BTOパソコンの処分方法まとめ【2023年】

管理人

当記事では、BTOパソコンの処分方法について解説しています。故障や買い替えなどでパソコンを処分したいと考えている方向けのコンテンツです。すでにご存知かもしれませんが、パソコンは一般の家庭ごみとして処分することはできません。パソコンの処理方法については、一般的に知られていないため意外と悩みの種になりがちです。

改正リサイクル法によってメーカーによるパソコンの回収及びリサイクルが義務付けられました。基本的にはBTOメーカーに処分してもらうことになります。手軽に処分したいという方はその他にも方法がありますのでまとめて紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

まずはパソコンの処分を行う上で知っておくべき改正リサイクル法について詳しく解説していきます。難しい内容ではありませんのでざっと目を通してくださいね。

改正リサイクル法とは？

パソコンは資源有効利用促進法により、メーカーによる回収・リサイクルが義務づけられています。使用済みパソコンは排出者により「事業系パソコン」と「家庭系パソコン」とに分けられ、事業系パソコンについては平成13年4月から、家庭系パソコンについては平成15年10月から法律に基づいた回収・リサイクルが行われています。

参考記事：http://www.meti.go.jp/（経済産業省HP）

改正リサイクル法の正式名称は「再生資源の利用の促進に関する法律」です。この法律によってパソコンを販売しているメーカーの回収及びリサイクルが義務となっています。資源を有効活用するためにパソコンを通常のゴミのように廃棄することはできなくなっています。

デスクトップパソコン・パソコン用ディスプレイ（有機ELディスプレイは除く）、ノートブックパソコンが対象です。タブレット端末は対象外です。2003（平成15）年10月以降に販売された製品は無料で回収されます。この法律に則った処分方法を知る必要があります。もしわからなければBTOメーカーに問い合わせてみると良いですね。パソコンの性分方法について見ていきましょう。

BTOメーカーにパソコンの処分を依頼する

BTOメーカーに依頼して処分をしてもらうのが最もオーソドックスな方法です。一連の流れをまとめていますので、参考にしてくださいね。特に理由がない場合はこの方法を利用すると良いでしょう。

なお、費用についてはPCにリサイクルマークがあるかどうかで変わります。リサイクルマークがある場合は無料となりますが、ない場合は3,000円程度の費用が掛かります。

依頼の流れ

BTOメーカーにリサイクルの申し込みを行う
発送するための伝票を受け取る
パソコンを梱包する
パソコンをBTOメーカーに発送する
リサイクル完了となる

リサイクルマークがないパソコンの場合は申込み後リサイクル料金を支払う必要があります。振り込みあるいは払込用紙での支払いとなります。

各BTOメーカーの問い合わせ先

BTOメーカーに対応してもらえない場合

該当のショップがない場合や自作したパソコンの場合などは「一般社団法人パソコン3R推進協会」からパソコンの回収申し込みをすることができます。

費用は税込4,400円～となっています。メーカーへの依頼より少し高くなっています。下記サイトから該当のメーカーがあるかどうか確認しましょう。

参照外部サイト：http://www.pc3r.jp/（一般社団法人パソコン3R推進協会）

手軽さが魅力のBTOパソコンの処分方法一覧

パソコン回収業者を利用する

画像引用元：https://www.renet.jp/

便利さ：★★★★★
費用　：無料
業者　：リネットジャパン、ライズマーク

パソコン回収業者を利用するのが最も手軽です。古いパソコンでも故障したパソコンでも回収対象です。費用もかからないことがほとんどです。申し込み方法は簡単です。回収依頼をして、運送業者にパソコンを渡すだけです。緊急で処分したいという方必見です。

もちろんリネットジャパンやライズマークは国から認定を受けているので安心です。中には許可を得ていない悪徳業者もいるので注意が必要です。街中の巡回・チラシ・空き地回収などをしている業者は怪しいです。

大手家電量販店に処分してもらう

画像引用元：https://www.biccamera.com/

便利さ：★★★★☆
費用　：1,958円～
業者　：ビックカメラ

大手家電量販店でもパソコンの処分をしてもらえます。宅急便でも持ち込みでも対応可能です。近くにお店がある方であれば利用しやすいでしょう。利用券を購入して回収日時などの手続きを行うだけです。後はお客様ご自身で用意した箱に詰めるだけです。どれだけ詰めても料金が変わらないのは魅力的です。佐川急便が回収に来てくれるので渡すだけでOKです。

パソコンを分解してパーツごとに処分する

便利さ：★★☆☆☆
費用　：指定のゴミ袋料金（自治体による）

パソコンを分解して不燃ごみとして家庭のゴミで廃棄することができます。パーツ単位であればリサイクル法の対象外です。電源ユニット、HDD、マザーボード、CPU、グラフィックボードなどばらばらにすれば廃棄しやすいですね。ただ、多少手間になってしまうのでてっとり早くしたいのであれば業者に依頼する方が良いでしょう。

金銭的にメリットのあるBTOパソコンの処分方法一覧

大手家電量販店や専門業者に買い取りしてもらう

画像引用元：https://www.biccamera.co.jp/

便利さ：★★★★☆
費用　：数千円～数万円で買い取りしてもらえることがある
業者　：ヨドバシカメラ、ドスパラ

ヨドバシカメラなどで買い取りをしてもらうことができます。ドスパラ・パソコン工房などでも買い取り強化中です。メーカーのモデルなら多少価格が付きやすいのではないかと思います。店頭持ち込みあるいは発送などでの対応となります。店舗に来店する必要がなく気軽にできるのでおすすめの方法の一つです。

買い替え時にBTOメーカーに下取りをしてもらう

画像引用元：https://www.dospara.co.jp/

便利さ：★★★★★
費用　：1,000円程度で下取りをしてもらえる
業者　：ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房

BTOパソコンの購入を考えている方は購入時に下取りを依頼することができます。程度に関係なく基本的には1,000円の割引を受けられます。パソコン受取時に返送するだけなので、利便性は高いです。直近でパソコンを購入する予定のある方は必見です。

ヤフオクなどで売却する

画像引用元：https://auctions.yahoo.co.jp/

便利さ：★★★☆☆
費用　：最も高額で売却できる可能性がある
業者　：ヤフオク、メルカリ

できる限り高く売りたいという方におすすめです。写真を取ったり、文章を作成したりと多少の手間は掛かりますが、高く売りやすい方法です。時間に余裕がある方やヤフオクに慣れている方におすすめです。キレイな写真と丁寧な文章があれば売りやすいでしょう。パソコンに関する知識がないと少しハードルは上がります。

BTOパソコンを処分する際の注意点

廃棄処分をする際の注意点をまとめておきます。パソコンは初期化して、HDDについてもデータを完全に削除しておくとよいですね。

パソコンを初期化しておく

パソコンの初期化とは購入時の状態に戻すこと（OSの再インストール）です。Windows 10であれば「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」から行うことができます。初期化をすることで自身でインストールしたソフトウェアなどを綺麗に削除することが可能です。当然必要なデータがある場合は事前にバックアップを取っておきましょう。

HDDのデータを完全に削除しておく

次にHDDやSSDのデータを完全に削除します。USBに移したり、ごみ箱に入れたぐらいでは復元ソフトで元に戻すことができる可能性があります。そのためデータを完全に削除しておくことを推奨します。専用のツールを使うと簡単に行えます。

物理的に破壊するのも効果的です。また、回収業者を使用すれば無料でデータ削除も同時に行ってくれます。ただし、無料のサービスを提供している業者の場合はデータ証拠証明書を発行してもらえないことがあるので、場合によって有料のサービスを活用するのもよいですね。

当記事のまとめ

管理人

当記事では、BTOパソコンの処分方法についてまとめました。処分方法として一般的なのはPCメーカーに回収依頼をすることです。基本的には無料で回収してくれますので利便性が高いです。その他にもパソコン回収業者に依頼したり、家電量販店に依頼したり、ヤフオクで売却したりと様々な方法があります。

あなたの環境に合わせて最適な方法を選んでくださいね。また、廃棄する際にはパソコンの初期化やHDDのデータ削除も考える必要があります。OSの再インストールをすれば簡単に初期化が行なえます。パソコンには多くの個人情報が含まれていることを忘れてはいけません。

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