当記事では、サードウェーブ(ドスパラ)が販売する「THIRDWAVE DX-A7」についてレビューと口コミをまとめています。2023年3月16日に新しく発売された15.6インチモニター搭載のノートパソコンです。オーソドックスなモデルでビジネスから趣味まで幅広い用途に対応可能です。シルバーを基調としたデザインで落ち着いた印象を受けます。
今回の新製品は二製品リリースされてTHIRDWAVE DX-A7は、Core i7-1260P搭載の上位モデルとなります。下位モデルにCore i5-1240P搭載の「THIRDWAVE DX-A5」があります。102,980円とTHIRDWAVE DX-A7よりも22,000円安くコスパも良好です。両方のモデルを吟味すると良いですね。
目次
THIRDWAVE DX-A7のスペック
ブランド | サードウェーブ |
製品名 | THIRDWAVE DX-A7 |
価格 | 124,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチFHD |
重量 | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.0時間 |
CPU | Core i7-1260P |
グラフィックボード | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | オプション |
カードリーダー | microSDカードリーダー (SDXC対応) |
光学ドライブ | × |
おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
メモリはDDR4-3200 16GB、SSD 500GB NVMeという構成です。HDDは非搭載となっています。必要な方はオプションで追加可能です。カードリーダーはmicroSDカードリーダーが標準搭載です。光学ドライブは非搭載で必要な方は外付けタイプのもので対応する必要があります。おすすめ度は★七つです。Core i7シリーズ搭載モデルとしては価格が抑えられていて選びやすいです。
THIRDWAVE DX-A7のカスタマイズ
THIRDWAVE DX-A7で検討すべきカスタマイズについて紹介しています。オリジナルでも完成度の高いモデルなので、カスタマイズは最小限に留めておくのが良いと思います。
SSD ★★★☆☆
ハードディスク/SSD ★★★☆☆
THIRDWAVE DX-A7のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | エンコード | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
☆ | ☆ | ◯ | ○ | ◯ | ○ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◎ | × | ○ | ◯ | ☆ | × | ◎ |
もちろんより高いパフォーマンスを期待するならHシリーズやデスクトップPCを選択するべきですが、ノートパソコンの中では必要十分だと思います。旧世代のモデルでは考えられない水準に到達しています。3Dグラフィックス処理性能はそれほど高くないので、ゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADには不向きです。これらの用途での使用を考えている方はもう少し予算を増やす必要があります。
THIRDWAVE DX-A7の性能
Core i7-1260P
4コア8スレッドから12コア16スレッドと大幅にスペックが高くなりました。これまでのコアに相当するPコアは4コアのままですが、高効率コアであるEコアを8基搭載してスペックが高くなっています。ハイパフォーマンスモデルであるCore i7-11800Hを上回る性能は圧巻です。競合モデルのRyzen 5 5625Uよりも性能は高いです。動画編集・エンコードなどの処理もある程度対応可能です。
インテル Iris Xeグラフィックス
現行の50番台であるRTX 3050 Laptopとの性能差は300%とかなり大きいです。ゲームや3D CADなど3Dグラフィックス処理性能が要求される用途には不向きです。あくまでもWEBデザインでの簡単な3Dグラフィックス処理などに対応できる程度となります。
THIRDWAVE DX-A7を選ぶ3つの理由
12コアのCore i7-1260Pを搭載しているから
THIRDWAVE DX-A7を選ぶ最大の理由は、CPUにCore i7-1260Pを搭載してことだと思います。12コア16スレッドとスペックが高くモバイル向けモデルとして高いパフォーマンスを発揮します。TDPが28Wへと引き上げられてこれまでのUシリーズ相当(15W)のモデルと比べて有利です。省電力性は高めなのでTHIRDWAVE DX-A7のような薄いノートパソコンにも搭載可能です。
一世代前のCore i7-1165G7との性能差が大きく、十分買い替えの対象になるほどです。TDP 45WのハイパフォーマンスモデルのRyzen 5 5600HやCore i7-11800Hよりも性能が高いです。ある程度の負荷にも対応できると考えて良いですね。なお、下位のCore i5-1240Pも同じ12コア16スレッドで、下位モデルとはクロック周波数で差別化が図られています。
充実のインターフェースで実用性が高いから
THIRDWAVE DX-A7は新しいモデルということもあってインターフェースが充実しているのが特徴の一つです。microSDカードリーダー・USB 3.2 Gen2 Type-C・USB 3.2 Gen2 Type-A×2・HDMI 2.1と必要十分な拡張性があります。microSDカードはあると非常に便利ですね。ドラレコやデジカメの映像・画像の取り込みに一役買ってくれます。外付けだと取り付けるのが面倒に感じる方もいるでしょう。
USB 3.2 Gen2 Type-Cは映像出力に対応していて、HDMI 2.1と組み合わせれば最大三画面モニターが実現可能です。デイトレやビジネスなどにも活躍間違いなしです。モニターが増えれば作業効率が大幅にアップします。なお、USB 3.2 Gen2 Typ-CはPower Deliveryには非対応となっています。TDPが高い分だけ実現が難しいのだと思います。
保証・サポートでも安心して購入できるから
THIRDWAVE DX-A7を販売するドスパラは大手BTOメーカーで手厚い保証・サポートを提供していることも選ぶ理由になると思います。特にBTOパソコンを購入したことのない初心者の方にとってこれほど心強いことはありませんね。基本保証1年が付いていて、追加費用を支払えば最大5年の延長保証に加入可能です。5年と長期の保証が用意されているのは驚きです。
また、月額980円のセーフティーサービス納得プランSに加入すると通常の保証に加えて、物理破損や水漏れなどユーザー過失の故障も保証対象となります。その他修理時送料無料サービスやパソコン内部清掃サービスなど充実のサービスを受けられます。サポートは24時間365日の電話サポートが利用できます。平日に休みを取ることが難しい方でもサポートを受けやすい環境があるのはありがたいですね。
THIRDWAVE DX-A7の弱み
すでに旧世代のモデルとなる
THIRDWAVE DX-A7を購入する上で注意すべきこととして、ドスパラのラインナップでは新しい製品ですが、2023年3月時点ですでに旧世代のモデルとなります。Dellなどの海外BTOメーカーを中心に次世代のCore i7-1360Pを搭載したモデルが発売されています。
当然Core i7-1260Pよりも処理性能の高いCPUとなります。アーキテクチャ的にそれほど進化したわけではないものお性能だけを見れば新しいモデルの方が好ましいです。現時点ではCore i7-1360P搭載モデルの価格が高めなので、THIRDWAVE DX-A7を選ぶ理由としては十分でしょう。
バッテリー駆動時間は約7.0時間と短い
バッテリー駆動時間も弱みの一つです。約7.0時間とノートパソコンとしてはやや控え目です。Core i7-1260Pは、Core i7-1165G7などの比べて性能が高い代わりにその引き換えに省電力性に劣ります。Pシリーズの立場的にはHとUの間でややTDPが高めに設定されています。その分だけバッテリー駆動時間は短くなります。バッテリー駆動時間を重視したい方はUシリーズのCore i7-1255U搭載モデルの購入を検討すると良いですね。バッテリー駆動時間が十時間以上のモデルも珍しくありません。
納期が最短5営業日と長め
ドスパラの販売するモデルとしては納期がやや長いのは弱みです。ほとんどのモデルが翌営業日出荷となっている中で、THIRDWAVE DX-A7は最短5営業日とやや長いです。購入してから受け取りまで1週間前後見ておく必要があります。これは最新モデルであることが影響しているのではないかと思います。もう少し時間が経てば納期が短縮される可能性が高いです。
下位モデルのTHIRDWAVE DX-A5と比較
ブランド | ドスパラ | ドスパラ |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-A7 | THIRDWAVE DX-A5 |
価格 | 124,980円(税込) | 102,980円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) |
納期 | 5日出荷 | 5日出荷 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.70kg | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.0時間 | 約6.1時間 |
CPU | Core i7-1260P | Core i5-1240P |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
New Inspiron 13 ノートパソコンと比較
ブランド | ドスパラ | Dell |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-A7 | New Inspiron 13 ノートパソコン |
価格 | 124,980円(税込) | 143,780円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 価格に含む |
納期 | 5日出荷 | 最短当日出荷 |
液晶サイズ | 15.6インチFHD | 13.3インチQHD+ |
重量 | 約1.70kg | 約1.24kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.0時間 | 非公開 |
CPU | Core i7-1260P | Core i7-1360P |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
New Inspiron 13 ノートパソコンではCPUにIntel第十三世代のCore i7-1360Pを搭載しています。12コア16スレッドとスペックは共通で、クロック周波数が引き上げられています。Raptor Lakeになったとは言っても革新的な変化があるわけではなく性能差はそれほど大きくありません。+15,500円投資する価値があるかは難しいところです。
メモリ規格がDDR5-4800になっているのは評価すべきところだと言えます。ストレージは同等です。Wi-Fi 6搭載は共通です。この両者の比較では、CPUの差を見るのではなくモニターサイズで決めてしまうと良いでしょう。あとはブランドが好きかどうかも判断材料になるでしょう。THIRDWAVE DX-A7は国産ブランドならではの安心感がありますね。
THIRDWAVE DX-A7の口コミ
発売間もない製品のため口コミがありません。
THIRDWAVE DX-A5のケースデザイン
正面
オーソドックスなビジネスモデルという印象を受けます。シルバーのデザインが高級感を演出しています。狭額縁デザインを採用していてすっきりとしています。実用性が高いモデルだと言えます。
天板
天板にロゴがないのは斬新です。ブランドをアピールすることよりもデザイン性の高さを重視しているということでしょう。場所を気にせず使用できると思います。
右側面
右側面にはmicroSDカードリーダー・USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、セキュリティスロットが配置されています。USB 3.2 Gen2 Type-CとHDMI端子を利用すれば最大三画面出力(ノートPC本体のモニター含む)が実現します。
左側面
左側面には電源端子、LANポート、USB 3.2 Gen2 Type-A、マイク入力・ヘッドフォン出力共有端子が配置されています。
キーボード
テンキー付きのキーボード搭載で事務作業にも適しています。一般的な日本語キーボードで違和感はほとんどありません。デスクトップ向けのキーボードと比べると少し小さいぐらいで使い勝手が良いです。
当記事のまとめ
当記事では、THIRDWAVE DX-A7のレビュー&口コミについて紹介しました。当該モデルは2023年3月16日に発売されたばかりのサードウェーブ(ドスパラ)の最新モデルです。オーソドックな15.6インチノートパソコンで趣味からお仕事まで幅広い用途に使用できます。天板にロゴが刻印されていないのも珍しいですね。使用する場所を選ばないデザインは好印象です。
CPUにIntel第十二世代のCore i7-1260Pを搭載しています。12コア16スレッドと高スペックで動画編集やエンコードなどCPU負荷の高い用途にも対応できます。新しいモデルということもあって現時点で口コミはありませんが、人気の高かったTHIRDWAVE SA507iの後継モデルとしての立場は強固で人気が出ること間違いなしです。
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