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当記事では、「Core i3-8130Uの性能スペックと搭載BTOノートパソコン」を紹介しています。Intel第八世代ノート向けCore iシリーズの中で最も廉価なモデルです。CeleronやPentiumでは性能的に物足りないという方必見です。
Core iシリーズとは言っても2コア4スレッドとそれほどスペックが高いわけではありませんが、Celeronシリーズよりもクロック周波数が高くパフォーマンスはワンランク以上アップします。税込7~8万円のノートパソコンを探すとこのCPUが搭載されていることが多いです。
目次
Core i3-8130Uのおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
◯ | ◯ | △ | △ | △ | △ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
△ | × | △ | △ | ◯ | × | △ |
「△」の項目についてはやや苦手で負荷が掛かると重さを感じてしまうことになります。RAW現像・WEBデザイン・ビジネスであれば極端に負荷が掛からなければ対応できます。Core i3-8130U搭載モデルには外付けのグラフィックボードを搭載したモデルがなくCPU性能も高いとは言えず、ゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADは対応できません。末尾Hシリーズなど(Core i7-8750H etc.)のハイパフォーマンスモデルが必要です。
Core i3-8130Uの基本スペック
Core i3-8130U | Core i5-8250U | Core i3-7130U | |
---|---|---|---|
コードネーム | 8th Kaby Lake-R | 8th Kaby Lake-R | 7th Kaby Lake |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 14 nm |
ダイサイズ | 123 mm² | 123 mm² | - |
コア/スレッド | 2/4 | 4/8 | 2/4 |
ベースクロック | 2.2Ghz | 1.6Ghz | 2.7Ghz |
ターボクロック | 3.4Ghz | 3.4Ghz | - |
L3キャッシュ | 4MB | 6MB | 3MB |
内蔵GPU | UHD 620 | UHD 620 | HD 620 |
TDP | 15W | 15W | 15W |
対応メモリ | DDR4-2400 | DDR4-2400 | DDR4-2133 |
価格 | $281 | $297 | $281 |
発売日 | Q1'18 | Q3'17 | Q2'17 |
L3キャッシュ容量も1MB増えて4MBとなっています。対応メモリについてもDDR4-2133からDDR4-2400へとアップグレードされています。内蔵GPUはHD 620→UHD 620へとわずかに改善されていますが、体感できるほどのものではありません。TDPは15Wと共通です。価格は$281で同じですね。
上位のCore i5-8250Uと比べてみましょう。注目点としては価格差が$16しかないということです。CPU単体の価格は小さいですが、熱対策などの影響もあって搭載BTOパソコンについては7,000円程度の差があります。性能が上がるとやはりパソコン自体のコストアップに繋がります。ショップによってはさらに価格差が付いていることがあります。
性能的にはコア数及びスレッド数が倍増となります。4コア8スレッドというのは心強いですね。ベースクロック(ターボクロックは同じ)は落ちてもパフォーマンス自体は向上します。L3キャッシュ容量も50%アップで6MBとなります。
Core i3-8130UってどんなCPUなの?
Celeronよりもワンランク高い性能を持つ
Core i3シリーズになると性能面でも余裕が出てきます。安価なCPUとして人気の高いCeleronよりもワンランク高い性能を持っています。Celeron N4100とCore i5-8250Uの中間ということになります。Celeron N4100が4コア4スレッドというスペックで2コア4スレッドのCore i3-8130Uよりも高いですが、Core i3-8130Uはクロック周波数が高くより高い性能を発揮します。
旧世代のCore i3-7130Uとの価格差はそれほど大きくありません。Celeronで重く感じる作業にも対応できるのが強みです。簡単な処理であればエクセル・オフィスなどのアプリケーションもこなせる性能です。画像編集もできなくはありません。Celeronからの性能差は大きく体感しやすいのが魅力だと言えます。
Core i5-8250Uとの価格差がほとんどなくやや中途半端
上位のCore i5-8250Uとの価格差が小さく中途半端と見ることもできます。性能差の大きい下位のCeleron搭載モデルとCore i3搭載モデルとの価格差は3万円~4万円程度と大きくなっています。つまり、Celeronシリーズの購入を考えている方にとって一つのハードルがあるということです。
一方で、Core i3搭載モデルとCore i5搭載モデルとの差はわずか7,000円です。たった7,000円で性能が倍増となるのであれば、当然上位モデルも視野に入るでしょう。どうしても埋もれてしまう存在なのかもしれません。Core iシリーズではCore i5シリーズがもっともコストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。
後継モデルのCore i3-8145Uが登場したがラインナップは少なめ
2018年に後継モデルであるCore i3-8145Uが登場しました。しかし、BTOメーカーでの取り扱いは少ないです。在庫の関係もあると思いますが、今後も引き続きCore i3-8130Uが中心になるでしょう。ノートパソコンの場合はデスクトップのようにCPUだけ交換するというのが難しいため仕方ないですね。
スペック的にはベースクロックが0.1GHzダウン、ターボクロックが0.5GHzアップとなっています。性能的にはわずかにCore i3-8145Uの方が上です。しかし、上位のCore i5-8250Uとの差もより小さくなるため選択しにくいと言えますね。
Core i3-8130U搭載のおすすめBTOノートパソコン
STYLE-15FH038-i3-UHDS(パソコン工房)
価格:64,980円
CPU:Core i3-8130U
GPU:オンボード
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
m-Book F537SD-M2S2(マウスコンピューター)
価格:74,980円
CPU:Core i3-8130U
GPU:オンボード
メモリ:DDR4 8GB
SSD:256GB
HDD:非搭載
STYLE-15FH038-i3-UHEV(パソコン工房)
価格:71,980円
CPU:Core i3-8130U
GPU:オンボード
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:1TB
当記事のまとめ
当記事では、ノート向けのCore i3-8130Uの性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。さすがにCore iシリーズになると性能は高くなります。Celeronとの性能差はおよそ倍です。動画編集など極端に負荷の高い作業はまだまだ厳しいですが、一般的なユーザーであれば十分過ぎるでしょう。エクセル、パワーポイント、RAW現像程度であれば対応可能です。
上位のCore i5-8250U搭載モデルに埋もれてしまいラインナップがそれほど多くないのがネックです。価格差もそれほど多くなくCore i3が選択肢に入るのであれば同時にCore i5も比較検討してみてください。イチオシのCore i3-8130U搭載モデルはパソコン工房の「STYLE-15FH038-i3-UHDS」です。最安値クラスのモデルで構成もSSD搭載と使い勝手が良くおすすめしやすいです。
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