画像引用元:https://www.gigabyte.com/

当記事では、「GeForce GTX1660の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。NVIDIAは、GTX 1660 Tiに次いでTuring世代の廉価版グラフィックボードを発売しました。高価なRTX20シリーズからレイトレーシング及びDLSSの技術を非対応としています。RTX20シリーズには手が出なかったけど、新しいグラフィックボードが欲しいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。その魅力について詳しく解説していきます。
(+) GTX 1060 6GBの後継モデル
(+) RX 590を超えるパフォーマンスを持つ
(-) Turing世代でも大きな進化があるわけではない
GeForce GTX1660の総合性能
GeForce GTX 1660の性能スペック紹介
GTX1660 | GTX1660Ti | GTX1060 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Turing | Turing | Pascal |
プロセス | 12nm2 | 12nm2 | 16nm2 |
ダイサイズ | 284m㎡ | 284m㎡ | 200m㎡ |
トランジスタ数 | 66億 | 66億 | 44億 |
CUDAコア | 1408基 | 1536基 | 1280基 |
ベースクロック | 1530MHz | 1500MHz | 1506MHz |
ブーストクロック | 1785MHz | 1770MHz | 1708MHz |
VRAM | 6GB GDDR5 | 6GB GDDR6 | 6GB GGDR5 |
メモリ帯域幅 | 192 GB/s | 288GB/s | 192 GB/s |
TDP | 120W | 120W | 120W |
公式価格 | $220 | $279 | $250 |
発売日 | 2019/03/ | 2019/02/ | 2016/06/ |
Pascal世代であるGTX 1060 6GBとの違いを見ていきましょう。プロセスについては16nm→12nmへと縮小化されています。ダイサイズは42%大きくなっているもののその分トランジスタ数が50%アップしています。結果的にCUDAコアが約40%アップとなり性能の底上げが行われています。メモリ規格、消費電力は同じです。性能が上がっているにもかかわらず価格が12%ほど抑えられているのは強みだと言えます。
メモリ規格はGDDR5を採用(中上級者向け)
GTX 1660で採用されているメモリ規格はGDDR5とPascal世代と同一のものとなっています。GTX 1660 TiあるいはRTX 20シリーズで採用されているGDDR6の前モデルということになります。GTX 1660で古いGDDR5のメモリが採用されているのは価格を抑えるためそしてGTX 1660Tiとの差別化のためでしょう。
GDDR5は、GDDR6に比べると消費電力が高いという弱点があります。しかし、GTX 1660 TiよりもCUDAコア数が少なく消費電力を抑えることができます。$220という価格を維持するために仕方がない部分だと言えますね。
GeForce GTX 1660ってどんなグラフィックボード?
GTX 1060 6GBの後継グラフィックボード
GTX 1660は、Pascal世代で人気を博した「GTX 1060 6GB」の後継モデルでありかつ打倒Radeon RX 590ということになります。RTX20シリーズあるいはGTX 1660 Tiでは埋められなかった隙間を埋めることになりました。
性能的には前世代から着実に進歩していてより最新のゲームにも対応することができます。単体価格3万円前後の価格帯になることが予想され今後はGTX 1660を選択する方が良いでしょう。
BTOパソコンのラインナップは増えるはず
Pascal世代で最も売れたGTX 1060の後継モデルということで今後はBTOパソコンのラインナップも増えてくるでしょう。ラインナップが多くなると各メーカーで価格競争が起きユーザーにとってはより手にしやすくなると思います。
また、パソコンの選択肢が多いこともメリットだと言えます。RTX 2080 Tiなどのハイエンドクラスになると構成はある程度限られてしまいラインナップも多くなく選択肢が少なくなってしまいます。そういう意味でも欲しい性能を気軽にお得な価格で購入できるのは嬉しいですね。
今GTX 960あるいはそれより前世代のグラフィックボードを利用している方であれば買い替えを検討する価値があると思います。
Turing世代としては物足りない
確かにPascal世代からTuring世代へとアーキテクチャが変わり性能はしっかりと引き上げられています。それでもRTX20シリーズで採用されたRTコア及びDLSSなどの新技術は採用されていません。
また、GTX 1660 Tiで選択されたGDDR6のメモリ規格も不採用となっています。価格優位性はあるものの細かいところまで見ると打倒な進捗だと言えます。
GTX 1660搭載モデル使用時のフレームレート一覧
各タイトルについてFULL HD/WQHD×最高設定でのフレームレートを計測しています。GTX 1660は、FULL HD環境での適正度が高いグラフィックボードですので、FULL HD環境を中心に見てもらえればと思います。基本的にはWQHD環境では設定を下げる必要が出てきます。
*フレームレート(fps)とは、1秒間における表示可能なコマ数です。通常60fps以上の数値があれば快適だと言えます。
Battlefield 5(DirectX 12)
Far Cry 5(DirectX 11)
Civilization VI(DirectX 11)
Grand Theft Auto V(DirectX 12)
Hitman 2(DirectX 12)
GeForce GTX 1660の消費電力&発熱
消費電力
温度
GeForce GTX 1660搭載のおすすめBTOパソコン
LEVEL-M0B6-i5F-RI(LEVEL∞)
価格:89,980円
CPU:Core i5-9400F
GPU:GeForce GTX 1660 6GB
メモリ:DDR4 8GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
GALLERIA RJ5(ガレリア)
価格:89,980円
CPU:Ryzen 5 2600
GPU:GeForce GTX 1660 6GB
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:1TB
LUV MACHINES iG700UN-M2SH2(マウスコンピューター)
価格:129,980円
CPU:Core i7-9700
GPU:GeForce GTX 1660 6GB
メモリ:DDR4 16GB
SSD:256GB NVMe対応
HDD:1TB
GeForce GTX 1660はこんな方におすすめ!

GTX 1660は、GTX 1660 Tiに次いで発売開始となったTuring世代のグラフィックボードです。GTX 1060 6GBの後継モデルということになります。GTX 1060 6GB/3GBは、世界でも最も利用者の多いグラフィックボードです。その後継モデルということで注目されています。
性能面ではGTX 1060 6GBよりも15%上回っています。FULL HD環境でのゲームプレイを考えていてかつ予算を抑えたいという方必見です。リアルタイムレイトレーシングやDLSSといった技術を体感することはできません。それでも前世代よりも性能が進化しているため購入する理由としては十分だと思います。
価格も$30安くなっているため人気が出ないわけがありませんね。まだ登場したてということもあり価格はやや高めですが、落ち着いて来れば第一の選択肢になり得ます。それでもLEVEL∞の「LEVEL-M0B6-i5F-RI」は第九世代CPUと合わせて新しいモデルにもかかわらず価格が安く今購入してもお得です。同様にRyzen 5 2600を搭載した「GALLERIA RJ5」もコスパが高いです。
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![]() Core i7-10700、Core i5-10210U等 | ![]() GTX 1650 Super, RTX 2070 Super等 |
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当ページベンチマークテスト環境
CPU | Core i7-7700K |
マザーボード | ASUS Z270 |
メモリ | 16GB |
SSD | Patriot Ignite 960GB |
電源ユニット | Antec HCP-1200 1200W |
冷却システム | Cryorig R1 Universal 2x 140 mm fan |
ソフトウェア | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ | Acer CB240HYKbmjdpr 24インチ |