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当記事では、「GeForce GTX 1050 Tiの性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。Pascal世代の低価格帯を支えるモデルです。ゲームプレイにおいてもFULL HD環境下であれば十分に対応することができます。ある程度設定面での妥協が必要になります。
また、クリエイター向けモデルとしても予算を抑えたい方必見のグラフィックボードだと言えます。すでに後継モデルであるGTX 1650がリリースされているのですが、昨今の半導体不足の影響もあってGTX 1050 Tiが復活しています。現在はマウスコンピューターで取り扱いがあります。
目次
GTX 1050 Tiの性能スペック紹介【GTX 1050と比較】
GTX 1050 Ti | GTX 1050 | GTX 950 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Pacal | Pacal | Maxwell |
プロセス | 14nm | 14nm | 28nm |
トランジスタ数 | 33.0億 | 33.0億 | 29.4億 |
ダイサイズ | 132 mm² | 132 mm² | 228 mm² |
GPU | GP107 | GP107 | GM206 |
CUDAコア | 768基 | 640基 | 768基 |
ベースクロック | 1290MHz | 1354MHz | 1024MHz |
ブーストクロック | 1392MHz | 1455MHz | 1188MHz |
GPUメモリ | GDDR5 4GB | GDDR5 2GB | GDDR5 2GB |
メモリバス | 128 bit | 128 bit | 128 bit |
メモリバンド幅 | 112.1 GB/s | 112.1 GB/s | 105.8 GB/s |
TDP | 75W | 75W | 90W |
単体価格 | $139 | $109 | $159 |
発売日 | 2016/10/25 | 2016/10/25 | 2015/08/20 |
GTX 1050 TiのCUDAコア数は従来モデルのGTX 950と共通です。ベースクロックが25%アップ、ブーストクロックは15%アップとなっています。さらに、GPUメモリ容量も2GBから4GBへと倍増です。メモリバスは同じ128 bitでメモリバンド幅は微増に留まります。TDPは90Wから75Wへと15%ダウンです。価格は$20安くなりました。50番台でもTiシリーズなら十分なスペックを持っています。
下位モデルのGTX 1050と比較していきます。基本的にはGTX 1050 Tiのスペックダウンバージョンです。プロセス・トランジスタ数・ダイサイズは共通です。CUDAコアはGTX 1050 Tiの80%弱に留まります。ベースクロックはGTX 1050 Tiよりも5%高く、ブーストクロックもGTX 1050 Tiよりも4%高いです。GPUメモリ容量は半分の2GBに留まります。TDPは75Wと変わりません。価格は22%安く$109となります。
GTX 1050 Tiってどんなグラフィックボード?
Pascal世代の中でも後発の新しいモデル
GTX 1050 Tiは2016年10月にリリースされたグラフィックボードです。Pascal世代の先発モデルとして2016年5月にリリースされたGTX 1080に比べて5ヶ月遅れました。NVIDIA製グラフィックボードは上位モデルからリリースされるのが一般的です。遅くなっただけではなくきちんと進化しているのが特徴です。
その目玉はプロセッサコアGP107を採用している点にあります。プロセスサイズも16nmから14nmと小型化が実現しています。また、GTX 950やGTX 960で採用されていたGM206よりも40%ダイサイズが小さくなっているにもかかわらずトランジスタ数は10%向上しています。当然省電力性にも磨きがかかります。まさに最新のGPUコアだと言えます。
ゲーミング用途としても使える高パフォーマンスモデル
GTX 1050 Tiになるとゲーミング用途でも活躍します。フルHD環境でのプレイであれば十分対応することができます。設定を調整すれば60fps以上を安定した出すことができます。現在GTX 750 Tiなど数世代前のグラフィックボードを利用している方にとっては性能差を体験することができると思います。ただし、高設定にこだわりたい方やVRのプレイを考えている方にとっては性能不足です。
補助電源が不要で省電力なグラフィックボード
GTX 1050 Tiは補助電源が不要なグラフィックボードの中で最も高性能となっています。下位モデルであるGTX 1050も不要ですがゲーミング性能はGTX 1050 Tiの方が優勢です。消費電力は75Wと非常に低く抑えられています。ゲームプレイにおいても70W弱までしか増えずGTX 1060 6GBと比べても40%程度消費電力が低くなっています。
電源ユニットの容量もそれほど要求されないため流用で対応しやすいと言えます。また、補助電源がいらないということはPCケースの専有スペースを抑えられるのもメリットです。気軽にグラフィックボードを増設したいという方も必見です。
GTX 1050 Tiのベンチマーク紹介
純粋にGTX 1050 Tiの性能を知るのにベンチマークは参考になります。また、他のグラフィックボードと比較もしやすく、直感的に理解することができるでしょう。当ベンチマークはすべて最高設定での数値となっています。ぜひ参考にしてくださいね。
テスト環境
CPU | Core i7-6700K |
マザーボード | ASUS Z170 |
メモリ | 16GB |
SSD | Patriot Ignite 960GB |
電源ユニット | Antec HCP-1200 1200W |
冷却システム | Cryorig R1 Universal 2x 140 mm fan |
ソフトウェア | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ | Acer CB240HYKbmjdpr 24インチ |
ベンチマーク一覧(1920×1080)
Battlefield 4
DOOM
Fallout 4
Grand Theft Auto V
Hitman
GTX 1050 Ti搭載のおすすめBTOパソコン
mouse DT6-G-1050Ti(マウスコンピューター)
価格:98,780円(税込)
CPU:Ryzen 5 3600
GPU:GeForce GTX 1050 Ti
メモリ:DDR4-2666 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
G-Tune PL-B-1050Ti(マウスコンピューター)
価格:115,280円(税込)
CPU:Core i5-11400F
GPU:GeForce GTX 1050 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
DAIV A5-1050Ti(マウスコンピューター)
価格:153,780円(税込)
CPU:Ryzen 5 5600X
GPU:GeForce GTX 1050 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:1TB
GTX 1050 Tiはこんな方におすすめ!
GTX 1050 Tiはとにかく安くグラフィックボード搭載モデルを作りたいあるいはBTOパソコンを購入したいという方におすすめです。エントリークラスのGTX 1050に+数千円で購入することができるのが最大の魅力です。性能的にもフルHD環境下であれは不足はありません。設定を調整すればゲームプレイでストレスを感じることはないでしょう。
ただ、予算がある方は後継モデルのGTX 1650を選択すると良いと思います。性能の底上げが行われていてゲーム適性は向上しています。もっともゲーム側の要求スペックも上がっていますので、予算の許す限り上位モデルを選択するべきだと言えます。ゲーム以外の用途を考えているのであればGTX 1050 Tiでも十分だと思います。
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