geforcequadro

管理人管理人

当記事では、NVIDIAが販売する業務用グラフィックボードであるQuadroについて紹介しています。一般的にグラフィックボードというと一般消費者向けのGeForceを指していることが多いです。同じNVIDIAの一般向けグラフィックボードである「GeForce」に関する情報はたくさんありますが、「Quadro」に関する情報はほとんどありません。

このQuadro製グラフィックボードはそもそも利用者が圧倒的に少なく一般向けではないためです。3D CAD・ゲーム開発・動画編集・イラスト制作などを専門的に行っている方を対象としています。このマイナーなグラフィックボードについて、ここではできる限り詳しく解説していきます。

業務用グラフィックボード「Quadro」の概要

quadrodaivQuadroの概要について見ていきましょう。上記はマウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」のラインナップです。一番右端がQuadro搭載モデルとなっています。デザイン/CAD設計、3DCG制作/CAD制作、映像制作/3DCG制作/VR制作、高負荷クリエイティブ作業用、高負荷の映像制作/3DCG制作、超高負荷クリエイティブ作業、レイトレーシング/大規模開発環境といった形で分類されています。

端的に言うとQuadroはクリエイター向けのグラフィックボードです。3D CAD・ゲーム開発・動画編集・イラスト制作など特定のソフトウェアに強いグラフィックボードとなっています。上位モデルになるとより大規模な作業にも対応することが可能です。ゲームプレイには不向きです。ゲーム自体できないことはありませんが、コストパフォーマンスの観点から現実的ではありません。

Qudro自体それほど一般ユーザーの知名度は高くない要因だと言えます。3D CADやゲーム開発向けソフト自体具体的にどのようなソフトなのかわからない方がほとんどだと思います。各BTOメーカーのメインラインナップにもほとんどありません。これはほとんどの消費者にとって必要なグラフィックボードではないためです。ただ、マウスコンピューターはQuadroを搭載したラインナップにも力を入れています。クリエイター向けPCブランド「DAIV」は多くのクリエイターに支持されています。

Quadroグラフィックボード製品一覧

  • Quadro RTX 8000
  • Quadro RTX 6000
  • Quadro RTX 5000
  • Quadro RTX 4000
  • Quadro P6000
  • Quadro P5000
  • Quadro P4000
  • Quadro P2200
  • Quadro P1000
  • Quadro P620
  • Quadro P400

基本的に数値が大きい方が高性能となります。RTXシリーズはRTコアやTensorコアを採用していてより専門的な作業を得意としています。参考までにフラグシップモデルであるQuadro RTX 8000は単体で80万円オーバーとなっています。個人で購入するものではありませんね。大規模なCADモデル、CAE、複雑なエフェクト、3D医療画像検査などを行う方向けです。

フリーランスや自宅で作業を行う方にはQuadero P2200やQuadero P1000が人気です。エントリークラスはQuadero P620となります。Quadero P400もありますがこれぐらいならGeForceを選択した方が良いかもしれません。下記の関連記事ではGeForceはもちろんQuadro製のグラフィックボードについて性能比較をしています。用途ごとにおすすめのグラフィックボードをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

Quadro製グラフィックボードの特徴&強み

クリエイター用ソフトウェアと相性が良い

adobe画像引用元:https://www.adobe.com/

Quadroはクリエイター向けのソフトウェアと相性が良いのが最大の特徴です。正確にはOpenGLに最適化されているため同APIに対応したソフトウェアに強くなっています。そしてそのOpenGLに対応したソフトのほとんどが業務で使用するソフトウェアとなっています。また、ドライバーについても各ソフトウェアメーカーとの共同開発でメーカーから認証を受けています。対応例をまとめていますので参考にしてくださいね。

最適化されたソフトウェア例

  • Adobe After Effects
  • Adobe Photoshop
  • Adobe Premiere Pro
  • Autodesk AutoCAD
  • Autodesk Maya
  • Blender
  • Sony Vegas Pro 13

10bitカラー出力に対応している

10bitmonitor
Quadroシリーズのグラフィックボードは10bit表示に対応しています。約10億6433万色という膨大な色数を表現することができます。より高度でプロフェッショナル向けのデータ加工や編集を行えます。Quadroが、クオリティを求めるプロの方に支持されている理由です。写真のRAWデータをより忠実にモニターに映し出すことができます。この機能を最大限生かすには10bitに対応した高価なモニター(マスターモニターやカラーグレーディング用モニター)が必要です。

Quadro独自の特別な機能を持つ

photoshop画像引用元:https://www.adobe.com/

Quadroはプロフェッショナル向けのグラフィックボードということでGeForceにはない独自の機能を持っています。例えば、Photoshopにおけるエフェクト(ブラー・液状化)、AutoCADにおけるスムーズライン機能によるアンチエイリアスやConceptualや3D Hiddenのパフォーマンス向上、Shadeでの描写性能のアップが見込めます。3D CAD、3DCG制作などに強みを発揮するグラフィックボードだと言えます。

GeForce製グラフィックボードからの買い替えで性能差を体感できるでしょう。実は純粋なグラフィックボードの性能だけを見るとGeForceの方が高いです。スペック的にも同じ価格で比較するとGeForceのほうがグラフィックボードの性能を示すクロック周波数が高いです。QuadroはGeForceにはない機能を持っていることから専門的な用途で活用されることが多いということです。

3年間の長期保証

hosyou
国内の正規販売代理店である「ELSA」からQuadroを購入すると3年間の保証を受けられます。GeForceの場合各ベンダーごとに保証内容は異なります。しかし、Quadroは実質NVIDIAのみが製造・販売を担っています。そのためNVIDIA側で品質の担保ができるということです。安心して長く使用することができるのは魅力的ですね。特に仕事で使用する方にとっては重要なポイントだと思います。

QuadroとGeForceの違いまとめ

 QuadroGeForce
APIOpenGLDirectX
用途3D CADゲーム
販売会社NVIDIAのみMSI、ASUSなど多数
bit数RGB各色10bitRGB各色8bit
複数モニター最大8画面最大3画面
QuadroとGeForceと比較して気になる違いを表にまとめています。これまで記載したことのおさらいということになります。まず、APIはOpenGLとDirectXになります。APIとは簡単に言うとソフトウェアを開発するためのプラットフォームです。つまり、最適化されたAPIによって得意とする分野が変わります。例えば、OpenGLはAdobe After EffectsやAuto CADなどクリエイター向けのソフトで使用されています。一方、DirectXは主にゲームで使用されるAPIです。故にQuadro=クリエイター向け、GeForce=ゲーマー向けと言われます。

もう一つ大きな違いとして開発・販売メーカーです。Quadroは基本的にNVIDIAが製品の製造・供給を行っています。国内の正規販売代理店は株式会社エルザジャパンのみです。一方、GeForceの場合は規格などはNVIDIAが担いますが、実際の製造は各ベンダーが行う形になります。そのためユーザーは同じ型番(RTX 3080 etc.)でも異なるメーカーの製品から選択することができます。

次にQuadro最大の特徴としては10bitカラー出力に対応していることが挙げられます。GeForceは8bitカラーでQuadroの方がより細かい色の描写が可能となります。これは印刷物の作成などをするプロフェッショナルの方向けだと言えます。専用のモニターを利用することでより鮮明でリアルな画像を映し出せ、業務のパフォーマンスが向上します。

最後に複数モニターについてQuadroは最大8画面、8K解像度に対応しています。これは主にグラフィックスを扱うクリエイターの方をターゲットにしているからこその機能です。GeForceは最大3画面までのサポートとなっています。

補足:FirePro

firepro
Quadroの対抗製品として、AMDが販売するFireProもあります。ゲーム向けのGeForceとRadeonの関係と同じですね。ただ、FireProに関してはBTOメーカーから積極的に販売されていないため当サイトでは取り扱わない予定です。どうしてもFireProを選択したい方はAmazonなどから購入する必要があります。

Quadro搭載の人気BTOパソコンを紹介

raytrek LC-M(ドスパラ)

raytrek-V MX
価格:129,980円
CPU:Core i7-10700
GPU:Quadro P620
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB
HDD:非搭載

公式
Quadro P620を搭載したモデルです。比較的価格も抑えられていてエントリークラスに最適です。CPUにはマルチスレッド性能の高いCore i7-10700を搭載しています。8コア16スレッドとクリエイター作業をおこなう上でも十分対応することができます。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も充実しています。ここからステップアップしていくというのも良いですね。

DAIV Z7-QP2(マウスコンピューター)

daivmouse価格:169,800円
CPU:Core i7-10700
GPU:Quadero P2200
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe
HDD:非搭載

公式
Quadro P2200×i7-10700搭載のクリエイター向けPCです。Quadro P620に比べるとツーランク以上パフォーマンスが向上します。3DCG制作・イラスト制作・写真編集・映像編集など様々な用途に使用することができます。メモリ16GB、SSD 512GBという構成です。電源ユニットは700W BRONZEを採用しています。

SENSE-R42B-LCi9SX-QJS-CMG(パソコン工房)

SENSE-R42B-LCi9SX-QJS-CMG
価格:313,980円
CPU:Core i9-10900K
GPU:Quadro RTX 4000
メモリ:DDR4 64GB
SSD:480GB
HDD:非搭載




Core i9-10900K搭載のクリエイター向けモデルです。10コア20スレッドとマルチスレッド性能が高くオールラウンドに対応できます。Core i7-10700Kよりもクリエイター向けなスペックだと言えます。Quadro RTX 4000との相性もよくバランスが取れています。メモリ64GB、SSD 480GBという構成です。価格帯を考えるとメモリについては申し分ないでしょう。ストレージがやや少ないので必要に応じてHDDをカスタマイズで追加すると良いかもしれません。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、業務用グラフィックボード「Quadro」について詳しく解説しました。Quadro製グラフィックボードは、主に3D CADやPhotoshopなどクリエイター向けのソフトウェアを使用する方がターゲットのグラフィックボードだと言えます。ゲーム向けとして購入するとなるとコスパが悪くおすすめしません。

GeForceと比べると高価ですが、10bit出力・最大8画面モニター対応など独自の強みがあります。また、保証も手厚くプロフェッショナルの方に支持されています。気になることやご不明点があればコメント欄かお問い合わせフォームよりご連絡いただければと思います。

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