Pentium Gold G5420画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/

管理人管理人

当記事では、「Pentium Gold G5420の性能スペックとベンチマーク」を紹介しています。安価なBTOパソコンを探している方におすすめのCPUです。もちろん安くパソコンを構築したい方にも最適ですね。

単体価格10,000円以下(MSRP:$64)で購入できるCPUとなっていてパソコンの価格も抑えられます。負荷の軽い作業向けのパソコンを作りたい自作ユーザーの方にも人気がありますよ!

このクラスのモデルでどのような用途に対応できるか、どのような搭載BTOパソコンがあるのかといった気になるポイントをまとめていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

(+) $64と手頃な価格のCPU
(+) デュアルモニターや動画視聴に対応できる性能
(-) 動画編集やRAW現像などは苦手

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Pentium Gold G5420の基本スペック

世代第9世代
開発コードCoffee Lake
コア/スレッド数2 / 4
クロック周波数3.80 GHz
ブーストクロック-
内蔵グラフィックスインテル UHD グラフィックス 610
TDP54W
価格$64
発売日2019年9月6日

目次

Pentium Gold G5420のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
×
youtubervirtual
×


gamedeveloper
×
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
×
webdesign

tvdenwa
cad
×
businessperson
比較的軽い作業向けのCPUとなっています。デュアルモニター環境の構築や動画視聴に最適です。エクセルやパワーポイントなどオフィスソフトにも対応できますので、ビジネス向けモデルとしてもおすすめです。負荷が上がると重さを感じてしまうことがあります。データ量の多いエクセルなどには対応しづらいです。

動画編集・動画投稿・RAW現像・マンガ制作・WEBデザイン・DTMなども苦手です。価格相応の性能だということですね。また、Pentium搭載モデルにはグラフィックボードが搭載されていないことがほとんどのためゲームプレイやCADの使用は厳しいです。あくまでも簡単なPC作業を行うためのCPUだと考えておきましょう。

Pentium Gold G5420の性能比較

Intelとの比較

Gold G5420Gold G5400i3-9100
コードネームCoffee Lake-RCoffee Lake-RCoffee Lake-R
プロセス14nm14nm14nm
コア/スレッド2/42/44/4
ベースクロック3.8Ghz3.7Ghz3.6Ghz
ターボクロック--4.2Ghz
L3キャッシュ4MB4MB6MB
対応メモリDDR4-2400DDR4-2400DDR4-2400
内蔵グラフィックスUHD Graphics 610UHD Graphics 610UHD Graphics 610
TDP54W58W65W
価格$64$64$122
発売日2019年9月6日2018年4月3日2019年6月20日
Pentium Gold G5400の後継モデルです。アーキテクチャの変更はなく大きくパフォーマンスが向上したわけではありません。コア及びスレッド数は同じです。ベースクロックが0.1GHz上がっただけです。それでもクロック周波数が引き上げられたにもかかわらず消費電力が58W→54Wに下げられているのは高ポイントです。対応メモリはDDR4-2400となっています。価格は同じですね。Gold G5400を所有している方が買い替える必要はありません。

上位のCore i3-9100になると価格が一気に上がってしまいます。$122と価格差は大きいですね。その分パフォーマンス面でも大きく変化が見られます。コア数が4コアに倍増しています。簡単な作業なら画像編集にも対応できます。ブーストクロックも働き最大4.2GHzに引き上げられます。L3キャッシュは6MB、消費電力は65Wとなります。4コアになるとできることが大きく増えます。

AMDとの比較

Gold G5420Athlon 220GE
コードネームCoffee Lake-RZen
プロセス14nm14nm
コア/スレッド2/42/4
ベースクロック3.8Ghz3.4Ghz
ターボクロック--
L3キャッシュ4MB4MB
GPUUHD 610Vega 3 Graphics
対応メモリDDR4-2400DDR4-2666
TDP54W35W
価格$64$65
発売日2019年9月6日2019年1月19日
競合のAMD Athlon 220GEとスペックを比較していきます。プロセスは14nmと共通です。この時代では定番ですね。コア数及びスレッド数は同じです。ベースクロックは12%低くなっています。L3キャッシュは同じ4MB、消費電力は35%ダウンとなっています。

対応メモリはAthlon 220GEの方が上位規格であるDDR4-2666をサポートしています。公式の価格ではほとんど同じなのですが、単体価格ではAthlon 220GEの方が安くなっています。Pentium Gold G5420は品薄な状況です。場合によってはAthlon 220GEを選択肢に入れても良いと思います。搭載BTOパソコンを選ぶならPentium Gold G5420の方が選択肢が多いです。

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Pentium Gold G5420の特徴まとめ

従来モデルと比べると大きな性能アップは見込めない

当該CPUは、Pentium Gold G5400の後継モデルとなっています。スペックを見て分かる通り性能的には大きく変わったところはありません。3%-5%程度の性能アップと考えて良いですね。現在Pentium Gold G5400を使用している方が買い換える必要はありません。性能差を体感することはほとんどできません。これから新しく購入するのであれば選択肢に入れても良いと思います。

Pentium Gold G5400自体低価格でかつコストパフォーマンスが高いということで高い人気を誇っていました。その後継モデルということもあり人気が出ていてプレミアム価格での販売となっているのがネックです。2コア4スレッドというスペックなら間違いなくトップクラスのモデルだと言えますね。動画視聴・ウェブブラウジング・ビジネスなどの作業をメインに考えている方向けです。

BTOパソコンではまだまだPentium GOLD G5400が主流

BTOパソコンでは、Pentium Gold G5420を搭載したモデルはほとんどありません。2019年10月時点でパソコン工房で販売されているぐらいです。今後もそれほどラインナップが増えるようには思いません。意外と取り扱いモデルもBTOメーカーごとに異なります。Core i3シリーズ以上になると一気にラインナップが増えますね。

このクラスでは世代ごとに大きな性能差が出ることもなく過去の世代がそのまま使用されることも多いです。割安な価格で販売されているためユーザーからしてもデメリットはありません。Pentiumシリーズならどのモデルでも性能差が大きい訳ではないことを理解しておきましょう。例えば、Pentium Gold G5400やPentium G4900搭載モデルを販売してるショップもあります。

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ベンチマークでわかるPentium Gold G5420の性能!

一般アプリケーションベンチマーク一覧

Cinebench R15

cpupentium g5420-Cinebench R15

CPUのレンダリング性能を測る定番ソフトです。Pentium Gold G5400と比べると2%-3%とほとんどスコアは変わりませんね。競合のAthlon 220GEとの性能差は4%です。シングルスレッド性能に差があるためパフォーマンスを求めるのであればPentium Gold G5400が優勢です。Core i3-9100になると、シングルスレッド性能は同等ですが、マルチスレッド性能が52%高くなります。より負荷の掛かる作業にも最適です。

7-zip

zippentium g5420-7zip

Zipファイルの解凍に掛かる時間を計測しています。単位は秒です。Pentium Gold G5400とPentium Gold  G5420との差は6%程度です。AMD Athlon 220GEとの差は14%と大きくなっています。Core i3-9100になると12%程度高いです。Pentiumシリーズとはしっかりと差別化が図られています。

Adobe

pentiumg5420-Adobe

Adobeの人気ソフトLightroom及びPhotoshopでの処理に掛かる時間をまとめています。Pentium Gold G5400とPentium Gold G5420との差は5%程度です。Core i3-9100になると大きくパフォーマンスが向上します。クリエイター用途として使うのであればCore iシリーズがおすすめです。

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Pentium Gold G5420搭載のおすすめBTOパソコン

STYLE-S0B7-P-UHS(パソコン工房)

STYLE-S022-i3-HN-K
価格:46,980円
CPU:Pentium Gold G5420
メモリ:DDR4 4GB
SSD:240GB
HDD:非搭載

税抜4万円台で購入できるBTOパソコンです。グラフィックスには内蔵GPUのUHD Graphics 610を採用しています。3Dグラフィックスの処理を行わないのであれば問題ありません。Netflixなどの視聴は2Dなので安心して使用できます。メモリ4GB、SSD 240GBと最低限の性能を持っています。必要に応じてストレージ容量を増やすと良いでしょう。

STYLE-M1B7-P-UHS(パソコン工房)

STYLE-R037-i3-UHS
価格:46,980円
CPU:Pentium Gold G5420
メモリ:DDR4 4GB
SSD:240GB
HDD:非搭載

「STYLE-S0B7-P-UHS」のミニタワーモデルです。構成は全く同じです。SSDが搭載されているため快適なPC作業を行えます。デザインの好みで選んでしまっても良いと思います。オーソドックスなパソコンを探している方におすすめです。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、「Pentium Gold G5420の性能スペック及びベンチマーク」について紹介しました。低価格帯でコストパフォーマンスの高さから人気を博したPentium Gold G5400の後継モデルです。2コア4スレッドと必要最低限の性能を持っています。

単体のCPUとしては品薄状態が続いているため価格は高いですが、もう少し落ち着けば正当な価格になるでしょう。性能的には動画視聴やオフィスソフトの使用に適しています。サブPCの構築にもおすすめです。発売された直後は搭載されているBTOパソコンはそれほど多くありませんでした。

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