quadrop1000画像引用元:https://www.amazon.co.jp/(Amazon.co.jp)

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当記事では、「Quadro P1000の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。Quadro K1200の後継モデルです。Quadro P1000は、ミドルレンジの業務用グラフィックボードとして人気があります。そのコンパクトなモデルからは想像ができない高い性能を発揮します。

性能を犠牲にすることなく省スペース性を実現することが可能です。Quadro P600じゃ物足りないけど、Quadro P2000ほどの性能は必要ないという方必見です。ただし、Quadro P1000搭載のBTOパソコンはほとんどありませんので選択肢が限定的です。すでに後継モデルである「NVIDIA T1000」がリリースされています。

目次

Quadro P1000のスペックまとめ

Quadro P1000Quadro P2000Quadro K1200
アーキテクチャPascalPascalMaxwell
GPUGP107GP106GM107
プロセス14nm14nm28nm
トランジスタ数33億44億18.7億
ダイサイズ132 mm²200 mm²148 mm²
CUDAコア6401024512
ベースクロック1354 MHz1076 MHz1058 MHz
ブーストクロック1392 MHz1480 MHz1124 MHz
GPUメモリ4GB GDDR55GB GDDR54GB GDDR5
メモリクロック6 Gbps7 Gbps5 Gbps
メモリバス128 bit160 bit128 bit
メモリバンド幅96.13 GB/s140.2 GB/s80.00 GB/s
出力4x mini-DisplayPort4x mini-DisplayPort4x mini-DisplayPort
TDP47W75W45W
補助電源不要不要不要
単体価格47,000円~62,000円~-
搭載PC価格104,364円~139,980円~-
発売日2017年2月7日2017年2月7日2015年1月28日
Quadro P1000のスペックを見ていきましょう。比較対象として前モデルのQuadro K1200と同じ世代の上位モデルであるQuadro P2000を紹介しています。Maxwell世代からPascal世代になってプロセスが28nmから14nmへと微細化されています。トランジスタ数が80%増えているにも関わらずダイサイズは10%小さくなっています。CUDAコア数は25%増えています。

ベースクロックが29%高く、ブーストクロックも24%高いです。GPUメモリ容量は4GBと共通です。メモリクロックは20%速く6 Gbpsとなっています。メモリバスは128 bitです。メモリバンド幅は20%速く96.13 GB/sとなっています。出力は共通ですね。TDPは少しだけ高いです。いずれのモデルも補助電源は不要です。Quadro K1200と比べてパフォーマンスが引き上げられていることがわかります。

上位モデルのQuadro P2000になるとGPUがワンランク上のGP106になります。プロセスは14nmと変わりありません。トランジスタ数が34%増えて44億になります。その分だけダイサイズが大きくなり200m㎡です。CUDAコアは60%増えて1024基となっています。ベースクロックはQuadro P1000の方が27%高く、ターボクロックはQuadro P2000の方が6%高いです。

GPUメモリ容量も増えて5GBとなります。メモリクロックも7 Gbpsとなります。メモリバスも160 bitです。メモリバンド幅は45%広く140.2 GB/sとなっています。出力は4×mini DisplayPortと共通です。TDPは60%高く75Wとなっています。補助電源は不要です。単体価格では15,000円の差があります。搭載PC価格は35,000円程度異なります。

Quadro P1000の性能

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Quadro K1200よりも55%程度3Dグラフィックス処理性能が高くなっています。ミドルクラスのクリエイター向けモデルとなります。Quadro P620よりも23%高く3D CADや3DCGモデリングなどに適しています。3万円以下で購入できるGeForce GTX 1660 Superよりも性能が低くなっていますが、得意とする作業が異なりますのであくまでもQuadro同士で比較するようにしましょう。QuadroはMaya・3DS Max・Blenderなどのクリエイター向けのアプリケーションに最適化されたモデルで、ゲームに特化したGeForceとは特性が異なります。

Quadro P1000ってどんなグラフィックボードなの?

Auto CADなど業務レベルでも通用する性能を持つ

cad
ミドルクラスのグラフィックボードということで業務レベルでも十分通用する性能及びスペックを持っています。建築設計、3DCGモデリング、動画編集など幅広い用途で使用することができます。Quadro P600やQuadro P620などのエントリークラスのグラフィックボードでは満足できないというクリエイターの方必見です。ただし、VRなど負荷の高い作業向きではありません。

4Kディスプレイに完全対応している

monitor
4つのMiniディスプレイポートを持ち、4モニターを気軽に実現することができます。4K解像度(4096×2160)でのマルチモニターでも余裕があります。補助電源も不要で消費電力も少ないのは嬉しいですね。自宅用としても使いやすいグラフィックボードだと言えます。

Quadro P1000搭載のおすすめBTOパソコン

SENSE-S046-iX4-QEX(パソコン工房)

SENSE-S0B6-i5-QER価格:100,980円
CPU:Core i5-10400
GPU:Quadro P1000 4GB
メモリ:8GB
SSD:500GB
HDD:非搭載

パソコン工房のスリムタワーモデルとなっています。Core i5-10400を搭載したクリエイターPCです。Core i5-10400は6コア12スレッドとマルチスレッド性能は高めです。Quadro P1000との相性は良好です。メモリ8GB、SSD 500GBと構成は控え目ですので、必要に応じてカスタマイズをするか上位モデルの購入を検討しましょう。電源ユニットは300W GOLDを採用しています。

SENSE-M049-iX7-QEX(パソコン工房)

sensepc価格:127,980円
CPU:Core i7-10700
GPU:Quadro P1000 4GB
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB
HDD:非搭載

CPUにはCore i7-10700を搭載し万全です。3D CAD編集・解析向けのパソコンとして販売されています。SolidWorksやAutodesk RevitのようなBIMアプリケーションではCPUがボトルネックになりがちです。最大限に性能を引き出すにはこれぐらいのCPU性能があると嬉しいですね。特にIntel第十世代になってパフォーマンスが向上したのでメリットは大きいです。

NVIDIA Quadroモデル QA7A-D204/XT(eX.computer)

QA7A-D204XT
価格:184,819円
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:Quadro P1000
メモリ:16GB
SSD:500GB
HDD:1TB

Ryzen 7 5800Xを搭載したクリエイター向けモデルです。8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高く負荷の掛かる作業も得意です。標準で搭載されているのは上位モデルであるQuadro P2000ですが、ダウングレードでQuadro P1000を選択することができます。CPU性能を重視して選びたい方向けです。メモリ容量が16GBと余裕があります。CPU依存度が高いアプリケーションにおいて、メモリでカバーすることが可能です。

当記事のまとめ

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当記事では、Quadro P1000の性能スペックと搭載BTOパソコンを紹介しました。ミドルレンジとして人気の高いグラフィックボードとなっています。しかし、搭載BTOパソコンのラインナップが少ないのがネックです。パソコン工房とTSUKUMOでのみ購入することができます。その中からおすすめのモデルをピックアップしています。

気軽にクリエイター向けPCを購入したい方には「SENSE-S046-iX4-QEX」が良いですね。より充実した構成のモデルが欲しいという方には、同じパソコン工房の「SENSE-M049-iX7-QEX」が選択肢に入ります。Quadro P1000搭載モデルで文句の付けようのないスペックです。SSDとHDDのダブルストレージも魅力的ですね。TSUKUMOの「NVIDIA Quadroモデル QA7A-D204/XT」も手軽に購入したい方におすすめです。i7かつメモリ16GB搭載で税抜き15万円以下という価格設定は嬉しいですね。

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