当記事では、サードウェーブが販売している「raytrek R7-ZF」のレビューをまとめています。クリエイターノートPCのフラグシップモデルです。ランキング第三位にランクインしたこともあり注目度も高いです。CPUにはCore i9-12900Hを、GPUにはRTX 3070 Ti Mobileを搭載しています。国内ブランドではトップクラスの性能を持つ一台に仕上がっています。
ノートパソコンでありながら高い性能を期待できます。本格的に動画編集・ゲーム開発・WEBデザインなどの作業を考えている方に最適です。残念ながらデスクトップ向けのモデルと比べると性能は劣ります。同じCore i9シリーズやRTX 3070 Tiでも別物だと考えておきましょう。2023年になって5,000円の値上げが適用となっています。30万円オーバーという価格は悩ましいですね。
(+) 売れ筋ランキング第三位にランクイン
(+) モバイル向けモデルとして最高峰の一台
(+) 17.3インチWQHDモニターを搭載している
(-) 5,000円の値上げで30万円オーバーとなった
(-) 本体重量が2.0kgを超えていてやや重い
目次
raytrek R7-ZFのスペック
メーカー | ドスパラ |
型番 | raytrek R7-ZF |
価格 | 304,980円(税込) |
モニター | 17.3インチWQHD 165Hz |
ディスプレイ色域 | sRGBカバー率約100% (sRGB比約103%) / AdobeRGBカバー率約76% (AdobeRGB比約77%) |
重量 | 約2.30kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.6時間 |
CPU | Core i9-12900H |
グラフィックボード | GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD 1TB |
光学ドライブ | 非搭載 |
カードリーダー | ○ |
Wi-Fi 6 | ○ |
Thunderbolt 4 | ○ |
おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
>>>raytrek R5-AA6を購入<<<
CPUにはIntel第十二世代のCore i9-12900Hを、グラフィックボードにはRTX 3070 Tiを搭載しています。メモリはDDR5-4800 32GBを搭載しています。ストレージはSSD 1TBです。光学ドライブは搭載不可です。カードリーダーは標準搭載です。Wi-Fi 6に対応しています。Thunderbolt 4に対応しているのもポイントです。おすすめ度は★六個です。もう少し価格が下がれば評価は上がります。
raytrek R7-ZFのおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
☆ | ☆ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
☆ | ◎ | ◎ | ◎ | ☆ | ◯ | ☆ |
当該モデルが本領発揮となるのは、動画編集・動画投稿・RAW現像・マンガ制作・ゲームプレイ・ゲーム実況・WEBデザイン・DTMなどです。CPU・GPU性能が共に高く適正があります。メモリ32GBと余裕があるのも良いですね。クリエイターノートパソコンとして魅力的な一台だと言えますね。一方で、3D CADについてはGeForce製グラフィックボードよりもプロフェッショナル向けのNVIDIAシリーズの方が適しています。
raytrek R7-ZFの性能
Core i9-12900H
下位モデルのCore i7-12700Hよりも7%程度性能が高いです。ノートパソコンの場合消費電力の問題もあって下位モデルとの差はそれほど大きくありません。Core i9-12900HKとの違いはオーバークロックに対応しているか対応していないかです。
GeForce RTX 3070 Ti Mobile
従来モデルのRTX 2070 Mobileよりも35%以上も性能が高いです。当然レイトレーシング性能も引き上げられています。高解像度でのゲームプレイにも対応しやすいです。当該モデルではWQHDモニターを搭載しているため活かしやすい環境があります。
>>>raytrek R7-ZFを購入<<<
raytrek R7-ZFを選ぶ3つの理由
ドスパラの売れ筋ランキングNo.3のモデルだから
raytrek R7-ZFは、ドスパラのクリエイター部門における売れ筋ランキング第三位にランクインしている人気モデルです。価格的に選びやすいRTX 3060 Mobile搭載モデルが人気ですが、ハイクラスのクリエイターノートパソコンを購入したい方におすすめです。RTX 3060 Mobile搭載モデルの間に食い込んでいる点も評価できると思います。
大手BTOメーカーであるドスパラの売れ筋モデルということは十分に選ぶ理由になりますね。多くのユーザーから支持されているモデルということになるからです。どのモデルを購入すべきか決めきれない方は要チェックです。予算が合うのであれば購入を検討しても良いと思います
2023年時点ではランキング圏外となってしまいましたが、注目度が高いです。特に国内BTOメーカーでこのクラスのモデルは希少性が高いです。
最高峰のCPU・GPUを搭載しているから
raytrek R7-ZFが人気なのは高性能なクリエイターノートパソコンとなっているからです。各BTOメーカーのラインナップの中でもトップクラスの性能を持っています。CPUにはAlder Lake世代の上位モデルであるCore i9-12900Hを搭載しています。クリエイターノートで採用されることの多いCore i7-12700Hよりもワンランク上の性能を得られます。クロック周波数は最大5.0GHzに到達しています。現時点でトップクラスのCPUなので、このCPUで重く感じるなら仕方ないと諦めがつくでしょう。
グラフィックスには後発モデルであるRTX 3070 Ti Mobileを搭載しています。RTX 3070 Mobileよりも性能の底上げが行われて負荷の掛かるグラフィックス処理にも対応しやすいです。動画編集・WEBデザイン・ゲーム開発などの用途でノートパソコンを使用したい方におすすめです。お仕事での作業効率が上がり生産性アップに繋がります。CPUとGPUのバランスも良くボトルネックによってパフォーマンスが低下してしまう心配もないでしょう。
17.3インチWQHDモニターを搭載しているから
17.3インチWQHDモニターを搭載しているのも強みとなります。モニターが大きくまた解像度も高くより効率的に作業を行うことが可能です。一般的な15.6インチFHDモニターとの差は大きいです。複数アプリケーションの同時起動を行ってもモニタースペースに余裕があって作業に没頭できます。
複数のブラウザを起動して作業を行うことも現実的です。一度大きなモニターに慣れてしまうと小さいモニターに戻れなくなるかもしれません。HDMI2.1端子及びThunderbolt 4を活用して本体と合わせてトリプルモニター環境を構築できます。デスクトップパソコンと変わらない環境になります。
>>>raytrek R7-ZFを購入<<<
raytrek R7-ZFの弱み
税込30万円近い価格は手を出しづらい
raytrek R7-ZFは非常に魅力的なクリエイターPCですが、税込304,980円という価格は万人受けするとは言えないです。クリエイターノートパソコンの売れ筋は税込15万円から20万円です。それはドスパラの売れ筋ランキングを見ても明らかですね。予算に余裕のある個人事業主の方や法人向けモデルと考えても良いかもしれません。
青色申告をしている個人事業主の方や中小企業であれば少額減価償却資産の特例(マネーフォワード, 2022)を利用して購入金額の全額を減価償却費として経費にできます。つまり、raytrek R7-ZFは購入の敷居が少し下がるということです。高性能なモデルを購入すれば業務の生産性アップに繋がり魅力的な投資になります。
本体重量が2.0kgオーバーでやや重い
本体重量が約2.30kgと重さを感じてしまうと思います。17.3インチモデルとしては軽い部類ですが、ノートパソコン全体で見れば重いです。競合モデルは3kg近いことからも平均より軽いことがわかります。15.6インチモデルなら2.0kgを大きく切ったモデルも多いですね。また、17.3インチモデルになると本体が大きくカバンに入れて持ち運ぶことも難しいです。専用のカバンを用意する必要が出てきます。徒歩で移動する方や女性の方は要注意です。
>>>raytrek R7-ZFを購入<<<
競合モデルと比較
ブランド | ドスパラ | パソコン工房 |
---|---|---|
製品名 | raytrek R7-ZF | SENSE-17FR172-i7-UAZX |
画像 | ||
価格 | 304,980円(税込) | 261,800円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 2,200円(税込) |
液晶サイズ | 17.3 WQHD | 17.3 FHD |
リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz |
重量 | 約2.30kg | 約2.86kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.6時間 | 約5.6時間 |
CPU | Core i9-12900H | Core i7-12700H |
GPU | RTX 3070 Ti | RTX 3070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR4-3200 32GB |
SSD | 1TB NVMe | 1TB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ |
Thunderbolt 4 | ○ | ○ |
公式 | 公式 | 公式 |
CPUはワンランク下のCore i7-12700Hを搭載しています。raytrek R7-ZFで採用されているCore i9-12900Hは、Core i7-12700Hよりもクロック周波数が高くワンランク高い性能を持っています。GPUはどちらもRTX 3070 Ti Mobileです。メモリについては容量は同じですが、規格が異なります。SENSE-17FR172-i7-UAZXでは旧世代のDDR4-3200が選択されています。コストカットをしている部分だと言えます。この点ではraytrek R7-ZFが優勢です。総合的に見ればraytrek R7-ZFの方が優秀ですね。より高性能なモニター、軽い本体、高性能なCPU・高規格のメモリと言うことなしです。43,180円と価格差が大きいため性能を取るか、価格を取るかで決めてしまっても良いでしょう。
>>>raytrek R7-ZFを購入<<<
raytrek R7-ZFの口コミまとめ
現在収集中です。口コミが集まり次第追記します。
raytrek R7-ZFのケースレビュー
正面
sRGBカバー率約100%のノングレア液晶を搭載しています。長時間の作業でも目が疲れにくいモニターです。WQHDモニター搭載で動画や画像の取り扱いを得意としています。狭額縁デザインを採用していて視認性に優れています。オーソドックスなデザインで使い勝手も良好です。
天板
天板にはロゴがなくサードウェーブのこだわりが見えます。ブラックを基調としたデザインです。
キーボード
日本語キーボードを採用しています。ノートパソコン向けのキーボードとして高い水準に位置します。サードウェーブがユーザーの声を取り入れてこだわった部分です。テンキー付きで数字入力などの作業に最適です。
背面
背面にはThunderbolt 4、HDMI 2.1、LANポート、電源入力が配置されています。Thunderbolt 4は、DisplayPort Altモード対応でモニター出力が行なえます。大きめの排気口が二つ設けられていて熱対策もしっかりと行われています。
右側
本体右側にはSDカードリーダー及びUSB 3.2 Gen1×2が配置されています。
左側
本体左側にはセキュリティスロット、USB 3.2 Gen2、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子が設けられています。
当記事のまとめ
当記事では、raytrek R7-ZFのレビュー&口コミについて紹介しました。raytrek R7-Zfは、ドスパラのクリエイター部門におけるランキング第三位のモデルです。Core i9-12900H×RTX 3070 Ti Mobileの組み合わせでノート向けモデルとして高い性能を持っています。Core i9-12900Hは、Alder Lake世代のトップクラスのモデルで14コア20スレッドと高いスペックを誇ります。動画編集・画像編集・WEBデザイン・ゲーム開発などのクリエイター作業が得意です。
グラフィックスにはハイクラスのRTX 3070 Ti Mobileを搭載していて万全です。WQHDモニターを搭載していてより効率的に作業を行えます。デスクトップパソコンと同等の環境を構築したい方におすすめです。価格は税込304,980円と高いです。万人におすすめできるモデルではありませんが、コストパフォーマンスの高いモデルであることは間違いありません。今後セール/キャンペーンなどで価格が下がる可能性もあります。
参照外部サイト
- パソコンやマウス購入時の勘定科目と仕訳例まとめ(マネーフォワード, 2022)
売れ筋BTOパソコンをチェック
当サイトの人気記事一覧
- クリエイターPCおすすめランキング【2023年】
- おすすめゲーミングPCランキング-ゲーミングPCマガジン
- BTOパソコンのレビュー・評判 | 当サイト紹介PC一覧表
各BTOメーカーのクリエイターブランドの中からおすすめのモデルをピックアップしています。デスクトップとノートパソコンをそれぞれランキング形式で紹介しています。高性能なモデルが揃っているのでプロフェッショナルの方にもおすすめです。
おすすめのゲーミングPC及びゲーミングノートPCを紹介しています。ゲーミングPCマガジンはゲーミングPCに特化したカテゴリーです。
当サイトでレビューをしているモデルを一覧表でまとめています。モデルごとの評価でソートできるのでどのモデルが良いのか判断しやすいと思います。
あなたに合うBTOパソコンを探す
用途などでBTOパソコンを選ぶ
セール | 使用用途 |
GWセール、年末セール等 | ビジネス、動画編集等 |
即納 | サイズ・形状 |
ドスパラの即納モデル等 | 15.6インチノート、スリムタワー等 |
BTOパソコン特徴やショップを比較
価格 | ショップ |
5万円以下、5万円-10万円等 | ドスパラ、パソコン工房等 |
CPU | グラフィックボード |
Core i7-12700、Core i5-1240P等 | RTX 3070、RTX 3060等 |