当記事では、「Pentium Gold G6400の性能スペックと搭載BTOパソコン」を紹介しています。最も安価に購入できるBTOパソコンを探しているならこのPentiumがおすすめです。単体価格$64(7,500円前後)で購入することができます。BTOパソコンの場合外付けのグラフィックボード搭載モデルはありません。
スペック的にはそれほど優れているわけではないので、ネット閲覧や動画視聴など負荷の掛からない用途向けだと言えます。用途を間違ってしまうと動作が重くストレスを抱えてしまうことになりますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。後継モデルは、Alder Lake世代の「Pentium Gold G7400」です。クロック周波数が引き下げられていますが、プロセスが見直されてより効率良くパフォーマンスを引き出せます。
Pentium Gold G6400の基本スペック
世代 | Comet Lake |
プロセス | 14nm |
コア/スレッド数 | 2 / 4 |
クロック周波数 | 4.00 GHz |
ブーストクロック | - |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 610 |
キャッシュ | 4MB |
Operatin Range | 58W |
発売日 | 2020年5月26日 |
価格 | $64 |
目次
Pentium Gold G6400のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | 動画編集 | 動画投稿 | RAW現像 | マンガ | ゲーム |
◯ | ◎ | × | × | △ | △ | × |
デイトレ | 実況 | デザイン | DTM | Skype | CAD | ビジネス |
△ | × | △ | × | ◎ | × | ◯ |
デュアル環境の構築についてはCPU的には問題ありませんが、メモリ容量に注意が必要です。多くの搭載モデルが4GBとかなり少なくおすすめしづらいです。Chromeブラウザを使うとメモリ負荷が高くなってしまいCPUだけではカバーできないからです。動画視聴・Skype・ビジネス用途なら問題なく対応できます。RAW現像・マンガ制作・デイトレ・WEBデザインなどは得意ではありません。基本的にはCore i3シリーズ以上を選択するべきだと言えます。
Pentium Gold G6400のスペック比較
Core i3-10100と比較
Pentium Gold G6400 | i3-10100 | Pentium Gold G5420 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Comet Lake | Comet Lake | Coffee Lake |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 2 / 4 | 4 / 8 | 2 / 4 |
ベースクロック | 4.0GHz | 3.6GHz | 3.8GHz |
ターボクロック | - | 4.3GHz | - |
オーバークロック | × | × | × |
L3キャッシュ | 4MB | 6MB | 4MB |
メモリ規格 | DDR4-2666 | DDR4-2666 | DDR4-2400 |
内蔵GPU | UHD Graphics 610 | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 610 |
グラフィック周波数 | 1050 MHz | 1100 MHz | 1050 MHz |
CPUクーラー | ◯ | ◯ | ◯ |
TDP | 58W | 65W | 54W |
定価 | $64 | $122 | $64 |
搭載PC価格 | 41,480円~ | 46,800円~ | - |
発売日 | 2020年5月26日 | 2020年5月27日 | 2019年9月6日 |
ベースクロックが3.8GHzから4.0GHzへと5%程度引き上げられています。初めてPentiumで4.0Ghzを達成しています。L3キャッシュは同じ4MBです。大きな変更点はメモリ規格がDDR4-2400からDDR4-2666へとアップグレードされていることだと言えます。ベースクロックの微増とメモリ規格のアップグレードがポイントとなります。消費電力が4W高くなったのはこれらの影響によるものです。内蔵グラフィックスは変わりありません。価格も同じ$64を維持しています。
上位モデルのCore i3-10100との性能差は気になるところだと思います。価格差は$68でほぼ倍となります。性能的には大きく変わります。4コア8スレッドと倍増です。ベースクロック3.6GHz、ターボクロック4.3GHzと引き上げられます。L3キャッシュも6MBと50%アップです。消費電力は65Wとなります。Core i3-10100でもCPUクーラー同梱となっています。搭載PCの価格はそれほど違いがあるわけではないですね。
AMD Athlon 3000Gと比較
Pentium Gold G6400 | Athlon 3000G | |
---|---|---|
コードネーム | Comet Lake | Zen |
プロセス | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 2 / 4 | 2 / 4 |
ベースクロック | 4.0GHz | 3.5GHz |
ターボクロック | - | - |
オーバークロック | × | ◯ |
L3キャッシュ | 4MB | 4MB |
メモリ規格 | DDR4-2666 | DDR4-2666 |
内蔵GPU | UHD Graphics 610 | Radeon Vega 3 Graphics |
グラフィック周波数 | 1050 MHz | 1100 MHz |
CPUクーラー | ◯ | ◯ |
TDP | 58W | 35W |
定価 | $64 | $49 |
搭載PC価格 | 41,480円~ | 49,800円~ |
発売日 | 2020年5月26日 | 2019年11月23日 |
L3キャッシュやメモリ規格は同じです。内蔵GPUの性能についてもほぼ同等ですが、Athlon 3000Gの方が少しだけ高いです。Athlon 3000GもCPUクーラー同梱です。消費電力が35Wとかなり抑えられているのは魅力です。定格は$49とPentium Gold G6400よりも$15安いです。現時点では搭載モデルの価格はAthlon 3000Gの方が高くなっています。
Pentium Gold G6400ってどんなCPUなの?
CPU性能はCore i3シリーズよりワンランク落ちる
Pentium Gold G6400は、Intel製CPUの中でもエントリークラスに位置します。どうしても上位のCore iシリーズとは壁があります。ここを超えるかどうかでパフォーマンスに大きな差が生まれます。価格差を考えるとCore i3シリーズの方がコストパフォーマンスは高いと言えるかもしれません。
+7,000円でワンランク上のCPU性能が手に入るということになります。テレワークでの使用を考えているならCore i3シリーズがおすすめです。Pentium Gold G6400はあくまでもライトユーザー向けです。性能に関して過度な期待をしないようにしましょう。
税抜7,000円前後で購入できる安価なモデル
Pentium Gold G6400は価格の安さが最大の特徴です。スペックは2コア4スレッドとデスクトップ向けCPUとしては一番下になります。税抜7,000円前後で購入できるので、安価なBTOパソコンの購入を考えている方や自作PCを作りたいと考えている方に支持されています。
省電力性が高く電源ユニットやPCケースなどのコストを抑えることができます。水冷CPUクーラー同梱というのも嬉しいですね。今後ここから大きく価格が下がる可能性が低く購入しやすいモデルだと思います。前のPentium Gold G5420の中古価格も同じぐらいです。性能的にそれほど差があるわけではないので、仕方がないところだと言えます。
Pentium Gold G6400のベンチマーク検証
Cinebench R15
PCMARK 10
Excel Monte Carlo Simulation
Pentium Gold G6400搭載のおすすめBTOパソコン
IdeaCentre AIO350i(Lenovo)
価格:92,180円(税込)
CPU:Pentium Gold G6400T
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:DDR4 4GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
Lenovo IdeaCentre 550i – グレー(Lenovo)
価格:38,491円(税込)
CPU:Pentium Gold G6400
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:DDR4 4GB
SSD:非搭載
HDD:1TB
STYLE-S046-P64-UHS-U(パソコン工房)
価格:43,980円
CPU:Pentium Gold G6400
GPU:UHDグラフィックス610
メモリ:DDR4 8GB
SSD:480GB
HDD:非搭載
当記事のまとめ
当記事では、Pentium Gold G6400の性能スペック及び搭載BTOパソコンの紹介しました。Pentium Gold G6400はIntel製CPUの序列で最も最下層に位置するCPUとなっています。2コア4スレッドで、定格クロック4.0GHzと控え目な性能です。価格が$64と安価なのが最大の特徴です。
ネット閲覧・動画視聴・Skypeなどがメインとなる方向けのCPUです。負荷の掛かる作業は苦手としていることは理解しておきましょう。RAW現像・マンガ制作・WEBデザインなどを考えているならCore i3-10100以上がおすすめです。
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