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管理人管理人

当記事では、「Core i5-10210Uの性能スペックとベンチマーク」を紹介しています。第10世代Comet Lakeの高コスパCPUです。Core i5シリーズはデスクトップ向けCPUでもノート向けCPUでも人気が高いです。

2019年10月になり搭載されたBTOパソコンも増えてきたため気になっている方も多いかもしれませんね。前モデルであるCore i5-8265Uと比較しながらその性能について詳しく見ていきます。

現在後継モデルの「Core i5-1135G7」が発売されています。プロセスが縮小化されてクロック周波数などスペックが向上しています。海外メーカーを中心にラインナップが増えています。

Core i5-10210Uの基本スペック

世代第10世代
開発コードComet Lake
コア/スレッド数4 / 8
クロック周波数1.60 GHz
ブーストクロック4.20 GHz
内蔵グラフィックスUHD Graphics
TDP15W
発売日2019年10月
価格$297

目次

Core i5-10210Uのおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
×
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
×
webdesign

tvdenwa
cad
×
businessperson
多くの用途に対応できるCPUです。動画視聴・WEBデザイン・ビジネスなどであれば性能不足になることはないと思います。テレワークでの使用を考えている方におすすめです。一方で、動画編集・RAW現像などは軽い負荷でないと対応できないと考えていた方が良いですね。マルチスレッド性能がそれほど高いわけではないからです。

極端に重いファイルを扱うことを得意としていません。ゲームプレイやゲーム実況はできないと考えて間違いありません。Core i5-10210Uを搭載したゲーミングノートPCは販売されていないので性能が足りないということがわかるでしょう。

Core i5-10210Uのスペック比較

i5-10210Ui5-1035G1i5-8265U
コードネームComet LakeIce LakeWhiskey Lake
プロセス14nm10nm14nm
コア/スレッド4/84/84/8
ベースクロック1.6GHz1.0GHz1.6GHz
ターボクロック4.2GHz3.6GHz3.9GHz
内蔵GPUIntel UHD Graphics
Intel UHD Graphics
UHD Graphics 620
GPU EUs24 EUs32 EUs24 EUs
メモリ規格DDR4-2666DDR4-3200DDR4-2400
TDP15W15W15W
発売日Q3'19Q3'19Q3'18
単体価格$297$297$297
搭載PC価格64,980円~59,980円~64,980円~
同じ第10世代のCore i5-1035G1と前世代のCore i5-8265Uとのスペック比較を行っています。まずは、前世代Whiskye Lakeとのスペックの違いを見ていきましょう。見て分かるとおりそれほど大きな違いはありません。プロセスは同じで、ベースクロックも同じです。ターボクロックが0.3GHz伸びただけです。

もちろんこれだけで性能向上は見込めますが、新しい世代のCPUとして期待される飛躍的な性能アップには繋がりません。特にノート向けCPUでは上位モデルを除いて大幅な性能向上は現実的ではないかもしれません。また、内蔵GPUも名称こそ違うもののほぼ同等のものです。メモリ規格はワンランク引き上げられています。

同じ第10世代Ice LakeのCore i5-1035G1との違いを見ていきましょう。Ice Lakeは同時期に発売されたCPUですが、アーキテクチャは大きく異なります。プロセスが14nm→10nmへと縮小化されています。結果的に省電力性が高く、パワー効率も上がりました。ベースクロックが落ちてもパフォーマンスは同等以上です。メモリ規格もDDR4-3200へと引き上げられています。

Comet LakeとIce Lakeの違いについて(中上級者向け)

同じ時期に2つの世代のCPUが登場したことでユーザーからするとちょっとわかりにくいですね。Core i5-10210UのComet Lakeは実質Whiskey Lake-Refreshと考えた方がわかりやすいと思います。プロセスも同じですしアーキテクチャ的に変更はありません。ターボクロックの引き上げだけでめざましい進歩があるわけではないのです。

一方、Ice Lakeは間違いなく新しい世代のCPUです。プロセスが14nm→10nmになりIntelの本気が見られるモデルとなっています。アーキテクチャが変わったことでクロック周波数を引き上げても同等のパフォーマンスを発揮できます。内蔵GPUも強化されています。G1だと30%程度の差に留まりますが、上位モデルになるとその差が広がります。

Core i5-10210UってどんなCPUなの?

Core i3-10110Uとの価格が小さくコスパが高い

Core i5-10210U($297)は、コストパフォーマンスの高いCPUです。特に下位モデルCore i3-10110Uと比べるとコスパの高さが光ります。Core i3-10110Uの価格が$281なのでその差はわずか$16です。たった$16でワンランク上の性能が手に入るのは魅力的です。

国内で販売されているBTOパソコンでも価格差は大きくありません。価格と性能を考えるとCore i5-10210U搭載モデルの方がおすすめです。立場的に選ばれやすく各メーカーの売れ筋ランキングの上位モデルに入っていることもあります。わずかな差でコア/スレッドが倍増して対応できる用途が大きく広がります。

一般ユーザーからクリエイターの方まで幅広い層におすすめ

当該CPUはノート向けモデルとしてはそこそこ性能も高く多くのユーザーにおすすめできます。バランスが良くクリエイターの方でも通用する性能だと言えます。軽い作業であればRAW現像、動画編集などにも対応できるポテンシャルを持っています。

動画視聴・WEBデザイン・ビジネスアプリケーションの使用を想定している方は必見です。前世代のCore i3やそれ以下のCPUからの買い替えであれば性能差を体感できると思います。Celeronシリーズとは明らかな差があります。

旧モデルであるi5-8265Uの方がラインナップが多く選びやすい

現在はまだまだWhiskey Lake世代のCore i5-8265U搭載のBTOパソコンの方がラインナップが多いです。各BTOメーカーで販売されている幅広いラインナップの中から選択することができます。ノートPCのデザイン、メモリ容量、ストレージ容量など様々な構成から選べます。Core i5-10210U搭載モデルは外資系のメーカーでしか販売されていないためもう少し購入を待っても良いかもしれません。

その後国内BTOメーカーでもCore i5-10210U搭載モデルに切り替えられています。ドスパラの「DX-C5」やマウスコンピューターの「mouse X4-i5」は常に売れ筋ランキングの上位に入るほどの人気振りです。後継モデルのCore i5-1135G7が登場してからもCore i5-10210U搭載モデルが平行して販売されています。息の長いモデルとなっていますね。

ベンチマークでわかるCore i5-10210Uの性能!

Cinebench R20

cpuCore i5-10210U-cinebenchr20

Core i5-8265Uとの性能差は7%程度です。シングルスレッド性能はほぼ同等ですね。Core i5-8265Uからの買い替えで性能差は感じられません。Ice LakeのCore i5-1035G1との差も大きくありません。それでもやはり新しい世代というだけあってクロック周波数以上の性能となっています。

Handbrake

dougahensyuuCore i5-10210U-i5-10210U

60分の動画のエンコードに掛かる時間を計測しています。数値が少ない方が高性能ということになります。Core i5-8265Uよりも10%程度高速化されています。順当なパワーアップと考えて良いでしょう。

7-Zip

zipcorei510210uzip

Zipファイルの解凍・圧縮速度を計測しています。Core i5-8265Uよりも18%高い回答速度を誇ります。圧縮速度も3%高いです。世代の進化はしっかりと感じられます。なお、Ice Lake世代のCore i5-1035G1になるともう少しだけ性能が高いです。どちらのCPUを選んでも大きな差があるわけではありません。

Core i5-10210U搭載のおすすめBTOノートパソコン

THIRDWAVE DX-C5(ドスパラ)

dx-c5
価格:61,980円(税込)
CPU:Core i5-10210U
GPU:インテル UHDグラフィックス

ドスパラの高コスパノートです。税込6万円台という価格設定は驚きです。すでに旧モデルとなり8,000円も安くなっています。価格が抑えられているので選びやすいのではないかと思います。シルバーを基調として落ち着いたデザインで使用する場所を選びません。15.6インチノートで重量は約1.55kgと軽量化に成功しています。バッテリー駆動時間は約7.7時間と標準的です。持ち運ぶことの多い方にもおすすめです。

mouse F5-i5(マウスコンピューター)

mouse F5-i5
価格:93,280円(税込)
CPU:Core i5-10210U
GPU:インテル UHDグラフィックス

13.3インチサイズの本体に一回り大きな14.0インチモニターを搭載したノートパソコンです。バッテリー駆動時間は約12.0時間とこのクラスとしては長いです。持ち運びをメインに考えている方は必見です。CPUにはCore i5-10210Uを搭載しています。4コア8スレッドとマルチスレッド性能が高いです。動画編集やRAW現像などにも対応可能です。メモリ8GB、SSD 256GBと必要最低限の構成を持っています。

STYLE-15FH050-i5-UCEX(パソコン工房)

STYLE-15HP038-C-CES-D価格:96,756円(税込)
CPU:Core i5-10210U
GPU:オンボード
メモリ:DDR4 8GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載

国内のBTOメーカーからも第十世代搭載モデルが登場しました。Office Personal 2019がセットになってこの価格は魅力的です。ビジネス用途での使用を考えている方は必見です。15インチのオーソドックスなノートパソコンです。構成的にはメモリ8GB、SSD 500GB NVMe対応と十分ですね。特にSSD 500GBは優秀です。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Comet LakeのCore i5-10210Uの性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しました。基本的なスペックは前世代のCore i5-8265Uと同等です。コア/スレッド数に違いはなく、ターボクロック周波数が0.3HGz増えただけに留まります。アーキテクチャの変更もなくパフォーマンス面ではほぼ同等です。同時期に発売されたIce LakeのCore i5-1035G1と比べるとやや見劣りしてしまうかもしれません。

ドスパラの「THIRDWAVE DX-C5」は最安値クラスの搭載モデルです。税抜5万円台は素晴らしいですね。最近はドスパラのノートパソコンのラインナップが増えてきています。マウスコンピューターの「mouse X4-i5」は人気ランキング上位の常連モデルです。バッテリー駆動時間が約12.0時間と長く実用性が高いモデルです。本体重量約1.13kgというのも高ポイントです。

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