Ryzen 5 PRO 4650G

管理人管理人

当記事では、Ryzen 5 PRO 4650Gの性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しています。Zen 2アーキテクチャにRadeon Graphicsを合わせたAPUです。6コア12スレッドと前世代のRyzen 5 3400Gから大幅にスペックが上がりました。

Ryzen 5 PRO 4650Gはビジネス向けのモデルで基本的にはOEM供給のみとなっています。搭載BTOパソコンの種類も豊富です。日本国内は異例でパーツメーカーやAmazonなどのグレーマーケットから購入できます。

Ryzen 5 PRO 4650Gの基本スペック

世代第3世代
アーキテクチャZen 2
コア/スレッド数6 / 12
クロック周波数3.70 GHz
ブーストクロック4.20 GHz
内蔵グラフィックスRadeon Graphics
キャッシュ8MB
Operatin Range65W
発売日2020年7月21日
価格 $299

Ryzen 5 PRO 4650Gのおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Ryzen 5 PRO 4650Gは、iGPU(CPU内蔵グラフィックス)搭載のCPUです。3Dグラフィックス処理性能は外付けのグラフィックボードには及ばないもののCPU内蔵グラフィックスとしては高いです。比較的負荷の軽いマンガ制作・WEBデザインへの対応力は高いです。

一方で、ゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADに関してはこのCPUだけでは性能不足です。かなり妥協をしないと対応できません。基本的には外付けのグラフィックボードを選択する必要があります。CPU性能が高いので動画編集やRAW現像での使用にも最適です。デイトレ・Skype・ビジネスなどには余裕を持って対応可能です。

Ryzen 5 PRO 4650Gのスペック比較

AMD製CPUと比較

 5 PRO 4650G5 36005 3400G
コードネームZen 2Zen 2Zen+
世代第3世代第3世代第2世代
プロセス7nm7nm12nm
コア/スレッド6/126/124 /8
ベースクロック3.7GHz3.6GHz3.7GHz
ターボクロック4.2GHz4.2GHz4.2GHz
オーバークロック××
L3キャッシュ8MB32MB4MB
メモリ規格DDR4-3200DDR4-3200DDR4-2933
内蔵GPURadeon Graphics非搭載Radeon Vega 11
グラフィックコア7-11
グラフィック周波数1900 MHz-1400 MHz
CPUクーラー×Wraith StealthWraith Spire
TDP65W65W65W
定価$299$199$149
搭載PC価格68,910円~107,980円~-
発売日2020年7月21日2019年7月7日2019年7月7日
Ryzen 5 PRO 4650Gは、Zen 2アーキテクチャを採用したAPUです。世代的にはRyzen 5 3600と同じ第3世代Ryzenシリーズということになります。第2世代のRyzen 5 3400Gと比べるとプロセスが12nm→7nmへと微細化されています。その上でコア/スレッドもそれぞれ50%アップの6コア12スレッドとなっています。ベースクロック及びターボクロックは変わっていませんが、これだけでもパフォーマンスの向上を見込むことができます。なお、省電力モデルであるRyzen 5 PRO 4650GEでは定格クロックが3.3GHzと抑えられています。

L3キャッシュも倍増の8MBでメモリ規格もDDR4-3200へとアップグレードされました。内蔵GPUに関してはグラフィックコアが11→7へと35%程度下がっていますが、グラフィック周波数が1900MHzへと35%高くなっています。プロセスの縮小化によるパワー効率の向上やメモリ周波数の引き上げでグラフィックス性能は僅かながら高くなっていると考えて良いでしょう。消費電力は同じ65Wです。CPUクーラーは非同梱となっています。価格は$150アップの$299です。

同じZen 2アーキテクチャを採用したRyzen 5 3600とスペックが似ています。6コア12スレッドは同じです。ベースクロックについてはRyzen 5 3600の方が0.1GHz低いです。Ryzen 5 PRO 4650Gはオーバークロック非対応です。L3キャッシュについてはRyzen 5 3600の32MBの1/4である8MBに留まります。このL3キャッシュ容量の少なさがパフォーマンスに与える影響が気になるところです。

Ryzen 5 3600にはCPU内蔵グラフィックスは搭載されていません。Ryzen 5 3600にはCPUクーラー(Wraith Stealth)が搭載されています。消費電力は同じ65Wです。価格はRyzen 5 PRO 4650Gよりも$100安い$199となっています。

Intel製CPUと比較

 5 PRO 4650Gi5-10600K
ブランドRyzenIntel
プロセス7nm14nm
コア/スレッド6/126/12
ベースクロック3.7GHz4.1GHz
ターボクロック4.2GHz4.8GHz
オーバークロック×
L3キャッシュ8MB12MB
メモリ規格DDR4-2933DDR4-2666
内蔵GPURadeon GraphicsUHD 630
CPUクーラー××
TDP65W125W
定価$299$262
搭載PC価格68,910円~-
発売日2020年7月21日2020年5月20日
同じ価格帯であるIntel Core i5-10600Kと比較していきます。Intelは今でも14nmプロセスを採用しています。数世代に渡って続いていますが、おそらくこの第10世代CPUが最後になるでしょう。この点では7nmプロセスを採用しているAMD Ryzen 5 PRO 4650Gが一歩進んでいると言えます。コア及びスレッドはいずれも6コア12スレッドとなっています。

ベースクロック・ターボクロック共にCore i5-10600Kの方が高いです。それぞれ11%・15%の差があります。Core i5-10600Kのみオーバークロックに対応しています。L3キャッシュはRyzen 5 PRO 4650Gが33%少ない8MBとなっています。メモリ規格はDDR4-2933を採用しているRyzen 5 PRO 4650Gが高性能です。Core i5-10600KではUHD 630 Graphicsが搭載されています。

消費電力はCore i5-10600Kが125Wと85%高いです。クロック周波数が高いこととプロセスが14nmであることがネックとなっています。価格差は$37でRyzen 5 PRO 4650Gの方が高くなっています。Core i5-10600K搭載BTOパソコンは販売されていません。カスタマイズで対応するかご自身で換装する必要があります。

Ryzen 5 PRO 4650GってどんなCPUなの?

6コア12スレッドとマルチスレッド性能が向上

Ryzen 5 PRO 4650Gは、6コア12スレッドと前世代のモデルよりもマルチスレッド性能が向上しています。初めてGシリーズで6コア12スレッドを達成したCPUとなっています。クロック周波数を維持したままでコア/スレッドが増えているので、CPU性能に期待できます。

前世代のRyzen 5 3400Gと比べておおよそ70%-80%程度パフォーマンスが高くなりました。動画編集やRAW現像などメニーコアを活かせる用途でおすすめです。ただし、価格も$149→$299へと大きく引き上げられていますので別のCPUと考えて良いかもしれません。MatisseアーキテクチャのRyzen 5 3600と同等の価格と性能です。

Radeon Grahics 7を搭載している

Ryzen 5 PRO 4650GではiGPUとしてRadeon Graphics 7を搭載しています。グラフィックスコアが7でグラフィックス周波数が1900MHzとなっています。前世代のRyzen 5 3400Gのグラフィックスコアが11でグラフィックス周波数が1400MHzだったことを考えると理論上は10%程度パフォーマンスに劣ります。

もちろん次世代のモデルでそのようなことはあり得ません。Ryzen 5 PRO 4650Gではメモリ周りの強化が図られて実質数%パフォーマンスが向上しています。CPU性能に比べると伸びは大きくありませんが、次世代モデルにふさわしいCPUになっていると思います。

低価格帯のBTOパソコンを支える魅力的なCPU

Ryzen 5 PRO 4650G搭載BTOパソコンの価格は意外と抑えられていて購入しやすいです。CPU内蔵グラフィックスが搭載されているのがポイントです。Ryzen 5 3600やRyzen 5 3600Xとは違って別途グラフィックボードを搭載する必要がなく価格を抑えることができるのです。搭載BTOパソコンは税抜68,000円~購入することが可能です。

Core i5-10400搭載モデルが54,000円~となっています。Intel UHD Graphics 630よりも高性能なRadeon Graphics 7を搭載していたり、より高性能なCPU性能を持っていたりといったことを考えると妥当な価格設定ではないかと思います。低価格帯のBTOパソコンを探している方にとっては魅力的な選択肢になるでしょう。

販売の方法がやや特殊

Ryzen 5 PRO 4650Gの販売方法はこれまでのRyzenシリーズとは異なります。いわゆるボックス版での販売はありません。すべてCPUクーラー非同梱でプラスチックケースに格納されるバルク品のみとなっています。海外ではOEM供給のみとなっています。おそらく性能が高くRyzen 5 3600と競合してしまうことを避けたいという思惑があるのだと思います。

ただし、日本の場合はパソコンメーカーへのOEM供給だけではなくパソコン工房やソフマップなどのパーツショップで購入することができます。また、AmazonなどのECサイトで購入することも可能です。パーツショップではマザーボードとのセット販売が一般的です。別途CPUクーラーを購入する必要もありますので、それなりのコストが掛かることになります。

Ryzen 5 PRO 4650Gのベンチマーク

Cinebench R20

cpuryzen5pro465g-cinebench

CPUのレンダリング性能をスコア化しています。Ryzen 5 PRO 4650Gは、Ryzen 5 3600よりも高いスコアを出しています。基本的なアーキテクチャは同じですが少しの差が生じています。ベースクロックが0.1GHz引き上げられていることが要因でしょう。マルチスレッド性能では4%、シングルスレッド性能では6%それぞれ高いです。

Core i5-10600Kを超えてRyzen 5 3600Xに匹敵するスコアを出しているのは評価できます。前世代のRyzen 5 3400Gよりも80%程度性能が高くなっています。ここではコア/スレッドが引き上げられただけではなくアーキテクチャの違いが現れています。大幅なパフォーマンス向上で別物のCPUですね。

Photoshop

cameraryzen5pro4650g-photoshop

Photoshopでの写真編集速度を計測しています。Ryzen 5 PRO 4650Gは、Core i5-10600KやRyzen 5 3600よりも高くCinebench R20と同じ傾向が見えます。Ryzen 5 3600よりも3%程度高いです。前世代のRyzen 5 3400Gと比べると40%以上高速化されています。コア/スレッドが増えたことは間違いありませんね。

Ryzen 5 PRO 4650Gのゲームプレイ時フレームレート

CPU内蔵グラフィックスであるRadeon Graphics 7でのゲーミングパフォーマンスを計測しています。いずれもHD環境でのフレームレートです。Fortniteは中設定で、Far Cry 5は低設定となっています。

Fortnite

fortnite5pro4650gfortnite

フォートナイトは比較的負荷の軽いタイトルです。CPU内蔵グラフィックスでもある程度対応することができます。Intel UHD 630(Core i5-10600K)ではやや厳しい状況となっています。Ryzen 5 PRO 4650Gなら平均fpsが115.3fpsと高い数値が出ています。最小fpsも92.8fpsと安定していることがわかります。十分ゲームプレイに対応できると考えて良いでしょう。フルHD環境でも設定を落とせば60fps以上出すことも現実的です。ただし、Ryzen 5 3400Gと比べるとそれほど性能が伸びているわけではなく7%程度です。買い替えを検討するほどではないと思います。

Far Cry 5

farcry55pro4650gfarcry

Far Cry 5では60fpsには届きません。GTX 1650との差は大きく開いています。それでもGeForce GT 1030よりもスコアが高いのはさすがです。AMD製APUの真価が見えます。Ryzen 5 3400Gとの性能差は8%程度でやはり大きいわけではありません。この辺りが限界かもしれません。

Ryzen 5 PRO 4650G搭載のおすすめBTOパソコン

AeroSlim RS5A-C204/T(TSUKUMO)

aeroslim価格:68,910円
CPU:Ryzen 5 PRO 4650G
GPU:Radeon Graphics 7
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載

公式

Ryzen 5 PRO 4650Gで最安値クラスのモデルです。スリムケースデザインを採用していてデスクの上に設置しても違和感がありません。TSUKUMOは細かいところまでラインナップが揃っています。メモリ8GB、SSD 240GBという構成です。WEBデザイン・ゲームプレイ(軽いもの)・動画編集などの用途で幅広く対応することができます。

FRBSB550/A(フロンティア)

FRBS510M価格:69,800円
CPU:Ryzen 5 PRO 4650G
GPU:Radeon Graphics 7
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載

公式

価格的にも構成的にもTSUKUMOの「AeroSlim RS5A-C204/T」と似ています。デザインの好みで選んでしまっても良いでしょう。メモリ8GB、SSD 240GBという構成です。必要最低限の構成ながら価格を考えると納得できます。一般的な用途では問題なく対応することができます。

STYLE-S0B5-RP54-EZX(パソコン工房)

STYLE-S022-i3-HN-K価格:75,980円
CPU:Ryzen 5 PRO 4650G
GPU:Radeon Graphics 7
メモリ:DDR4 8GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載

公式

パソコン工房のスリムタワーモデルです。価格は税抜7万円台となっています。メモリ8GB、SSD 500GB NVMeと構成が充実しています。SSD容量が500GBと余裕があるので、動画や画像をたくさん保存したり様々なアプリをインストールしたいと考えている方におすすめです。快適に作業ができるSSDは魅力的ですね。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Ryzen 5 PRO 4650Gの性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しました。CPU内蔵グラフィックスを搭載したいわゆるAMD製のAPUです。前世代のRyzen 5 3400Gの4コア8スレッドから6コア12スレッドと大幅にスペックアップとなっています。CPU性能はおおよそ80%程度向上しました。

同じZen 2アーキテクチャを採用したRyzen 5 3600を超えています。CPU内蔵グラフィックスの性能についてはやや頭打ちです。前世代のモデルよりも7-8%程度の性能アップに留まります。ゲームプレイに関しては軽いタイトルで解像度及び設定を落とせば対応可能です。フォートナイトならフルHD環境でも対応できます。

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