当記事では、ドスパラの「THIRDWAVE DX-T7」についてレビューと口コミをまとめています。2021年7月1日に発売されたノートパソコンです。発売されてから半年以上経過して11,000円高くなってしまいました。Intel第十一世代CPUであるCore i7-1165G7を搭載しているのがポイントです。4コア8スレッドとノート向けモデルとして高い性能を発揮します。
Core i5-1135G7を搭載した「THIRDWAVE DX-T5」の最新かつ上位モデルということになります。CPUや構成が異なるだけで土台となる本体は共通です。THIRDWAVE DX-T7はより高い性能が必要なユーザーの方におすすめです。構成も充実していておすすめです。THIRDWAVE DX-T5も同様に値上げが適用となりTHIRDWAVE DX-T7との価格差は5,000円まで縮まっています。この価格差ならTHIRDWAVE DX-T7の方が良いと思います。
目次
THIRDWAVE DX-T7のスペック
価格 | 99,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ |
重量 | 約1.58kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.8時間 |
CPU | Core i7-1165G7 |
グラフィックボード | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ |
CPUにはCore i7-1165G7を搭載しています。グラフィックスはCPU内蔵グラフィックスのIntel Iris Xeグラフィックスです。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeという構成です。おすすめ度は★9.0個です。11,000円の値上げで★が一つ減ってしまいました。
THIRDWAVE DX-T7のカスタマイズ
THIRDWAVE DX-T7のカスタマイズ項目について解説しています。★の数が多いほうがおすすめ度が高いということになります。
セキュリティソフト ★★★☆☆
+1,100円でセキュリティソフトを1年版にアップグレードできます。確かに最近はWindows Defenderが優秀なのでセキュリティソフトの必要性は薄れていますが、この価格なら一年間試してみても良いのかと思います。
HDD ★★★★☆
ストレージ容量を増やすという点でHDD 1TBの追加はおすすめです。SSDと比べて価格も安く純粋な容量を増やす上でコスパが高いです。動画や画像をたくさん保存したいと考えている方は検討しても良いと思います。
THIRDWAVE DX-T7のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
☆ | ☆ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
☆ | × | ◎ | ◯ | ☆ | △ | ◎ |
THIRDWAVE DX-T7の性能
Core i7-1165G7
Intel第十世代のCore i5-10300Hを超える性能は圧巻です。Ryzen 7 4700Uは6コア12スレッドとコア/スレッド共に多くより高い性能を持っています。それでもIntel製CPUは着実に進化していますね。極端に負荷を掛けなければ動画編集・画像編集・マンガ制作・WEBデザインなどで活躍します。THIRDWAVE DX-T7はメモリ容量が16GBと余裕があることも強みだと言えます。
インテル Iris Xeグラフィックス
グラフィックス処理性能の要となる実行ユニットが50%引き上げられたこととグラフィックス周波数が20%引き上げられたことが最大の特徴です。動画編集やWEBデザインなどで3Dグラフィックス処理性能を活かせる用途で強みを発揮しますが、GeForce GTX 1650やGeForce GTX 1050などと比べると性能差は歴然です。あまり過度な期待はしない方が良いと思います。
THIRDWAVE DX-T7を選ぶ3つの理由
Core i7-1165G7搭載モデルとして格安だから
一番の特徴は最新のCPUであるCore i7-1165G7を搭載していてかつ価格が抑えられていることでしょう。Core i7-1165Gは、省電力モデルにおける最上位クラスのCore i7シリーズとなっています。送料・税込みで9万円台というのはお買い得感があります。さらに、最大0.5%(500P)のポイントを貯めることができます。貯めたポイントで各種デバイスなどを購入できます。
Core i7-1165G7は4コア8スレッドとスペックも高く従来モデルよりもクロック周波数が引き上げられています。より処理性能が高くなっているということです。一般的なブラウジング・オフィスソフトの使用・動画視聴以上のことにも対応しやすいです。例えば、動画編集・画像編集・WEBデザインなどが当てはまります。ノートパソコンを使っていてもたつきを感じてしまう方や固まってしまう方は買い替えを検討してみてください。
メモリ・ストレージなど構成が充実しているから
構成が充実しているのも強み<となります。カスタマイズを考える必要がないという点で初心者にもおすすめしやすいです。THIRDWAVE DX-T7ではデフォルトの構成でメモリ16GB、SSD 500GB NVMeを搭載しています。下位モデルよりもワンランク上の構成です。メモリ容量16GBと容量が大きいことは強みになります。Core i7-1165G7の性能を引き出せる構成だと言えます。SSD 500GBも多くの方にとって十分な容量だと思います。
カスタマイズをすればメモリ64GB(32GB×2)、SSD 2TB、HDD 2TBまで増設することが可能です。もちろんそこまでのカスタマイズはナンセンスですが、HDDを追加ぐらいは選択しても良いと思います。ダブルストレージになるとたくさんの動画や画像を保存できて利便性が格段に向上します。
国内生産モデルで安心感があるから
THIRDWAVE DX-T7は国内生産モデルで安心感があります。神奈川県綾瀬市の向上で生産されています。徹底した検査と試験が行われていて高い品質が担保されています。海外メーカーと比べて少しぐらい価格が高くてもサポート面を考えるとむしろ割安に思えるかもしれません。
特に初めてBTOパソコンの購入を考えている方は必見です。購入後も24時間365日の電話サポートを受けられますので、設定などで困ったことがあってもいつでも相談可能です。保証も最大5年まで加入することが可能です。お仕事などで長く使う予定の方にとっては嬉しいポイントです。
THIRDWAVE DX-T7の弱み
ところどころコストカットしている部分が見える
当然全く弱みがないわけではありません。いくつかコストを抑えているのかなと思える部分があるのも事実です。価格帯を考えるとコストパフォーマンスは高いのですが、機能やデザインなどで100点満点は難しいでしょう。キーボードはテンキーなど癖があって完璧とは言えません。比較的コストの掛かる日本語対応キーボードになったのは強みです。
意外とキーボードはコストが掛かるところで日本のメーカーのモデルでも格安ノートパソコンの場合英語キーボードを採用したモデルも多いです。また、本体デザインもややチープさが見えます。それでも落ち着いたシルバーのデザインで使う場所を選ばないのはメリットだと言えますね。
PowerDeliveryや映像出力に対応していない
これもコストカットの一面です。USB 3.0 Type-Cを搭載しているのですが、PowerDeliveryや映像出力には対応していません。高速充電をすることができないのはデメリットの一つです。映像出力については、HDMIが搭載されていますのでカバーできます。妥協できる点だとは思います。今後はこれらの機能が一般的に搭載されるようになるでしょう。
口コミがまだ集まっていない
当該モデルについてはまだ発売されたばかりのモデルで口コミはほとんどありません。実際に使用している方の口コミを参考にしたいと考えている方は多いはずです。THIRDWAVE DX-T7コストパフォーマンスに優れたモデルで購入者はどんどん増えてくると思います。
つまり、今後は他の売れ筋モデルと同様にドスパラの公式サイトの口コミだけではなくTwitterなどでも口コミが集まってくるでしょう。当サイトでは公式サイトでは確認できないデメリットや弱みについても解説しています。口コミが揃うまでは当サイトの情報を参考にしていただければと思います。
New Inspiron 15 3000 Intel プラチナと比較
ブランド | ドスパラ | Dell |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | DX-T7 | Inspiron 15 3000 Intel プラチナ (大容量メモリー搭載) |
価格 | 99,980円(税込) | 99,574円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 価格に含む |
納期 | 最短翌日 | 12-15営業日 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.58kg | 約1.85kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.8時間 | 非公開 |
CPU | Core i7-1165G7 | Core i7-1165G7 |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | × |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
THIRDWAVE DX-T7の魅力は納期の短さと国産メーカーらしい充実のサポートでしょう。最短翌日出荷に対応しているのは嬉しいですね。サポートも24時間365日電話サポートを受けられます。Inspiron 15 3000 Intelの場合は納期は最短でも3週間出荷とかなり待つことになります。液晶サイズはどちらも15.6インチですが、THIRDWAVE DX-T7の方が20%軽く本体重量は約1.58kgとなっています。CPU・GPU・SSDと3つの項目は共通です。
メモリ規格はTHIRDWAVE DX-T7の方がワンランク上です。さらに、THIRDWAVE DX-T7では最新の無線規格であるWi-Fi 6に対応しています。光学ドライブはいずれも非搭載です。3,704円高いもののTHIRDWAVE DX-T7は実用面などでより優れたモデルになりますので魅力的なモデルであることは間違いありません。納期が短いのも魅力的です。
THIRDWAVE DX-T7の口コミ
新しいPC来たー
スペックとコスパを優先してドスパラのTHIRDWAVE DX-T7にした pic.twitter.com/pbKGHZjHoU— ガジットガッキュ (@hiroyuki731) September 14, 2021
スペックの良さで購入したノートPC
Thirdwave DX-T71年以内で3度目の故障。
同じ症状で改善されてない。セキュリティソフト他、毎度インストールは時間の無駄です。
Sylenth1はActivationに回数制限があるので、前回故障で1回分失って、その後インストールせず。— T2-RO(楽曲配信中です。) (@t2ROc3por2d2) September 2, 2021
公式HP
納品も早く、助かりました。 起動が早く、処理も今まで使用していたノートパソコンよりかなり早いので、作業が捗ります。
納期が早いのは嬉しいポイントだと思います。数世代前のモデルから買い替えると性能差は歴然です。もちろん前世代の同クラスからの買い替えでもメリットはあります。
デザインもよく使いやすいです!officeやネットサーフィンなら十分すぎるぐらいです!
Core i7-1165G7は省電力モデルの最高峰です。オフィスソフトならかなり余裕があると思います。
THIRDWAVE DX-T7のケースデザイン
正面
とにかくシンプルなデザインですね。シルバーで落ち着いた印象を受けます。狭額縁デザインというわけでもなくチープさからやや古さを感じてしまうかもしれません。価格を考えると仕方がないですね。
天板
天板もシンプルです。やや厚さを感じますが、キレイなシルバーが映えます。あえてロゴレスにしているのは通好みです。
左側面
左側面にはHDMI×1、USB3.2 Gen2 (Type-C)x1、USB 3.2 gen1 (Type-A)x1、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されています。
右側面
右側面にはカードリーダー、USB 3.2 gen1 (Type-A)x1、LANポートが配置されています。オーソドックスなI/Oパネルです。
キーボード
キーボードは価格相応です。テンキーは3列になっていますので、「+」や「-」などが上部に配置されています。利用頻度が高い方は慣れるに時間が掛かってしまうのではないかと思います。
当記事のまとめ
ドスパラの最新ノートパソコンである「THIRDWAVE DX-T7」のレビューを行いました。Intel第十一世代のCore i7-1165G7を搭載しているのがポイントです。従来モデルのCore i7-1065G7よりもクロック周波数が引き上げられてパフォーマンスが向上しています。動画編集・画像編集などの負荷の掛かる作業への適性も高くなりました。
メモリ16GB、SSD 500GBと構成が充実しているのも魅力です。カスタマイズなしで考えられるので初心者の方でも選びやすいと思います。性能とコスパを両立した理想の一台だと言えます。5,000円安く購入できる下位モデルの「THIRDWAVE DX-T5」もチェックしてくださいね。
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