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当記事では、「GeForce RTX2080Tiの性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。2018年9月発売は1週間延期となった無事リリースされました。RTX20シリーズのフラグシップモデルでPascal世代のGTX1080Tiよりも38%高い性能を持っています。レイトレーシングやDLSSなどよりリアルなゲームグラフィックスを体感することができます。
これまではクリエイター向けのハイエンドモデルで搭載されていましたが、ゲーマー向けにこれらの技術を採用したのはNVIDIAが初めてです。価格が非常に高いので誰もが購入できるわけではありませんが、フラグシップモデルをチェックしておくことは悪いことではありません。
(+) RT20シリーズのフラグシップモデル
(+) レイトレーシングやDLSSを存分に試せる
(-) $1,199と前モデルから70%アップ
RTX2080Tiの性能スペック紹介
RTX 2080 Ti | RTX 2080 | GTX1080Ti | |
---|---|---|---|
コードネーム | Turing | Turing | Pascal |
プロセス | 12nm | 12nm | 16nm |
ダイサイズ | 754mm2 | 545mm2 | 471mm2 |
トランジスタ数 | 186億個 | 136億個 | 118億個 |
CUDAコア | 4352基 | 2944基 | 3584基 |
ベースクロック | 1350MHz | 1515MHz | 1481MHz |
ブーストクロック | 1635MHz | 1710MHz | 1582MHz |
VRAM | 11GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 11GB GDDR5 |
メモリ帯域幅 | 616.0 GB/s | 448.0 GB/s | 484.4 GB/s |
TDP | 250W | 215W | 250W |
公式価格 | $1199 | $699 | $699 |
発売日 | 2018/9 | 2018/9 | 2017/3 |
もちろん、純粋なグラフィックボードとしての性能もアップしています。CUDAコアは25%アップで4000を軽く超えています。さらに、ベースクロックは落としているものの、ブーストクロックは5%程度アップ。総合性能では38%以上パフォーマンスがアップ。VRAMもGDDR6となりメモリ帯域幅も28%程度増加していてベースとなる部分でも確実に進化していることがわかります。いくらパワー効率が上がったとしてもその高い性能であるがゆえに代償として大きく価格が上がっています。もはやGTX1080Tiの後継機とは言いにくいですね。
レイトレーシングやDLSSなど新技術搭載(中上級者向け)
RTX2080Tiはたた単純に既存のタイトルでのパフォーマンス向上を目的としているわけではありません。NVIDIAが今回のRTXシリーズで押し出したいのはこのレイトレーシングやDLSSなどの最新技術です。RTX2080Tiはフラグシップモデルで最も適しているグラフィックボードだと言えます。最新技術を堪能したいならRTX2080Tiを選択する価値はあるでしょう。価格は非常に高いですが…
レイトレーシングとは、従来のグラフィックボードでは実現ができなかったレンダリング技術でよりリアルな映像の描写を実現可能にします。ただし、RTXは完全にレイトレーシングに対応しているというよりは、既存のレンダリング技術を使いながらも反射や影など特定のエフェクトを加えたという形です。
また、もう一つの最新技術がAIです。AIはゲームプレイではそれほど意味がないと考えられてきました。しかし、NVIDIAはDLSS(Deep Learning Super-Sampling)と呼ばれる新しいアンチエイリアスアルゴリズムを搭載しました。よりスムーズにゲーム映像の描写を行うことが可能になっています。専用のコアを搭載したことでフレームレートの向上も見られます。
RTX2080Tiってどんなグラフィックボード?
4K解像度でこそ真価を発揮
GTX1080Tiを超える性能は4K解像度でこそ真価を発揮します。FULL HDでしかゲームをしないのにRTX2080Tiを購入するのはもったいないです。
4K解像度+最高設定あるいは4K解像度+144Hzを実現することができるグラフィックボードです。ある意味こだわりのある上級者向けのモデルだとも言えます。普通の使い方では満足できないという方はぜひ試してみてください。
価格は高いがパワー効率・静音性が高い
ある程度趣味にお金を掛けられる方でないと購入することはできないでしょう。価格に比例して性能面も抜群です。例えば、パワーの効率性も大きく向上。Pascal世代と比べてワット数当たりのパフォーマンスはおよそ15%向上しています。AMDの製品と比べるとパワー効率性及び性能は2倍となります。
また想像しやすいと思いますが、パワー効率が上がったことで発熱も下がり結果的に静音性も高くなるというメリットがあります。当然発熱のためのファン駆動を抑えられるので静かになるというわけです。
RTX2080Tiのベンチマークを紹介
ゲームプレイ中のベンチマークを計測しています。FULL HDは当然余裕なので中心となるのはWQHDと4Kです。
Battlefield 1(DirectX 12)
Far Cry 5(DirectX 11)
Civilization VI(DirectX 11)
Grand Theft Auto V(DirectX 12)
Hitman(DirectX 12)
RTX2080Tiの消費電力&発熱
消費電力
温度
RTX2080Ti搭載のおすすめBTOパソコン
GALLERIA ZZ i9-9900K搭載(ガレリア)
価格:279,980円
CPU:Core i9-9900KF
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:NVMe対応M.2 500GB
HDD:3TB
GALLERIA AZ(ガレリア)
価格:249,980円
CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:DDR4 8GB
SSD:NVMe対応M.2 500GB
HDD:2TB
NEXTGEAR i690PA4-SP2(G-Tune)
価格:319,800円
CPU:Core i7-9700K
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:NVMe対応M.2 512GB
HDD:1TB
RTX2080Tiはこんな方におすすめ!

RTX2080Tiは、単体価格20万円近い価格設定のため誰にでもおすすめできるわけでもありません。趣味にお金を掛けられる方向けのグラフィックボードだと言えます。少し割高でもう少し価格が下がるのを待っても良いかもしれません。BTOパソコンも1万円~2万円程度安くなるあるいはキャンペーンが行われるのを待つのも一つの手です。
この高価なグラフィックボードをおすすめするのは、最新のガジェットが大好きでリスクを取ってでも新しいものを手に入れたいという方向けです。この場合のリスクとは、今後レイトレーシングなど最新技術をサポートしたタイトルがそれほど登場しない可能性があることです。性能的にはGTX1080Tiよりも高いものの既存のタイトルでその性能を生かせる場面は少ないです。そうなると最新技術の付加価値が価格に反映されています。高性能グラフィックボードが欲しいという方は是非チェックしてくださいね。
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当ページベンチマークテスト環境
CPU | Core i7-7700K |
マザーボード | ASUS Z270 |
メモリ | 16GB |
SSD | Patriot Ignite 960GB |
電源ユニット | Antec HCP-1200 1200W |
冷却システム | Cryorig R1 Universal 2x 140 mm fan |
ソフトウェア | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ | Acer CB240HYKbmjdpr 24インチ |