当記事では、サードウェーブが販売している「THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載モデル」のレビューをまとめています。2023年7月6日に発売された新しいビジネス向けノートパソコンです。シンプルなデザインで使用場所を選びません。シルバーのカラーが落ち着いた印象を与えてくれます。本体重量も約1.70kgと軽めで持ち運びにも適しています。
Intel第十三世代の省電力モデルであるCore i5-1335Uを搭載していて、ノートパソコンとして高いパフォーマンスを発揮します。Core i5-1235Uの後継モデルです。スペックが大きく変わったわけではないもののクロック周波数の引き上げなどで性能の底上げが行われました。同等の価格でより高性能なモデルを購入できるのは魅力的ですね。ビジネス用途なら必要十分な性能を有しています。バッテリー駆動時間も約8.5時間と外出時に使用することも容易です。
(+) 高性能なCore i5-1355Uを搭載している
(+) コストパフォーマンス良好の一台
(+) 豊富なインターフェースを持っている
(-) カスタマイズ費用がやや高め
(-) 光学ドライブを搭載できない
(-) キーボードにやや癖がある
目次
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載のスペック
ブランド | サードウェーブ |
製品名 | THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載モデル |
価格 | 106,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチFHD |
重量 | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.5時間 |
CPU | Core i5-1335U |
グラフィックボード | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | オプション |
カードリーダー | microSDカードリーダー (SDXC対応) |
光学ドライブ | × |
おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ |
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CPUにはIntel第十三世代の高コスパモデルのCore i5-1335Uを搭載しています。グラフィックスはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsです。メモリDDR4-3200 16GBです。別にメモリ8GB搭載モデルも販売されています。ストレージはSSD 500GB NVMeのシングルです。カスタマイズでHDDを追加できます。カードリーダーが標準搭載です。光学ドライブは搭載されていません。物理的に搭載できなくなっています。おすすめ度は★八つです。
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | ビジネス | WEB会議 | 動画編集 | RAW現像 | デイトレ |
◎ | ☆ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
ゲーム | ゲーム実況 | マンガ | デザイン | DTM | CAD | ゲーム開発 |
× | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載の性能
Core i5-1335U
PシリーズのCore i5-1240P(28W)と同等のパフォーマンスを期待できます。消費電力がおよそ半減しているにも関わらず同等のパフォーマンスを実現しているのは評価できます。上位モデルのCore i7-1355Uとの性能差は5%未満でそれほど大きいわけではありません。THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載のように本体を軽くしたモデルには最適です。動画編集やRAW現像にもある程度対応できるポテンシャルを持っています。
Intel Iris Xe Graphics
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THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載を選ぶ三つの理由
CPUに省電力モデルのCore i5-1335Uを搭載しているから
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載の魅力は、最新のIntel製CPUであるCore i5-1335Uを搭載していることです。CPUは世代を重ねるごとに一歩一歩確実に進化しています。一世代前のIntel第十二世代CPUから、二つのコアを搭載したハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて性能が飛躍しました。省電力性に特化したモデルでもハイブリッドコアアーキテクチャ採用の恩恵は大きく魅力が増しました。この革新的な技術のおかげで競合のAMD製CPUよりも有利になったと言えます。
Core i5-1335Uも前世代のCore i5-1235Uと同様に10コア12スレッドと高いスペックを誇ります。クロック周波数が引き上げられてその分だけ性能が伸びています。Core i5-1135G7やそれより以前のCore i5シリーズとは全く別物です。現在古いノートパソコンを所有していて、アプリケーションの使用などで重さを感じている方は買い替えを検討しても良いのではないかと思います。ノートパソコン本体自体も小さく性能も高くなっています。より快適なパソコンライフが実現すること間違いなしです。
コストパフォーマンスが高いから
当該モデルは非常にコストパフォーマンスの優れたノートパソコンの一つです。旧世代のCore i5-1240P搭載の「THIRDWAVE DX-A5」が104,980円で販売されているのに対して、+2,000円で最新のモデルが手に入るのは魅力的です。発売されてすぐでこれだけ価格が抑えられているのは驚くしかありません。海外メーカーと比べても遜色ない価格設定となっています。時間が経てば十万円を切ることも夢ではありません。夏休みに向けてBTOパソコンのセール・キャンペーン情報はチェックしておきたいですね。
豊富なインターフェースを持っているから
最新モデルということもあってインターフェースも充実しているのも選ぶ理由になります。USB 3.1 Type-C、USB 3.1 Type-A×2、HDMI 2.1、有線LANポートが搭載されています。全部で三基のUSB端子があればマウス・キーボード・スマホ充電と使い分けられます。USB 3.1 Type-Cについては、画像出力をサポートしていて利便性が高くなっています。
HDMI 2.1端子と合わせれば本体含めて三画面出力が実現します。ビジネスやクリエイティブ作業を効率的に行えます。PowerDelivery(PD)に非対応なのは残念です。最近のノートパソコンの中には有線LANポートが省略されているモデルもあるので、搭載されているだけで高ポイントです。
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THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載の弱み
カスタマイズ費用がやや高め
THIRDWAVE DX-R5は、カスタマイズ費用が高めなのデメリットです。これはTHIRDWAVE DX-R5だけの問題というよりもドスパラの弱みと言えるかもしれません。ドスパラを含めてBTOメーカーも商売なので利益を取るのは当たり前です。それでもAmazonなどでパーツを購入して増設すれば価格を押さえられるのも事実です。
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載のカスタマイズ費用としては、メモリ16GB→32GBで13,000円・SSD 500GB→SSD 1TBで5,000円・追加ストレージHDD 1TBで8,000円となります。Amazonで購入すればDDR4-3200メモリは16GB×2枚でも10,000円以下、1TBのHDDも6,000円前後です。SSDのカスタマイズについては妥当だと思います。少しでも予算を抑えたいと考えている方はご自身での増設も検討しましょう。
光学ドライブを搭載できない
当該モデルには物理的なスペースがなく内蔵型の光学ドライブを搭載できません。ここ数年の間にリリースされたノートパソコンの多くで光学ドライブが搭載できなくなっています。市場的に光学ドライブの必要性は薄れて来ているのでしょう。どうしても光学ドライブが必要な方は外付けのものを購入しておくと良いですね。複数のパソコンで使い回しができるので便利です。今はパソコンに搭載する時代ではなくなりました。どうしても内蔵タイプが良いなら国内大手BTOメーカーなどで購入する必要があります。
キーボードにやや癖がある
THIRDWAVE DX-R5で採用されているキーボードはデスクトップ向けのモデルとは異なります。キーボードはやや癖があるもののノートパソコン全体で見れば平均以上のクオリティだと思います。赤枠で囲った部分が他のキーよりも小さく押しづらいです。使用頻度が高いキーというわけではないので神経質になる必要はないかもしれません。ノートパソコンの場合はスペースの問題からキーの配置やサイズが変わることはよくあります。普段デスクトップパソコンを使用している方だと違和感を感じてしまうと思います。
サードウェーブの上位モデルと比較
ブランド | ドスパラ (サードウェーブ) | ドスパラ (サードウェーブ) |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載 | THIRDWAVE DX-R7 |
価格 | 106,980円(税込) | 129,980円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) |
納期 | 翌日出荷 | 翌日出荷 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.70kg | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.5時間 | 約8.4時間 |
CPU | Core i5-1335U | Core i7-1355U |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
競合モデルと比較
ブランド | ドスパラ (サードウェーブ) | Dell |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載 | Inspiron 15 ノートパソコン |
価格 | 106,980円(税込) | 107,089円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 価格に含む |
納期 | 最短翌日出荷 | 最短当日出荷 |
電話サポート | 24時間365日 | ・通常 9:00-21:00 ・プレミアム 24時間365日 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.70kg | 約1.94kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.5時間 | 非公開 |
CPU | Core i5-1335U | Core i5-1335U |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
SDカード | ◯ | ◯ |
Thunderbolt 4 | × (USB 3.2 Gen 1 Type-C) | × (USB 3.2 Gen 1 Type-C) |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
公式 | 公式 | 公式 |
サポート面は24時間365日の電話サポートを受けられるTHIRDWAVE DX-R5が上です。Inspiron 15 ノートパソコンは+10,494円~のプレミアムサポートプランに加入すれば24時間365日のサポートを受けられます。どちらのモデルも15.6インチFHDディスプレイを搭載しています。本体重量はTHIRDWAVE DX-R5の方が12%軽いです。CPU・GPUは共通です。Inspiron 15 ノートパソコンのメモリはDDR4-2666と少し落ちます。ストレージは共通です。
THIRDWAVE DX-R5はUSB 3.2 Gen1 Type-Cがモニター出力に対応していますが、Inspiron 15 ノートパソコンは非対応です。PowerDeliveryはいずれのモデルも非対応となっています。光学ドライブも搭載できません。Wi-Fi 6対応は同じですね。サポート面や本体重量など総合的に見ればTHIRDWAVE DX-R5がおすすめです。国内BTOメーカーが海外の大手メーカーと対等に戦えるのは素晴らしいですね。
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THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載のケースレビュー
正面
オーソドックスなノートパソコンです。シルバーを基調としたデザインで高級感があります。
天板
天板はシンプルです。ロゴも何もなくてすっきりとしています。周りにどこのブランドのモデルを使用しているのかを知られることはありません。
右側面
本体右側面にはmicro SDカードリーダー、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、セキュリティスロットが設けられています。USB 3.2 Gen2 Type-Cは、AltモードDP1.4対応となります。Power Deliveryには非対応です。
左側面
左側面には電源端子、有線LANポート、USB 3.2 Gen2 Type-A、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されています。
キーボード
ノートパソコンとしては平均以上のキーボードです。テンキー付きでビジネス用途にも使いやすいです。一部キーが小さくなっているのは仕方がないですね。
THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載の口コミまとめ
まだ発売されて間もない製品で十分な口コミがありませんでしたので、時期を見て改めて更新する予定です。
当記事のまとめ
当記事では、THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載モデルのレビュー&口コミについて紹介しました。2023年7月にサードウェーブ(ドスパラ)から発売された最新のノートパソコンです。15.6インチFHDディスプレイを搭載したオーソドックスな一台となっています。CPUにIntel第十三世代のCore i5-1335Uを搭載していて高いパフォーマンスを発揮します。省電力モデルながら10コア12スレッドとスペックが高く、動画編集や画像編集などのクリエイター作業にもある程度対応可能です。ビジネスモデルとして見れば必要十分です。
税込106,980円と価格が抑えられていてコストパフォーマンスが高くなっています。コスパの高いモデルを多く取り扱っているDell製モデルと比べても見劣りしません。国内BTOメーカーとしては圧倒的な地位を築いています。24時間365日の電話サポートなど国産ブランドならではの強みがあります。
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