当記事では、FXや株のデイトレーダー向きのおすすめBTOパソコンを紹介しています。FXや株の取引をしていてより効率的にトレードをするためにモニターを複数枚利用したいという方向けのモデルを厳選しました。モデルによっては4枚以上のモニター使用にも対応しています。証券会社の取引ツールやFXツールで効率良くトレードができるのがメリットですね。
プロトレーダーから一般ユーザーまで幅広い層向けに記事を書きました。各種証券会社が提供しているツール(MARKETSPEEDⅡ・HYPER SBIなど)やMT4(Meta Trader4)/MT5(Meta Trader5)などのトレード用ツールの使用も想定しています。
FXや株をするのに必要なスペックは標準的です。必要なモニター数や利用環境に応じて異なりますが、通常それほど高いスペックが要求されることはありません。トレードにおいて最も負荷が掛かるの各種ツールの使用です。PCパーツの中でも重要なCPU性能やメモリ容量については気を使っておきましょう。
複数のモニターを接続するためにグラフィックボードがある方が良いと思います。取引用、チャート用(板用)、ニュース閲覧用など用途に合わせて使い分けることができるので多くの方が利用しているでしょう。パソコン本体よりもモニター代が気になるところかもしれません。もっとも稼いでいる方がみんな複数モニターを使っているというわけではなく一枚モニターで稼いでいる方も多いということは付け加えておきます。
予算に余裕がある方は電源ユニットに力を入れておくと安定してトレードを行うことができるでしょう。取引時間帯に電源不足で落ちてしまうと損害を被ってしまう可能性も否定できません。これからトレード用にパソコンを購入したいと考えている方は是非当ページを参考にしてくださいね。
FX・株のデイトレード向けモデルの目安
価格帯 | 12万円~44万円 |
負荷 | ★★☆☆☆ それほど高くない |
CPU | Core i5-13400 or Ryzen 5 5500以上 |
GPU | UHD Graphics 750 or GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
目次
デイトレ用PCを販売しているショップ一覧
BTOメーカー | おすすめ度 | 知名度 | コスパ | ラインナップ | サポート |
---|---|---|---|---|---|
パソコン工房 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
マウスコンピューター | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
ドスパラ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
エーチャージ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
そら | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
ジャパンコモディティーズ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
一方、エーチャージはVSPECというBTOメーカーのデイトレ用ブランドです。大手メーカーにはない構成があるなど魅力的なショップだと言えます。Quadro P400×2枚挿しは嬉しいですね。ただし、価格は安いとは言えずコストパフォーマンスは劣ってしまいます。
そら、ジャパンコモディティーズは玄人向けのショップです。ホームページが見にくいのが難点です。特にスマートフォンからだと諦めてしまうかもしれません。販売されているモデルは個性的です。コストパフォーマンスが良いとは言えないのでコスパ重視で探している方にはおすすめしません。
FXや株のデイトレ用ツール推奨環境まとめ
画像引用元:https://info.monex.co.jp/
証券会社 | 取引ツール | CPU | メモリ | HDD |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | MARKETSPEEDⅡ | Core i7-3770 3.40GHz | 8GB | 5GB |
マネックス証券 | トレードステーション | Quad-Core iシリーズ | 12GB | 1GB |
SBI証券 | HYPER SBI | Core 2 Duo 2.0GHz以上 | 4GB | 1GB |
松井証券 | ネットストック・ハイスピード | 1.6GHz以上 | 1GB | 50MB |
GMOクリック証券 | スーパーはっちゅう君 | 特になし | 512MB | 100MB |
岡三オンライン証券 | 岡三ネットトレーダー | Intel Penium 1.0GHz以上 | 1GB | 100MB |
DMM.com証券 | DMM株 PRO | Intel Core i5以上 | 4GB | 2GB |
auカブコム証券 | kabuステーション | Intel Core i5-6500 | 4GB | 2GB |
外為どっとコム | 外貨ネクストネオ | Intel Core2 Duo | 4GB | - |
各証券会社が提供しているツールの推奨スペックをまとめています。実はトレードに使われるツールはそれほど要求スペックが高いわけではありません。最も高いスペックを要求されるツール「MARKETSPEEDⅡ」や「DMM株 PRO」でもCore i5シリーズがあれば十分です。Core i7-3770は古いモデルのため現行のCore i5-13400よりも性能は低いです。Core i3シリーズでも対応できると思いますが、余裕があるに越したことはありませんね。実はCore i3-13100搭載モデルはコストパフォーマンスが悪く少し背伸びしてCore i5-13400を購入する方が良いと思います。
また、勘違いされている方が多いのですが、基本的にはデイトレ用パソコンにグラフィックス性能は不要です。グラフィックボードが搭載されているのは複数モニターを搭載するのに便利だからで3D性能が必要だからというわけではありません。他のスペックさえ満たしていればグラフィックボードはなくても問題ないです。
CPU性能が高くメモリ容量に余裕があれば複数モニターの起動及び複数のブラウザやアプリ起動でもさくさく動かすことができます。これらのポイントを押さえた上でパソコン選びをしましょう。
CPU
CPUは、人で言う脳に当たる箇所です。パソコンにおける様々な処理を行う中心的な役割を果たします。デイトレ用で考えるとi5以上を選択しておくと良いでしょう。現行モデルならCore i5-13400となります。予算を掛けられるのであればCore i7-13700を選択肢に入れると良いですね。
Intel第十二世代以降のモデルならCore i3シリーズでもある程度の適性があります。従来モデルのCore i5シリーズと同程度のパフォーマンスを期待できます。ハイエンドモデルを用意する必要はありませんが、Core i3シリーズやPentium/Celeronは避けたほうが無難です。
メモリ
メモリ容量については最低でも8GBを用意しておくと良いでしょう。部屋一面にモニターを設置したいと考えているトレーダーの方は余裕を持って16GB以上を搭載しておくと安心できると思います。また、Core i7以上を選ぶのであればメモリも16GBにしておいた方がCPUのパフォーマンスを引き出しやすいです。マネックス証券のトレードステーションでは12GBが要求されることになります。
ストレージ
SSDは予算に余裕がある方におすすめです。SSDにOSやトレード用のアプリやツールをインストールしておけば高速化を期待することができます。ただし、HDDに比べると高価なのでSSDでカバーできない部分はHDDでカバーすると良いでしょう。最近はDropboxなどのクラウドストレージも充実していますので、こだわりがなければぜひ活用しましょう。極端に予算を掛けなくても良いと思います。
その他重要なポイント
グラフィックボード
基本的にデイトレ用のパソコンに高性能なグラフィックボードは必要ありません。高価なゲーミングPCを購入する必要がないということです。デイトレで3D処理を行うわけではありませんので・・・ツールなどで3D処理能力を求められません。
ただ、マルチディスプレイにするときにあると便利なのも事実です。予算に余裕うがあればエントリークラスのグラフィックボードでいいので選択すると良いでしょう。GeForce GT 1030、GeForce GT 730、NVIDIA T600、NVIDIA T400、Quadro P620などが該当します。ノート向けならGeForce GTX 1650となりますね。複数モニターを利用する予定のない方ならグラフィックボードがなくても全く問題ありません。
電源
電源不足に悩まないように電源ユニットは高性能なものを用意しておきましょう。特に4枚や6枚など多くのモニターを搭載する場合は80PLUS認証は必須です。トレード中に電源が落ちてしまったら大変です。80PLUS認証は高品質の証です。容量的には400W以上となります。グラフィックボードを搭載しているなら500W以上でも良いでしょう。
BTOメーカーが販売しているほとんどのモデルで満たしているのでそれほど神経質になる必要はありません。予算に余裕があれば80PLUS GOLDや650W以上のものにカスタマイズしてもいいですね。トレードをしている途中で電源供給が不安定になるのは好ましくありません。
ネット環境
ネット環境も妥協できないポイントです。当然回線が不安定だと重要な場面で取引ができなくなってしまうリスクがあります。ポケットWi-Fiよりは光回線を使うほうが良いですね。ネット環境が安定しない場合はプロバイダの見直しなどを検討しましょう。基本的には有線を使用するべきです。無線は不安定になることが多いからです。
パソコン工房のトレーディングパソコン
BTOメーカーのパソコン工房ではトレーディングパソコンに力を入れています。kabuパソ・外為パソコン・トレステPCと3つのシリーズの中から売れ筋のモデルをピックアップして紹介しています。訪問設置まで対応してもらえるのでパソコン選びに時間を掛けたくない方にもおすすめです。案外自身でモニターアームを使って設置するのは大変です。設置サービスが付いている分ご自身で揃えるよりはやや割高です。
iiyama PRO-kabu.2 V12(パソコン工房)
価格:184,800円(税込)
CPU:Core i3-13100
GPU:UHD Graphics 730
メモリ:DDR5-4800 8GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
CPUにはIntel第十三世代のCore i3-13100を搭載しています。4コア8スレッドとスペックは控えめですが、アーキテクチャが変わって高いパフォーマンスを発揮します。極端に負荷の掛かる作業を行わないのであれば十分でしょう。グラフィックスはCPU内蔵のUHD Graphics 730です。複数モニターを利用するのに利便性が高いです。
iiyama PRO-Gaitame.4 V9(パソコン工房)
価格:299,800円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:NVIDIA T400
メモリ:DDR5-4800 8GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
なんと4つのモニター付きで、さらにモニタースタンドも採用されているので自宅に届いたらすぐにディーリングルームを作ることが可能です。CPUにはi5-13400とGPUにはNVIDIA T400と性能も十分です。Core i5-13400はハイブリッドアーキテクチャ採用で10コア16スレッドと高いパフォーマンスを発揮します。電源ユニットも400Wで問題ありません。高品質なBRONZE認証を搭載しているので安心ですね。このモデルには高機能ツールであるkabuステーションがプリインストールされています。
iiyama PRO-Gaitame.6 V9(パソコン工房)
価格:444,800円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:Quadro T1000
メモリ:DDR5-4800 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
CPUには16コア24スレッドのCore i7-13700を搭載し万全です。マルチスレッド性能も高くトレードをしながら動画を観たりネットをしたりと快適に行えます。Core i7-12700よりもパフォーマンスが向上しています。デイトレードに必要な性能を兼ね備えていると考えて良いでしょう。SSD 500GB NVMe搭載と強力です。様々な取引ツールをインストールしても余裕があります。
FX&株のデイトレにおすすめのBTOパソコン五選
ここで紹介しているモデルは複数モニターの出力に対応しているモデルをピックアップしています。モニターやモニターアームはご自身で用意したいという方や少しでも予算を抑えたいという方向けです。
Magnate MH(ドスパラ)
価格:114,980円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
Monarch GE(ドスパラ)
価格:124,980円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
NVIDIA Quadroモデル QM5J-B230/B2(TSUKUMO)
価格:159,800円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:NVIDIA T1000
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
mouse K5-MGZN(マウスコンピューター)
価格:124,800円(税込)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce MX550
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
New Inspiron 16 ノートパソコン(Dell)
価格:146,679円(税込) 132,011円(税込)
CPU:Core i7-1360P
GPU:Iris Xe Graphics
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
当記事のまとめ
当記事ではFX・株のデイトレードにおすすめのBTOパソコンをご紹介しました。デイトレでは複数枚のモニターを利用することが一般的です。また、専用ツールを使用したりブラウザでニュースをチェックしたりとマルチタスクに対応していることも必須です。快適にそして安定感のあるパソコン選びが大切だと思います。
まだ、モニターを持っていなくてこれから揃えようと考えている方には「iiyama PRO-Gaitame.4 V9」がおすすめです。トレーダーのために作られたパソコンです。9代も続く定番モデルとなっています。デザイン性も高く性能も申し分ありません。すでにモニターがある方や別で用意したいという方は「Monarch GE」がおすすめです。サードウェーブの最新モデルとなっています。同じサードウェーブの「Magnate MH」もコスパが高いです。グラフィックス搭載モデルとして格安です。ノートパソコンで対応したいと考えている方はマウスコンピューターの「mouse K5-MGZN」がおすすめです。デュアルモニターにも対応可能です。是非検討してみてくださいね。
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