画像引用元:https://www.geforce.com/
当記事では、「GeForce MX550の性能スペックと搭載BTOノートパソコン」を紹介しています。2021年12月にひっそりとモバイル向けのエントリークラスのグラフィックボードがリリースされました。GeForce MX450の後継モデルということになります。
GeForce MX550は、GeForce MX450と同じTuring世代のモデルです。アーキテクチャは維持しつつCUDAコアの上乗せやメモリ周りの強化でより高いパフォーマンスを得られます。Pascal世代のメインストリームであるGeForce GTX 1050 Laptopよりも高いグラフィックス処理性能は圧巻です。
目次
GeForce MX550のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
◎ | ◎ | ◯ | ◯ | - | 〇 | △ |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
◯ | × | ◯ | - | - | △ | ◯ |
GeForce MX550のスペック
MX550 | MX570 | MX450 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Turing | Ampere | Turing |
GPU | TU117 | GA107S | TU117 |
プロセス | 12nm | 8 nm | 12nm |
ダイサイズ | 200m㎡ | - | 200m㎡ |
トランジスタ数 | 47億 | - | 47億 |
CUDAコア | 1024基 | 2048基 | 896基 |
ベースクロック | 1065 MHz | 1087 MHz | 1395MHz |
ブーストクロック | 1320 MHz | 1155 MHz | 1575MHz |
メモリ規格 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 2GB | 4GB | 2GB |
メモリ速度 | 12 Gbps | 12 Gbps | 10 Gbps |
メモリバス | 64 bit | 64 bit | 64 bit |
メモリバンド幅 | 96.00 GB/s | 96.00 GB/s | 80.00 GB/s |
消費電力 | 25W | 25W | 25W |
発売日 | 2021/12/17 | 2021/12/17 | 2020/08/25 |
CUDAコア数は15%程度多く1024基です。SM数が7基(128×7)→8基(128×8)へと増えたことによるものです。ベースクロックはGeForce MX450の方が33%高く、ブーストクロックもGeForce MX450の方が20%程度高いです。
メモリ規格・GPUメモリ容量はGDDR6 2GBと変わっていません。メモリ速度が20%速くなっています。メモリバスは64 bitと共通です。メモリバンド幅は20%広く96.00 GB/sとなっています。消費電力は25Wと同じです。上位モデルのGeForce MX570では最新のAmpereアーキテクチャを採用しています。GPUもGA107Sとなります。プロセスは50%小さく8nmです。
CUDAコアは倍の2048基となります。ベースクロックはGeForce MX570の方が2%高く、ブーストクロックはGeForce MX550の方が15%高いです。メモリ規格はGDDR6と共通ですが、容量が倍の4GBとなっています。メモリ速度・メモリバス・メモリバンド幅・消費電力は同じですね。
GeForce MX550ってどんなグラフィックボード?
ノート向け最新GPUの最安値クラスの一台
GeForce MX550は、2021年12月17日に発売されたノートPC向けのグラフィックスの製品ラインナップの中で最安値クラスのモデルです。GeForce MX450・GeForce MX350と着実に進化しています。ちょっとした3Dグラフィックス処理を行いたいユーザーの方向けです。デスクトップ向けモデルで言えばGT 1030に近い側面があります。コストパフォーマンスを考慮するとGeForce MX550は魅力的なモデルだと言えます。
同時期に上位モデルとしてGeForce MX570やGeForce RTX 2050も販売されました。GeForce MX570は、Ampere世代のグラフィックボードでGeForce MX550よりも高い性能を持っています。GeForce RTX 2050は、RTコア・Tensorコアを搭載したエントリークラスのモデルです。レイトレーシング・DLSSに対応しているものの基本的にはGeForce MXシリーズと考える方がしっくり来ます。今のところ国内ではGeForce MX570やRTX 2050を搭載したモデルは販売されていません。この性能帯での中心はこのGeForce MX550となるでしょう。
GTX 1050 Laptopよりも性能が高い
GeForce MX550は、ノートPC向けモデルの中で最も安価なモデルながらPascal世代のGTX 1050 Laptopを超える処理性能を持っています。消費電力も75W→25Wへと1/3に抑えられているのもポイントです。モバイルノートパソコンにも搭載しやすいですね。
旧世代のGeForce MX450よりも25%程度性能が高いです。CPU内蔵グラフィックスのIntel Iris Xe Graphicsと比べても50%程度性能が高く外付けモデルを選ぶ理由があると言えます。動画編集やWEBデザインなどの用途で有利になります。ゲームプレイについても妥協すれば対応することができます。
搭載モデルが少なくかなりレアな存在
2023年5月時点でGeForce MX550を搭載したモデルは二台しか販売されていません。次に紹介しているマウスコンピューターの「mouse K5-MGZN」とDellの「Inspiron 16 2-in-1」のみです。GeForce MX450がそうであったように今後も大幅にラインナップが増えることはないのではないかと思います。
CPU内蔵グラフィックスのIntel Iris Xe GraphicsとGTX 1650 Laptopの間を埋める存在です。そういう意味では少し中途半端さがあるのかもしれません。GeForce MX550を選ぶのであればGTX 1650 Laptopを選ぶという方が多いのでしょう。価格面でもGTX 1650 Laptop搭載モデルとそれほど変わらないことも影響しているのではないかと思います。
GeForce MX550搭載のおすすめBTOパソコン
mouse K5-MGZN(マウスコンピューター)
価格:124,800円(税込)
液晶:15.6インチ FHD
重量:約1.97kg
駆動時間:約8.0時間
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce MX550
メモリ:DDR4-3200 8GB
ストレージ:SSD 256GB NVMe
Inspiron 16 2-in-1(Dell)
価格:182,680円(税込)
液晶:16.0インチUHD+
重量:約2.10Kg
駆動時間:非公開
CPU:Core i7-1260P
GPU:GeForce MX550
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:1TB SSD
当記事のまとめ
当記事では、GeForce MX550の性能スペック&搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。GeForce MX550は、GeForce MX450の後継モデルで同じTuring世代のアーキテクチャを採用しています。CUDAコア数アップとメモリ帯域幅の増幅によってパフォーマンスが高くなっています。Pascal世代のGTX 1050 Laptopよりも高い性能を発揮します。動画編集・WEBデザイン・ゲームプレイなどにおいて、CPU内蔵グラフィックスよりも高いパフォーマンスを期待できます。
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