Pavilion Aero 13-be

管理人管理人

当記事では、Ryzen 7 5800Uの性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しています。Zen 3アーキテクチャを採用したモバイル向けRyzenシリーズが登場しました。TDPが25Wに抑えられたモデルながら8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高いのが特徴です。競合であるIntelが4コア8スレッドであることを考えるといかに圧倒しているかがわかります。

Zen 2アーキテクチャを採用した「Ryzen 7 5700U」とはプラットフォームが異なります。同じRyzen 7シリーズでもアーキテクチャが異なり特性も違います。当然性能的にも最新のアーキテクチャを採用したRyzen 7 5800Uの方が上回っていますが性能差を体感できるかどうかは難しいところです。

Ryzen 7 5800Uの基本スペック

世代第4世代
開発コードCezanne(Zen 3)
コア/スレッド数8 / 16
クロック周波数1.90 GHz
ブーストクロック4.40 GHz
内蔵グラフィックスAMD Radeon Graphics
TDP10W-25W
発売日2021年1月12日
価格-

Ryzen 7 5800Uのおすすめ用途

動画視聴Skypeビジネスデュアルデイトレマンガ デザイン
dougahaisin

tvdenwa
businessperson
dulamonitor
kabufx

webdesign
RAW現像動画編集動画投稿DTM ゲーム 実況CAD 

video_hensyu
youtubervirtual

gamedeveloper
gamejikkyouwomen
×
cad
用途としてはRyzen 7 5700Uと大きく変わるわけではありません。モバイル向けのCPUとしてはトップクラスのスペックを持っているため対応できる幅は広いです。動画視聴・Skype・ビジネス・デュアル環境構築などだけだとオーバースペックです。

ノートパソコンでマンガ制作・WEBデザイン・RAW現像・動画編集・DTMなどの作業を行いたいと考えている方に最適です。CPU内蔵グラフィックス性能は控えめなので3D処理性能が要求されるゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADは苦手です。これらの用途の場合は外付けのグラフィックボードを搭載したモデルを選択するべきです。

Ryzen 7 5800Uのスペック比較

AMD製CPUと比較

 Ryzen 7 5800URyzen 7 5700URyzen 7 4800U
コードネームZen 3Zen 2Zen 2
開発コードCezanneLucienneRenoir
プロセス7nm7nm7nm
コア/スレッド8/168/168/16
ベースクロック1.9GHz1.8GHz1.8GHz
ターボクロック4.4GHz4.3GHz4.2GHz
L3キャッシュ16MB8MB8MB
メモリDDR4-3200MHzDDR4-3200MHzDDR4-3200MHz
CPU内蔵グラフィックスRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon Graphics
グラフィックコア888
グラフィック周波数2000MHz1900MHz1750MHz
TDP10W-25W10W-25W10W-25W
価格---
発売日Q1 2021Q1 2021Q2 2020
Ryzen 7 5800Uは、Zen 3アーキテクチャを採用したCPU(開発コードCezanne)です。同じRyzen 5000シリーズでも下位モデルのRyzen 7 5700Uとは全く別物のCPUとなっています。IPCの改善もあって性能の底上げが行われています。

下位モデルのRyzen 7 5700Uは、去年リリースされたRyzen 7 4800Uと同じZen 2アーキテクチャを採用しています。開発コードはLucienneとなっています。開発コード自体は変わったもののアーキテクチャ自体は旧モデルです。その点においてRyzen 7 5800Uには優位性があります。

Ryzen 7 5800Uは、Ryzen 7 5700UやRyzen 7 4800Uと同じ7nmプロセスを採用しています。コア/スレッドも8コア16スレッドと共通です。ベースクロックは0.1GHz、ターボクロックは最大0.2GHz引き上げられています。

さらに、L3キャッシュ容量は倍の16MBに到達しました。ここが大きな変更点だと言えますね。CPU内蔵グラフィックスはグラフィック周波数が僅かに高くなっただけで根本的な部分は共通です。TDPも10W-25Wの枠に収まっています。

Intel製CPUと比較

 Ryzen 7 5800UCore i7-1165G7
コードネームZen 3Tiger Lake
プロセス7nm10nm
コア/スレッド8/164/8
ベースクロック1.9GHz2.8GHz
ターボクロック4.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ16MB12MB
メモリDDR4-3200MHzDDR4-3200MHz
CPU内蔵グラフィックスRadeon GraphicsIris Xe Graphics
TDP10W-25W12W-28W
価格-$426
発売日Q1 2021Q3'20
同じ価格帯で競合であるIntel Core i7-1165G7とスペックを比較していきます。Tiger Lake世代のCore i7-1165G7は10nmプロセスを採用しています。AMDの7nmプロセスに比べると少し遅れていますが、長い間14nmプロセスを採用していたIntelとしては大きな一歩となります。

コア/スレッドはRyzen 7 5800Uの半分の4コア8スレッドです。マルチスレッド性能では太刀打ちできません。Ryzen 7 5800Uはモバイル向けモデルとしてトップのスペックを誇ります。ベースクロックはCore i7-1165G7の方が48%高く、ターボクロックは7%高いです。この数値からシングルスレッド性能ではCore i7-1165G7にも期待が持てます。

L3キャッシュはCore i7-1165G7の12MBに対してRyzen 7 5800Uでは16MBと33%高いです。対応メモリはDDR-3200と共通です。CPU内蔵グラフィックスについてはIris Xe Graphicsの方が少し高いです。TDPもCore i7-1165G7の方が少しだけ高く設定されています。

Ryzen 7 5800UってどんなCPUなの?

Ryzen Uシリーズのフラグシップモデル

Ryzen 7 5800Uは、モバイル向けRyzen 5000 Uシリーズのフラグシップモデルとなっています。AMD Ryzenシリーズも第4世代になりました。下位モデルであるRyzen 7 5700Uとはスペックこそ似ているものの新しいZen 3アーキテクチャを採用しているという強みがあります。Zen 2からZen 3になってIPC(Instructions Per Clock)が高くなりパフォーマンスが引き上げられています。

これまではCCD(CPU COmplex Die)の中に2つのCCXが配置されていましたが、Zen 3アーキテクチャでは1つのCCXにまとまっています。結果的にCCX同士のやり取りがなくなりメモリレイテンシが軽減されます。Ryzen 4000シリーズと比べてシングルスレッド性能が大きく向上しています。Intelの独壇場だったところに食い込む形になっています。L3キャッシュ容量も増えて性能の底上げが行われています。

Radeonグラフィックスはそれほど強化されていない

ryzen75800ugraphics

CPU内蔵グラフィックスのRadeon Graphicsは従来モデルからそれほど変わっていません。アーキテクチャ自体は変わっていますが、Radeonグラフィックスにはほとんど手を加えられていません。Ryzen 7 4800UやRyzen 7 5700Uと比べてもグラフィックス周波数が少しだけ引き上げられているのみです。エントリークラスのグラフィックボードであるGeForce MX330と同等です。

Core i7-1165G7に搭載されているCPU内蔵グラフィックスのIris Xeと比べると10%程度低くなっています。もっとも一般的なPC作業であれば何も問題はありません。比較的軽いファイルの動画編集・画像編集やWEBデザインであれば十分な性能を持っています。本格的な3Dグラフィックスを取り扱いたい場合は外付けのグラフィックボードを搭載したモデルの購入を検討しましょう。

搭載BTOノートパソコンはほとんどなく選択肢が少ない

Ryzen 7 5800Uを搭載したBTOノートパソコンはほとんど市場で販売されていません。2021年8月時点だとHPとLenovoで少しだけある程度です。当面の間は限られたモデルの中から選択する必要がありそうです。Ryzen 7 5700U搭載モデルと間違わないようにしましょう。

いまだ国内BTOメーカーからは一切販売されていません。特にRyzenシリーズについて、国内BTOが取り扱うまでラグがあります。マウスコンピューターでは前世代のRyzen 4000 Uシリーズが主流となっています。国内メーカーからもRyzen 7 5800U搭載モデルがリリースされれば人気が出ることは間違いありません。

Ryzen 7 5800Uのベンチマーク

Cinebench R20

Cinebench R20ryzen75800u-cinebench

CPUのレンダリング性能を見ていきましょう。Ryzen 7 5800Uは、驚異的なマルチスレッド性能を持っていますが従来モデルのRyzen 7 4800Uとの差は5%程度とそれほど大きくありません。一方で、シングルスレッド性能については14%も向上しています。ハイパフォーマンスモデルのRyzen 7 5800Hに匹敵します。

Intel製CPUと比べるとマルチスレッド性能もシングルスレッド性能も圧倒しています。Core i9-10980HKと比べるそれぞれ5%・12%高いです。ハイパフォーマンスを超えているのはさすがです。Zen 3アーキテクチャを採用したメリットは大きいですね。Core i7-1165G7と比べるとシングルスレッド性能は4%劣るもののマルチスレッド性能は75%も高いです。

PCMark 10

pcmark1075800u-pcmark10

PCMark 10は実際のPC作業を想定したベンチマークソフトです。Applications Testはオフィスソフトなどの使用を想定しています。シングルスレッド性能が要求されるこの用途ではCore i7-1165G7が高いパフォーマンスを発揮しています。Ryzen 7 5800Uよりもスコアが高いです。Zen 3アーキテクチャになってシングルスレッド性能が高くなったとは言えIntel製CPUは強力ですね。

Essentials Testはブラウジングやアプリの読み込みを想定しています。Ryzen 7 5800UがCore i7-1165G7を上回るスコアを叩き出しました。Ryzen 7 4800Uと比べても11%もスコアが引き上げられています。IPCの改善によるインパクトが大きいですね。

Handbrake

dougahensyuuryzen75800u-handbrake

動画のエンコードに掛かる速度をまとめています。Ryzen 7 4800Uと比べると1%もパフォーマンスが伸びていません。ハイパフォーマンスモデルであるRyzen 5 4600Hとの差は大きいです。TDPの差による影響を大きく受けているのかもしれません。Core i7-1165G7との差は50%とかなり大きいです。ここはコア/スレッドの差ということになります。動画編集などマルチスレッド性能を活かせる用途を考えている方にとってRyzen 7 5800Uは魅力的ですね。

7-Zip

zipryzen75800u-zip

Zipファイルの解凍及び圧縮速度をまとめています。Ryzen 7 4800Uと比べると解凍速度はほぼ同等ですが、圧縮速度では21%上回っています。また、Intel Core i7-1165G7と比べると解凍速度は90%速く、圧縮速度は41%速いです。コア/スレッドの差が明確に現れています。Ryzen 7 5800Uはオールラウンドに対応できるCPUだと言えます。

Ryzen 7 5800U搭載のおすすめBTOノートパソコン

Yoga 760 – スレートグレー(Lenovo)

Yoga 760価格:115,870円(税込)
CPU:Ryzen 7 5800U
GPU:Radeonグラフィックス
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載

公式

14.0インチのノートパソコンです。本体重量約1.41kgとなっています。バッテリー駆動時間は約19.9時間と驚異的です。モニターが360°動くのでタブレットとして使用することも可能です。ペン同梱でお絵かきにも適しています。税込み11万円台という価格は魅力的ですね。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeと構成も十分です。

Pavilion Aero 13-beパフォーマンスモデル【C3】(HP)

Pavilion Aero 13-be価格:163,900円(税込) 123,000円(税込)
CPU:Ryzen 7 5800U
GPU:Radeonグラフィックス
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB
HDD:非搭載

公式

13.3インチのモバイルノートパソコンです。本体重量約957gとかなり軽く持ち運びに適しています。バッテリー駆動時間は最大10時間30分となっています。40,900円OFFでさらに送料無料です。Ryzen 7 5800U搭載モデルとしては安価だと思います。外出先でもやや負荷の掛かる作業をしたいと考えている方におすすめです。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も充実しています。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Ryzen 7 5800Uの性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。Ryzen 7 5800UはZen 3アーキテクチャを採用した新しいCPUです。8コア16スレッドとTDP 25W以下のCPUの中でトップクラスのパフォーマンスを誇ります。下位モデルであるRyzen 7 5700U(Zen 2)とは一線を画する性能を持っています。一方で、Radeonグラフィックスの性能はそれほど進歩しておらずIntel Core i7-1165G7に劣ります。

2021年8月時点ではHPとLenovoから搭載モデルが販売されているぐらいでまだまだラインナップは多くありません。価格帯としては税込11万円~12万円と妥当だと思います。性能を考えると安いぐらいだと言えるでしょう。マウスコンピューターやドスパラなどの国内BTOメーカーからも搭載モデルがリリースされれば人気が出ること間違いなしです。

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