corei7-13700

管理人管理人

当記事では、Core i7-13700の性能スペック及び搭載BTOパソコンについて紹介しています。Core i7-12700の後継モデルでIntel第十三世代の倍率ロックモデルが発売されました。ゲームプレイから動画編集・動画エンコードまでオールラウンドに対応できる性能が魅力です。16コア24スレッドとスペックが高くなった分だけ消費電力が高くなったのは仕方がないところですね。

すでに各BTOメーカーからCore i7-13700搭載BTOパソコンが発売されています。旧世代のCore i7-12700搭載モデルも併売されていてまだまだ割高感があります。価格差以上に性能が高くなっているのでコストパフォーマンス自体は悪くありませんが、Core i7-12700の後継モデルとして見れば価格が下がる余地があります。適正価格になるにはもう少し時間が掛かるのではないかと思います。

(+) 16コア24スレッドと大幅スペックアップ
(+) ゲームから動画編集までオールラウンドに対応可能
(-) 省電力性はRyzenシリーズに劣る
(-) 搭載BTOパソコンの価格はまだ高め

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Core i7-13700の基本スペック

世代第13世代
アーキテクチャRaptor Lake
コア/スレッド数16(8+8) / 24(16+8)
定格クロック(P)2.10 GHz
最大クロック(P)5.20 GHz
定格クロック(E)1.50 GHz
最大クロック(E)4.10 GHz
内蔵グラフィックスUHD Graphics 770
L2キャッシュ24MB
L3キャッシュ30MB
PBP65W
MTP219W
価格$384
発売日2023年01月04日

目次

Core i7-13700のおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Core i7-13700は、オールラウンド性の高いモデルだと言えます。動画編集・動画投稿・RAW現像・マンガ制作・デイトレ・WEBデザイン・DTMとクリエイター作業にも余裕があります。物理コアが24コアと多いのは魅力です。ゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADはGPU依存度が高い用途ですが、CPUについてはCore i7-13700の性能があれば問題となることはないでしょう。デュアル環境構築・動画視聴・デイトレ・Skype・ビジネスなどの用途だけであればオーバースペックです。これらの用途だけであれば下位モデルでも良いと思います。

Core i7-13700のスペック比較

Intel製CPUと比較

Core i7-13700Core i7-12700Core i9-12900
コードネームRaptor LakeAlder LakeAlder Lake
プロセス10nm10nm10nm
トランジスタ数---
ダイサイズ257 mm²215 mm²215 mm²
トータルコア数161216
トータルスレッド数242024
Pコア(スレッド)8(16)8(16)8(16)
Eコア(スレッド)8(8)4(4)8(8)
定格クロック(P)2.1 GHz2.1GHz2.4 GHz
最大クロック(P)5.2 GHz4.8GHz5.1 GHz
定格クロック(E)1.5 GHz1.6GHz1.8 GHz
最大クロック(E)4.1 GHz3.6GHz3.8 GHz
オーバークロック×××
L2キャッシュ24MB12MB14MB
L3キャッシュ30MB25MB30MB
メモリタイプDDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 770UHD Graphics 770UHD Graphics 770
PCI-ExpressGen 5Gen 5Gen 5
TDP65W65W65W
PPT219W180W202W
価格
(実売価格)
$384
(57,970円)
$373
(49,002円)
$538
(69,860円)
発売日2023年01月04日2023年01月04日2023年01月04日
Core i7-13700は、Alder Lake世代のCore i7-12700と同じ10nmプロセスを採用しています。ダイサイズが20%大きくなっているのは、Eコアが最大16コアまで増えたこととL2キャッシュ容量が増えたことによるものです。12コア20スレッドから16コア24スレッドへとスペックが高くなった分はEコアが4コア増えた分となります。

Pコアの定格クロックは2.1GHzと共通ですが、最大クロックは5.2GHzへと9%高くなりました。Eコアについても定格クロックこそ0.1GHz低くなっていますが、最大クロックは14%高くなっています。4.1GHzまで到達しました。Core i7-13700も倍率ロックモデルでオーバークロックには非対応です。

L2キャッシュ容量が倍増の24MBとなりました。L3キャッシュは20%アップの30MBです。メモリタイプもDDR5-4800からDDR5-5600へとより高クロックなモデルもサポートしています。CPU内奥グラフィックスはUHD Graphics 770と共通です。TDPは65Wと変わっていませんが、PPTは22%高く219Wとなります。価格差は$11です。国内の販売価格では9,000円程度の差があります。

Alder Lake世代の上位モデルであるCore i9-12900に近いスペックを持っていることがわかります。どちらも16コア24スレッドというスペックです。定格クロックはCore i9-12900の方が高いですが、最大クロックはCore i7-13700の方が高くなっています。L2キャッシュはCore i7-13700の方が71%多く24MBとなります。メモリタイプなども最新モデルの方が優遇されています。

PCI-ExpressはGen 5と変わりありません。TDPは65Wと共通ですが、PPTはCore i7-13700の方が8%程度高いです。最大クロック周波数が高いことを考えると仕方ないですね。Core i9-12900の価格は$538とCore i7-13700よりも$154高いです。実売価格でもCore i9-12900の方が11,890円高いです。基本的にはCore i7-13700の方が性能が高くコスパに優れています。

AMD製CPUと比較

Core i7-13700Ryzen 7 7700X
コードネームRaptor LakeZen 4
トランジスタ数-65.7億
プロセス10nm5nm
ダイサイズ257 mm²70 mm²
I/Oプロセス-6nm
I/Oダイサイズ-124.7 mm²
トータルコア数168
トータルスレッド数2416
Pコア(スレッド)8(16)8(16)
Eコア(スレッド)8(8)-
定格クロック(P)2.1 GHz4.5 GHz
最大クロック(P)5.2 GHz5.4 GHz
定格クロック(E)1.5 GHz-
最大クロック(E)4.1 GHz-
オーバークロック×
L2キャッシュ24MB8MB
L3キャッシュ30MB32MB
メモリタイプDDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-5200
CPU内蔵グラフィックスUHD Graphics 770Radeon Graphics
PCI-ExpressGen 5Gen 5
TDP65W105W
PPT219W142W
価格
(実売価格)
$384
(57,970円)
$399
(46,980円)
発売日2023年01月04日2022年09月27日
同価格帯のAMD Ryzen 7 7700Xと比較していきます。Ryzen 7 7700Xのトランジスタ数は65.7億です。CPUダイのプロセスは5nmでダイサイズは70m㎡です。I/Oダイのプロセスは6nmで、I/Oダイサイズは124.7m㎡となっています。二つのダイを合わせるとダイサイズは194.7m㎡となります。Core i7-13700が257m㎡なので、Ryzen 7 7700Xの方が25%程度小さいことがわかります。

Ryzen 7 7700Xは8コア16スレッドというスペックです。全てPコア相当でPコアの数自体はCore i7-13700と同じです。Core i7-13700では8つのEコアを搭載していてトータルコア・スレッド数は16コア24スレッドと驚異的です。Pコアの定格クロックはRyzen 7 7700Xの方が215%高く、最大クロックもRyzen 7 7700Xの方が4%高いです。Ryzen 7 7700Xはオーバークロックに対応しています。

L2キャッシュはCore i7-13700は3倍の24MBと大容量です。一方で、L3キャッシュはRyzen 7 7700Xの方が7%多く32MBとなります。Ryzen 7 7700XはDDR5メモリのみのサポートです。CPU内蔵グラフィックスにRadeon Graphicsを搭載しています。TDPはRyzen 7 7700Xの方が60%高いですが、PPTはCore i7-13700の方が54%高いです。価格差は$15でCore i7-13700の方が安いです。実売価格ではRyzen 7 7700Xの方が10,990円安いです。

Core i7-13700ってどんなCPUなの?

Alder Lake世代のCore i9と同等のスペックを誇る

corei7-13700benchmark

Core i7-13700は、Intel第十三世代において非常に性能の高いCPUです。Alder Lake世代のフラグシップモデルであるCore i9-12900Kと同じ16コア24スレッドというスペックを持ち高いパフォーマンスを発揮します。倍率ロックモデルでも性能は高く、現在のラインナップで見れば上位五位以内に入っているということです。動画編集・動画エンコード・画像編集などのクリエイター作業にも最適です。

旧世代のCore i7-12700よりも27%もパフォーマンスが向上しています。Core i7-12700からの買い替えでもメリットがあります。Eコアが倍増となったインパクトは大きいですね。同価格帯の競合モデルであるRyzen 7 7700Xよりも23%もパフォーマンスが高いです。やはり8コア16スレッドのCPUでは仕方ないですね。その上位モデルである12コア24スレッドのRyzen 9 7900Xの方が性能的には近いです。一世代前のフラグシップモデルで16コア32スレッドのRyzen 9 5950Xを上回っているのは素晴らしいですね。

省電力性はRyzen 7000シリーズに及ばない

Core i7-13700は、Raptor Lake世代のラインナップの中では比較的消費電力が抑えられています。それでも、競合のRyzen 7000シリーズ(Ryzen 7 7700X, Ryzen 7 7700 etc.)と比べると省電力性に劣ります。5nmプロセス(CPUコアダイ)・6nmプロセス(I/Oダイ)を採用しているRyzen 7000シリーズには完敗です。10nmプロセスのCore i7-13700ではなかなか厳しい戦いとなります。

アーキテクチャをそのままにEコア倍増及びL2キャッシュ増量を行った結果です。従来モデルのCore i7-12700と比べても20%程度消費電力が高くなっています。もっともCPUの消費電力が20%上がったからといって選択する電源ユニットなどを大きく変更する必要はありません。システム全体に占める割合はグラフィックボードの方が大きいからです。

搭載モデルの価格がまだ高い

Core i7-13700を搭載したモデルは主要BTOメーカーから販売されていますが、いずれのモデルも割高感があります。旧世代のCore i7-12700搭載モデルが併売されていることを考えると仕方がないことだといえます。Core i7-12700搭載モデルよりも二万円~三万円程度価格が高いです。単体のCPUの価格を見るとCore i7-13700が$384で、Core i7-12700が$373です。

つまり、基本的には将来的には搭載BTOパソコンも同等の価格で販売されるはずです。急ぎで購入する必要がないのであればもう少し待ってから購入を検討しても良いでしょう。少なくとも今の価格から数万円単位での割引がない限りコストパフォーマンスは低めです。春が来る前には安くなるはずです。

Core i7-13700のベンチマーク

現在データを収集中です。

Core i7-13700搭載のおすすめBTOパソコン

STYLE-S06M-137-UHX(パソコン工房)

STYLE-S046-P64-UHS-U価格:127,800円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:400W 80PLUS BRONZE

公式
パソコン工房からはスリムタワーモデルが販売されています。省スペース性を重視したい方は必見です。Core i7-13700を搭載していることでできることの幅は広いです。ウェブブラウジング・動画編集・画像編集などの作業を考えている方におすすめです。グラフィックボードは非搭載でグラフィックスはUHD Graphics 770となります。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GB NVMeという構成です。電源ユニットは400W BRONZEを採用しています。

AeroStream RM7J-C230/B(TSUKUMO)

AeroStream RA5JG180T価格:132,800円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE

公式
AeroStreamはTSUKUMOのビジネス向けブランドです。ミニタワーケースを採用しています。Core i7-13700搭載モデルとして相場と言える価格帯です。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GB NVMeという構成です。電源ユニットは550W BRONZEを採用していて必要十分です。

Monarch GE 第13世代Core搭載(サードウェーブ)

Monarch GEsyoumen価格:139,980円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:UHD Graphics 770
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE

公式
サードウェーブからもCore i7-13700を搭載したビジネスPCが販売されています。税込139,980円と価格が高めです。Intel第十二世代のCore i7-12700を搭載した「Monarch GE」が117,980円で販売されているため22,000円高くなっているということです。性能的には価格差以上の差があるので極端にコスパに劣ることはありませんが、将来的には11万円台まで価格が下がる可能性は高いです。

raytrek 4CXF 第13世代Core搭載(サードウェーブ)

raytrek 4CXF価格:234,980円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD

公式
サードウェーブのクリエイターブランドからもCore i7-13700Fを搭載したモデルがリリースされています。グラフィックボードを搭載しているのでCPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i7-13700Fが選択されています。グラフィックスのGeForce RTX 3070は、Ampere世代のハイクラスのモデルで幅広いクリエイター作業にも対応可能です。動画編集・動画エンコード・ゲームプレイなどの用途において強みを発揮します。raytrek 4Cシリーズはケースデザインが一新されてより洗練されています。高級感のあるデザインがおしゃれですね。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Core i7-13700の性能スペック&搭載BTOパソコン紹介について紹介しています。Core i7-12700の後継モデルで12コア20スレッドから16コア24スレッドとスペックが引き上げられました。Alder Lake世代のフラグシップモデルであるCore i9-12900Kよりも高い性能を持っています。Eコア倍増とL2キャッシュ容量の増量がハイライトです。純粋なCPU処理性能だけではなく、ゲーミング性能も向上しています。

搭載BTOパソコンのラインナップも増えて来ました。まだまだ価格が高めですが、もう少し時間が経ってCore i7-12700搭載モデルが市場からなくなればCore i7-13700搭載モデルの価格も下がってくるでしょう。Core i9-12900Kよりも高い性能を持つCPUが、Core i7-12700+αの価格で購入できると考えると多少高くても問題はないかもしれませんね。

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