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当記事では、「GeForce GTX 1050の性能スペックとベンチマーク」を紹介しています。Pascal世代におけるエントリークラスのグラフィックボードです。GeForce GTX 950の後継モデルとなっています。手頃なグラフィックボードを探している方にとって魅力的な製品だと言えます。
オンラインゲームのプレイはもちろん3Dソフト(CLIP STUDIO PAINTなど)の使用やRAW現像や動画編集にもぴったりです。GTX 1050はライトゲーマーかクリエイター向けだと言えます。後継モデルは「GeForce GTX 1650」です。エントリークラスでもより高い性能を得ることができます。レイトレーシング及びDLSSには非対応です。
目次
GTX 1050のおすすめ用途
RAW現像 | 動画編集 | デザイン | DTM | CAD | マンガ | ゲーム |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | △ |
また、小規模な3D CADのエントリーモデルとしてまずまず使用できますが、中規模以上になると素直にQuadro搭載モデルを選択するべきです。エントリークラスのモデルとして考えると納得できると思います。過度な期待はしてはいけません。
GTX 1050の性能スペック紹介
GTX 1050 | GTX 1050 Ti | GTX 950 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Pacal | Pacal | Maxwell |
GPU | GP107 | GP107 | GM206 |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 28 nm |
トランジスタ数 | 33億 | 33億 | 29.4億 |
ダイサイズ | 132 mm² | 132 mm² | 228 mm² |
SM | 5 | 6 | 6 |
CUDAコア | 640基 | 768基 | 640基 |
ベースクロック | 1354MHz | 1290MHz | 1127MHz |
ブーストクロック | 1455MHz | 1392MHz | 1178MHz |
VRAM | GDDR5 2GB | GDDR5 4GB | GDDR5 2GB |
メモリクロック | 1752 MHz | 1752 MHz | 1653 MHz |
メモリバス | 128 bit | 128 bit | 128 bit |
メモリバンド幅 | 112.1 GB/s | 112.1 GB/s | 105.8 GB/s |
TDP | 75W | 75W | 120W |
単体価格 | $109 | $139 | $159 |
搭載PC価格 | 75,000円~ | 90,000円~ | - |
CUDAコアはGTX 950もGTX 1050と同じ640基です。GTX 1050になってクロック周波数は大きく引き上げられました。プロセスの縮小化による恩恵です。同じ消費電力でもより高いクロック周波数が実現可能です。ベースクロックは20%高く、ブーストクロックも23%高いです。
GPUメモリ容量は同じですが、わずかにメモリクロック周波数が引き上げられています。メモリバンド幅も6%広くなりました。TDPが120W→75Wへと38%も抑えられています。より省電力性に優れたグラフィックボードになりました。価格も30%安く$109となっています。より購入しやすい価格帯に入りました。
上位モデルのGTX 1050 TiでもGTX 1050と同じGPUであるGP107を搭載しています。SM数が5→6へと増えています。フルスペックのGP107ということです。CUDAコアが768基(6×128)と20%多いです。ベースクロックはGTX 1050の方が4%高く、ブーストクロックもGTX 1050の方が4%高いです。GPUメモリ容量は倍の4GBとなっています。メモリクロックなどその他は共通です。価格差は$30です。
GTX1050ってどんなグラフィックボード?
3Dソフト使用に最適
3Dアプリケーションの使用にも最適だと言えます。CLIP STUDIO PAINTなどのソフトウェアは高性能なグラフィックボードは不要です。そのような場合にGTX 1050を選択するのがおすすめです。価格が安く気軽に購入することが可能です。
また、RAW現像や動画編集においてもグラフィックボードがあると有利になることがあります。とにかく気軽に始めてみたいという方には最適なグラフィックボードです。内蔵GPUでもっさりした感覚があるのであれば購入を検討しても良いと思います。もちろん本格的な3Dグラフィックス処理は苦手です。
ライバルの「Radeon RX 460」を圧倒
GTX 1050は、ゲーミングPCの入門モデルとして最適なモデルです。下位にGT 1030がありますが、よりゲームなどの3D処理に特化しています。フルHD環境下で最適なゲームプレイを約束してくれます。もちろん最高画質でサクサクというわけにはいきませんが、GTX 700番台からだと性能向上が見込めます。
Overwath、カウンターストライクオンライン、PSO2などのタイトルであれば快適にプレイできます。一方、バトルフィールド、PUBGなどのタイトルは設定を調整する必要があります。AMDの対抗馬であるRadeon RX 460を圧倒しています。ライバルに比べてゲームなどで20%程度高い性能を発揮します。
気軽に利用できるグラフィックボード
GTX 1050はエントリークラスとして人気があります。その理由として、補助電源が不要なこととロープロファイル規格で省スペースなことが挙げられます。補助電源が不要なので容量の多い電源ユニットに交換する必要がありません。
グラフィックボード非搭載のパソコンからでも交換しやすいですね。また、補助電源がない分掌スペースなので、小型パソコンを使用している方でも利用しやすいと言えます。ゲームをしないクリエイターの方であればこのクラスで十分でしょう。
GTX 1050のベンチマーク
FULL HD環境×最高設定でのフレームレートを計測しています。ゲームが快適かどうかは60fpsを基準にすると良いでしょう。
Battlefield 4
Grand Theft Auto V
Hitman
GTX 1050搭載のおすすめBTOパソコン
Magnate MS(ドスパラ)
価格:74,980円
CPU:Core i5-8400
GPU:GeForce GTX1050
メモリ:8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
LUV MACHINES iG700S2N(マウスコンピューター)
価格:84,800円
CPU:Core i5-9400F
GPU:GeForce GTX1050
メモリ:8GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
STYLE-R0X4-R72-LNV(パソコン工房)
価格:132,980円
CPU:Ryzen 7 2700
GPU:GeForce GTX1050
メモリ:16GB
SSD:240GB
HDD:2TB
当記事のまとめ
当当記事では、Pascal世代のエントリークラスであるGeForce GTX 1050の性能スペック及びベンチマークを紹介しました。気軽に動画編集・写真編集などのアプリケーションを使用したい方向けです。処理性能は控えめですが、CPU内蔵グラフィックスよりは性能が高くこれらのアプリケーションでも恩恵を得られます。また、設定を下げるなど妥協をすればゲームプレイにも対応できます。
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