New Inspiron 14 2-in-1 Intel

管理人管理人

当記事では、Core i3-1215Uの性能スペック及び搭載BTOノートパソコンについて紹介しています。Intel第十二世代Core iシリーズのエントリークラスモデルです。省電力モデルであるCore i3-1115G4の後継モデルです。Alder Lake世代になってハイブリッドコアアーキテクチャが採用されています。

Core i3-1215Uも6コア(2+4)8スレッドと従来モデルよりもスペックが引き上げられました。性能的に従来モデルのCore i5-1135G7に匹敵するほどの高い性能を発揮します。価格を抑えながらある程度の性能が担保されます。より高い性能を期待するならUシリーズとHシリーズの間であるCore i3-1220Pも選択肢に入ります。

Core i3-1215Uの基本スペック

世代第12世代
開発コードAlder Lake
コア/スレッド数6(2+4) / 8
クロック周波数(P)1.20 GHz
ブーストクロック(P)4.40 GHz
クロック周波数(E)0.90 GHz
ブーストクロック(E)3.30 GHz
内蔵グラフィックスIris UHD Graphics
PBP15W
MTP55W
価格$281
発売日2022年02月23日

目次

Core i3-1215Uのおすすめ用途

デュアル動画視聴動画編集動画投稿RAW現像マンガ ゲーム 
dulamonitor
dougahaisin

video_hensyu
youtubervirtual


gamedeveloper
×
デイトレ実況デザインDTM SkypeCAD ビジネス
kabufx
gamejikkyouwomen
×
webdesign

tvdenwa
cad
businessperson
Core i3-1215Uは、Core i3シリーズながら6コア8スレッドとまずまずのスペックを持つCPUです。コアが増えたことで動画編集・動画投稿・WEBデザインなどの用途でも使用可能です。デュアル環境構築・動画視聴・Skype(WEB会議)などではかなり余裕があります。もちろん現行の上位モデルと比べるとパフォーマンスは劣りますが、従来モデルのCore i3-1115G4とは大きな差があります。グラフィックボード性能は低くゲームプレイ・ゲーム実況・3D CADには不向きです。外部グラフィックボードを搭載したモデルも販売されていません。

Core i3-1215Uのスペック比較

Intel製CPUと比較

i3-1215Ui5-1235Ui3-1115G4
コードネームAlder LakeAlder LakeTiger Lake
プロセス10nm10nm10nm
コア/スレッド6(2+4) / 810(2+8) / 122/4
ベースクロック(P)1.20 GHz1.30 GHz3.00 GHz
ターボクロック(P)4.40 GHz4.40 GHz4.10 GHz
ベースクロック(E)0.90 GHz0.90 GHz-
ターボクロック(E)3.30 GHz3.30 GHz-
L3キャッシュ10 MB12 MB6MB
内蔵GPUUHD GraphicsIris Xe GraphicsIris Xe Graphics
GPU EUs648048
グラフィックス周波数1.10 GHz1.20 GHz1.25 GHz
メモリ規格LPDDR5-5200
DDR5-4800
LPDDR4x-4267
DDR4-3200
LPDDR5-5200
DDR5-4800
LPDDR4x-4267
DDR4-3200
LPDDR4x-4267
DDR4-3200
PBP15W15W12W-28W
MTP55W55W-
単体価格$281$309$309
搭載PC価格85,690円~102,090円~64,980円~
発売日2022/02/232022/02/232020/09/02
Core i3-1215Uは、Alder Lake世代のCPUです。従来モデルのCore i3-1115G4と同じ10nmプロセスを採用しています。コア/スレッドから2コア4スレッドから6コア8スレッドへと大幅にスペックが高くなりました。Core i3-1215Uはいわゆるハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて2つのPコアと4つのEコアが搭載されています。

Core i3-1115G4と比べるとベースクロックは60%低くなっていますが、ターボクロックは7%引き上げられています。Core i3-1215Uにはもう一つのコアであるEコアが搭載されていてベースクロックは0.90GHz、ターボクロックは3.30GHzとなっています。L3キャッシュは66%増えて10MBです。Core i3-1215Uでは内蔵GPUはUHD Graphicsを搭載しています。GPU実行ユニットが33%増えて64となります。グラフィックス周波数は11%ダウンです。

Core i3-1215UではLPDDR5-5200やDDR5-4800などの上位規格のメモリをサポートしています。ただし、Core i3-1215Uの特性上LPDDR4やDDR4が採用されることが多いです。PBPは15WでMTPは55Wです。価格は6%低く$281です。搭載PC価格は85,690円~となっています。旧世代に当たるCore i3-1115G4では搭載モデルが64,980円~と安価です。

同じAlder Lake世代の上位モデルであるCore i5-1235Uと比較していきます。コア/スレッドが10コア12スレッドとさらに高いスペックを持っています。2つのPコアと8つのEコアが搭載されています。PコアのベースクロックはCore i5-1235Uの方が9%高く、ターボクロックは4.4GHzと同じです。Eコアのベースクロックはどちらも共通ですね。

L3キャッシュはCore i5-1234Uの方が20%多く12MBです。Core i5-1235Uになると内蔵GPUがIris Xe Graphicsへと強化されます。GPU実行ユニットが25%増えて80となります。グラフィックス周波数も10%高いです。メモリ規格・PBP/MTPは共通です。Core i3-1215Uとの価格差は$28です。搭載PC価格は20,000円程度の差があります。メモリやストレージなどが充実していることもあって価格差が大きくなります。

AMD製CPUと比較

Core i3-1215URyzen 3 5300U
コードネームAlder LakeZen 2
(Lucienne)
プロセス10nm7nm
コア/スレッド6(2+4) / 84 / 8
ベースクロック(P)1.20 GHz2.60 GHz
ターボクロック(P)4.40 GHz3.80 GHz
ベースクロック(E)0.90 GHz-
ターボクロック(E)3.30 GHz-
L3キャッシュ10 MB4MB
内蔵GPUUHD GraphicsRadeon Graphics
GPU EUs646
グラフィックス周波数1.10 GHz1.50 GHz
メモリ規格LPDDR5-5200
DDR5-4800
LPDDR4x-4267
DDR4-3200
LPDDR4-4266
DDR4-3200
PBP15W15W
MTP55W25W
単体価格$281-
搭載PC価格85,690円~66,900円~
発売日2022/02/232021/01/12
AMDのRyzen 3 5300Uと比較していきます。Ryzen 3 5300Uは、Zen 2アーキテクチャを採用したAPUです。5000番台となっていますが、世代的には一つ前ということになります。7nmプロセスを採用していてCore i3-1215Uの10nmプロセスよりもさらに一段階小さいです。プロセスの微細化はコスト削減やパワー効率向上など大きなメリットがあります。

Ryzen 3 5300Uは、4コア8スレッドというスペックです。Core i3-1215Uで言うところのPコアが4つということになりますので、パフォーマンス的にはRyzen 3 5300Uの方が分がありそうです。Core i3-1215UはいかにEコアを活かせるかがポイントとなりますね。PコアのベースクロックはRyzen 3 5300Uの方が2.1倍高く、ターボクロックはCore i3-1215Uの方が16%高いです。

L3キャシュはCore i3-1215Uの方が2.25倍多いです。内蔵GPUはどちらも搭載となっています。GPU実行ユニット(EUs)数の数はアーキテクチャが異なりますのでスペックだけでの比較は難しいです。性能的には同等だと考えて良いと思います。Core i3-1215Uは新しいモデルということもあってLPDDR5-5200やDDR5-4800などの上位規格に対応しています。

PBPは15Wと共通です。MTPはCore i3-1215Uの方が2倍以上と高くなっています。搭載モデルの価格を見るとRyzen 3 5300Uの方が20,000円近く安価です。コストパフォーマンスの高さではRyzen 3 5300Uに及びません。

Core i3-1215UってどんなCPUなの?

従来モデルのCore i5シリーズに近い性能を持つ

corei3-1215ubenchmark

Core i3-1215Uは、従来モデルのCore i3-1115G4よりも48%程度高い処理性能を持つCPUです。2コア4スレッドから6コア8スレッドと大幅にスペックが引き上げられたのがパフォーマンスにそのまま影響を与えています。二世代前のCore i3-1005G1と比べると実に80%以上も性能が高くなりました。

上位モデルであるCore i5-1135G7に近い性能ということになります。4コア8スレッドのRyzen 5 5300Uに並びました。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用しているのは大きな強みです。動画編集や画像編集などこれまで対応が難しかった用途への適性も上がっています。

税込8万円台から搭載モデルを購入できる

Core i3-1215Uの魅力は価格が安いことでしょう。搭載モデルは税込8万円台から購入できます。上位モデルのCore i5-1235Uが10万円台からなのでお得感がありますね。ただし、Core i5-1235U搭載モデルの場合は構成が充実していることもあって実質の価格差はそれほど大きいわけではありません。Core i3-1215Uのコストパフォーマンスが高いわけではありません。

Core i3-1215U搭載モデルの購入を考えている方はもう少し予算を増やすだけでワンランク性能の高いCore i5-1235U搭載モデルが購入できます。また、競合モデルであるRyzen 3 5300U搭載モデルなら6万円台で購入できます。用途によってはCore i3-1215Uの方がパフォーマンスが高いものの価格差を考えると納得できるのではないかと思います。

Core i3-1215Uのベンチマーク

Cinebench R23

Cinebench R20corei3-1215ucinebenchr23

Cinebench R23でのパフォーマンスを見ていきます。従来モデルのCore i3-1115G4よりもマルチスレッド性能が69%高く、シングルスレッド性能も22%高いです。シングルスレッド性能はCore i5-1135G7でさえも上回っています。Ryzen 3 5300Uよりもマルチスレッド性能は5%程度低いですが、シングルスレッド性能は36%も高いです。

PCMark 10

pcmark10corei3-1215u-pcmark10

PCMARK 10は、WEBブラウジング・WEB会議・文書作成/表計算使用などのアプリケーション性能を測るベンチマークソフトです。どちらかというとシングルスレッド性能が重要です。従来モデルのCore i3-1115G4よりも49%高く、Ryzen 3 5300Uよりも38%高いです。Coore i5-1135G7と同等のパフォーマンスを発揮します。なお、バランス型のCore i3-1220P(10コア12スレッド)になると10%弱高いパフォーマンスを得られます。

Handbrake

dougahensyuucorei3-1215u-handbrake

動画のエンコードに掛かる時間を計測しています。数値が少ない方が高性能ということになります。Core i3-1115G4よりも45%パフォーマンスが高いです。ハイブリッドコアアーキテクチャが得意とする分野と言えるかもしれません。Core i7-1165G7やCore i5-1135G7でさえも圧倒しています。Ryzen 3 5300Uと同等の性能ということになります。

Core i3-1215U搭載のおすすめBTOノートパソコン

New Inspiron 15 3000 Intel 【即納】スタンダード(Dell)

Inspiron 15 3000 Intel価格:119,500円(税込) 85,690円(税込)
CPU:Core i3-1215U
GPU:Intel Iris Xe Graphics
メモリ:DDR4-2666 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載

公式

Core i3-1215U搭載モデルの最安値クラスの一台です。クーポン利用で税込85,690円で購入できます。15.6インチディスプレイを搭載していて持ち運びも行いやすいです。本体重量は約1.65kgと軽めです。メモリ規格は旧世代のDDR4-2666 8GBとなっています。ストレージはSSD 256GB NVMeを搭載していて必要最低限に留まります。即納に対応しているので急ぎでパソコンが必要な方は必見です。

IdeaPad Slim 370i(Lenovo)

Lenovo IdeaPad Slim 370i価格:92,070円(税込) 91,149円(税込)
CPU:Core i3-1215U
GPU:Intel UHD Graphics
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載

公式

LenovoからもCore i3-1215Uを搭載したモデルがリリースされています。メモリ8GB、SSD 256GBと構成も必要十分です。当該モデルについてはマイクロソフトオフィス付きでビジネス用途でパソコンを探している方向けです。オフィス付きでこの価格ならお買い得だと思います。

Inspiron 14 2-in-1 Intel 【即納】スタンダード(Dell)

New Inspiron 14 2-in-1 Intel価格:150,001円(税込) 99,601円(税込)
CPU:Core i3-1215U
GPU:Intel Iris Xe Graphics
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:256GB NVMe
HDD:非搭載

公式

クーポン利用なら10万円を切る価格で購入できます。2-in-1のタッチディスプレイ対応モニターなのでタブレットとして使用することもできます。使い勝手は良いです。メモリ8GB、SSD 256GB NVMeという構成です。本体重量は約1.57kgと比較的軽いです。即納対応ですぐにパソコンが必要な方にもおすすめです。

STYLE-14FH120-i3-UCFX (パソコン工房)

STYLE-14FH057-i5-UXEX価格:126,800円(税込)
CPU:Core i3-1215U
GPU:Intel UHD Graphics
メモリ:DDR4-3200 8GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載

公式

パソコン工房からもCore i3-1215Uを搭載したモデルが販売されています。14.0インチモニターを搭載しています。本体重量が約0.94kgと1kgを切っているのが最大の特徴です。バッテリー駆動時間は約9.4時間となっています。持ち運びを最優先にしたモデルだと言えます。相場から見ると価格はやや高いですが、この軽さは魅力的でしょう。メモリ8GB、SSD 500GBと構成も平均的です。セールを待つのも良いと思います。

当記事のまとめ

管理人管理人

当記事では、Intel第十二世代のCore i3-1215Uの性能スペック&搭載BTOノートパソコンについて紹介しました。Core i3-1115G4の後継モデルです。スペックが2コア4スレッドから6コア8スレッドへと大幅に引き上げられました。性能的には50%近くも高くなっています。これまでCore i3シリーズでは対応しづらかった動画編集や画像編集などへの適性も向上しています。当然Core i5シリーズ以上に比べると快適性は劣るもののこれまでのモデルと比べると大きな差があります。搭載BTOノートパソコンも多くのBTOメーカーからリリースされています。Dellの「New Inspiron 15 3000 Intel 【即納】スタンダード」が税込85,690円と最安値です。上位モデルであるCore i5-1235U搭載モデルとじっくり吟味してください。コスパ的にはCore i5-1235U搭載モデルの方が優秀です。

売れ筋BTOパソコンをチェック

btoosusume

当サイトの人気記事一覧

あなたに合うBTOパソコンを探す

用途などでBTOパソコンを選ぶ

セール使用用途
sale

GWセール、年末セール等
business

ビジネス、動画編集等
即納サイズ・形状
haitasu

ドスパラの即納モデル等
webdesign

15.6インチノート、スリムタワー等

BTOパソコン特徴やショップを比較

価格ショップ
kakaku

5万円以下、5万円-10万円等
omise

ドスパラ、パソコン工房等
CPUグラフィックボード
cpu

Core i7-12700、Core i5-1240P等
gpu

RTX 3070、RTX 3060等