当記事では、DTM・DAW向けのおすすめBTOパソコンを紹介しています。作曲・編曲、レコーディング、ミックス・マスタリングなど音楽製作から編集までトータルで活躍するモデルを厳選。プロの音楽制作者だけではなく、歌い手の方も使用しています。ボーカロイドにも対応できます。
DTMの現場で使用されることの多い、Cubase・Studio One・AbilityなどのDAWソフトの使用を想定しています。どのソフトを使用しているとしてもDTMという括りでは同じです。そのため、ここで紹介しているパソコンであれば快適に動作しますので、安心してくださいね。
DTMで必要なパソコンのスペックは高めです。グラフィックボードは必要ありませんが、CPUやメモリには力を入れておきたいですね。ソフトシンセ・プラグイン・エフェクトの使用などを考えると余裕を持たせておくと良いと思います。これらの使用はパソコンに多大な負荷が掛かってしまいます。もちろんここで紹介しているPCはボーカロイドでの使用も可能です。
DTM・DAW向けモデルの目安
価格帯 | 8万円~18万円 |
負荷 | ★★★☆☆ そこそこ |
CPU | Core i5-13400 or Ryzen 5 5500以上 |
GPU | UHD Graphics 750 or GT 1030 |
メモリ | 8GB or 16GB |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
目次
主要DAWのシステム要件一覧
ソフトウェア | OS | CPU | GPU | メモリ | ディスク |
---|---|---|---|---|---|
Cubase | Windows 10, macOS Mojave 10.14 | Core i5以上推奨 | オンボード可 | 8GB以上 | 35GB以上 |
Studio One | Windows 10, macOS 10.13以降 | Core i3 or AMD A10以上 | オンボード可 | 8GB以上 | 40GB以上 |
Ability | Windwos 10, Windows 8/8.1, Windows 7 | Intel or AMDデュアルコア以上 | オンボード可 | 2GB以上 | 16GB以上 |
Ableton Live | Windows 10, macOS High Sierra 10.13 | Core i5/AMDマルチコア以上 | オンボード可 | 8GB以上 | 指定なし |
DTM・DAWを快適に使用するのに必要なスペック
パーツ | 要求スペック |
---|---|
CPU | i5シリーズ以上 |
メモリ | 8GB以上推奨 |
SSD | 120GB以上推奨 |
HDD | 1TB以上 |
CPU
CPUは非常に重要なパーツです。あらゆるソフトウェアの使用において快適性に大きく影響を与えます。もちろんDTMでも重要です。性能不足によって音ズレや音飛びが発生してしまう可能性があります。また、他の作業をしながらの場合負担が大きくなります。
できればCore i5シリーズ以上(Core i5-13400/Core i5-12400など)を選択すると良いですね。AMDならRyzen 5 5500以上がおすすめです。ノートパソコンなら省電力モデルではなくハイパフォーマンスモデル(Core i7-13700H/Core i7-12700Hなど)が好ましいです。なお、Intel第十二世代以降の省電力モデル(Core i7-1355U/Core i7-1255Uなど)なら十分な性能を持っています。ここにはたっぷりお金を掛けるべきだと思います。性能が高ければ高いほど作業に余裕が生まれます。
メモリ
メモリについては最低8GB、予算に余裕があれば16GB以上を選択しましょう。音楽制作において快適性に直結するパーツです。CPUの次に重視するべきだと思います。DAWで多くのプラグインを使用したり、様々なアプリを起動したりするとき一時的にデータを保存することになります。今話題のハイレゾオーディオにすると消費量も半端ないです。
作業中にメモリ容量が不足してしまうと動作が重くなってしまったり、最悪の場合固まってしまいます。ただし、CPUと比べると後から増設することも容易なので予算的に厳しければ後回しにしてもオッケーです。まずは交換のハードルが高いCPUを中心に考えておくと良いと思います。
SSD
CPUとメモリにお金を掛けたけど、まだ余裕があるという方はSSDにお金を掛けてくださいね。最近はSSDの価格も下がってきたので搭載しやすくなっています。OSやDAWソフトをSSDにインストールしておけば操作が軽くなります。これだけであれば120GBで十分です。
ソフト音源のデータ保存用に256GB以上のSSDを搭載しておくのもおすすめです。最近は256GB以上のSSDを搭載したモデルが一般的で120GBという容量はほとんど見かけません。データの抽出が高速になり、より快適に作業を行えます。CPUやメモリほど重要性は高くありませんが、是非検討してみてください。後から追加することも容易です。
HDD
大量のプラグインをインストールする可能性のある方は大容量HDDが必須です。1TB以上あれば十分でしょう。また、音楽制作以外で動画をダウンロードしたり、写真を多く保存したりする予定のある方は2TB以上あっても良いと思います。予算がある方はHDDに掛ける予算を全てSSDに割り振るとより快適になります。最近はHDD非搭載モデルが増えてきているため優先度は下げても良いと思います。
DTM・DAWにおすすめのパソコン五選
Magnate IM 16GBメモリ搭載(ドスパラ)
価格:79,979円(税込)
CPU:Core i5-12400
GPU:UHDグラフィックス730
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
Monarch GE(ドスパラ)
価格:124,980円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
SENSE-MWP5-R57X-INX(パソコン工房)
価格:169,980円(税込)
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:GeForce GT 1030
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
mouse K5-MGZN(マウスコンピューター)
価格:124,800円(税込)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce MX550
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載
New Inspiron 16 ノートパソコン(Dell)
価格:146,679円(税込) 132,011円(税込)
CPU:Core i7-1360P
GPU:Iris Xe Graphics
メモリ:LPDDR5-4800 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
当記事のまとめ
当記事ではDTM・DAW向けのBTOパソコンをご紹介しました。音楽制作の場では非常に高性能なパソコンが必要です。プロの製作者だけではなく、歌い手など趣味で音楽制作をしている方にも必須です。性能が高いパソコンを使えばそれだけサクサク作業を行えますので、ストレスを感じることがありません。CPU性能に余裕を持たせるのがポイントです。
初心者の方はエントリーモデルとして定評のある「Magnate IM 16GB/i5-12400搭載」がおすすめです。最新のi5を搭載し性能も十分です。難しいことは何も考えたくないという方には「Monarch GE」が良いですね。カスタマイズなしですぐに使うことが可能です。価格が安くなって購入しやすいです。ノートパソコンで作業を行いたいという方は、「mouse K5-MGZN」がおすすめです。第十二世代のノート向け最高峰のCore i7-12650Hを搭載し万全です。是非検討してみてくださいね。
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