Core i9-13900

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当記事では、Core i9-13900の性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しています。Core i9-13900Kのクロック周波数及び消費電力を落としたモデルがリリースされました。24コア32スレッドとスペックが高くクリエイター作業からゲームプレイまで幅広い用途で通用するCPUです。

Ryzen 7000シリーズのフラグシップモデルあるRyzen 9 7950Xに匹敵する高いパフォーマンスを発揮します。ただし、Ryzen 9 7950Xよりも省電力性は劣ります。10nmプロセスと5nmプロセスの差が出ていますね。性能を最優先に考えるならCore i9-13900はおすすめしやすいです。

(+) 24コア32スレッドと高いスペックを持つ
(+) 競合モデルを圧倒する高いパフォーマンスを発揮する
(-) 発売されたばかりで価格が高い
(-) 搭載BTOパソコンは15万円からと高め

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Core i9-13900の基本スペック

世代第13世代
アーキテクチャRaptor Lake
コア/スレッド数24(8+16) / 32(16+16)
定格クロック(P)2.00 GHz
最大クロック(P)5.60 GHz
定格クロック(E)1.50 GHz
最大クロック(E)4.20 GHz
内蔵グラフィックスUHD Graphics 770
L2キャッシュ32MB
L3キャッシュ36MB
PBP65W
MTP219W
価格$549
発売日2023年01月04日

目次

Core i9-13900のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Core i9-13900は、現行モデルの中でもトップクラスの性能を持ち一般的なユーザーが想定する用途であれば問題なく対応できます。一般的なユーザーとはクリエイター作業やゲームプレイを行う方も該当します。ここで対象外となるのは複雑な3D CADモデル・3D医療画像解析などです。動画編集・動画投稿(エンコード)・RSW現像・マンガ政策・ゲームプレイ・ゲーム実況・WEBデザイン・DTM・ビジネスなど余裕を持って対応できます。3D CADについても極端に巨大なデータでなければ対応できます。PC作業を行う上で心強い存在です。

Core i9-13900のスペック比較

Intel製CPUと比較

Core i9-13900Core i9-13900KCore i9-12900
コードネームRaptor LakeRaptor LakeAlder Lake
プロセス10nm10nm10nm
トランジスタ数---
ダイサイズ257 mm²257 mm²215 mm²
トータルコア数242416
トータルスレッド数323224
Pコア(スレッド)8(16)8(16)8(16)
Eコア(スレッド)16(16)16(16)8(8)
定格クロック(P)2.0 GHz3.0 GHz2.4 GHz
最大クロック(P)5.6 GHz5.8 GHz5.1 GHz
定格クロック(E)1.5 GHz2.2 GHz1.8 GHz
最大クロック(E)4.2 GHz4.3 GHz3.8 GHz
オーバークロック×
×
L2キャッシュ32MB32MB14MB
L3キャッシュ36MB36MB30MB
メモリタイプDDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 770UHD Graphics 770UHD Graphics 770
PCI-ExpressGen 5Gen 5Gen 5
CPUクーラー×
TDP65W125W65W
PPT219W253W202W
価格
(実売価格)
$549
(87,960円)
$589
(82,880円)
$538
(69,860円)
発売日2023年01月04日2022年10月20日2022年01月04日
Core i9-13900は、Raptor Lake世代の上位モデルです。倍率ロックモデルで、フラグシップモデルのCore i9-13900Kよりもクロック周波数が抑えられています。トータルコア・スレッド数は24コア32スレッドと共通です。Pコアの定格クロックが33%低く、最大クロックも3%低いです。Eコアの定格クロックも32%低く、最大クロックも2%低くなっています。

Core i9-13900はオーバークロックに非対応です。CPUクーラーが同梱となっているのは強みですね。TDPはCore i9-13900Kよりも48%低く、PPTも13%も抑えられています。価格差はMSRPで$40です。国内販売価格は逆転していますが、時間が経てばCore i9-13900の方が安くなるでしょう。

Alder Lake世代のCore i9-12900と比較しましょう。プロセスは10nmと共通ですが、ダイサイズは20%程度大きくなっています。これはEコア増量分とL2キャッシュ増量分で説明できます。Eコアが倍の16コアとなったことでトータルコア・スレッド数はそれぞれ8つ増えています。

Core i9-12900よりもPコアの定格クロックは16%低いですが、最大クロックは10%高いです。また、Eコアについても定格クロックは16%低くなっている一方で、最大クロックは11%高くなっています。いずれのモデルもオーバークロックには対応していません。

L2キャッシュが2.3倍の32MBになりました。これは1コア当たりのL2キャッシュ容量を1.25MBから2.00MBに変更した恩恵です。L3キャッシュも20%増えて36MBとなっています。こちらEコアクラスターが増えた分ですね。メモリタイプもDDR5-4800からDDR5-5600へとより高クロックなものに対応しています。

CPU内蔵グラフィックスはUHD Graphics 770と同じです。PCI-ExpressもGen 5をサポートしています。TDPは65Wと変わりませんが、PPTが8%高く219Wです。価格は$11アップです。国内の販売価格では18,100円の差があります。

AMD製CPUと比較

Core i9-13900Ryzen 9 7950X
コードネームRaptor LakeZen 4
(Raphael)
トランジスタ数-131.4億
プロセス10nm5nm
ダイサイズ257 mm²2x 70 mm²
I/Oプロセス-6nm
I/Oダイサイズ-124.7 mm²
トータルコア数2416
トータルスレッド数3232
Pコア(スレッド)8(16)16(32)
Eコア(スレッド)16(16)-
定格クロック(P)2.0 GHz4.5 GHz
最大クロック(P)5.6 GHz5.7 GHz
定格クロック(E)1.5 GHz-
最大クロック(E)4.2 GHz-
オーバークロック×
L2キャッシュ32MB-
L3キャッシュ36MB64MB
メモリタイプDDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-5200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 770Radeon Graphics
PCI-ExpressGen 5Gen 5
TDP65W170 W
PPT219W230 W
価格
(実売価格)
$549
(87,960円)
$699
(88,680円)
発売日2023年01月04日2022年09月27日
競合のAMD Ryzen 7000シリーズのフラグシップモデルであるRyzen 9 7950Xと比較していきます。Ryzen 9 7950XはZen 4アーキテクチャを採用したCPUです。チップレットテクノロジーを採用していて二つのダイを組み合わせています。CPUコアダイは5nmプロセスでダイサイズは140m㎡です。I/Oダイはプロセスが6nmでダイサイズは124.7m㎡となっています。トータルのダイサイズは264.7m㎡と、Core i9-13900の方が3%程度小さいです。

Core i9-13900が24コア32スレッドに対して、Ryzen 9 7950Xは16コア32スレッドというスペックです。Ryzen 9 7950Xでは全てPコア相当のコアが搭載されています。Core i9-13900のPコアが8コア16スレッドなのでそれぞれ倍増ということになります。Pコアの定格クロックはRyzen 9 7950Xの方が225%高く、最大クロックもRyzen 9 7950Xの方が2%高いです。Ryzen 9 7950Xはオーバークロックに対応していて環境次第ではより高いクロック周波数を実現できます。

Ryzen 9 7950XにはL2キャッシュは搭載されておらず、64MBのL3キャッシュのみです。L3キャッシュ容量はCore i9-13900よりも78%多いです。Ryzen 9 7950XもCPU内蔵グラフィックスを搭載しています。PCI-ExpressはGen 5をサポートしています。TDPはRyzen 9 7950Xの方が2.6倍高く170Wとなります。PPTもRyzen 9 7950Xの方が5%高いです。定格クロックが高いため仕方がないですね。価格差は$150でRyzen 9 7950Xの方が高くなっています。国内の販売価格は同等です。Core i9-13900についてはもう少し価格が下がるはずです。

Core i9-13900ってどんなCPUなの?

低価格で24コア・32スレッドというスペックが手に入る

Core i9-13900は、上位モデルであるCore i9-13900Kよりも$40安く購入できるCPUです。Core i9-13900Kと同じ24コア32スレッドというスペックが手に入るのは魅力的でしょう。Core i7-13700Kが16コア24スレッドなので、Eコア8コア8スレッド分が追加されます。動画のエンコードなどコアが多い方が有利な用途に最適です。

Core i9-13900の場合CPUクーラー同梱となっているため、価格差以上の差があると考えて良いと思います。2023年2月時点ではCore i9-13900Kよりも価格が高くなっています。これはCore i9-13900が発売されて間もないこともあってプレミアム価格になっているからです。

もう少し時間が経過すればより安くなるはずです。市場の原理からして下位モデルであるCore i9-13900の方が高いことはありえないですね。旧世代のCore i9-12900が70,000円前後で販売されているので、現在の87,960円という価格から1万円以上価格が下がる余地があります。

競合モデルを圧倒する高いパフォーマンスを発揮する

競合モデルであるRyzen 9シリーズと比べても高いパフォーマンスを発揮します。ハイブリッドコアアーキテクチャは成功ですね。プレミアム価格が付されている現状では、フラグシップモデルであるRyzen 9 7950Xと同じ価格ですが本来の競合はその一つ下のRyzen 9 7900Xとなります。12コア24スレッドというスペックです。Core i9-13900が24コア32スレッドなのでスペックでも上回っています。Ryzen 9 7900Xよりも最大で10%程度処理性能が高いです。

Intel第十三世代CPUの登場でRyzen 7000シリーズも軒並み価格が引き下げられています。Intel第十三世代Core iシリーズの上位モデルは、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していてスペックが高いです。Ryzen 9 7900Xと比べてもスペック・性能差があることから仕方がないことですね。Core i9-13900の価格が下がれば、Ryzen 9 7900XやRyzen 9 7900の価格も下がる可能性があります。

搭載BTOパソコンはラインナップが少なく価格も高め

Core i9-13900を搭載したBTOパソコンのラインナップはかなり少なく選択肢がほとんどありません。今のところパソコン工房とパソコンショップセブンでのみ搭載モデルが販売されています。倍率ロックフリーモデルであるCore i9-13900KやCore i7-13700Kであればもう少しラインナップも豊富です。特にCore i7-13700Kはクロック周波数も高く、性能面でも心強い存在です。

Core i9-13900は、無印モデルとは言ってもCore i9シリーズということもあって価格が高めになっています。グラフィックボード非搭載モデルでも税込15万円オーバーです。Core i7-13700搭載モデルが13万円台であることを考えるとやはり価格は高いですね。競合がほとんどいないため価格が引き下げられる要素もありません。

Core i9-13900のベンチマーク

現在データを収集中です。

Core i9-13900搭載のおすすめBTOパソコン

STYLE-M06M-LC139-UHX(パソコン工房)

STYLE-M056-114-UHS-L価格:159,800円(税込)
CPU:Core i9-13900
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:350W 80PLUS BRONZE

公式
パソコン工房が販売するミニタワーデスクトップパソコンです。グラフィックボードは非搭載となっています。Core i9-13900を搭載していることもあって価格は高めで税込159,800円となります。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GBという構成です。電源ユニットは350W BRONZEと控えめですね。倍率ロックモデルならではだと言えます。CPU性能を重視したいビジネスパーソンやクリエイターの方などにおすすめです。

SR-ii9-9460A/S7/W11/LW(セブン)

SR-ii9-9460AS7W11LW価格:208,780円(税込)
CPU:Core i9-13900
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:500W 80PLUS BRONZE

公式
パソコンショップセブンからもグラフィックボード非搭載モデルが販売されています。税込208,780円とかなり高価です。PCケースにはDeepCool MACUBE 110を採用しています。コンパクトなミニタワーケースです。最大6基のケースファンの取り付けに対応するなど実用性が高い。将来的にグラフィックボードを搭載しても良いと思います。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GBという構成です。電源ユニットは500W BRONZEを採用しています。

ZEFT Z35DA(セブン)

ZEFT RR07D価格:358,380円(税込)
CPU:Core i9-13900
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD

公式
グラフィックスにAmpere世代のハイクラスであるGeForce RTX 3070 Tiを搭載したゲーミングPCです。PCケースにはASUS TUF Gaming GT501 White Editionを採用しています。フルタワーケースで拡張性に優れています。ハイエンドクラスのグラフィックボードにも対応しています。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TBという構成です。電源ユニットは750W GOLDを採用しています。光学ドライブが標準搭載なのは魅力的ですね。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Core i9-13900の性能スペック&搭載BTOパソコン紹介について紹介しました。Core i9-13900は、Intel第十三世代の高パフォーマンスモデルです。フラグシップモデルのCore i9-13900Kのクロック周波数を落としたバージョンと考えるとわかりやすいですね。消費電力も抑えられています。コア・スレッドは24コア32スレッドと上位モデルと同じです。CPUクーラーが同梱となっていてコストパフォーマンスも優秀です。

搭載BTOパソコンのラインナップはそれほど多くありません。2023年2月時点でパソコン工房及びパソコンショップセブンでのみ購入できます。搭載モデルの価格は15万円~とやや高めです。場合によってはCore i7-13700K搭載モデルを候補に入れても良いかもしれません。ラインナップも多く価格も抑えられます。Core i9-13900は玄人好みのCPUだと言えるかもしれません。

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