当記事では、マウスコンピューターが販売している「DAIV Z5」のレビューをまとめています。Core i7-12700F×RTX 3050搭載のエントリークラスのクリエイターPCです。CPU内蔵グラフィックスでは物足りないと考えているクリエイターの方向けのモデルとなっています。CPUにはIntel第十二世代の人気モデルであるCore i7-12700Fを搭載していて万全です。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて従来モデルのCore i9-11900Kや競合のRyzen 9 5900Xを上回る高い性能を持っています。
さらに、メモリ32GBにデュアルストレージ採用と性能帯を考えると構成もかなり充実しています。クリエイターパソコンとして十分な構成です。ただし、その分価格が跳ね上がってしまっているためコストパフォーマンスで選ぶモデルとは言えないのが現状です。基本的にはセール/キャンペーン待ちの方が良さそうです。DAIVブランドのケースに魅力を感じる方であれば後悔はしないのではないかと思います。マウスコンピューターのサポートも充実していて安心感があります。
(+) クーポン利用で55,000円OFF
(+) 高性能なCore i7-12700F搭載モデル
(+) メモリ・ストレージなど構成が充実
(+) 翌日出荷サービスに対応
(-) RTX 3050搭載モデルとして価格が高い
(-) チップセットZ690がもったいない
目次
DAIV Z5のスペック
ブランド | DAIV |
製品名 | DAIV Z5 |
価格 | 254,800円(税込) *クーポン利用で55,000円OFF 2023/2/22 10:59まで |
サイズ | ミドルタワー |
CPU | Core i7-12700F |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 1TB |
マザーボード | チップセットZ690 |
光学ドライブ | オプション(+4,180円) |
カードリーダー | オプション(+1,980円) |
おすすめ度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
マザーボードのチップセットは最上位のZ690です。光学ドライブ及びカードリーダーはオプション対応となります。両方搭載すると6,160円が掛かります。おすすめ度は★五つです。やはり性能帯を考えると価格が高めでおすすめ度は低くなります。クーポンを使っても割高です。
クーポン利用方法
DAIV A5のおすすめカスタマイズ
DAIV A5は構成が充実しているためカスタマイズの必要性が高いわけではありません。性能面よりも実用面でもカスタマイズを検討すると良いと思います。
リムーバブルケース ★★★☆☆
光学ドライブ ★★★☆☆
カードリーダー ★★★★★
出荷日調整サービス ★★★★★
DAIV Z5のおすすめ用途
デイトレ | 動画視聴 | 実況 | CAD | DTM | マンガ | デザイン |
☆ | ☆ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
RAW現像 | 動画編集 | Skype | 動画投稿 | ビジネス | ゲーム | デュアル |
◎ | ◎ | ☆ | ◎ | ☆ | 〇 | ☆ |
ゲームプレイについては設定調整次第で対応可能です。RTX 3050は、最新モデルとは言ってもあくまでもエントリークラスのグラフィックボードなので過度な期待は禁物です。ゲーム実況や3D CADはやや苦手としています。単純にグラフィックス処理性能が物足りません。3D CADを考えているならプロフェッショナル向けのNVIDIAシリーズを検討しましょう。
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DAIV Z5の性能
Core i7-12700F
Core i7-12700Fは、12コア20スレッドとスペックが高く従来モデルのCore i7-11700(8コア16スレッド)よりも70%近くも処理性能が引き上げられました。Ryzen 9 5900Xよりも2%程度高く、Core i9-11900Kよりも40%も高いです。Intel第十二世代Core iシリーズは画期的なCPUですね。性能が高くクリエイターパソコンに最適です。負荷の掛かる作業を中心に考えている方は必見です。
GeForce RTX 3050
Adobe PremiereなどAdobeソフトの使用を考えている方にとってはグラフィックボードを搭載していることは強みになります。ゲームプレイに関してはFULL HD環境でならある程度対応可能です。最新のタイトルでも設定を調整すればカクカクすることはありません。レイトレーシング・DLSSに対応したのもポイントです。当然上位モデルと比べると適性は高くありませんが、気軽に試すことができるのは嬉しいですね。
DAIV Z5を選ぶ3つの理由
i7-12700F×RTX 3050搭載の高性能モデルだから
DAIV Z5は、Core i7-12700F×RTX 3050搭載の高性能モデルです。DAIV Zシリーズでは下から二番目のモデルですが、市場的にはトップクラスです。特にCPUにはIntel第十二世代のラインナップの中でも高い性能を持つCore i7-12700Fを搭載していて強みとなっています。12コア20スレッドとマルチスレッド性能が高く動画編集・画像編集・ビジネスなどの用途に最適です。従来モデルのCore i7-11700からの買い替えでも性能差を体感できるでしょう。
グラフィックボードには、Ampere世代のエントリークラスであるRTX 3050を搭載しています。CPU内蔵グラフィックスよりもワンランク以上高いパフォーマンスを得られます。グラフィックボードがあればできることがぐっと増えます。ゲームプレイやWEBデザインなどでのグラフィックス処理を得意としています。また、グラフィックボードがCPUの役割の一部を任せることもできます。つまり、ゲーム・3D CAD・3DCGなどだけではなく動画編集やゲーム開発などの用途でもより効率的に作業が行なえます。
メモリ・ストレージなど構成が充実しているから
当該モデルはメモリDDR4-3200 32GB、SSD 512GB NVMe、HDD 1TBと構成が充実しているのが特徴です。ここにクリエイターパソコンらしさがありますね。メモリ容量が多いことで動画編集・画像編集などのクリエイター作業において高いパフォーマンスを得られます。一般的な16GBとは一線を画します。
また、デュアルストレージ採用も強みとなります。SSDにシステムを保存しておけば高速起動が実現します。そしてアプリケーション・動画・画像などのファイルをHDDに保存しておけば良いですね。これだけの構成を持っていればカスタマイズを考える必要がありません。ストレージ容量を増やしたいならリムーバブルケースを追加してトリプルストレージを簡単に実現できます。
翌日出荷サービスに対応しているから
当該モデルは翌営業日出荷サービスに対応しています。マウスコンピューターのの全てのモデルが対応しているわけではなく、対応しているだけで長所となり得ます。+2,200円でオプションを選択すれば、購入後最短2日で手に入れられるということです。カスタマイズ費用を考えると十分選択する価値があります。現在使用しているパソコンが故障した場合などすぐにクリエイターパソコンが欲しいという方にとって魅力的な選択肢になります。
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DAIV Z5の弱み
マウスコンピューターの売れ筋モデルで評価の高いモデルでも弱みはあります。弱みをしっかりして購入すれば後悔することはなくなるでしょう。
RTX 3050搭載モデルで税込25万円台は厳しい
RTX 3050搭載モデルで税込254,800円という価格はかなり割高です。RTX 3070搭載モデルが比較対象になるほどです。DAIVブランドは、どちらかというコスパではなくプレミアム感を重視したブランドだと言えます。そのため、CPU・GPU・メモリ・ストレージなどだけで考えると割高になります。価格勝負になると消耗戦になるだけなので悪くない戦略だと言えます。
DAIVブランドのケースやマウスコンピューターのサポートに魅力を感じる方向けです。セール/キャンペーン対象モデルになれば数万円単位で安く購入できる可能性があります。購入検討中の場合でも定価での購入は避けるべきです。2週間周期でセール情報が更新されますので、定期的に確認しておきましょう。最近は不定期で割引クーポンが発行されるようになりました。メルマガに登録して情報を収集しても良いと思います。
チップセットZ690は宝の持ち腐れになる
チップセットZ690を搭載しているのは残念なところです。オーバークロックに対応していないCore i7-12700を搭載したDAIV Z5では価格が上がるだけで選択するメリットがありません。本来Z690は倍率ロックフリーモデルであるCore i7-12700KやCore i9-12900Kなどに適したチップセットです。
どうしてマウスコンピューターが当該モデルにZ690を選択したのかわかりません。おそらく他のDAIV Zシリーズと合わせた結果でしょう。せっかくなら、下位モデルであるH670やB660などでコストカットを図って欲しい部分だと言えます。まだまだ価格が下がる余地があるということになりますね。
raytrek 4CXVと比較
ブランド | DAIV | raytrek |
---|---|---|
製品名 | DAIV Z5 | raytrek 4CXV |
画像 | ||
納期 | 最短翌営業日 | 最短5日 |
価格 | 254,800円(税込) *クーポン利用で55,000円OFF 2023/2/22 10:59まで | 204,980円(税込) |
CPU | Core i7-12700F | Core i7-13700F |
GPU | RTX 3050 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 1TB NVMe |
HDD | 1TB | 非搭載 |
電源 | 500W BRONZE | 650W BRONZE |
マザーボード | チップセットZ690 | チップセットH770 |
光学ドライブ | +4,180円 | +2,800円 |
カードリーダー | +1,980円 | × |
公式 | 公式 | 公式 |
メモリについては、DAIV Z5の方が多く32GBとなります。ストレージはSSD容量はraytrek 4CXVの方が多く1TBとなります。DAIV Z5ではHDD 1TBを搭載しています。電源ユニットはraytrek 4CXVの方が容量が多く650W BRONZEです。DAIV Z5ではマザーボードのチップセットが最上位のZ690となります。raytrek 4CXVでは新しい規格であるH770を搭載しています。
raytrek 4CXVも光学ドライブが非搭載でカスタマイズで追加できます。カードリーダーはカスタマイズで追加できず、外付けのカードリーダーなどで対応する必要があります。DAIV Z5は+1,980円で追加可能です。価格差を考えてもDAIV Z5が割高であることがわかりますね。
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DAIV Z5のケースデザイン
正面
無骨なデザインを採用しています。クリエイターらしいモデルだと言えます。本体上部には取っ手が取り付けられていて持ち運びが容易です。
右側面
右側面には”DAIV”のロゴが映えます。比較的シンプルなデザインですね。
I/Oパネル
I/Oパネルは上部に配置されています。マイク・ヘッドフォン端子、USB、電源ボタンがあります。足元などに置く場合利便性の高い位置にパネルが配置されていることになります。
リムーバブルケース
カスタマイズでリムーバブルケースを搭載することができます。HDDなどのストレージを容易に入れ替えることが可能です。
SDカードリーダー
カスタマイズでSDSカードを搭載することができます。リムーバブルケースと合わせてDAIVブランドならではの強みだと言えます。
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DAIV Z5の口コミまとめ
*旧モデルの口コミも含みます。
パソコン発注した。
CPUはCore(TM) i9-12900に変更。
空冷にこだわったのでDAIV Z7ではなくZ5にした。
CPUフェンは12cmのCooler Master Hyper 212 EVO に変更。
これで冷えてくれると信じたい。#mouse_computer pic.twitter.com/pVq2Yu6WJN
— なおさん (@naosan5963) June 1, 2022
パソコン探してる?
これなら後悔しない!
DAIV Z5
高めですがノートとタワーとの違いは歴然!— Yasumasa Kawashima (@kwisland3566) May 25, 2022
そろそろPC買いたくていろいろ見てたんだけど今のところDAIVZ5ってのが気になってる
他におすすめあったら教えてほしい…(utuとかやってみたいのでWindowsだととても助かる)— テタト (@tetato_24) April 27, 2022
買ったのはDAIVZ5のOfficeつきのやつ カスタムはほぼしてなくて、グリスをちょっといいやつにしただけ
— 花成花蕗 (@kanarikaro) April 7, 2022
デスクトップをいろいろ考えていて、今現在の推しはDAIV Z5ですね。mouseのパソコンで、イラレフォトショを使うぐらいだとぴったりかも。少し動画編集なども出来そうですからね。3月までなら安いから検討
— おとや (@otoya_blog) March 26, 2022
公式サイト
購入年:2022年 使用目的:DTM
タイトル通り快適で、歴代のパソコンの中で一番使いやすいです。今のところ不具合も皆無です。
2台目のマウスコンピューターですが、1台目も3年たってもまだまだ元気。我が家的にマウスコンピューターさんはとても相性が良いようです。以前ネットでの友人がべた褒めしてたので購入しましたが、もっと早くに出会いたかった。これからもよろしくお願いします。
当記事のまとめ
当記事では、DAIV Z5のレビュー&口コミについて紹介しました。最新のCore i7-12700F×RTX 3050を搭載したクリエイターPCです。メモリ32GB、SSD 512GB、HDD 1TBと構成も抜群です。クリエイターPCらしさがあります。ただし、RTX 3050搭載モデルとして見ると税込254,800円という価格はいただけません。DAIV Z5の購入を考えている方はセールを待つのが良いと思います。
2023/02/22まではクーポン利用で55,000円OFFとなりますが、もっともそれだけの割引があっても強敵であるraytrek 4CXVにはコスパで及びません。Core i7-13700F×RTX 3060搭載とワンランク上のモデルが購入できます。DAIV Z5の魅力は、拡張性・機能性に優れたケースとマウスコンピューターの手厚いサポートにあります。これらの点に魅力を感じる方であれば後悔はしないでしょう。
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