管理人当記事では、「Celeron N5100性能スペックと搭載BTOノートパソコン」を紹介しています。Jasper Lake世代のCeleronシリーズが登場しました。4コア4スレッドというスペックを持ち従来モデルのCeleron N4120よりもクロック周波数が引き上げられています。
順当な進化を遂げました。一般ユーザーなら十分満足できる性能を持っていると言えます。搭載モデルは、税込5万円台から購入できるので、二台目のパソコンを探している方も必見です。
Celeron N5100の基本スペック
| 世代 | Jasper Lake |
| プロセス | 10nm |
| コア/スレッド数 | 4 / 4 |
| クロック周波数 | 1.10 GHz |
| ブーストクロック | 2.80 GHz |
| 内蔵グラフィックス | UHD Graphics |
| L3キャッシュ | 4MB |
| 対応メモリ | DDR4-2933 LPDDR4x-2933 |
| TDP | 6W |
| 発売日 | Q1'21 |
| 価格 | - |
目次
Celeron N5100のおすすめ用途
| デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
 ◯ |  ◯ |  × |  × |  △ |  △ |  × |
| デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
 △ |  × |  △ |  × |  ◯ |  × |  ◯ |
Celeron N5100の基本スペック比較
| Celeron N5100 | Celeron N4100 | Celeron N4120 | |
|---|---|---|---|
| コードネーム | Jasper Lake | Gemini Lake | Gemini Lake Refresh |
| プロセス | 10nm | 14nm | 14nm |
| コア/スレッド | 4/4 | 4/4 | 4/4 |
| ベースクロック | 1.1Ghz | 1.1Ghz | 1.1Ghz |
| ターボクロック | 2.8Ghz | 2.4Ghz | 2.6Ghz |
| メモリタイプ | DDR4-2933 LPDDR4x-2933 | DDR4-2400 LPDDR4x-2400 | DDR4-2400 LPDDR4x-2400 |
| L3キャッシュ | 4MB | 4MB | 4MB |
| 内蔵GPU | UHD Graphics | UHD 600 | UHD 600 |
| 実行ユニット | 24 | 12 | 12 |
| グラフィックス周波数 | 350MHz-800MHz | 200MHz-700MHz | 200MHz-700MHz |
| TDP | 6W | 6W | 6W |
| 価格 | - | $107 | - |
| 搭載PC価格 | 49,980円～ | 26,180円～ | 39,980円～ |
| 発売日 | Q1'21 | Q4'17 | Q4'19 |
コア/スレッドは4コア4スレッドと共通です。ベースクロックは1.1 GHzと共通です。ターボクロックは8%程度高く2.8GHzに到達しています。Celeron N4120の従来モデルであるCeleron N4100と比べるとターボクロックが17%も高くなっています。対応メモリもCeleron N4000シリーズのDDR4-2400/LPDDR4x-2400からDDR4-2933/LPDDR4x-2933へとアップグレードされています。L3キャッシュは4MBと共通です。
内蔵GPUについてもUHD 600からUHD Graphicsへと進化しています。実行ユニット数が12から倍増の24となりました。また、グラフィックス周波数も15%-70%程度高くなっています。TDPは6Wと同じです。搭載モデルの価格はCeleron N4100がもっとも安く26,180円～です。Celeron N5100の最安値モデルはサードウェーブのTHIRDWAVE VF-AD5です。
Celeron N5100ってどんなCPUなの？
Celeron N4120から順当な進化を辿っている
Celeron N5100は、クアッドコアSoC（System on a Chip）です。プロセスが10nmになってより魅力的になっています。CPU以外にも24つの実行ユニットを持つIntel UHD Graphics及びデュアルチャネルメモリコントローラーが一体となっています。グラフィックス処理性能も少しだけ高くなりました。
モバイル向けのCeleronシリーズは2017年（Celeron N4100）→2019年（Celeron N4120）→2021年（Celeron N5100）と少しずつ性能が高くなっています。Celeron N4100から見ると、20%以上も性能が高くなっています。Core i3-8145Uにはまだまだ届きません。最新のCeleronシリーズとは言っても旧世代のCore i3シリーズとも差別化が図られています。
低価格帯のノートパソコンで採用されている
Celeron N5100は低価格帯のノートパソコンで採用されているCPUです。これまでのCeleron N4120やCeleron N4100と同じですね。現時点ではサードウェーブの「THIRDWAVE VF-AD5」が最安値クラスとなっています。税込49,980円から購入できます。税込5万円前後の予算でパソコン購入を考えている方におすすめです。性能は価格相応で過度な期待は禁物です。動画視聴・WEBブラウジング・Skype（WEB会議）などをメインに考えている方向けです。
Celeron N5100搭載のおすすめBTOノートパソコン
THIRDWAVE VF-AD5（ドスパラ）
価格：49,980円（税込）
液晶：15.6インチ
CPU：Celeron N5100
GPU：Intel UHD Graphics
メモリ：LPDDR4X 4GB
SSD：eMMC 128GB
HDD：非搭載
Lenovo V15 Gen 2 – ブラック（Lenovo）
価格：57,200円（税込）
CPU：Celeron N5100
GPU：Intel UHD Graphics
メモリ：DDR4-3200 8GB（DDR4-2933稼働）
SSD：256GB NVMe
HDD：非搭載
arrows Tab WQ2/F3 KC_WQ2F3_A011（富士通）
価格：133,980円（税込）
CPU：Celeron N5100
GPU：Intel UHD Graphics
メモリ：8GB
SSD：256GB NVMe
HDD：非搭載
当記事のまとめ
管理人Celeron N5100の性能スペック＆搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。Jasper Lake世代のCPUで予算を抑えたい方向けのモデルです。Celeron N4120/Celeron N4100の後継モデルとなっています。プロセスが14nmから10nmへと微細化されて省電力性に磨きが掛かっています。モバイルノートパソコンにも最適です。富士通からはタブレットタイプのモデルが販売されています。
2022年9月時点では旧世代のCeleron N4120/Celeron N4100を搭載したモデルも併売されていて、今すぐCeleron N5100のラインナップが増えることはないかもしれません。この性能帯のモデルは世代が変わって飛躍的に性能が向上するわけではありませんので、旧世代のモデルでも価格が安ければ十分選ぶ理由になると思います。
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