画像引用元:http://www.elsa-jp.co.jp/

当記事では、「Quadro P2200の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。当該モデルはQuadro P2000の後継モデルとして2019年8月30日に発売開始となりました。
クリエイター向けのグラフィックボードとしてはミドルクラス~ミドルエンドクラスの性能を持っています。高価なQuadroの中では比較的リーズナブルなためアマチュアの方にも人気があります。複数アプリケーションの同時起動を考えている方にもおすすめです。
Quadro P2200のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
![]() ☆ | ![]() ☆ | ![]() ◎ | ![]() ◎ | ![]() ◎ | ![]() ◎ | ![]() △ |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
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特に3Dグラフィックスに特化したグラフィックボードと考えて良いでしょう。一方でゲーム向きのグラフィックボードではありません。価格的にはRTX 2070と同じぐらいですが、特性が異なりゲームプレイやゲーム実況は苦手としています。
Quadro P2200の概要
性能
スペック
P2200 | P2000 | P4000 | |
---|---|---|---|
CUDAコア | 1280 | 1024 | 1792 |
GPUメモリ | 5GB | 5GB | 8GB |
メモリ規格 | GDDR5X | GDDR5 | GDDR5 |
メモリバンド幅 | 最大200GB/s | 最大140GB/s | 最大243GB/s |
TDP | 75W | 75W | 105W |
単体価格 | 66,000円~ | 62,000円~ | 119,000円~ |
搭載PC価格 | 229,800円~ | 176,980円~ | 176,980円~ |
Quadro P4000になるとCUDAコアが40%上がり、メモリバンド幅も20%高くなっています。よりプロフェッショナル向けの用途で使用したい方向けのグラフィックボードだと言えます。消費電力も高く価格も跳ね上がります。なお、搭載価格がP4000の方が安くなっているのはCPUの差があるためです。P2200搭載モデルのラインナップも少なく純粋な比較は難しいです。
Quadro P2200ってどんなグラフィックボードなの?
従来モデルのQuadro P2000よりもパフォーマンス向上
Quadro P2000の後継モデルだけあってパフォーマンスは引き上げられています。ほぼ同等の価格で25%の性能アップが見込めます。今は新モデルということで割高ですが価格は落ち着いてくると見て良いでしょう。Quadro P620で物足りなく感じてしまう方なら検討する価値があります。
性能アップはCUDAコア数が増えたことメモリ規格がGDDR5Xに変わったことによるものです。アーキテクチャ自体はQuadro P2000と同じPascalを採用しています。現在Quadro P2000を使用している方は買い換える必要はありませんが、Quadro P1000以下あるいはそれ以前のモデルを利用している方であれば性能差を体験できると思います。
NVIDIA GPU Boost 3.0でパフォーマンスを最適化
Quadro P2200は、NVIDIA GPU Boost機能を搭載しています。これはGPUがアプリケーションによって動作クロックを最適化してパフォーマンスを引き上げることができる機能です。消費電力も抑えられるというメリットもあります。
また、H.264/HEVCエンジンを搭載しています。これによってトランスコーディング、動画編集や他のエンコードアプリケーションの高速化を見込むことができます。クリエイター向けのグラフィックボードとして必要な機能を備えています。
他の作業をしながら動画のエンコードもしたいと考えているなら選択肢に入れるべきモデルだと思います。GeForceにはない力強さを発揮してくれます。
最大5K解像度での出力に対応している
4系統のディスプレイコネクタを搭載していて最大5K解像度(5120×2880)出力に対応しています。最大4画面同時出力が行えますので、効率よく作業を行うことが可能です。
「NVIDIA Mosaicマルチディスプレイテクノロジ」を活用すれば4つの画面を1つの映像として出力をすることもできます。チームでモデリングなどを共有するのにも活用できると思います。
いずれの機能もQuadro P2000にも搭載されていました。クリエイター向けのグラフィックボードとしてユーザーが必要とする機能が搭載されています。
Quadro P2200搭載のおすすめBTOパソコン
raytrek ZQ2(ドスパラ)
価格:149,980円
CPU:Core i7-10700K
GPU:Quadro P2200
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載
SENSE-F049-iX7-QMX(パソコン工房)
価格:151,980円
CPU:Core i7-10700
GPU:Quadro P2200
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
DAIV Z7-QP2(マウスコンピューター)
価格:169,980円
CPU:Core i7-10700
GPU:Quadro P2200
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載
SENSE-F02B-LCi9SX-QMX(パソコン工房)
価格:237,980円
CPU:Core i9-10920X
GPU:Quadro P2200
メモリ:DDR4 32GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
当記事のまとめ

当ページでは、2019年8月に登場したQuadro P2000の性能スペックについて紹介しました。ミドルクラスとして人気の高いQuadro P2000の後継モデルです。CUDAコア数が引き上げられそしてメモリ規格が変更となったことでパフォーマンスが向上しています。中規模な3D CAD、RAW現像、動画編集などプロフェッショナルの方まで対応可能です。
現在搭載モデルは、ドスパラとパソコン工房から販売されています。CPUとのバランスを考えるとパソコン工房の「SENSE-F049-iX7-QMX」やドスパラの「raytrek ZQ2」がおすすめです。Core i9-10920Xを搭載しているパソコン工房の「SENSE-F02B-LCi9SX-QMX」も面白い選択となるでしょう。バランスを考えると狙い目だと思います。
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