当記事では、「Celeron G4900の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。低価格帯のパソコンを探していて、CPUにこのCeleron G4900が搭載されていることに気付いたという方も多いでしょう。5万円前後のパソコンとなるとCeleron搭載モデルがほとんどです
このCPUの性能はどのぐらいなのか、どういう用途に向いているのか、Core i3シリーズとの違いは何なのかを知りたいという方向けのコンテンツです。また、安くパソコンを組みたいと考えている方も参考になる部分があると思います。後継モデルは、「Celeron G4930」です。クロック周波数が少しだけ引き上げられたリフレッシュモデルです。
目次
Celeron G4900の性能スペック&比較
Celeron G4900 | Core i3-8100 | Celeron G3900 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Coffee Lake-S | Coffee Lake-S | Kaby Lake-S |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 2/2 | 4/4 | 2/2 |
ベースクロック | 3.1Ghz | 3.6Ghz | 2.8Ghz |
ターボクロック | - | - | - |
キャッシュ | 2MB | 6MB | 2MB |
メモリ規格 | DDR4-2400 | DDR4-2666 | DDR4-2133 |
CPU内蔵グラフィックス | UHD Graphics 610 | UHD Graphics 630 | HD Graphics 510 |
TDP | 54W | 65W | 51W |
価格 | $42 | $117 | $42 |
発売日 | 2018年4月3日 | 2017年11月2日 | 2016年1月29日 |
まず前世代のCeleron G3900と比較をしていきます。実は、Celeronに関してはスペック的には第八世代になっても大きな変更はありません。性能スペック的にはベースクロックが0.2Ghz増えただけです。また、メモリの規格がDDR4-2133からDDR4-2400への変更となった恩恵が大きくおよそ10%の性能向上となっています。CPU内蔵グラフィックスもHD Graphics 510からUHD Graphics 610へと変わっています。TDPは3Wアップで54Wです。価格は$42と共通です。
次にCore iシリーズのエントリークラスであるCore i3-8100と比較します。今回の世代からコア数が4となり大きく性能がアップしています。Celeronシリーズとは一線を画するモデルだと言えますね。Celeron G4900と比較してコア/スレッドそれぞれ倍増です。ベースクロックは0.5GHz高いです。キャッシュも3倍の6MBです。メモリ規格もDDR4-2666と上位規格に対応しています。
CPU内蔵グラフィックスもUHD Graphics 630となっています。TDPは20%アップで65Wです。価格差は$75と大きいです。Celeronとはしっかりと差別化ができています。どのような用途でパソコンを使用するのかをしっかりと考えると良いですね。
Celeron G4900ってどんなCPUなの?
廉価版CPUの決定版
上位モデルとの差別化の意味もあるのかもしれません。Core i3-8100になると2.5倍の性能を得られます。ここに大きな壁があると考えて良いでしょう。現行モデルのCeleron G5905でも17%高いだけです。いずれにしても負荷の掛かる作業は苦手です。
文書作成、動画視聴など基本的な作業向き!
Celeron G4900搭載のおすすめBTOパソコン
Knight AS(ドスパラ)
価格:49,980円
CPU:Celeron G4900
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:4GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
電源:400W 80PLUS STANDARD
STYLE-M1B6-C-UHS(パソコン工房)
価格:41,980円
CPU:Celeron G4900
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:4GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
電源:350W 80PLUS BRONZE
LUV MACHINES Slim iHS410E2N-S2(マウスコンピューター)
価格:49,800円
CPU:Celeron G4900
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:4GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
電源:300W 80PLUS BRONZE
当記事のまとめ
当記事では、Celeron G4900の性能スペック及び搭載パソコンを紹介しました。Celeronは低価格パソコンの主要CPUとなっています。ただし、あくまでもエントリークラスのCPUだと理解しておく必要があります。文書作成、動画視聴、ネット閲覧などライトユーザーの方向けです。ゲームやWEBデザインには最適とは言えないです。
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