quadrop400画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

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当記事では、「Quadro P400の性能スペックとベンチマーク」を紹介しています。Quadro P400は、業務用グラフィックボードであるQuadroのエントリークラスです。小規模な3D処理を快適に行なえます。WEBデザインなどを考えている方にもおすすめです。

現在オンボード(CPU内蔵)のパソコンを使っている方や前モデルのK420を使用している方にとってはそのパフォーマンスの高さを実感しやすいと思います。学校でCADを習っている学生も必見です。性能に過信しなければ扱いやすく初心者の方にもおすすめしやすいです。

目次

Quadro P400のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Quadro P400はエントリークラスのグラフィックボードです。クリエイター向けモデルということもあって対応できる幅は広いです。もちろんCPU次第です。Core i5シリーズ以上と組み合わせると良いと思います。デュアル環境構築・動画視聴・デイトレ・ビジネス用途では余裕があります。動画編集・動画投稿・RAW現像・マンガ制作・WEBデザイン・DTMなどにも対応可能です。3Dゲーム・ゲーム実況・3D CADは苦手です。ゲームであれば設定にこだわらない場合はある程度対応できるでしょう。3D CADについては軽い作業のみ対応可能です。

Quadro P400の基本スペック

Quadro P400Quadro K420Quadro P600
アーキテクチャPascalMaxwellPascal
GPUGP107GK107GP107
プロセス14 nm28 nm14 nm
トランジスタ数33億12.7億33億
ダイサイズ132 mm²118 mm²132 mm²
SMs213
CUDAコア256192384
ベースクロック1228 MHz876 MHz1329 MHz
ブーストクロック1252 MHz-1557 MHz
GPUメモリ2GB GDDR51GB GDDR52GB GDDR5
メモリクロック4 Gbps1.7 Gbps4 Gbps
メモリバス64 bit128 bit128 bit
メモリバンド幅32.06 GB/s28.51 GB/s64.13 GB/s
TDP30W41W40W
補助電源不要不要不要
FP320.641 GFLOPS0.3364 GFLOPS1.196 GFLOPS
出力3x
mini-DisplayPort 1.4a
1x DVI
1x DisplayPort 1.2
4x
mini-DisplayPort 1.4a
単体価格19,000円-25,000円
搭載PC価格86,980円~-114,800円~
発売日2017年2月7日2014年7月22日2017年2月7日
Quadro P400の性能スペックについて見ていきましょう。比較対象として先代のQuadro K420及び現行の上位モデルであるQuadro P600を選択しています。今回のPascal世代で最も性能がアップしたのが実はこのQuadro P400です。前モデルのK420から飛躍的に性能がアップしています。

アーキテクチャがMaxwellからPascalに変わり、プロセスは28nmから14nmへと微細化されています。Quadro P400ではGPUにGP107が選択されています。トランジスタ数は2.6倍になりましたが、ダイサイズは12%増に留まります。これはプロセスの微細化による恩恵です。性能面に対する影響が大きいです。

SMsの数が1つ増えて2つになりました。結果的にCUDAコアも33%アップで256となっています。ベースクロックは40%アップです。ブーストクロックになると2%高くなります。GPUメモリ容量は倍の2GBです。メモリクロックは2.4倍です。メモリバスは半減となりましたが、メモリクロックが速い分だけメモリバンド幅も広がっています。

TDPは25%ダウンで30Wとなりました。補助電源不要は変わりません。FP32では1.9倍高くなりました。出力も2つから3つに増えています。最近一般的になっているmini-DisplayPortに対応しています。Quadro P400は従来モデルのおよそ2年半振りにリリースされたグラフィックボードです。

上位モデルのQuadro P600と比べると価格差は6,000円です。プロセス・トランジスタ数・ダイサイズは共通です。SMsが1つ増えてCUDAコアはCUDAコア50%アップで384となります。ベースクロックは8%高く、ブーストクロックも24%高いです。GPUメモリ容量・メモリクロックは同じです。メモリバス幅が倍増の128 bitとなりメモリバンド幅は50%も高くなります。

TDPは33%アップで40Wになりますが、補助電源は不要です。FP32では87%上回ります。Quadro P600になると明らかに性能が向上していることがわかります。ただ、搭載BTOパソコンを見ると単体価格での差以上に広がっているのでコストパフォマンスは少し劣ります。これから3D CADを学習しようと考えている方や気軽にQuadroを導入したいという方にはQuadro P400が最適だと思います。

Quadro P400の性能

quadrop400benchmark

性能的にはCPU内蔵グラフィックスより僅かに高い程度となっています。グラフィックス性能よりも複数モニター環境の構築向けと言えるかもしれませんね。それでも最低限の3Dグラフィックス処理に対応できます。動画編集・画像編集・WEBデザインなどに最適です。3D CADなどの処理はやや苦手としています。

Quadro P400ってどんなグラフィックボードなの?

3D CADやPhotoshopを学習中の方向け

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P400はエントリークラスの業務用グラフィックボードという位置付けです。プロ向けというよりは学生や趣味でCADやPhotoshopなどのソフトウェアを使用している方がターゲットです。特に専門学校、大学、プログラミングスクールなどで3D CADを使用していて自宅用にパソコンを探している方にとって最適な選択肢となります。価格も手頃なので購入しやすいのが特徴です。動画視聴やWordなど一般的な使用などにおいても活躍します。

3つのMini DisplayPortが利用できる

p400portMini DisplayPort系統の出力に対応しています。4K解像度のモニターを3つ接続することができます。

上位モデルでは4つが標準ですが、Quadro P400では3つと1つ削られていますがそこまでデメリットにはならいでしょう。気軽にマルチモニターにしたいという方には嬉しいですね。難しい設定は不要です。

ロープロファイル規格準拠でコンパクト

ロープロファイル(Low Profile PCI)規格準拠なのでコンパクトです。ロープロファイル規格とは小さい拡張カードの規格のことです。エントリークラスのモデルだからこその規格だと言えます。

一般的な規格に比べて小さいので、スリムタワーやコンパクトPCにも搭載できるメリットがあります。あまり大きなパソコンを自宅に置きたくないという方やグラフィックボードの交換を考えている方には嬉しいですね。

Quadro P400搭載のおすすめBTOパソコン

Quadro P400の搭載モデルは極端に少なくなっています。多くのBTOメーカーがP600以上のラインナップで選択肢がほとんどありませんので、選びやすいと思います。

SENSE-S056-114-QIX(パソコン工房)

SENSE-S0B6-i5-QER
価格:103,378円(税込)
CPU:Core i5-11400
GPU:Quadro P400
メモリ:16GB
SSD:NVMe 500GB
HDD:非搭載

パソコン工房のP400搭載モデルです。スリムタワーを採用しています。デスクの上に設置しても違和感がありません。CPUにはCore i5-11400を搭載していてクリエイター作業にも対応可能です。6コア12スレッドとスペックも高めです。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も充実していますね。DVDスーパーマルチが標準搭載です。電源ユニットは300W GOLDを採用しています。

SENSE-M0B5-R56X-QIX(パソコン工房)

sensepc
価格:115,478円(税込)
CPU:Ryzen 5 5600X
GPU:Quadro P400
メモリ:16GB
SSD:NVMe 500GB
HDD:非搭載

Ryzen 5 5600X搭載の高コスパモデルとなっています。マルチスレッド性能が高くクリエイターの方は必見です。構成はメモリ16GB、SSD 500GBとなっています。Photoshop、Illustrator、3D CADを使うエントリークラスの一台と考えると良いでしょう。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Quadro P400の性能スペックとベンチマークを紹介しました。WEBデザインやイラストなどのアプリケーションを習っている方や趣味でそういったアプリケーションを使っている方におすすめのエントリーモデルです。性能はそれほど高いわけではないためプロフェッショナルの方は上位モデルの購入を検討してください。3D CADやゲーム開発を本格的に行いたい方には不向きです。

Quadro P400搭載モデルはあまりラインナップがありません。限られたラインナップで選びやすいと思います。パソコン工房の「SENSE-S056-114-QIX」か「SENSE-M0B5-R56X-QIX」が選択肢となります。実質この二台からの選ぶことになりますので、悩まなくて良いと思います。

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