当記事では、マンガやイラストを作成するのにおすすめのBTOパソコンを紹介しています。主に仕事や趣味で「CLIP STUDIO PAINT」を使用しているという方を対象にしたコンテンツです。漫画家さんやイラストレーターさんはぜひ参考にしてくださいね。特にこれまでパソコンについてあまり考えたことのない方必見です。作業に合ったパソコンを選ぶことで作業効率が大幅に向上します。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でマンガやイラストを描くことを職にしている方や趣味でソフトを使用している方を対象にしています。このアプリケーションを快適に使用するにはそれほど高い性能が必要なわけではありません。
それでも負荷が掛かる場面もあることからそれなりのスペックのパソコンを用意すると安心です。価格重視で妥協して選んでしまうと満足のできる作業が行えなくなる可能性があります。それでは早速おすすめのBTOパソコンを紹介していきます。
マンガ・イラスト制作向けモデルの目安
価格帯 | 9万円~22万円 |
負荷 | ★★★☆☆ 標準的 |
CPU | Core i5-13400 or Ryzen 5 5500以上 |
GPU | GeForce GTX 1650 or Radeon Graphics |
メモリ | 16GB |
目次
各BTOメーカーの推奨パソコン
主要BTOメーカーのマンガ・イラスト向けのパソコンを紹介しています。マンガ・イラスト作成に特化したモデルだと言えます。ただ、種類が多いので悩んでしまうかもしれません。迷ってしまったら上記のおすすめパソコンを参考にしてくださいね。
raytrek(ドスパラ)
ドスパラはクリエイター向けブランドraytrekに力を入れています。専用のタブレットを販売するなど独自路線を確立していて今注目度がアップしています。
DAIV(マウスコンピューター)
マウスコンピューターはクリエイター向けブランドDAIVを展開しています。ペンタブレットとのセットモデルもあります。
SENSE(パソコン工房)
SENSEブランドを冠しています。シンプルなデザインが印象的です。モニターやタブレットとのセットモデルも充実しています。
CLIP STUDIO PAINTの必要スペック
画像引用元:http://www.clipstudio.net/(CLIP STUDIO PAINT公式英語サイト)
CPU | SSE2に対応したIntel またはAMD製CPU |
メモリ | 8GB以上推奨 |
システム | OpenGL 2.1 |
マンガ・イラストに必要なスペック
パーツ | 要求スペック |
---|---|
CPU | Core i5-13400/ Ryzen 5 5500以上 |
グラフィックボード | GTX 1650 |
メモリ | 16GB以上推奨 |
CPU
CLIP STUDIO PAINTを使用する上でCPU性能が必要です。どの機能を使うにしてもCPUが関係していると言っても過言ではありません。CPU性能が高いとペンの動きや画面のスクロールが滑らかに行えるようになります。
反対にスペック不足だとカクカクしてしまいストレスを感じてしまうでしょう。Youtubeを見ながら作業をするという方にとってもCPUスペックは重要です。最低でもCore i5シリーズを、予算に余裕があればCore i7シリーズを選択しましょう。コアが多いほうが有利になります。
グラフィックボード
グラフィックボードに関しては最低限の性能を持つものを搭載しておけば3D処理も十分対応することができます。具体的にはGeForce GTX 1650が価格的にもおすすめです。3D処理を使用しないのであればCPU内蔵グラフィックスでも対応可能です。それ以上になるとどうしてもオーバスペックとなりますので、ゲームプレイなどをしないのであれば不要です。
メモリ
メモリは多めに搭載しておく方が良いと思います。最低でも16GB以上搭載しておくと安心です。余裕があれば32GBを選択しましょう。CPU以上に気を使いたいところです。使い方にもよりますが、CLIP STUDIO PAINTで動作が重く感じる原因の多くがメモリ不足です。
レイヤー数の多いイラストを作ったり、サイズの大きいイラストを作ったりするとすぐにキャパオーバーとなってしまいます。また、ページファイルを同時に複数開くとメモリ使用量が高くなります。
ストレージ
ストレージに関しては他のパーツに比べると重要度は高くありません。しかし、SSDを搭載しておけばソフトの起動がスムーズになったり、素材ファイルの読み書きが早くなったりと恩恵を得られます。
また、たくさんのデータを保存する必要がある方は大容量のHDDを追加しておくと良いでしょう。ダブルストレージを採用したモデルが少なくなっていますのでカスタマイズで対応する必要があります。
マンガ・イラストにおすすめのパソコン五選
Magnate MH(ドスパラ)
価格:114,980円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
raytrek MH(ドスパラ)
価格:153,980円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
DAIV FX-I7G60(マウスコンピューター)
価格:269,800円(税込)
CPU:Core i7-13700KF
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR5-4800 32GB
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:非搭載
Inspiron 14 ノートパソコン(Dell)
価格:99,980円(税込) 84,983円(税込)
CPU:Core i5-1335U
GPU:Iris Xe Graphics
メモリ:LPDDR5-4800 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載
mouse K5-MGZN(マウスコンピューター)
価格:124,800円(税込)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce MX550
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
当記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。当記事では、コミック・イラスト作成におすすめのBTOパソコンを紹介しました。CLIP STUDIO PAINTの推奨スペックは高くありませんが、余裕をもたせておくと良いでしょう。CPUはi5シリーズ以上、グラフィックボードはMX250(必須ではない)、メモリ16GB以上あると安心ですね。特にメモリは性能差を体感しやすいのでできる限り多く搭載しておきましょう。
グラフィックボードは不要だという方は手頃な価格が嬉しい「raytrek MH」がおすすめです。ドスパラのクリエイター向けパソコンの売れ筋です。AMD製パーツを搭載したモデルが欲しいという方は、マウスコンピューターのクリエイター向けブランドDAIVの「DAIV FX-I7G60」が選択肢に入ります。CPUにはi7、メモリ32GB、グラフィックボードRTX 3060と万全です。言うことなしのスペックです。持ち運びもしたいよという方には、「mouse K5-MGZN」が良いでしょう。ノートパソコンになると性能に対してどうしても価格は上がりますが、非常に高スペックな一台です。デスクトップと変わらない操作感を与えてくれます。
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