当記事では、ドスパラの「THIRDWAVE DX-T5」についてレビューと口コミをまとめています。CPUには高コスパなCore i5-1135G7を搭載しているのが特徴です。4コア8スレッドというスペックでノート向けモデルとしては高いパフォーマンスを発揮します。
最短翌日出荷に対応しているためすぐにパソコンが必要だという方にもおすすめです。14,000円の値上げが適用となりましたが評価は維持しています。円安の影響を受けているのだと思います。上位モデルであるTHIRDWAVE DX-T7は販売終了となっています。THIRDWAVE DX-TシリーズはこのTHIRDWAVE DX-T5のみです。世代交代が進みそうです。
目次
THIRDWAVE DX-T5のスペック
ブランド | サードウェーブ |
製品名 | THIRDWAVE DX-T5 |
価格 | 102,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ |
重量 | 約1.60kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.7時間 |
CPU | Core i5-1135G7 |
グラフィックボード | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ |
グラフィックスはCPU内蔵のIntel Iris Xeとなっています。メモリ16GB、SSD 500GBという構成です。おすすめ度は★八つです。14,000円の値上げが適用となりましたが、現在の市場を鑑みると妥当な価格設定だと言えます。
THIRDWAVE DX-T5のカスタマイズ
THIRDWAVE DX-T5のカスタマイズ項目について解説しています。★の数が多いほうがおすすめ度が高いということになります。
HDD ★★☆☆☆
ストレージ容量が必要な方はHDDの追加が良いでしょう。残念ながらカスタマイズ費用が高額なため選びづらいです。これまでは1TBのHDDも選択肢にありましたが、今は+12,500円の2TBのみとなっています。
THIRDWAVE DX-T5のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
☆ | ☆ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◎ | × | 〇 | ◯ | ☆ | × | ◎ |
デイトレやビジネスに適した性能を持っていると言えます。また、動画編集・RAW現像・マンガ制作・WEBデザイン・DTMにもある程度対応できるのが魅力です。メインでこれらの作業を考えているならCore i7-1165G7搭載モデルの方が良いでしょう。クロック周波数が高く有利に作業を行えるからです。
THIRDWAVE DX-T5の性能
Core i5-1135G7
従来モデルのCore i7-1065G7よりも11%性能が高く、10nmプロセスがより洗練された形となっています。6コア12スレッドのCore i7-10710Uに匹敵する性能です。上位モデルのCore i7-1165G7との性能差は6%です。どちらも4コア8スレッドというスペックなので性能差が大きいわけではありません。
インテル Iris Xeグラフィックス
THIRDWAVE DX-T5を選ぶ3つの理由
価格が安く国内メーカーにはライバルがいないから
THIRDWAVE DX-T5は、税込10万円台と非常に価格が抑えられたノートパソコンです。登場時よりも少し高くなりましたが、現在のパソコン市場を考えると納得できます。Core i5-1135G7搭載モデルの中ではコストパフォーマンスが高い一台です。メモリ16GB・SSD 512GBと構成も充実していますね。
特に国内メーカーという括りで見ると、同価格帯にはライバルが不在です。他社メーカーだと12万円台や12万円台が一般的です。価格重視で選びたいならTHIRDWAVE DX-T5が候補になると思います。海外メーカーならもう少し安いモデルもありますが、サポート面など総合的に見ると少しぐらい高くても選びたいと考えるユーザーもいるでしょう。
当該モデルについては口コミ数も90件近くあっていかに人気があるのかということがわかります。ドスパラのノートパソコンの中でもトップクラスの売れ筋モデルとなっています。やはり選びやすい価格設定は魅力的ですね。
本体が軽くて持ち運びがしやすいから
15.6インチモデルとして非常に軽量化されているのも特徴の一つです。本体重量が約1.6kgと軽い点は評価できると思います。2.0kgを大きく下回るこの重量であれば持ち運ぶ機会が多い方でも苦労はしないでしょう。
さらに、本体も薄くわずか19.5mmです。カバンにも入れやすく女性の方でも問題ないですね。標準以上の性能を持ち本体重量も抑えられているまさに理想的なモデルだと言えますね。バッテリー駆動時間も約8.7時間と長めに設定されています。
翌日出荷に対応しているから
当該モデルは翌日出荷に対応しています。うまくいけば購入して3日後に受け取ることが可能です。ドスパラの中でも特に人気モデルの場合納期が短くなる傾向にあります。他のメーカーでドスパラほど納期が早いところはないですね。
なお、モデルのカスタマイズをしても納期は変わらずすぐに受け取ることができます。ドスパラのロジスティクスは優秀ですね。ただし、カスタマイズができる幅はそれほど広くなく、決められた項目の中から少し選べるぐらいです。
THIRDWAVE DX-T5の弱み
後継モデルが発売されている
ブランド | THIRDWAVE | THIRDWAVE |
---|---|---|
製品名 | THIRDWAVE DX-T5 | THIRDWAVE SA505i |
画像 | ||
価格 | 102,980円(税込) | 90,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ FHD | 15.6インチ FHD |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
重量 | 約1.58kg | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.8時間 | 約12.0時間 |
CPU | Core i5-1135G7 | Core i5-1135G7 |
GPU | Iris Xe Graphics | Iris Xe Graphics |
メモリ | DDR4-3200 16GB | LPDDR4x-3733 8GB |
SSD | 500GB NVMe | 256GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ |
Thunderbolt 4 | × | ○ |
カスタマイズ | できる | できない |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | - | レビュー |
THIRDWAVE SA505iでは、省電力性に優れたLPDDR4x-3733 8GBを搭載しています。容量は半減です。SSDについても半分の256GB NVMeとなっています。Wi-Fi 6対応は共通です。THIRDWAVE SA505iではThunderbolt 4に対応しています。THIRDWAVE SA505iはカスタマイズができないため構成が物足りない方は避けた方が良いと思います。
THIRDWAVE SA505iは新しいモデルということもあってThunderbolt 4に対応しているなど強みがあります。税込9万円台の価格も魅力です。十分比較検討してから購入すると良いでしょう。コストパフォーマンス的には構成の充実したTHIRDWAVE DX-T5の方が優れています。
機能面は価格相応となっている
機能面などは価格相応だということは理解しておきましょう。例えば、USB 3.2 Gen2はPower Deliveryや画面出力には対応していません。Power Delivery対応ならACアダプタがコンパクトになるというメリットもありますね。
画面出力に対応していないということはHDMIポートのみで最大画面出力は2画面ということになります。デザイン的にもやや古さを感じてしまうかもしれません。それでもWi-Fi 6に対応しているなど最低限の機能は備わっています。
Inspiron 15 3000 Intel プレミアムと比較
ブランド | ドスパラ | Dell |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-T5 | Inspiron 15 3000 ノートパソコン |
価格 | 102,980円(税込) | 92,980円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 価格に含む |
納期 | 最短翌日出荷 | 最短当日出荷 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.60kg | 約1.85kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.7時間 | 非公開 |
CPU | Core i5-1135G7 | Core i5-1135G7 |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | × |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
液晶サイズはどちらも15.6インチです。本体重量についてはInspiron 15 3000 ノートパソコンの方が15%程度重くなっています。CPU・GPUは共通です。Inspiron 15 3000 ノートパソコンはメモリの規格が下位モデルのDDR4-2666となっています。少しだけパフォーマンスに差が生まれますが、その差を体感することは難しいと思います。SSD容量は同等です。
また、Inspiron 15 3000 ノートパソコンはWi-Fi 6には対応していません。コストパフォーマンスはInspiron 15 3000 ノートパソコンの方が高いですが、Wi-Fi 6に対応していなかったりサポート面がやや弱かったりとデメリットが大きいです。基本的にはTHIRDWAVE DX-T5の方がコスパが高いです。
THIRDWAVE DX-T5の口コミ
ドスパラのノートパソコンもコスパがいい
あと1万円安ければな・・・ノートパソコンTHIRDWAVE DX-T5【カスタマイズしても最短2日で出荷!】 #ドスパラ #dptw https://t.co/XI6z9S7HV5
— code tylar (@code_tylar) June 8, 2022
価格が下がったことでより選びやすくなりました。ここからの値下げは難しいかもしれません。シンプルなデザインは万人受けするのではないかと思います。
ドスパラってとこで
THIRDWAVE DX-T5
ってやつ買った☺️ pic.twitter.com/wRJ5v3byd4— うさだひでお (@po_ba_hid) August 29, 2021
いくつかこういったツイートを見つけました。ある程度の知名度を獲得しているのでしょう。
買うならTHIRDWAVE DX-T5、THIRDWAVE DX-T7 、THIRDWAVE DX-C5の3つのモデルが良いかなと。
スペック的なのも含めてね。 https://t.co/p2oCWRgBSt
— ギャロ (@gallo1192) September 10, 2021
価格改定で一気に購入しやすくなりましたね。DX-T5あるいはDX-T7がおすすめです。DX-C5は旧モデルに当たりますので今はあえて選択しなくても良いのではないかと思います。
ちなみに3つ目?のURLのTHIRDWAVE DX-T5、お買い得。
構成を変えるみたいなとこで、SSDを500GBにすると良い。値段の割にスペックが高い。
サブPCに欲しいくらい。— 煉月878 (@T_Rengetsu) September 29, 2021
本当にサブパソコンにも適していると思います。普段は高スペックなパソコンを使用しつつ、外出時に軽めのモデルが欲しいという方は必見です。もちろん性能的には十分過ぎるほどだと思います。
公式HP
パフォーマンスと価格の最高のバランスです。これからも期待しています。
ドスパラのノートパソコンは総じてコストパフォーマンスが高いです。海外メーカーを含めても競合はほとんどいないのではないかと思えるほどです。
他サイトでは、見目が古臭いと評価がありましたが、実物を見て私は「メタリックでとってもカッコいい」…と思いました。 性能も自分が求めていた内容で、値段も手の届く範囲。 とても良い買い物をさせていただきました。有難うございます。
デザインは賛否両論ありますね。シンプルで使う場所を選ばないというのは強みになると思います。
自宅で講義を受ける為にカメラ付きで性能もそこそこの物を探していたら、このPCを発見し購入。 ssdのおかげで起動も早いし、テンキーとLANポート付きが地味に嬉しい。 コスパ最高だと思われます。
必要最低限の機能は備わっているのは嬉しいですよね。何よりもこの価格帯で考えるとこれ以上のモデルを見つけるのが難しいです。
THIRDWAVE DX-T5のケースデザイン
正面
とにかくシンプルなデザインですね。シルバーで落ち着いた印象を受けます。狭額縁デザインというわけでもなくチープさからやや古さを感じてしまうかもしれません。価格を考えると仕方がないですね。
天板
天板もシンプルです。やや厚さを感じますが、キレイなシルバーが映えます。あえてロゴレスにしているのは通好みです。
左側面
左側面にはHDMI×1、USB3.2 Gen2 (Type-C)x1、USB 3.2 gen1 (Type-A)x1、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されています。
右側面
右側面にはカードリーダー、USB 3.2 gen1 (Type-A)x1、LANポートが配置されています。オーソドックスなI/Oパネルです。
キーボード
キーボードは価格相応です。テンキーは3列になっていますので、「+」や「-」などが上部に配置されています。利用頻度が高い方は慣れるに時間が掛かってしまうのではないかと思います。
当記事のまとめ
当記事では、ドスパラの人気モデルである「THIRDWAVE DX-T5」の性能レビュー&口コミをまとめました。最新のCore i5-1135G7を搭載していてノートパソコンとしては高いパフォーマンスを発揮します。動画編集・画像編集・DTM・WEBデザインなどにも対応することができます。価格が抑えられていることからサブPCとしても注目されています。
ストレージ容量が倍増となり実用性が向上しています。メモリも16GBと構成が充実しているのは高評価です。価格が1.4万円上がってしまったもののCore i5-1135G7搭載モデルとしては十分でしょう。国内BTOメーカーの中では競合モデル不在のノートパソコンとなっています。
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