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当記事では、「Ryzen 5 2600の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。20,000円前後の価格帯はコスパを求めるユーザーに人気があり、その中でもRyzen 5 2600はi5-8400の競合としての地位を築いています。もちろんBTOパソコンとしても売れ筋のCPUだと言えます。当該CPUの性能スペックから強みや弱みにも触れて解説します。購入を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
(+) ハイパースレッディング性能が高い
(+) オーバークロックに対応している
(+) CPUクーラー同梱となっている
Ryzen 5 2600の性能スペック
5 2600 | 7 2700 | 5 1600 | |
---|---|---|---|
世代 | 第二世代 | 第二世代 | 第一世代 |
コア/スレッド | 6/12 | 8/16 | 6/12 |
ベースクロック | 3.4Ghz | 3.2Ghz | 3.2Ghz |
ターボクロック | 3.9Ghz | 4.1Ghz | 3.6Ghz |
TDP | 65W | 95W | 65W |
価格 | $200 | $290 | $180 |
Ryzen 7 2700と比べるとコア数及びスレッド数が33%ダウン、ベースクロック5%アップ、ターボクロック5%ダウンとなります。コア数及びスレッド数が増えたことによって消費電力も45%アップとなっています。価格差が90%と大きいですね。クリエイターの方や一般的な使用であればRyzen 7 2700を選択肢に入れるのも良いと思います。ただし、ゲーミングで考えるとRyzen 5 2600Xの方がクロック数が高くゲーム向けだと言えます。価格差も$30と小さいのも良いですね。
Intel Core i5-8400と比較
5 2600 | i5-8400 | |
---|---|---|
世代 | Zen+ | Coffee Lake |
コア/スレッド | 6/12 | 6/6 |
ベースクロック | 3.4Ghz | 2.8Ghz |
ターボクロック | 3.9Ghz | 4.0Ghz |
TDP | 65W | 65W |
価格 | $200 | $180 |
スペックのまま評価するとRyzenの方が優れていると言えます。事実エンコード性能などはRyzenに軍配が上がります。一方、ゲームに関しては最適化の度合いからIntelの方が優勢です。また、AMD製CPUにはCPUクーラーが同梱となっていますので、通常の使用であれば熱対策を考える必要がありません。Intel製のCPUに比べた優位な部分だと言えます。
Ryzen 5 2600ってどんなCPUなの?
第一世代Ryzenから進化している
第一世代Ryzenの5 1600からクロック数がアップしていることはこれまで書いた通りです。しかし、第二世代になって変わったことはそれだけではありません。いわゆるRyzen+では12nmの製造プロセスが採用され、より効率的にトランジスタを搭載することができるようになりました。
14nmプロセスに比べて11%省電力に、さらに16%性能がアップしています。結果的にクロック周波数のアップに貢献しています。また、パワー効率も良くなり性能の底上げが行われています。さらに、キャッシュ及びメモリレイテンシの改善でIPCが3%向上しました。単純にCPUとしてのパフォーマンス効率がアップしているということです。
オーバークロックに対応している(中上級者向け)
Ryzen 5 2600はオーバークロックに対応しています。AMD製のCPUではいずれのモデルでもオーバークロックができるのは強みです。しかし、CPUコアに負荷がかかったときに自然にブーストが掛かるPrecision Boost 2という機能が優秀なため爆発的にパフォーマンスを上げることはできません。わざわざオーバークロックをしなくても高い周波数を実現できるのは嬉しいですね。
ベンチマークでわかるRyzen 5 2600の性能!
一般アプリケーションベンチマーク一覧
Cinebench R15
Handbrake
7-zip
PCゲームのベンチマーク一覧
Hitman
Battlefield 1
Ryzen 5 2600搭載のおすすめBTOパソコン
LUV MACHINES AG350B2N(マウスコンピューター)
価格:86,800円
CPU:Ryzen 5 2600
GPU:GeForce GTX1050
SSD:非搭載
HDD:1TB
STYLE-R0X4-R52-LNV(パソコン工房)
価格:119,980円
CPU:Ryzen 5 2600
GPU:GeForce GTX1050
SSD:240GB
HDD:2TB
GALLERIA RJ5(ガレリア)
価格:89,980円
CPU:Ryzen 5 2600
GPU:GeForce GTX1660
SSD:240GB
HDD:1TB
当記事のまとめ

Ryzen 5 2600の性能スペック及びおすすめのBTOパソコンについて紹介しました。Ryzen 5 2600は20,000円前後のミドルクラスのCPUとして高い人気があります。i5-8400に比べてゲーミングパフォーマンスは3%-7%程度劣りますが、総合性能で見ると上回ります。それはやはり6コア/12スレッドによるパフォーマンスが大きいですね。またクロック周波数も高くブースト能力が高いのも一因です。
BTOメーカーではあまりRyzen搭載モデルは充実していないのですがRyzen 5 2600はまだラインナップが多いです。その中でマウスコンピューターの「LUV MACHINES AG350B2N」は税抜き8万円台と低価格で人気があります。また、ゲーミングブランドの「GALLERIA RJ5」も高いグラフィック性能を持ち幅広い用途で活躍します。
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CPU | グラフィックボード |
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当ページのベンチマーク計測のテスト環境
CPU | Core i7-7700K |
マザーボード | ASUS Z270 |
メモリ | 16GB |
SSD | Patriot Ignite 960GB |
電源ユニット | Antec HCP-1200 1200W |
冷却システム | Cryorig R1 Universal 2x 140 mm fan |
ソフトウェア | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ | Acer CB240HYKbmjdpr 24インチ |