lightning AH5」は最安値クラスで売れ筋モデルです。グラフィックボードにはGTX 1650を搭載し万全です。フロンティアの「GAシリーズ基本モデル」ならグラフィックボードがツーランクアップしてゲーム適性も高くなります。どのような用途で使用するのかを考えて選択すると良いでしょう。
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