画像引用元:https://news.microsoft.com/
2021年6月に最新のWindows OSである「Windows 11」が発表されました。そして2021年10月に待望のリリースとなっています。2015年にマイクロソフトがWindows 10が最後のOSバージョンになるだろうと公式に発表していたのでまさかWindows 11がリリースされるとは思いませんでした。
新しいOSとなったことでインターフェイスは変わっていますが、操作性などはWindows 10とほとんど同じで使っていて違和感がないように思います。最新のモデルならWindows 11を搭載したパソコンで問題ないと思います。もう少し詳しく見ていきましょう。
目次
Windows 11の概要
Windows 11の必要要件
- CPU: 1GHz以上で2コア以上の64 bit互換プロセッサ
- メモリ: 4GB
- ストレージ: 64GB以上
- システムファームウェア: UEFI、セキュアブート対応
- TPM: トラステッドプラットフォームモジュールバージョン2.0
- グラフィックスカード: DirectX 12以上に対応
- ディスプレイ: 対角サイズ9インチ以上で8 bitカラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
Windows 11のシステムの必要要件は多岐にわたります。インターネット環境も必須となっています。パソコンに求められるスペック自体はそれほど高くありません。CPUの1GHz以上で2コア以上の64 bit互換プロセッサというのは多くのモデルに当てはまるでしょう。
メモリやストレージ容量も一般的なスペックです。システムファームウェアやTPMについてもここ6年前後のモデルであれば問題とはなりません。問題となるとすればCPUのモデルです。実はここ4年以内にリリースされたCPUであることが求められるのです。古いCPUを使用している方は注意が必要です。
Windows 11のインストール可否確認方法
マイクロソフトが提供しているPC正常性チェックアプリを利用すれば簡単にWindows 11へのアップグレードに対応しているかどうかを確認することができます。アップグレードを考えている方は一度アプリをインストールしてみると良いと思います。
- マイクロソフトの公式サイトにアクセスしてアプリのダウンロードを進める
- 使用許諾契約書を確認して同意後”インストール”をクリックする
- 必要に応じてショートカットを作成して”完了”をクリックする
- アプリ上部の”今すぐチェック”をクリックする
Winsows 11の長所
洗練されたインターフェース
Windows 11の新しいデザインは最も注目したいところです。今回のアップグレードでマイクロソフトは、macOS・Chrome OSあるいはAndroid/iOSからヒントを得ているように感じられます。全体的に丸みを帯びたデザインで柔らかさを与えてくれます。よりモダンなデザインへと進化しました。そしてこれまでずっと左下に配置されていたタスクバー及びスタートメニューが真ん中に移動しています。
スタートメニューがかなり簡略化されました。Windows 8時代からウィジェットがたくさんあって見づらかったのですが、それがなくなってより使い勝手が向上したように思います。私もスタートメニューで使うのは「最近追加されたもの」ぐらいです。仕事効率化や探るといったコンテンツは使ったことがありません。
設定などもよりわかりやすく改良されています。色やアイコンで簡単に現在見ているセクションを認識できます。タスクバーにはウィジェットやマイクロソフトTeamsのアイコンが配置されています。WウィジェットについてはWindows 11では独立したセクションとして存在しています。Teamsについては普段から使っている方にとっては便利ですが、使用していない方にとっては邪魔に感じてしまうかもしれませんね。
Windows 10ユーザーへの無料提供
現Windows 10ユーザーが無料でアップグレードできるのは魅力的です。もちろん要件を満たしたデバイスのみが対象となります。2022年の中頃までにはすべての対象デバイスにWindows 11のアップグレードが提供される予定です。パソコンの買い換えを考えていない方は気長に待つのが良いと思います。
現時点ではマイクロソフトから公式に発表があったわけではありませんが、単体での価格はWindows 10と同等に収まるのではないかと思います。つまり、Windows 11 Homeは$139でWindows 11 Proが$199ということです。自作PCユーザーやWindows 10より以前のOSを使用している方は要チェックです。
強化されたセキュリティ
Windows 11ではセキュリティがより強化されています。OSにとってセキュリティは至上命題です。だからこそシステム要件が引き上げられたと考えて良いでしょう。デバイスの暗号化・セキュアブートなどのセキュリティ機能を担保するのに重要なことです。マルウェアの削減にも効果的です。古いパソコンを使用している方は新しいパソコンへの買い替えを促しているとも考えられます。
Windows 11の短所
アップグレードのハードウェア要件が高い
Windows 11への最小システム要件の大きな変更は無数のパソコンを時代遅れにさせてしまうことになります。Windows 11は、Intel第八世代のCoffee LakeあるいはAMD Zen 2を要求します。これまでマイクロソフトがここまで厳しいプロセッサの要件を課すことはありませんでした。事実Windows 8やWindows 10では1GHzのプロセッサ、2GBのメモリ、20GBのストレージが要件でハードルは決して高くありません。
すでに見てきた通り必要要件の引き上げはセキュリティ面の強化などで必要だったとは言ってもここまで条件が限定されてしまうと多くのユーザーが取り残されてしまいます。こうなるとユーザーはアップグレードではなく新しいパソコンの購入が必要になってきます。Windows 10を使用し続けることによるセキュリティ面のリスクは無視できないでしょう。
インターネット通信及びマイクロソフトアカウントが必須
Windows 11 Homeユーザーはインターネット通信とマイクロソフトアカウントが必須となりました。信頼できるインターネットアクセスがない方にとっては非常にフラストレーションが溜まる状況となっています。また、ローカルユーザーアカウントではセットアップができずマイクロソフトアカウントを所有していない方は別途用意しなければいけません。
メールアカウントを新しく作成しないといけないというのは手間が掛かりますし、管理も必要になってきます。やはりローカルアカウントで作成できるのがベストでしょう。一方で、Windows 11 Proユーザーはこのような制限がありません。ITの専門家やヘビーユーザーの方にとっては嬉しいニュースとなりますね。
タスクバー&スタートメニューに慣れる必要がある
Windows 11にアップグレードして一番に目が留まるのはやはりタスクバー&スタートメニューでしょう。タスクバーやスタートメニューに変更が加えられています。これまでは左端にありましたが、今回からは真ん中に位置しています。これらの変更に慣れるのに少し時間が掛かってしまうかもしれませんね。ChoromeOSなどの影響を受けていることもあって直感的に操作ができるのは魅力です。しばらく使っていれば慣れるのではないかと思います。
Windows 11搭載のおすすめBTOパソコン
すでにWindows 11を搭載したBTOパソコンがリリースされています。今が購入のタイミングと言っても良いかもしれませんね。
Magnate IM 16GB/i5-12400搭載(ドスパラ)
価格:87,980円(税込)
CPU:Core i5-12400
GPU:UHD Graphics 730
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
mouse DT6(マウスコンピューター)
価格:93,280円(税込)
CPU:Ryzen 5 5600G
GPU:Radeon Graphics
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
mouse B5-i5(マウスコンピューター)
価格:98,780円(税込)
CPU:Core i5-10210U
GPU:UHD Graphics
メモリ:DDR4-2666 8GB
SSD:256GB NVMe
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