当記事では、「Celeron N4120の性能スペックと搭載BTOノートパソコン」を紹介しています。4コア4スレッドのSoC(System-on-a-Chip)です。Celeron N4100のリフレッシュモデルとなっています。クロック周波数が引き上げられて少しだけパフォーマンスが向上していますが、アーキテクチャは共通です。
Celeronシリーズは、基本的に動画視聴やネット閲覧などをメインターゲットするCPUとなります。各BTOメーカーで安い順からノートパソコンを検索するとこのCeleron N4120搭載モデルが並んで出てくると思います。税込3万円台から搭載モデルを見つけることができます。後継モデルはJasper Lake世代のCeleron N5100です。10nmプロセス採用でより魅力的なモデルとなっています。
目次
おすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
△ | ◯ | × | × | × | × | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
× | × | × | × | ◎ | × | △ |
Celeron N4120のスペック比較
Celeron N4120 | Celeron N4000 | Celeron N3450 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Gemini Lake | Gemini Lake | Apollo Lake |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 4/4 | 4/4 | 4/4 |
ベースクロック | 1.1Ghz | 1.1Ghz | 1.1Ghz |
ターボクロック | 2.6Ghz | 2.4Ghz | 2.2Ghz |
L3キャッシュ | 4MB | 4MB | 2MB |
内蔵GPU | UHD Graphics 600 | UHD Graphics 600 | HD Graphics 500 |
対応メモリ | DDR4-2400 | DDR4-2400 | LPDDR4-2400 |
TDP | 6W | 6W | 6W |
価格 | - | - | $107 |
発売日 | Q4'19 | Q4'17 | Q3'16 |
搭載PC価格 | 31,980円~ | - | - |
スペック的に異なっているのはターボクロックのみです。およそ9%引き上げられています。CPU内蔵グラフィックス・対応メモリ・TDPも共通です。TDP 6Wは驚きですね。モバイルノートパソコンにも採用される所以です。この性能帯のモデルは世代が変わってもそれほど大きくスペックが変わるわけではありません。
旧モデルはCeleron N3450です。Apollo Lake世代のCPUでプロセスは14nmです。コア/スレッドは4コア4スレッドと共通です。ベースクロックも1.1GHzと同じです。ターボクロックは20%高くなっています。L3キャッシュも倍増の4MBとなっています。内蔵GPUもHD Graphics 500からUHD Graphics 600へと進化しました。対応メモリもLPDDR4-2400からDDR4-2400に変わりました。3年の月日が流れてもほとんど同じですね。
Celeron N4120ってどんなCPUなの?
Celeron N4100のリフレッシュモデル
Celeron N4120は、Celeron N4100のリフレッシュモデルで少しだけパフォーマンスが高くなっています。Celeron N4000よりもおよそ200MHzだけブーストクロックが高くなって8%程度処理性能が向上します。Celeronシリーズではトップクラスの性能を持っています。ただし、この性能帯なら違いを体感することは難しいと思います。
あくまでも動画視聴・ウェブブラウジング・資料作成などの用途向けです。このモデルでは動画編集や画像編集などには対応できないと理解しておきましょう。アプリの推奨環境を満たすことはできません。上位モデルのCore i3-8130Uになると40%近くも性能が高くなります。CeleronシリーズとCore iシリーズでは大きな壁があります。
クアッドコア搭載のSoC(System-on-a-Chip)の一つ
Celeron N4120は、クアッドコアを搭載したSoCです。SoCとは、チップ上にCPU・メモリ・チップセットなどがすべて集約されたものを指しています。通常であればCPU・メモリ・チップセットは別の半導体です。SoCであればコンパクトにできてかつ省電力性に優れているためスマートフォンなどで採用されることも多くなっています。コスト面でも有利です。
最安値クラスのノートPCに採用されていることが多い
税込5万円以下のノートパソコンを探しているとこのCeleron N4120搭載モデルが多く見つかるでしょう。2022年9月時点でドスパラとパソコン工房で搭載BTOノートパソコンが販売されています。サブパソコンなどに最適です。ただし、それほどラインナップが多いわけではありません。
従来モデルのCeleron N4100と同様にとにかくコストを抑えたい方におすすめのSoCだと言えます。メモリやストレージなども最小構成になっていることがほとんどなので事前に構成面も確認しておくと良いと思います。また、SoCという特性上基本的にはカスタマイズはできません。初心者の方でも選びやすさがありますね。
Celeron N4120搭載のおすすめBTOノートパソコン
THIRDWAVE VF-AD4S(ドスパラ)
価格:39,980円(税込)
モニター:14.0インチ
CPU:Celeron N4120
GPU:HDグラフィックス600
メモリ:LPDDR4X 4GB
ストレージ:64GB eMMC
STYLE-15FH043-C-UCFS-R(パソコン工房)
価格:49,800円(税込)
モニター:15.6インチ
CPU:Celeron N4120
GPU:HDグラフィックス600
メモリ:DDR4-2400 8GB
ストレージ:480GB SSD
当記事のまとめ
当記事では、Celeron N4120の性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。Celeron N4000と同じGemini Lake世代のSoCで少しだけクロック周波数が引き上げられています。アーキテクチャが変わったわけではなく性能差は大きくありません。4コア4スレッドというスペックで性能は低いです。動画視聴・ブラウジングなどがメインとなります。
ドスパラとパソコン工房で搭載モデルが販売されています。税込3万円台から購入できるのは魅力的ですね。メモリやストレージも最小構成で用途によっては全く通用しないので、どのような用途で使用したいのかをしっかり確認しておくことが大切です。
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