mx450画像引用元:https://www.geforce.com/

管理人管理人

当記事では、「GeForce MX450の性能スペックと搭載BTOノートパソコン」を紹介しています。2020年8月25日に発売開始となりました。GeForce MX250→MX350と続くエントリークラスのノート向けグラフィックボードです。Pascal世代の50番台に匹敵する高いグラフィックス処理性能を持っています。

ゲームメインというよりもクリエイター向けモデルと考える方がしっくりと来ます。省電力性が高く気軽に利用できるノートパソコンが欲しいという方におすすめです。2021年9月時点では国内で販売されている搭載モデルのラインナップはそれほど多くありませんが、海外メーカーを中心に販売されています。場合によっては、GTX 1650 Mobile搭載モデルやRTX 3050 Mobile搭載モデルの購入を検討しても良いと思います。なお、すでに後継モデルである「GeForce MX550」がリリースされています。同じTuring世代のモデルですが、CUDAコア数が増えて25%程度パフォーマンスが向上しています。

目次

GeForce MX450のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
×
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
×
webdesign

tvdenwa
cad
×
businessperson
GeForce MX450は、CPU内蔵グラフィックスに比べると対応力のあるグラフィックボードです。とは言っても前世代のGeForce MX350と比べて大きく変わるということはありません。ゲームプレイや動画編集では強みを発揮することができません。ゲームプレイについてはHD環境で低設定であれば60fpsを出すことも可能です。あくまでもライトユーザー向けだと言えます。RAW現像、WEBデザイン、ビジネス用途においてはCPU内蔵グラフィックスよりも使い勝手は良いです。GTX 1650搭載モデルを購入するほどではないという方は試しに購入してみるのも良いでしょう。

GeForce MX450のスペック

MX450MX350GTX1650
アーキテクチャTuringPacalTuring
GPUTU117GP107TU117
プロセス12nm14nm12nm
ダイサイズ200m㎡132m㎡200m㎡
トランジスタ数47億33億47億
CUDAコア896基640基896基
ベースクロック1395MHz1354MHz1485MHz
ブーストクロック1575MHz1468MHz1665MHz
メモリ規格GDDR6GDDR5GDDR5
メモリ容量2GB2GB4GB
メモリバンド幅80.00 GB/s56.06 GB/s128.1 GB/s
メモリバス64 bit64 bit128 bit
消費電力31W20W75W
発売日2020/08/252020/02/102019/08/23
GeForce MX450は、Turing世代のアーキテクチャを採用したグラフィックボードです。GPUもGTX 1650と同じTU117を搭載しています。GeForce MX450は、GTX 1650の廉価モデルと考えて間違いありません。プロセス・ダイサイズ・トランジスタ数・CUDAコアは同じです。

一方で、ベースクロック及びブーストクロックはそれぞれ6%程度引き下げられています。これは消費電力を30Wに抑えるために仕方がありません。メモリ規格はGDDR6とワンランク上のものを搭載しています。メモリ容量はGTX 1650の半分の2GBに留まります。メモリバンド幅、メモリバスについても劣ります。

Pascal世代のGeForce MX350と比べるとプロセスの縮小化されているのが特徴です。プロセスは小さい方が有利になるからです。トランジスタ数が43%高く、CUDAコアも40%多いです。さらに、クロック周波数の底上げも行われています。メモリ規格はGDDR5と一世代前のものを採用しています。メモリ容量は同じ2GBですが、メモリバンド幅が30%低いです。MX350よりも性能が高いことは疑いの余地がありませんね。

GeForce MXシリーズはワンテンポ遅れる

GeForce MXシリーズは一世代遅れて登場するのが一般的です。Turing世代のGTX 1650が発売されておよそ1年後に同じTuring世代のGeForce MX450が発売開始となりました。すでに次世代のAmpere世代のグラフィックボードが登場しています。

Pascal世代のGeForce MX350についてはさらに遅れています。Pascal世代のGTX 1050が2016年10月に発売されてその3年後にPascal世代のMX350が発売開始となっています。NVIDIAにとってGeForce MXシリーズは優先度はそれほど高くなく後回しにされるということですね。

GeForce MX450ってどんなグラフィックボード?

GeForce MX350よりも20%高い性能を持つ

mx450seinou
GeForce MX450は、Pascal世代のGeForce MX350よりも20%程度高い性能を持っています。アーキテクチャの変更、CUDAコアの増加、メモリ規格の向上と性能を上げるのに十分なスペックだと思います。Tiger Lake世代で注目されているCPU内蔵グラフィックスであるIntel Iris Xe Graphicsよりもパフォーマンスが高いです。エントリークラスであるGTXシリーズのGTX 1050 MobileやGTX 1650 Mobileには及びません。MXシリーズには消費電力の制限があることから大幅なパフォーマンス向上は見込めないでしょう。

軽い画像編集や動画編集に対応できる

GeForce MX450は、CPU内蔵グラフィックスよりも性能が高く画像編集・動画編集・デザインなどへの対応力は向上しています。ノートパソコンで作業を行う機会が増えてきたという方は必見です。サブノートパソコン向けだと言えるかもしれません。上位モデルであるGTX 16シリーズあるいはRTX 30シリーズに比べると性能が劣ることは理解しておく必要があります。ゲームプレイや動画編集・3D CADなどの用途での使用を考えているヘビーユーザーの方にとっては物足りないでしょう。

エントリークラスのGTX 1650との差別化が難しい

正直GTX 1650 Mobile搭載モデルとの境界線が曖昧だと思います。GeForce MX450搭載モデル自体のラインナップも少なく、GTX 1650 Mobile搭載モデルとの価格差もほとんどありません。積極的にGeForce MX450を選ぶ理由が見当たりません。例えば、メーカーのラインナップ的にGeForce MX450搭載モデルしか選べないという限りは上位モデルを検討しても良いかもしれません。

当然MXシリーズがGTXシリーズの性能を超えることはありません。Tiger LakeになってCPU内蔵グラフィックスの性能が上がり、よりMXシリーズの立場が危ういです。Intel Iris Xe Graphicsよりも僅かに高い性能を必要とするケースがあるかどうか疑問です。NVIDIAにとってもこのIntelのグラフィックスは計算外だったかもしれません。CPU内蔵グラフィックスで物足りないのであればGTX 1650 Mobile搭載モデルを選択するほうが理にかなっているように思います。

GeForce MX450搭載のおすすめBTOパソコン

ENVY 13-ba パフォーマンスモデルG2価格.com 限定モデル(HP)

ENVY 13-ba
価格:175,780円(税込) 134,000円(税込)
液晶サイズ:13.3インチ
重量:約1.3Kg
駆動時間:最大10.0時間
CPU:Core i7-1165G7
GPU:GeForce MX450
メモリ:DDR4-2933 16GB
ストレージ:512GB SSD+32GB Optaneメモリ

公式
GeForce MX450を搭載した希少なモデルです。13.3インチIPCタッチディスプレイを搭載しています。本体重量約1.3kgと軽くて持ち運びに適しています。バッテリー駆動時間は約10.0時間です。CPUにはIntel第十一世代のCore i7-1165G7を搭載しています。4コア8スレッドとスペックは控え目ですが、省電力モデルとして高い性能を持っています。メモリ16GB、SSD 512GB+Optaneメモリー32GBと構成も充実しています。

ENVY 13-ba パフォーマンスプラスモデルG2価格.com 限定モデル(HP)

ENVY 13-ba
価格:197,780円(税込) 154,000円(税込)
液晶サイズ:13.3インチ
重量:約1.3Kg
駆動時間:最大8.0時間
CPU:Core i7-1165G7
GPU:GeForce MX450
メモリ:DDR4-2933 16GB
ストレージ:1TB SSD

公式
4Kモニターを搭載した最上位モデルです。IPSタッチディスプレイを搭載していてこだわりが見られます。ペイルゴールドのカラーが映えます。CPUにはCore i7-1165G7を搭載しています。4コア8スレッドとまずまずのスペックを持っています。軽めの作業であれば動画編集などの作業にも対応可能です。本体重量は約1.3kgとなっています。バッテリー駆動時間は約8.0時間です。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実しています。

ThinkPad E15 Gen2:価格.com限定 パフォーマンス(Lenovo)

ThinkPad E15 Gen2
価格:92,180円(税込)
液晶サイズ:15.6インチ
重量:約1.7Kg
駆動時間:最大10.7時間
CPU:Core i5-1135G7
GPU:GeForce MX450 カスタマイズ可
メモリ:DDR4-3200 8GB
ストレージ:256GB SSD

+16,500円でGeForce MX450にアップグレードできます。デザイン性が高く使う場所を選びません。オフィスなどテレワークでの使用を想定しています。CPUにはIntel第11世代のCore i5-1135G7を搭載しています。4コア8スレッドとノート向けモデルの中では最も性能の高いCPUの一つです。PhotoshopやIllustratorの使用や動画編集・画像編集を考えている方は必見です。

ThinkPad E14 Gen2:価格.com限定 プレミアム(Lenovo)

ThinkPad E14 Gen2
価格:128,051円(税込)
液晶サイズ:14.0インチ
重量:約1.59kg
駆動時間:最大12.6時間
CPU:Core i7-1165G7
GPU:GeForce MX450 カスタマイズ可
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:512GB SSD

標準でMX450を搭載した珍しいモデルです。14.0インチで本体重量約1.59kgと軽いのが特徴です。CPUには省電力モデルの最上位モデルであるCore i7-1165G7を搭載しています。動画編集や画像編集を行いたいと考えている方向けです。ただし、Core i7-11800Hなどのハイパフォーマンスモデルには劣ります。メモリ16GB、SSD 512GBと必要十分な構成を持っています。

Prestige-15-A11SB-465JP(MSI)

Prestige-15-A11SB-465JP
価格:154,800円(税込)
液晶サイズ:15.6インチ
重量:約1.69kg
駆動時間:最大16時間
CPU:Core i7-1185G7
GPU:GeForce MX450
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:512GB SSD

15.6インチで約1.69kgと最軽量クラスです。MSIストア限定モデルとなっています。GeForce MX450×Core i7-1185G7搭載のクリエイターPCです。Core i7-1185G7は、Core i7-1165G7よりも高いクロック周波数を持っています。メモリ32GB、SSD 512GBと圧倒的な構成を持つ一台です。バッテリー駆動時間も約16時間と長く外出先でも作業をしたいと考えている方におすすめです。

当記事のまとめ

管理人管理人

当ページでは、GeForce MX450の性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しました。Turing世代のアーキテクチャを搭載してパフォーマンスの底上げが行われています。前世代のMX350と比べて20%程度性能が向上しました。画像編集・動画編集などを気軽に行いたいと考えている方は必見です。

そうは言ってもGTX 1650 Mobile/RTX 3050 Mobileには及びません。予算に余裕があれば選択肢の多いGTX 1650 Mobile搭載モデルを選択した方が満足度が高いかもしれません。最新のIntel第十一世代CPUを搭載したクリエイター向けモデルです。ノートパソコンとしては性能が高く様々な用途に使用することができます。

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