当記事では、サードウェーブが販売している「THIRDWAVE DX-R7」のレビューをまとめています。2023年7月6日に発売された新しいビジネス向けノートパソコンです。同時期に発売された3つのラインナップの中で最上位のモデルとなります。価格は124,980円です。登場時よりも5,000円安くなりました。CPUにはIntel第十三世代のCore i7-1355Uを搭載しています。省電力モデルのトップモデルで高いパフォーマンスを発揮します。
性能と本体重量のバランスが良いです。バッテリー駆動時間も長めで使い勝手が良いです。コストパフォーマンス重視なら真ん中の「THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載モデル」がおすすめです。THIRDWAVE DX-R7よりも18,000円安く購入できます。CPUはワンランク下のCore i5-1335Uを搭載しています。性能差が大きいわけではないので用途次第では十分選択肢に入ると思います。
(+) 低消費電力型のCore i7-1355Uを搭載している
(+) メモリ16GB、SSD 500GBと平均以上の構成を持つ
(+) インターフェースが充実していて拡張性が高い
(+) シンプルなデザインを採用している
(-) カスタマイズをするとコスパが下がる
(-) 光学ドライブは搭載できない
(-) 一部のキーサイズが小さい
目次
THIRDWAVE DX-R7のスペック
ブランド | サードウェーブ |
製品名 | THIRDWAVE DX-R7 |
価格 | 124,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチFHD |
重量 | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.4時間 |
CPU | Core i7-1355U |
グラフィックボード | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | オプション |
カードリーダー | microSDカードリーダー (SDXC対応) |
光学ドライブ | × |
おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
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CPUにはIntel第十三世代のCore i7-1355Uを搭載しています。グラフィックスはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsです。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeとなります。HDDはオプションで追加可能です。カードリーダーは標準搭載です。光学ドライブは搭載不可となっています。おすすめ度は★七つです。5,000円安くなったことで評価を上げました。
THIRDWAVE DX-R7のおすすめ用途
デュアル | 動画視聴 | ビジネス | WEB会議 | 動画編集 | RAW現像 | デイトレ |
☆ | ☆ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
ゲーム | ゲーム実況 | マンガ | デザイン | DTM | CAD | ゲーム開発 |
× | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
THIRDWAVE DX-R7の性能
Core i7-1355U
ハイブリッドコアアーキテクチャ非採用のCore i7-1165G7よりも70%以上も処理性能が向上しています。一世代前のCore i7-1255Uよりも25%以上も性能が高いです。一方で、下位モデルのCore i5-1335Uとの性能差は5%未満と小さいです。Uシリーズではクロック周波数を引き上げてもそこまで恩恵がないようです。もちろん負荷の掛かり方次第ではその差が広がるはずです。競合のRyzen 7 7730Uよりも7%程度性能が低いです。
Intel Iris Xe Graphics
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THIRDWAVE DX-R7を選ぶ三つの理由
省電力シリーズのトップモデルを搭載しているから
THIRDWAVE DX-R7は、CPUに省電力モデルの最上位であるCore i7-1355Uを搭載しているのが強みです。10コア12スレッドとスペックが高く、モバイル向けモデルとしては十分なパフォーマンスを持っています。ビジネスから趣味まで幅広く対応できます。極端に負荷が高くなければ動画編集やRAW現像にも対応できるほどです。旧世代のCore i7-1255Uよりも25%以上性能が高いです。
旧世代の上位モデルであるCore i7-1260Pを上回ります。二世代前のハイパフォーマンスモデルであるCore i5-11400Hを上回る性能は圧巻です。消費電力が45W→15Wと1/3になっているにもかかわらず性能は10%以上高いです。それだけCPUも進化しているということです。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していないCore i7-1165G7より前のモデルからの買い替えなら性能差を体感しやすいと思います。古い世代のPシリーズやHシリーズを上回るのは圧巻です。
メモリ・ストレージと構成も平均以上だから
当該モデルは、構成面を見ても選びやすさがあります。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeという構成です。性能帯・価格帯を考えると必要十分だと思います。この構成ならカスタマイズをしなくても問題ないと思います。ここ最近の傾向としてはメモリ16GBが最低基準になっているように思います。特に10万円を超えるモデルだと一般的ですね。メモリ容量が多ければブラウジング・オフィスソフト・動画編集・画像編集・WEBデザインなどの用途が快適になります。
ストレージについても必要十分でしょう。Windows 11 OSでおよそ20GB消費しますので、残りは480GBとなります。これだけの容量があれば主要なアプリケーションをインストールしても余るほどです。どうしてもストレージ容量を増やしたいならフラッシュメモリ・外部ストレージ・Dropboxなどでカバーすればオッケーです。
インターフェースが充実していて実用性が高いから
充実のインターフェースも特徴の一つとなります。microSDカードリーダー、HDMI2.1、有線LANポート、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A×2を搭載しています。これだけ充実したI/Oを持つモデルは希少です。有線LANポート非搭載モデルも多くなってきているので、有線LANポート搭載は魅力的です。有線と無線の使い分けが容易に行なえます。
USB 3.2 Gen2 Type-Cは、Altモード DP1.4に対応していてモニター出力が可能です。HDMI2.1と組み合わせれば最大三画面でのPC作業が実現します。在宅ワークなどでも使い勝手が良いです。作業がはかどること間違いなしです。なお、USB 3.2 Gen2 Type-CはPowerDeliveryには非対応で充電はできません。
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THIRDWAVE DX-R7の弱み
カスタマイズをするとコスパが下がる
THIRDWAVE DX-R7についてはカスタマイズをすればするほどコストパフォーマンスが低くなるというデメリットがあります。もっともこれはTHIRDWAVE DX-R7だけの問題ではなく、ドスパラなどのBTOメーカー全般に言えることです。基本的にコストパフォーマンスがもっとも高くなるのは初期構成のまま購入することです。
メモリ16GB→32GBで+13,000円、SSD 500GB→1TBで+5,000円、HDD なし→1TBで+8,000円です。極端に割高というわけではありませんが、カスタマイズをすると評価は下がってしまいます。どうしてもカスタマイズする必要があるなら一つに絞るのが良いと思います。あるいは理想の構成を持つモデルを別に探す方がお得です。
物理的に光学ドライブを搭載できない
THIRDWAVE DX-R7は、本体内部に物理的なスペースがなく内蔵型の光学ドライブを追加できない仕様です。最近は光学ドライブを搭載していないノートパソコンが増えて来ました。光学ドライブを搭載するよりも本体をコンパクトにすることに重点が置かれているからでしょう。また、ネット環境の普及によってオンラインでのドライバーの入手が容易になったことも光学ドライブの必要性が薄れた理由の一つと言えるかもしれません。光学ドライブが必要なら外付けのタイプを用意しなければいけません。手元に一つあれば複数のデバイスで共有できるというメリットがあります。
キーボードのキーサイズが一部小さい
当該モデルのキーボードには癖がある点は理解しておく必要があります。これはスペースの限られたノートパソコンだから仕方がないところだと思います。テンキーが搭載されていてよりキーボードのスペースが狭くなっていますね。使用頻度が高いキーというわけではないので、ビジネスなどで使っていて不便さを感じることはないかもしれません。手が大きい方は注意してください。気になる方は別のキーボードを活用するのも一つの手です。
サードウェーブの下位モデルと比較
ブランド | ドスパラ (サードウェーブ) | ドスパラ (サードウェーブ) |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-R7 | THIRDWAVE DX-R5 16GBメモリ搭載 |
価格 | 124,980円(税込) | 106,980円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) |
納期 | 翌日出荷 | 翌日出荷 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重量 | 約1.70kg | 約1.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.4時間 | 約8.5時間 |
CPU | Core i7-1355U (10コア12スレッド) | Core i5-1335U (10コア12スレッド) |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
公式 | 公式 | 公式 |
Core i7-1355Uと同じ省電力モデルのミドルクラスという位置付けです。Core i5-1335Uも上位モデルのCore i7-1355Uと同じ10コア12スレッドというスペックを持っていて性能は高いです。性能差は5%前後です。価格差が15%程度あるためコストパフォーマンスはTHIRDWAVE DX-R5が上です。GPUはCPU内蔵グラフィックスのIntel Iris Xeグラフィックスを搭載しています。
メモリ・SSD容量などは共通です。Wi-Fi 6をサポートしている点や光学ドライブが非搭載な点も変わりありません。THIRDWAVE DX-R5にはメモリ8GB搭載の「THIRDWAVE DX-R5 8GBメモリ搭載モデル」もあります。16GBモデルよりも7,000円安いです。
競合モデルと比較
ブランド | ドスパラ (サードウェーブ) | Dell |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | THIRDWAVE DX-R7 | Inspiron 15 ノートパソコン |
価格 | 124,980円(税込) | 127,869円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 価格に含む |
納期 | 最短翌日出荷 | 最短当日出荷 |
電話サポート | 24時間365日 | ・通常 9:00-21:00 ・プレミアム 24時間365日 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz |
重量 | 約1.70kg | 約1.90kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.4時間 | 非公開 |
CPU | Core i7-1355U | Core i7-1355U |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
SDカード | ◯ | ◯ |
Thunderbolt 4 | × (USB 3.2 Gen 1 Type-C) | × (USB 3.2 Gen 1 Type-C) |
光学ドライブ | 搭載不可 | 搭載不可 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
公式 | 公式 | 公式 |
Inspiron 15 ノートパソコンはバッテリー駆動時間が非公開となっています。CPU・GPUは共通です。メモリはDDR4-3200規格を採用しているTHIRDWAVE DX-R7が上です。ストレージは共通です。両モデル共SDカードリーダーを搭載しています。USB 3.2 Gen1 Type-Cをサポートしています。ただし、Inspiron 15 ノートパソコンではモニター出力非対応です。光学ドライブは非搭載となります。Wi-Fi 6対応は当たり前になってきていますね。
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THIRDWAVE DX-R7のケースレビュー
正面
オーソドックスなノートパソコンです。シルバーを基調としたデザインで高級感があります。
天板
天板はシンプルです。ロゴも何もなくてすっきりとしています。周りにどこのブランドのモデルを使用しているのかを知られることはありません。
右側面
本体右側面にはmicro SDカードリーダー、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、セキュリティスロットが設けられています。USB 3.2 Gen2 Type-Cは、AltモードDP1.4対応となります。Power Deliveryには非対応です。
左側面
左側面には電源端子、有線LANポート、USB 3.2 Gen2 Type-A、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されています。
キーボード
ノートパソコンとしては平均以上のキーボードです。テンキー付きでビジネス用途にも使いやすいです。一部キーが小さくなっているのは仕方がないですね。
THIRDWAVE DX-R7口コミまとめ
現在口コミを収集中です。
当記事のまとめ
当記事では、THIRDWAVE DX-R7のレビュー&口コミについて紹介しました。2023年7月に発売された新しいモデルです。15.6インチFHDディスプレイを搭載しています。モニターが大きく作業効率も高いですね。CPUにIntel第十三世代のCore i7-1355Uを搭載しています。末尾Uシリーズは省電力モデルを意味します。Core i7-1355Uはその上位モデルで10コア12スレッドと高いスペックを持ち幅広い用途に対応できます。メモリ16GB・SSD 500GBと構成も充実しています。
インターフェースも充実していて実用性が高いです。microSDカードリーダー・有線LANポート搭載は魅力的です。また、USB 3.2 Gen2 Type-CはAlt DP1.4対応でモニター出力が可能です。HDMIと併用することで最大三画面出力が実現します。ビジネス用途にもおすすめです。カスタマイズをするとコストパフォーマンスが下がってしまうため初期構成のまま購入するのが良いと思います。光学ドライブが搭載できないこととキーボードにやや癖があるのがデメリットです。
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