ryzen53500画像引用元:https://www.pc-koubou.jp/

管理人管理人

当記事では、「Ryzen 5 3500の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。また高コスパというRyzenシリーズの強みが発揮されるCPUが登場しました。6コア6スレッドというスペックで上位モデルのRyzen 5 3600のSMTがないバージョンです。

実はこのCPUは、日本・中国・インドや他のアジアの国など選ばれた市場でのみ購入することができます。Ryzen 5 3600の2/3という価格も魅力的ですね。Intelの競合「Core i5-9400」と比較しながら性能について詳しく見ていきましょう。Ryzen 5 3500は発売から2年が経過していますが、今でもドスパラから搭載モデルがリリースされています。

目次

Ryzen 5 3500のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
極端に負荷の高い作業は苦手としています。それでもいわゆるゲーミングPCにも搭載されていることから一定の性能が担保されていると考えてよいですね。デュアル環境構築・動画視聴・Skypeなど比較的負荷の掛からない作業であれば十分対応できます。RAW現像・マンガ制作・ゲームプレイ・デイトレ・WEBデザイン・ビジネス用途でもある程度快適に使用できます。

一方で、動画編集・動画投稿・ゲーム実況・DTM・CADは苦手です。グラフィックボードへの依存度が高い用途ですが、CPU性能自体がボトルネックとなってしまう可能性もあります。動画編集については高解像度を避ければ作業を行えます。プロフェッショナル向けというよりはライトユーザー向けと考えた方が良いですね。

Ryzen 5 3500の性能まとめ

ryzen53500benchmark

6コア6スレッドというスペックを考えるとかなり健闘しています。従来モデルのRyzen 5 2600よりも高い性能を持っています。競合モデルであるCore i5-9400を圧倒するパフォーマンスを発揮します。6コア12スレッドのCore i5-10400に匹敵する性能は圧巻です。動画編集や画像編集をメインに考えている方には不向きですが、たまにソフトを使用する程度なら問題ないと思います。

Ryzen 5 3500のスペック比較

AMD製CPUと比較

Ryzen 5 3500Ryzen 5 3600Ryzen 5 2600
コードネームZen 2Zen 2Zen +
プロセス7nm7nm12nm
トランジスタ数48億38億48億
ダイサイズ-74 mm²192 mm²
コア/スレッド6/66/126/12
ベースクロック3.6GHz3.6GHz3.4GHz
ターボクロック4.1GHz4.2GHz3.9GHz
L3キャッシュ16MB32MB16MB
対応メモリDDR4-3200DDR4-3200DDR4-2933
TDP65W65W65W
単体価格16,000円26,500円-
搭載PC価格69,980円~82,800円円~-
発売日2020年2月22日2019年7月7日2018年4月19日
Ryzen 5 3500のスペックについて、上位のRyzen 5 3600及び前モデルであるRyzen 5 2600について比較していきましょう。第二世代にはRyzen 5 2500がないため実質上位のRyzen 5 2600をピックアップしました。それだけRyzen 5 3500が異質の存在だということです。

Ryzen 5 3600と比べるとコア数は同じでスレッド数が倍増となっています。これが一番の違いだと考えて良いですね。ベースクロック周波数は同じ、ターボクロック周波数は0.1GHzだけ上回っています。L3キャッシュについても32MBと余裕がありますね。対応メモリはDDR4-3200と変わっていません。価格を比べるとRyzen 5 3500の方が10,000円も安く購入できるのでメリットが大きいですね。

Ryzen 5 2600と比べていきましょう。スペック的にはRyzen 5 2600の方が上回っていますが、アーキテクチャがZen +→Zen 2へと変わったことでコアの性能が引き上げられてパフォーマンスは向上しています。前世代の上位モデルを上回っているのはさすがですね。ベースクロック及びターボクロック共に5%以上高くなっているのも大きいです。L3キャッシュ容量は16MBと共通です。対応メモリがDDR4-2933からDDR4-3200へとアップグレードされています。TDPは65Wと共通です。

Intel製CPUと比較

Ryzen 5 3500i5-9400F
コードネームZen 2Coffee Lake-R
プロセス12nm14nm
トランジスタ数48億-
ダイサイズ--
コア/スレッド6/66/6
ベースクロック3.6GHz2.9GHz
ターボクロック4.1GHz4.1GHz
L3キャッシュ12MB9MB
TDP65W65W
単体価格16,000円17,700円
搭載PC価格69,980円~64,980円~
発売日2020年02月22日2019年02月01日
Intel製Core i5-9400と比較していきましょう。価格を見るとわかるとおりターゲット層が似ているCPUとなっています。プロセスについてはRyzen 5 3500の方が新しく12nmを採用しています。おおよそ1年後に発売されただけのことはありますね。

コア/スレッド数は同じです。ベースクロック周波数についてはRyzen 5 3500の方が25%ほど高いですが、ターボクロック周波数は同じ4.1GHzとなっています。一般的なアプリケーションではRyzen 5の方が優勢です。Core i5シリーズはゲームプレイにおいて優位性を持っています。

Ryzen 5 3500ってどんなCPUなの?

低価格帯のパソコン搭載に最適なモデル

Ryzen 5 3500は、$174と低価格なのが魅力です。国内なら2万円前後で購入することができます。Ryzen 5 3400Gに比べると価格は上がりますが、それ以上に性能が高くなるので使い勝手が良いと言えます。現行のCPU全体で見ると真ん中に位置しています。

Core i5-9400の真の競合が登場したことになります。これまでは価格的にも高いRyzen 5 3600しかありませんでしたが、より安価なRyzen 5 3500は魅力的な選択肢となります。予算を抑えたパソコン選びをしたいならぜひチェックしてくださいね。

ビジネスモデルで真価を発揮するCPU

当該CPUは、ビジネスモデルでの搭載が真骨頂でしょう。価格が安い割には性能が高いです。世代を重ねるごとに明らかに性能の底上げが行われています。かつてのハイクラスに匹敵する性能は魅力的ですね。現在性能不足に悩んでいるユーザーの方は必見です。

内蔵GPUが搭載されていないことからグラフィックボード搭載が一般的ですが、ゲームプレイとなるとCPU性能がボトルネックになりがちです。エクセル・ワード・アドビソフトなどのアプリケーションなら十分通用します。3Dグラフィックスを取り扱うアプリの使用において、グラフィックボードを搭載していることを活かせますね。

各BTOメーカーから続々と搭載モデルが登場している

Ryzen 5 3500が発売されてから各BTOメーカーから搭載モデルが登場しています。以前の主力だったRyzen 5 3600に切り替わる形になっています。なお、Ryzen 5 3500搭載モデルでもカスタマイズでRyzen 5 3600にアップグレードすることができます。

ユーザーからすると選択肢が増えたので大きなメリットとなります。それほど高い性能が必要でないなら価格の安いRyzen 5 3500を、ゲームプレイまで考えるならRyzen 5 3600を選択というふうに選択肢に幅が出ます。第四世代Ryzenシリーズの登場で徐々にラインナップが減少傾向にあります。

Ryzen 5 3500のベンチマーク

Cinebench R20

cpuryzen53500-cinebench

Ryzen 5 2600よりもわずかに上回っています。スコアの差は1%未満ですが、かつての上位モデルを超えたことは事実です。競合であるIntel Core i5-9400と比較するとその差は大きくなり、マルチスレッド性能では5%高くなっています。シングルスレッド性能でも上回る結果です。マルチスレッド性能ではRyzenシリーズに優位性がありますね。

動画のエンコード

dougahensyuuryzen53500-handbrake

動画のエンコードではRyzen 5 3500が優勢です。Core i5-9400と比較すると6%程度高速化されています。Ryzen 5 2600よりも性能が高いのは魅力的ですね。コア数が重要になるので、6コア12スレッドのRyzen 5 3600との差は大きく35%程度となっています。エンコードがメインなら上位モデルを選択した方が良いでしょう。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow of the Tomb Raiderryzen53500-shadowofthetomb

ゲーミング性能については、Core i5-9400が優勢です。Ryzen 5 3500と比べると3%程度スコアが伸びています。また、Ryzen 5 2600よりもわずかに下回る結果となっています。ゲームプレイにも対応できるものの得意とは言えないです。価格を重視したいユーザーの方であればメリットがあると思います。

PUBG

pubgryzen53500-pubg

Ryzen 5 3500はやや苦戦していますね。Core i5-9400と比べると7%程度の差があります。Ryzen 5 2600と比べても2%下回っています。ハイパースレッディングに非対応となったことでRyzen 5 2600に劣った形でしょう。

Ryzen 5 3500搭載のおすすめBTOパソコン

Lightning AC5(ドスパラ)

Lightning AH5
価格:75,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GT 1030
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:450W BRONZE

公式

グラフィックスにエントリークラスのGT 1030を搭載したビジネスPCです。Ryzen 5 3500搭載の最安値クラスのモデルです。税込7万円台と価格が抑えられています。マルチモニター環境の構築を考えている方や簡単な3D処理を行いたいと考えている方におすすめです。メモリ8GB、SSD 500GBという構成です。電源ユニットは450W BRONZEを採用しています。

Lightning AH5(ドスパラ)

Lightning AH5
価格:109,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:450W BRONZE

公式

グラフィックスにGTX 1650を搭載したモデルです。税込み10万円台で購入できます。グラフィックボードにGTX 1650を搭載したモデルです。従来モデルのGTX 1050 Tiよりもワンランク高い性能を持っています。WEBデザインなどで威力を発揮します。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分です。ゲームプレイにも通用する一台となっています。電源ユニットは450W BRONZEを採用しています。

Lightning AT5(ドスパラ)

Lightning AH5
価格:128,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1660 Super
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:550W BRONZE

公式

ドスパラのローエンドクラスのモデルです。グラフィックボードにはGTX 1660 Superを搭載していて3D処理もお手の物です。ゲームプレイにも対応可能です。メモリ16GB、SSD 512GB NVMe対応と十分な構成でしょう。電源ユニットには550W BRONZEを採用し万全です。低価格でこれだけの性能が手に入れられるのは数年前まで考えられませんでした。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Ryzen 5 3500の性能スペック及び搭載モデルについて紹介しました。Ryzen 5 3500は、6コア6スレッドで高コスパが魅力のCPUです。Intel Core i5-9400の競合のモデルだと言えます。負荷の軽い作業なら動画編集やRAW現像にも対応することができます。

クリエイターの方やビジネス用途での使用を想定している方におすすめです。搭載モデルは減少傾向にあります。今後数ヶ月の内にラインナップは消滅してしまうでしょう。低価格帯のモデルを探している方は早い内に決断する必要がありますね。

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