Radeon RX 7900 XT画像引用元:https://www.gigabyte.com/

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当記事では、「Radeon RX 7900 XTの性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。RNDA 3アーキテクチャを採用したRyzen 7000シリーズのハイエンドモデルです。別記事でレビューをしているRadeon RX 7900 XTXの下位モデルとなります。

フラグシップモデルのRX 7900 XTXと同じNavi 31を採用していますが、一部コンピュートユニットを無効化して性能の差別化を図っています。性能的にはRTX 4080とRTX 3090 Tiの中間です。4Kでのゲームプレイを考えていてかつできる限り予算を抑えたい方向けです。搭載BTOパソコンのラインナップはまだありません。

(+) Radeon RX 6900 XTよりも15%性能が高い
(+) 4KあるいはWQHDでのゲームプレイに適している
(+) まずまず優れた省電力性を持つ
(-) RX 7900 XTXよりもコスパが低い
(-) レイトレーシング性能はイマイチ

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目次

Radeon RX 7900 XTの総合性能

rx7900xtxbenchmark

Radeon RX 7900 XTのスコアは1,315と1,200を超えていて高いパフォーマンスを持っているグラフィックボードであることがわかります。4K環境でのゲームプレイを考えている方に最適です。従来モデルのRadeon RX 6900 XTよりも15%程度処理性能が向上しています。その上位モデルであるRX 6950 XTよりも10%程度性能が高いです。Ada Lovelace世代のRTX 4080よりも12%程度性能が低いです。旧世代のRTX 3090 Tiを上回る性能は圧巻です。定価だけで見ればぐっと価格が下がります。

Radeon RX 7900 XTの性能スペック紹介

Radeon RX 6900 XTと比較

RX 7900 XTRX 7900 XTXRX 6900 XT
コードネームRDNA 3.0RDNA 3.0RDNA 2.0
GPUNavi 31Navi 31Navi 21
トランジスタ数577億577億268億
プロセス5nm5nm7 nm
ダイサイズ300 mm²300 mm²520 mm²
MCDプロセス6nm6nm-
MCDサイズ36.6 mm² x636.6 mm² x6-
CUs849680
CUDAコア537661445120
RTコア849680
AI Accelerator168192-
ベースクロック1500 MHz1855 MHz1825 MHz
ゲームクロック2025 MHz2269 MHz2015 MHz
ブーストクロック2394 MHz2499 MHz2250 MHz
メモリ容量20GB24GB16 GB
メモリ規格GDDR6GDDR6GDDR6
メモリ速度20 Gbps20 Gbps16 Gbps
メモリバス320 bit384 bit256 bit
メモリ帯域幅800.0 GB/s960.0 GB/s512.0 GB/s
L2キャッシュ6 MB6 MB4 MB
Infinity Cache80 MB96 MB128MB
TDP300W355W300W
補助電源2x 8-pin2x 8-pin2x 8-pin
バスインターフェイスPCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
公式価格$899$999$999
価格149,800円~194,580円~121,787円~
発売日2022/12/132022/12/132020/12/08
Radeon RX 7900 XTは、RDNA 3.0アーキテクチャを採用したグラフィックボードです。GPUはNavi 31を搭載しています。RDNA 2.0アーキテクチャ採用のRX 6900 XTの後継モデルです。トランジスタ数は2.1倍以上増えて577億となります。プロセスも7nmから5nmへと微細化されています。

RX 7000シリーズからはチップレット技術を採用していて二つのダイを組み合わせています。5nmプロセスのGCD(Graphics Compute Die)と6nmプロセスのMCD(Memory Cache Dies)×5基という内訳です。MCDは6基の内1基を無効化して差別化されています。

二つのダイを組み合わせると300m㎡+219.6m㎡でトータル519.6m㎡です。RX 6900 XTと同等のサイズになります。コンピュートユニットが80から84へと5%増えました。CUDAコアもRX 6900 XTよりも5%多く5,376となります。RTコアも84へと増えました。AI Aceeleratorは、GeForceで言うところのTensorに相当するコアで168基搭載されています。

ベースクロックはRX 6900 XTの方が21%高く、ゲームクロックはRX 7900 XTの方が0.5%高く、ブーストクロックもRX 7900 XTの方が6%高いです。GPUメモリ容量は25%増えて20GBとなります。メモリ規格はGDDR6は変わっていません。メモリ速度も25%速くなって20 Gbpsです。メモリバスも25%広く320 bitです。メモリ帯域幅も56%も広くなって800.0 GB/sに到達しています。

L2キャッシュ容量は50%増えて6MBになる一方で、Infinity Cacheは37%少なく80MBとなります。TDPは300Wと共通です。補助電源も2×8-pinと変わりありません。バスインターフェースはPCIe 4.0×16となります。価格は$100安く$899となります。およそ2年振りの最新モデルです。現状RX 6900 XTの価格は12万円台でかなり割安です。RX 7900 XTは149,800円とまずまずです。

上位モデルのRadeon RX 7900 XTXではフルスペックのNavi 31を搭載しています。コンピュートユニットが96基となります。CUDAコアは6,144です。RTコア及びAI Acceleratorもしっかりと増えています。ベースクロック・ゲームクロック・ブーストクロック共にRX 7900 XTXの方が高いです。上昇幅は4%-23%となっています。

GPUメモリ容量も20%多く24GBです。メモリバスが320 bitから384 bitとなりメモリ帯域幅は960.0 GB/sです。L2キャッシュ容量は6MBと共通です。Infinity Cacheは20%多く96MBとなります。TDPは18%高く355Wです。補助電源は2×8-pinです。バスインターフェースも共通です。価格は$999で、RX 7900 XTよりも$100高いです。RX 7900 XTXは194,580円とかなり高いです。RX 7900 XTとの価格差はおよそ45,000円です。

GeForce RTX 4080と比較

RX 7900 XTRTX 4080
コードネームRDNA 3.0Ada Lovelace
GPUNavi 31AD103
トランジスタ数577億459億
プロセス5nm5nm
ダイサイズ300 mm²379 mm²
MCDプロセス6nm-
MCDサイズ36.6 mm² x6-
CUDAコア53769728
RTコア8476
AI Accelerator168304
ベースクロック1500 MHz2205 MHz
ゲームクロック2025 MHz-
ブーストクロック2394 MHz2505 MHz
メモリ容量20GB16GB
メモリ規格GDDR6GDDR6X
メモリ速度20.0 Gbps22.4 Gbps
メモリバス320 bit256 bit
メモリ帯域幅800.0 GB/s716.8 GB/s
L2キャッシュ6 MB64 MB
Infinity Cache80 MB-
TDP300W320W
補助電源2x 8-pin1x 16-pin
バスインターフェイスPCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
公式価格$899$1199
価格149,800円~198,000円~
発売日2022/12/132022/11/16
GeForce RTX 4080は、Ada Lovelace世代のハイエンドクラスのグラフィックボードとなっています。価格は$1199で、RX 7900 XTよりも$300高いです。GPUにはAD103を搭載しています。トランジスタ数は459億で、RX 7900 XTの方が25%多いです。プロセスは5nmと共通です。ダイサイズは379m㎡です。RX 7900 XTはチップレット技術を採用していて二つのダイを合わせると519.6m㎡と、RTX 4080よりも一回り大きくなります。

RTX 4080はCUDAコアが9728とRX 7900 XTよりも80%以上も多いです。RTコアはRX 7900 XTの方が11%多く、AI AcceleratorはRTX 4080の方が80%多いです。ベースクロックはRTX 4080の方が47%高く、ブーストクロックもRTX 4080の方が4%高いです。もちろんこれらのスペックはアーキテクチャが異なるため純粋な比較は難しいです。あくまでも参考として見るのが良いですね。

GPUメモリ容量はRX 7900 XTの方が25%多く20GBです。メモリ規格はGDDR6X採用のRTX 4080の方が上です。メモリ速度もRX 4080の方が12%速いです。ただし、メモリバスが256 bitに制限されているため、メモリ帯域幅はRX 7900 XTの方が11%広いです。L2キャッシュはRTX 4080の方が10倍以上多く64MBです。RX 7900 XTはInfinity Cacheが80MBとなります。TDPはRTX 4080の方が7%高く320Wです。RTX 4080では補助電源が1×16-pinです。バスインターフェースはPCIe 4.0×16と共通です。

Radeon RX 7900 XTってどんなグラフィックボード?

4K or WQHD環境でのゲームプレイに適している

Radeon RX 7900 XTは、グラフィックス処理性能が高く4K環境でのゲームプレイに適したグラフィックボードです。WQHD環境なら高リフレッシュレートを目指すこともできます。よりこだわりのゲーム環境を構築したいゲーマーの方は必見です。Radeon RX 6950 XTやRX 6900 XTからの買い替えからだとそれほど性能差を体感できるわけではありません。

それでもグラフィックボード自体のサイズがそれほど変わっていないため換装が行いやすいのはメリットだと言えます。基本的にはそれ以下のモデルからの買い替えを推奨します。総合性能では1,000以下が一つの基準になるでしょう。NVIDIAのRTX 3080などからの買い替えならメリットがあるのではないかと思います。

レイトレーシング性能はそれほど高くない

Radeon RX 7900 XTは、レイトレーシング性能では大きく見劣りしてしまいます。RTX 4080との差は35%以上とかなり大きいです。レイトレーシング性能の要となるRTコアがGeForceよりも一世代遅れたことで裏目に出ている形です。レイトレーシング性能がウリのタイトルを中心にプレイしたいと考えている方は要注意です。

同様にDLSSといったAIについてもやや見劣りしてしまいます。GeForce RT 40シリーズのDLSS 3は圧巻です。レイトレーシングを有効化しても高いフレームレートが実現可能です。もちろん、純粋なグラフィックス処理性能まずまずのパフォーマンスを持つグラフィックボードです。競合モデルのRTX 4080との性能差が8%程度と価格を考えると十分です。

RX 7900 XTXと比べるとコスパが低い

Radeon RX 7900 XTは、上位モデルであるRX 7900 XTXと比べてコストパフォーマンスが低いです。Radeon RX 7900 XTXとの価格差が11%ですが、性能差が19%と大きいです。支払う価格以上の性能を得られるということです。RX 7900 XTの購入を考えている方はもう少し予算を増やしてRX 7900 XTXも候補に入れてみてください。もっとも国内価格では性能差並の価格差になる可能性もあります。そこはうまく市場が働くのではないかと思います。

当初の予想通り2022年12月25日時点でRadeon RX 7900 XTXが194,580円~で、RX 7900 XTが149,800円~となっています。両モデルで44,780円としっかりと価格差がありますね。これだけ価格差があればRX 7900 XTのコストパフォーマンスは低くありません。やはり、MSRPは性能に対して合っていなかったと言えます。発売から時間が経てばもう少し価格が下がってくるでしょう。今はRX 6900 XTの価格が安くずば抜けたコスパを誇ります。

Radeon RX 7900 XT搭載PC使用時のフレームレート一覧

Borderlands 3

Boarderland 3rx7900xt-borderlands3

Borderlands 3では、4K環境でRX 6900 XTよりも15%程度フレームレートが高いです。WQHD及びFULL HDではほとんど同じフレームレートとなっています。Radeonシリーズではここが限界となっています。RTX 3090 Tiだけではなく、RTX 3090にも劣ってしまうのは残念ですね。上位モデルであるRX 7900 XTXになると4K環境で20%以上もパフォーマンスが高いです。やはりWQHDやFULL HDではほとんどフレームレートに違いはありませんね。

Metro Exodus

Metro Exodusrx7900xt-metroexodus

Metro Exodusでは、RX 6900 XTよりも最大で21%もフレームレートが高いです。WQHD及びFULL HDでもそれぞれ12%・18%引き上げられています。競合モデルであるRTX 4080よりも最大18%フレームレートが劣ります。RTX 4080との差が大きくなっています。旧世代のフラグシップモデルのRTX 3090 Tiよりも4Kでも8%程度低いですが、WQHD及びFULL HDでは最大8%高いです。L3キャッシュ容量が多いことがプラスになっているのだと思います。

Cyberpunk 2077

cyberpunk2077rx7900xt-cyberpunk2077

Cyberpunk 2077では、RTX 3090 Tiよりも高いフレームレートを実現しています。4K環境だと5.14fpsと、60fpsには届かないもののまずまずのパフォーマンスだと思います。FULL HD環境では13%もフレームレートが高いです。Infinity Cacheを搭載していることのメリットだと言えます。RX 7900 XTXになると17%もフレームレートが高く60.8fpsと60fpsオーバーとなっています。従来モデルのRadeon RX 6900 XTよりも最大38%もフレームレートが高いです。競合モデルのRTX 4080よりも8%程度パフォーマンスが低いです。価格差を考えると納得できるのではないかと思います。

Elden Ring

Elden Ringrx7900xt-eldenring

Elden RingではRTX 3090 Tiと同等のフレームレートとなっています。WQHD及びFULL HDでは上回っていますが、4K環境では7%程度フレームレートが低いです。上位モデルであるRX 7900 XTXになると、5%-13%程度フレームレートが高くなります。RTX 4080との性能差は最大20%と大きいです。そうは言ってもRX 7900 XTでも4Kで75.6fpsと十分なパフォーマンスを発揮しています。

Hitman 3

hitman3rx7900xt-hitman3

Hitman 3では、RTX 3090 Tiよりも高いフレームレートを叩き出しました。従来モデルのRX 6900 XTよりも7%-27%程度フレームレートが高くなっています。上位モデルであるRX 7900 XTXになると4K環境では16%程度高いフレームレートを得られます。

Radeon RX 7900 XTXのその他ベンチマーク

レイトレーシング-Watch Dogs:Legion

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Watch Dogs:LegionではRTX 3090 Ti相当のレイトレーシング性能を発揮しています。当該タイトルはそれほどレイトレーシング負荷が高いわけではなく、このタイトルだけでレイトレーシング性能を測るのはナンセンスです。

それでもRX 6900 XTよりも最大35%もフレームレートが向上しています。RX 7900 XTXになると18%程度フレームレートが高くなります。4Kでも57.3fpsと十分なフレームレートが出ていますね。RX 7900 XTXがRTX 4080と同等のパフォーマンスです。

レイトレーシング-Control

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ControlではRX 7900 XTなどAMD製グラフィックボードが苦戦しています。従来モデルのRX 6900 XTよりも30%以上フレームレートが高くなっていますが、RTX 3090にも及びません。RTX 4080との差は35%前後と大きいです。RTX 4080になるとワンランク高いパフォーマンスを得られます。なお、上位モデルのRX 7900 XTXでも17%程度フレームレートが高いもののRTX 4080とのパフォーマンスの差は大きく壁があります。

レイトレーシング-Cyberpunk 2077

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Cyberpunk 2077は、非常に負荷の高いタイトルの一つです。RX 7900 XTの性能だとFULL HDでぎりぎりです。RX 6900 XTよりも35%-48%程度性能が伸びていますが、4KやWQHDでは歯が立ちません。上位モデルのRX 7900 XTXになると15%前後フレームレートが高くなりますが、フレームレート自体は高くありません。WQHD環境にこだわりたいならRTX 4080やRTX 4090を選択するべきですね。RTX 40シリーズとの性能差が大きいです。

消費電力

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消費電力は比較的抑えられているグラフィックボードです。RX 6900 XTよりも性能が15%程度高いものの、消費電力は4%-5%程度の上昇に抑えられています。RDNA 3アーキテクチャになっても省電力性の高さは健在です。もっとも競合モデルのRTX 4080の方が省電力性が高いです。消費電力は同等ですが、性能は8%程度高いです。

温度

rx7900xt-temperature

RX 7900 XTはゲームプレイ時で74℃、アイドル時で34℃となっています。RX 6900 XTよりも温度が抑えられているのは高評価です。RTX 4090はより高性能なクーラーを搭載しているためか頭一つ抜き出ています。RTX 4080以下のモデルについてはおおよそ横並びです。もっともプレイ環境などに大きく依存するため一つの参考としてみてください。


Radeon RX 7900 XT搭載のおすすめBTOパソコン

現状搭載モデルはリリースされていません。発売され次第ここに追加します。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Radeon RX 7900 XTの性能スペック&搭載BTOパソコンについて紹介しました。Radeon RX 7000シリーズの上位モデルで高いパフォーマンスを持っています。4K環境でのゲームプレイを考えている方に最適です。競合モデルであるRTX 4080よりも8%程度性能は低いですが、27%安く購入できるのが魅力だと言えます。

ただし、コストパフォーマンスだけを考えると上位モデルであるRadeon RX 7900 XTXの方が上です。また、レイトレーシング性能についてはRTX 4080との性能差が大きくここを重視したい方は避けた方が良いと思います。搭載BTOパソコンのラインナップはそれほど多くありませんが、今後少しずつ増えてくるかもしれません。

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当ページのベンチマーク計測のテスト環境

CPUCore i9-13900K
マザーボードASUS Z790 Maximus Hero
メモリ2x 16 GB DDR5-6000
SSD2x Neo Forza NFP455 2 TB M.2 NVMe SSD
電源ユニットSeasonic Prime Ultra Titanium 850 W
冷却システムArctic MX-5
ソフトウェアWindows 10 Professional 64-bit