corei3-8100画像引用元:https://www.amazon.co.jp/(Amazon.co.jp)

管理人管理人

当記事では、「Core i3-8100の性能スペックとベンチマーク」を紹介しています。Core i3-8100は、第八世代CPUで最も進化したCPUだと言っても過言ではありません。Core i3-7100の後継モデルで2コア4スレッドから4コア4スレッドと物理コアが倍増したのがハイライトです。

価格が安いということもあって注目している方が多いCPUだと思います。何が優れているのか、どのような用途に最適なのかを詳しく分析していますのでぜひ参考にしてくださいね。後継モデルは、「Core i3-9100F」です。次世代モデルからCPU内蔵グラフィックス非搭載のFを冠したモデルがリリースされています。

目次

Core i3-8100の性能スペック&比較

Intel製CPUと比較

i3-8100i5-8400i3-7100
コードネームCoffee Lake-SCoffee Lake-SKaby Lake-S
プロセス14nm14nm14nm
コア/スレッド4/46/62/4
ベースクロック3.6Ghz2.8Ghz3.9 GHz
ターボクロック-4.0Ghz-
L3キャッシュ6MB9MB3MB
対応メモリDDR4-2400DDR4-2666DDR4-2400
グラフィックスUHD Graphics 630UHD Graphics 630HD 630
TDP62W65W65W
価格$117$189$117
発売日2017/10/052017/10/052017/01/03
Core i3-8100の仕様・スペックをまとめています。同じCoffee Lake世代の上位モデルであるCore i5-8400と従来モデルのCore i3-7100と比較していきましょう。Core i3-8100は、前世代のCore i3-7100と同じ14nmプロセスを採用しています。コア/スレッドが2コア4スレッドから4コア4スレッドへとスペックアップが図られています。これによってCore i3シリーズでも一定のパフォーマンスを期待できます。

ベースクロックは3.9GHzから7%ダウンの3.6GHzとなっています。クロック周波数が低くなっても物理コアが増えたことで性能は高くなっています。ターボクロックに対応していないのは共通です。L3キャッシュ容量が3MBから倍増の6MBとなりました。対応メモリはDDR4-2400で同じです。CPU内蔵グラフィックスもHD 630からUHD 630へと少しだけクロック周波数が引き上げられて性能が高くなっています。TDPは65Wから4%ダウンの62Wとなりました。これはクロック周波数を引き下げたことによる恩恵だと言えます。価格はどちらも$117と同じです。

第八世代のi5シリーズと比べるとさすがに下になります。Core i3-8100はベースクロックは上回っていますが、Core i5-8400はコア数が50%アップの6コアとなっているのでCore i5はワンランク上の性能を持っていると言えます。また、Core i5-8400になるとターボクロックにも対応していてより高いクロック周波数を実現できます。L3キャッシュ容量も50%アップで9MBとなります。価格差は$72です。

AMD製CPUと比較

i3-81003 1300X
コードネームCoffee Lake-SZen
プロセス14nm14nm
トランジスタ数-48億
ダイサイズ-192 mm²
コア/スレッド4/44/4
ベースクロック3.6Ghz3.4GHz
ターボクロック-3.7GHz
L3キャッシュ6MB8MB
対応メモリDDR4-2400DDR4-2666
グラフィックスUHD Graphics 630非搭載
TDP62W65W
価格$117$129
発売日2017/10/052017/06/27
競合モデルであるAMD Ryzen 3 1300Xとスペックを比較していきます。Ryzen 3 1300XはZenアーキテクチャを採用したCPUでプロセスはCore i3-8100と同じ14nmです。コア/スレッドも4コア4スレッドと共通です。ベースクロックはCore i3-8100の方が6%高いです。Ryzen 3 1300Xはターボクロックに対応していて最大3.7GHzまで引き上げられます。

L3キャッシュ容量はRyzen 3 1300Xの方が33%多く8MBです。メモリ規格についてもRyzen 3 1300Xではより上位のDDR4-2666をサポートしています。CPU内蔵グラフィックスは非搭載です。Ryzen 3 1300Xの場合必ずグラフィックボードが必要になります。TDPは65Wと少しだけ高いです。価格差は$12でほとんど同等だと言えます。

Core i3-8100ってどんなCPUなの?

ライトユーザーのハイスペックPCにぴったり

dougahaisin
ライトユーザーの方がパソコンのスペックに余裕を持たせたいと考えた場合最適な選択肢になります。下位モデルのCeleronシリーズとは一線を画する性能を持っています。ここで言うライトユーザーとは、例えばネットサーフィンをしたり、Wordを使ったり、動画を見たりすることを想定している方です。そのような方であれば通常スペックの高いモデルは必要はありません。

しかし、万が一将来負荷の高いアプリを使う可能性がないとは言えませんよね。そのように将来のことを考えてスペックに余裕をもたせるのにCore i3-8100は最適だということです。あまりにもオーバースペックになるのは考えものですが、必要な性能より少し上のパソコンなら問題ありません。できることの幅が広がるのは間違いありません。

RAW現像やエンコードも十分行える

cameraCore i3-8100は、コア数が増えたことでより効率的にパソコンで作業を行えるようになっています。これまでのi3シリーズのイメージを払拭しました。RAW現像やエンコードではコア数アップの恩恵を受けることができます。今までであればi5シリーズ以上が必須でしたが、第八世代ならi3シリーズでも対応できます。

高解像度・高画素のRAWファイルを現像する場合にはCPU性能が高ければ高いほど良いと考えるべきです。あくまでも予算が限られている方にとっては選択肢に入るということです。予算に余裕があるのであればCore i5シリーズ以上を選択するべきでしょう。場合によってはメモリ容量でカバーすることを考えても良いかもしれませんね。

Ryzen3 1300Xを撃つ性能を持つ

前モデルのi3-7100では宿敵だったAMDのRyzen3 1300Xですが、第8世代になって圧倒しています。WEB閲覧、エンコード、写真編集、ゲームプレイなどあらゆる状況下においてi3-8100が上回っています。また、i3-8100にはオンボードのGPUが搭載されていますので、そこも強みになっています。どうしてもAMDが良いという方以外はIntel i3-8100を選択してOKです。

省電力性に優れたモデル

i3-8100-power

Core i3-8100は性能を考えると比較的省電力性の高いCPUとなっています。Ryzen 3 1300Xよりも性能が高いにも関わらず消費電力は同程度なっています。高負荷時には従来モデルのCore i3-7100よりも15%消費電力が高くなっていますが、性能がそれ以上に高くなっているため問題はないでしょう。

Core i3-8100のベンチマーク

Cinebench R15

cinebench15corei3-8100-cinebenchr15

CPUのレンダリング性能について見ていきます。Cinebench R15は検証で使用されることの多いベンチマークで客観的に性能を知る上で有用です。従来モデルのCore i3-7100よりもマルチスレッド性能が35%高く、シングルスレッド性能は6%低いです。コアが増えたことでマルチスレッド性能は高くなっています。クロック周波数が落ちたためシングルスレッド性能はやや劣る結果となりました。競合モデルのRyzen 3 1300Xよりもマルチスレッド性能は11%高く、シングルスレッド性能も9%高いです。Ryzen 3 1300Xに対しては圧勝です。上位モデルであるCore i3-8350Xとの差は最大18%とやや大きいです。

Adobe Premiere Pro CC

adbepremiercorei3-8100-premierepro

動画編集ソフトでのパフォーマンスを見ていきます。従来モデルのCore i3-7100よりも32%もパフォーマンスが向上しています。Ryzen 3 1300Xよりも11%もパフォーマンスが高くCore i3-8100のポテンシャルの高さに驚きます。Core i3-8350Kとの差は8%程度です。6コア6スレッドとコアの多いCore i5-8400になるとさらに32%もパフォーマンスで上回ります。

Core i3-8100のゲーム性能

Battlefield 1

battlefieldgtx1050ticorei3-8100-battlefield1

attlefield 1ではCore i3-7100よりも27%も平均fpsが改善しています。最小fpsも26%高く安定性が増していると言えます。Ryzen 3 1300Xよりも7%-10%もフレームレートが高くIntel製CPUの強さを見せつけています。Core i3-8350Kになると18%も性能が高くCore i5-8400と同等のフレームレートを得られます。

Civilization 6

civ6gtxcorei3-8100-civ6

Civlization 6ではRyzen 3 1300Xに6%程度劣る結果となりました。最小fpsでも12%程度低いです。AMD製CPUとの相性が良さそうです。今後ドライバーのアップデートなどで改善される可能性があります。なお、Core i3-7100よりも23%程度平均fpsが向上していて世代ごとにしっかりと性能が引き上げられていることがわかります。

Core i3-8100搭載のおすすめBTOパソコン

STYLE-M1B6-i3-UHS(パソコン工房)

STYLE-M037-i5-UH
価格:54,980円
CPU:Core i3-8100
GPU:UHD Graphics 630
メモリ:4GB
SSD:240GB
HDD:非搭載

5万円台から購入することができます。この価格でSSD搭載は嬉しいですね。WEBブラウジングや動画視聴+αで使うことができます。WordやExcelのような軽めのアプリケーションならサクサクこなせます。ただし、メモリ容量が多くないので必要最低限の性能だと考えて良いでしょう。PowerPoint、Photoshopなどもしっかりと使いたいという方はメモリ8GBモデルを選択すると良いですね。

LUV MACHINES Slim iHS410BN(マウスコンピューター)

luvslim
価格:64,800円
CPU:Core i3-8100
GPU:UHD グラフィックス 630
メモリ:4GB
SSD:非搭載
HDD:1TB

+5,800円でメモリ8GBにアップグレードすることが可能です。複数のアプリケーションの同時起動もこなすことができます。仕事でWEBデザインをしたり、オフィスソフトを使用したりという方におすすめです。RAW現像やエンコードも対応しています。メモリのアップグレード前提で購入することを推奨します。

STYLE-M1B6-i3-RNJ(パソコン工房)

STYLE-M037-i5-UH
価格:84,980円
CPU:Core i3-8100
GPU:GeForce GTX1060 3GB
メモリ:8GB
SSD:非搭載
HDD:1TB

グラフィックボードGTX1060 3GBを搭載していますので、ゲームプレイや3Dアプリも使用できます。SSDを非搭載ということで価格を抑えています。ただ、この価格を出すのであればグラフィックボード非搭載でワンランク上のCPUを目指す方が良いでしょう。i3では低価格にこだわりを持つべきだと言えます。あくまでもこのようなラインナップがあるということを知ってもらうために紹介しています。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Core i3-8100の性能スペック及びベンチマークを紹介しました。第八世代のCore i3-8100は、4コア4スレッドとスペックが強化されてより高いパフォーマンスを得られます。旧世代の上位モデルに当たるCore i5-7400と同等のスペックということにあります。単体の価格で13,000円前後と手頃なので、需要の高いCPUだと言えます。

RAW現像、エンコード、WEBデザインなども対応できます。ゲーミング性能もまずまずといったところです。Celeronシリーズと比べてワンランク上の性能を持っています。一方で、上位モデルであるCore i3-8350KやCore i5-8400と比べるとワンランク落ちます。

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