当記事では、マウスコンピューターが販売している「mouse K5 (プレミアムモデル)」のレビューをまとめています。CPUはIntel第十二世代のCore i7-12650Hを、グラフィックボードはGeForce MX550を搭載しています。長らくCPUには二世代前のCore i7-10750Hが採用されていましたが、ここに来てリニューアルされました。60%以上も処理性能が向上しています。
グラフィックボード搭載+メモリ容量が32GBと余裕があるため特にクリエイターの方におすすめです。当然その分価格が高いため予算に余裕がある方向けです。キャンペーン時には多少安く購入できると思います。メモリ16GBで価格の安い「mouse K5」も人気です。定価で言えば二万円安いです。
目次
mouse K5 (プレミアムモデル)のスペック
ブランド | マウスコンピューター |
製品名 | mouse K5 (プレミアムモデル) |
価格 | ・通常時 179,800円(税込) ・キャンペーン時 149,800円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ |
本体重量 | 約1.97kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.0時間 |
CPU | Core i7-12650H |
グラフィックボード | GeForce MX550 |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
SSD | 1TB NVMe |
HDD | 非搭載 |
備考 | 光学ドライブ無し |
おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
おすすめカスタマイズ
ここではmouse K5 (プレミアムモデル)のおすすめカスタマイズを紹介しています。mouse K5 (プレミアムモデル)は構成も充実していて本体のカスタマイズはそれほど重要度が高いわけではありません。周辺機器と考えた方がよいかもしれません。Amazonなどで購入することもできます。そちらの方が幅広い選択肢が選べますし、価格が安いというメリットがあります。
光学ドライブ(外付け) ★★☆☆☆
ノート用クーラー ★★★☆☆
mouse K5 (プレミアムモデル)の性能
用途別
デイトレ | 動画視聴 | 実況 | CAD | DTM | マンガ | デザイン |
◎ | ☆ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◯ |
RAW現像 | 動画編集 | Skype | 動画投稿 | ビジネス | ゲーム | デュアル |
◎ | ◎ | ☆ | ◯ | ◎ | △ | ◎ |
グラフィックボードを搭載しているためCPU内蔵グラフィックスに比べて3Dグラフィックスの取り扱いにも長けています。ただし、大規模な3D CADやゲームプレイなどになるとやや厳しくなります。特にゲームプレイはほとんど対応できないと考えて間違いありません。解像度を下げてかつ設定を下げる必要が出てきます。WEBデザインなどの3Dアプリケーションであれば対応可能です。性能についてはしっかり理解しておくことが大切です。
Core i7-12650H
競合モデルであるRyzen 7 6800Hに近いパフォーマンスを発揮します。ノートパソコンでエンコード・動画編集・RAW現像などの作業での使用を考えるなら選択肢に入れても良いCPUだと言えます。このモデルに関してはメモリ容量に余裕があることもプラスに働きます。
GeForce MX550
mouse K5 (プレミアムモデル)を選ぶ3つの理由
メモリ容量32GBと余裕があるから
mouse K5(32GBモデル)の最大の特徴はメモリが32GBと大容量なことです。一般的なモデルに搭載されている容量の数倍になっています。これだけの容量があることによって、動画編集・RAW現像などメモリ負荷の掛かる作業がより快適になります。
メモリ消費量が大きいと言われているChromeブラウザなどの使用にもメリットがあります。タブをいくつも開いてしまう癖のある方は必見です。動画編集アプリケーションとの並行作業も容易です。特に現在の作業で重く感じてしまう方はぜひチェックしてくださいね。タスクマネージャーからメモリ消費量を確認して100%に近いならメモリの容量不足の可能性が高いです。
メモリ容量に余裕があることでより効率的にCPUが処理できるようになります。CPU性能については排熱や価格面を考慮するとこれ以上高性能なモデルを搭載することが現実的ではないので、メモリ容量を増やすのがPC作業の安定感を高めるのにベストな選択だと思います。
GeForce MX550搭載の珍しいモデルだから
mouse K5 (プレミアムモデル)ではグラフィックスにGeForce MX550を搭載しています。CPU内蔵グラフィックスよりもパフォーマンスが高いエントリークラスのグラフィックボードです。このGeForce MX550は魅力的なモデルですが、搭載モデル自体はほとんど選択肢がありません。同じマウスコンピューターで販売されているmouse K5ぐらいだと思います。
上位モデルであるGeForce RTX 3050 LaptopやGeForce GTX 1650 Laptopとの差別化が難しいのも事実です。その中でもコストパフォーマンスに優れたmouse K5 (プレミアムモデル)は魅力的なモデルだと言えます。特にセール・キャンペーン中ならお買い得感があります。Photoshop・Illustratorなどで3Dグラフィックス処理性能が必要になる場合に強みになります。GTX 1650ほどの性能が必要ではないという方にとっては第一候補になるでしょう。
充実の構成でカスタマイズが不要だから
当該モデルについては初期構成が充実しているためカスタマイズを考える必要がありません。このままの構成で十分オールラウンドに対応することができます。実際カスタマイズの項目も限定的でこのまま購入しても良いと思います。
メモリ32GBに加えて、SSD 1TB NVMeという構成は強力です。ノートパソコンでこれだけの構成を持つモデルはほとんどありません。これだけでも優位性のあるモデルに仕上がっています。このクラスのモデルを探している方なら購入して後悔することはないと思います。
mouse K5 (プレミアムモデル)の弱み
初心者の方にはやや選びにくい
構成が充実していてカスタマイズをしなくても良いというのは初心者の方にとっても魅力的だと思います。一方で、メモリ容量32GBと構成が良すぎるのも扱いにくさに繋がる可能性があります。グラフィックボードやCPUに比べてメモリ容量を増やすメリットを理解しにくいからです。
それでもノート向けモデルとしてはCPU性能が発売当時ではほぼアッパーであることを考えてもメモリを増やすこと自体は賢明な選択肢になります。これ以上CPU性能を上げると価格も一気に跳ね上がりますし、排熱の問題から本体も大きくなってしまって持ち運びがしにくくなってしまいます。負荷の高い作業を行いたいと考えているクリエイターの方なら32GBを選択するメリットは大きいです。
どのような用途でのパソコン使用を考えているのか、普段からメモリ不足に悩んでいるのかなどを基準に判断するとわかりやすいと思います。なんとなくで選んでしまうと無駄にコストが掛かってしまうことになりますので推奨しません。必ずあなた自身の環境を理解してから判断してください。
キャンペーンがないと価格が高い
mouse K5 (プレミアムモデル)は、通常価格が税込179,800円とかなり高めです。メモリ容量が32GBと大容量とはいっても、上位モデルのGTX 1650 LaptopやRTX 3050 Laptop搭載モデルを選択できるほどです。いくら構成が充実してもパフォーマンス面で上回るモデルがあるなら厳しい戦いになります。キャンペーン時であれば価格がしっかりと抑えられている分選びやすいです。
当該モデルについてはセール&キャンペーンを待った方が良いでしょう。10,000円以上の割引を見込めます。それ以上の値下げが行われるのであれば間違いなく買いの一台だと言えます。コストパフォーマンスの高さが光るモデルとなり得ます。CPU・GPU・メモリ・ストレージ・m-Bookブランド全てを考慮すれば割安であることは間違いありません。サポートも充実していますね。普段からこのぐらいの価格帯であればいいのですが…
Dell G15 ゲーミング ノートPCと比較
メーカー | マウスコンピューター | Dell |
---|---|---|
型番 | mouse K5 (プレミアムモデル) | Dell G15 ゲーミング ノートPC |
価格 | 149,800円(税込) | 159,980円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 無料 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz |
重量 | 約1.97kg | 約2.52kg |
CPU | Core i7-12650H (10コア16スレッド) | Core i7-12700H (14コア20スレッド) |
GPU | MX 550 | RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 1TB | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ | ★★★★★★★★★☆ |
公式 | 公式 | 公式 |
Dell G15 ゲーミング ノートPCはCPUにCore i7-12700Hを搭載しています。Core i7-12650Hの上位モデルで10%程度性能が高いです。Core i7-12650HよりもEコアが4コア多いです。グラフィックスにはAmpere世代のエントリークラスであるRTX 3050 Laptopを搭載しています。GeForce MX350と比べて3倍以上の処理性能を持っています。RTX 3050 Laptopならゲームプレイにも対応できます。
メモリ16GB、SSD 512GBと構成は平均的です。メモリ規格がDDR5-4800なのは評価できます。mouse K5 (プレミアムモデル)の方が構成は充実していますね。やはり性能差が大きくDell G15 ゲーミング ノートPCを選ぶべきではないかと思います。パソコンでできることがぐっと広がります。
mouse K5 (プレミアムモデル)シリーズケースレビュー
正面
狭額縁デザインを採用していて視認性が高いです。本体重量も2.0kgを切っていてポータブル性が高いのが魅力です。デザインも落ち着いていてオシャレですね。WEBカメラ・マイク内蔵でWEB会議にも使用することができます。
天板
マウスコンピューターのブランドロゴがど真ん中に印字されています。ここは好みが分かれてしまうかもしれません。何もない方が好きだという方も多いでしょう。
キーボード
テンキー付きのキーボードを採用しています。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmとノートパソコンとしては余裕があります。男性の方でも窮屈さを感じることはないでしょう。
両側面
本体左側にはUSB 3.0端子 Type-A×1、USB 2.0端子 Type-A×1、マイク端子・ヘッドホン出力端子が配置されています。本体右側にはカードリーダー、USB 3.1端子 Type-C×1、USB 3.0端子Type-A×1、ネットワーク端子が配置されています。USB PowerDeliveryには対応していません。
奥側
本体奥側にはUSB 3.1端子 Type-C×1、HDMI端子×1、Mini DisplayPort端子×1、電源端子×1が配置されています。最大3画面での出力が可能です。
mouse K5 (プレミアムモデル)の口コミまとめ
旧モデルの口コミも含みます。
購入年:2022年 使用目的:動画編集
10年以上使っていたノートパソコンからの買い替えで、以前から興味があったMOUSEをチョイスしました。
自宅のwi-fiルーターをwi-fi6にしたのをきっかけに、使いこなせないのは分かっていても少しでもいいものをと思いmouse K5 [ Windows 11 ]にしました。
画面サイズはいぜんのPC と同じでもとてもスリムな印象でとても気に入っています。もちろんサクサクで優越感に浸っています。
ただ、F2/F3/2/3辺りのキータッチがほかのキーと違って、凹みを感じるタッチ感で、初めて叩いた時にチープな印象を持ちました。
購入年:2021年 使用目的:動画編集
動画編集をする機会が増えたのでこのモデルを購入しました。セール中でかなりお得だったので良かったです。重い映像ファイルでもさくさく編集ができます。SSD 512GB NVMeなのもポイントが高いです。
購入年:2020年 使用目的:特になし
持ち運びをメインに考えて選びました。15.6インチで持ち運びがしやすくかつ実用性も高いというのが気に入っています。スペック不足に悩むことはありませんね。
当記事のまとめ
当記事では、マウスコンピューターの「mouse K5 (プレミアムモデル)」の性能スペックについてまとめました。メモリ32GBと大容量なのがポイントです。より負荷の掛かる作業に対応しやすくなります。CPUにはCore i7-12650Hを、グラフィックボードにはGeForce MX550を搭載しています。Core i7-12650Hは現行モデルで10コア16スレッドと高スペックです。6つのPコアと4つのEコアを搭載しています。
外部グラフィックボードを搭載していることから3D処理能力も高めでクリエイターの方にもおすすめしやすいです。負荷の掛かる作業でも安定してこなすことが約束されます。価格的にはやや高いのでセールやキャンペーンを待った方がよいかもしれません。最新モデルながら数万円単位での割引を見込めます。マウスコンピューターのモデルにこだわりがないなら他社メーカーのモデルもチェックしておくと良いですね。
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